2014年07月28日
書き物のお仕事紹介
週末は諸々の原稿書き上げ作業に勤しみました。
最近のお仕事は

<月間 J2マガジン 8月号>
でV・VAREN長崎の原稿を担当しています。
「MIPインタビュー」で古部君、「選手に聞いてみた」で佐藤由紀彦君、前田悠佑君が掲載されてます。
長崎のページ以外に「この娘に逢いたい」でクラブ公式応援リポーターの坂本麻衣さんの記事も担当してます。
あと、諫早市とV・VAREN長崎両方の観戦ガイドを一つにした冊子<あぴっ>でライターを担当しています。


執筆にあたって諫早市の歴史や風土史を調べたのですが、知らない事も多く非常に勉強になりました。
冊子では他にも地元在住のサポーターが自信を持ってお勧めする諫早のグルメや逸品など掲載されています。
「あぴっ」はJ2第22節のホームゲーム「vs.松本山雅」戦のスタジアムで無料配布しています。
掲載店舗や駅、バスターミナル、県外にも設置したりしてますので、目に止まったら是非どうぞ。
来年の3月までにあと3号発行予定です。ちなみに次号は9月14日に発行予定です。
それから、もう3年目か4年目になりますがV・VARENのオフィシャルマッチデイでも担当しています。


「J2マガジン」と「V・VAREN長崎オフィシャルマッチデイプログラム」はちょうど昨日、次号の原稿を仕上げました。
「あぴっ」は明日、第2号の編集会議です。
そして、完全に趣味でやっている「ナガサカ! 」は


この第9号の次・・第10号がアビスパ戦で出る予定です。
・・・っと、「あなたのブログは写真が全然無くて華やかさが無い」と知り合いに言われて
地味に気にしているので、(写真の多いネタは何だろう?)と考えた結果、思いついて
写真だらけにしてみました。
華やかにな~れ!
最近のお仕事は

<月間 J2マガジン 8月号>
でV・VAREN長崎の原稿を担当しています。
「MIPインタビュー」で古部君、「選手に聞いてみた」で佐藤由紀彦君、前田悠佑君が掲載されてます。
長崎のページ以外に「この娘に逢いたい」でクラブ公式応援リポーターの坂本麻衣さんの記事も担当してます。
あと、諫早市とV・VAREN長崎両方の観戦ガイドを一つにした冊子<あぴっ>でライターを担当しています。


執筆にあたって諫早市の歴史や風土史を調べたのですが、知らない事も多く非常に勉強になりました。
冊子では他にも地元在住のサポーターが自信を持ってお勧めする諫早のグルメや逸品など掲載されています。
「あぴっ」はJ2第22節のホームゲーム「vs.松本山雅」戦のスタジアムで無料配布しています。
掲載店舗や駅、バスターミナル、県外にも設置したりしてますので、目に止まったら是非どうぞ。
来年の3月までにあと3号発行予定です。ちなみに次号は9月14日に発行予定です。
それから、もう3年目か4年目になりますがV・VARENのオフィシャルマッチデイでも担当しています。


「J2マガジン」と「V・VAREN長崎オフィシャルマッチデイプログラム」はちょうど昨日、次号の原稿を仕上げました。
「あぴっ」は明日、第2号の編集会議です。
そして、完全に趣味でやっている「ナガサカ! 」は


この第9号の次・・第10号がアビスパ戦で出る予定です。
・・・っと、「あなたのブログは写真が全然無くて華やかさが無い」と知り合いに言われて
地味に気にしているので、(写真の多いネタは何だろう?)と考えた結果、思いついて
写真だらけにしてみました。
華やかにな~れ!
2014年07月24日
長崎市戸石に建設中のV・V長崎専用練習場の話題(下)
戸石練習場の予定地はこちら。
土地は十八銀行の所有であり、Ⅴ・VAREN長崎が定期借地(期間を定めて借り受ける)する。
戸石グラウンドを含めたタイムスケジュールは図にするとこう。

黒がまだ未建設、紫が現状のまま、赤が使用不可、黄色が建設中。青が使用中。緑が未定。
戸石グラウンドの使用が2016年春先から未定であることから、現時点での借地期間がそこまでと思われる。
本グラウンドは行政の事業などではない。
クラブは芝、土壌整備などの費用だけで6,000万~8,000万円を要する。
V・VARENにとって非常に大きい額だが、現在、各関係先の協力を得て予算削減を必死に交渉中と聞く。
例えば・・練習ピッチに看板を設置したり、地域振興事業の一環として理解を求めて工費軽減をお願いする等だ。
他にも芝生化に際しては施工簡便化・省略化に優れたビッグロールという工法を使うのであるが、
戸石グラウンドを2016年春以降に継続しない場合は、この芝生を多良見の練習場に売却・移設する事で、
多良見の整備費と戸石グラウンド整備負担の軽減を図る・・という事まで検討している。
しかし、クラブは戸石のグラウンドを”つなぎ”と考えている訳ではない。
一番の理想は継続して利用できることだと考えている。
「多良見にも整備される」などの声があるだろうが、戸石のグラウンドには他にはない圧倒的な強みがある。
それは、土地は十八銀行からの定期借地ではあるものの・・クラブ自前の施設・・所有である点だ。
原則的に日本の運動公園内(県総や柿泊など)は全て”公園法”という法律によって使用制限がある。
公園法とは、全ての人が公平、平等に公園施設を利用するように規定した法律のこと。
例えば・・スタジアムにおける売店、仕切りの位置から、駐車場などがこの公園法の為に自由に出来ない。
また、公園法は公園内でのビジネスに非常に厳しく、
練習場などでグッズを売るのにも交渉が必要で、使用料が跳ね上がったりもする。
ところが・・自前の練習場はこの公園法のくくりに引っかからない。
グッズを売ろうが、売店を作ろうが、自販機を設置しようがOKなんである。
無論、自前の練習場なので使用時間の制限も無くなる。
練習は、チーム状態に合わせて練習内容や練習時間を調整するのだが、
現在は自前でない上に使用時間も限られている為に練習スケジュールや内容を優先できないことも多い。
また、練習場の確定が遅く、チームスケジュールが流動的で、地域活動に参加出来ないデメリットも存在する。
戸石の練習場はこれを綺麗に解決出来るんである。
それ以外にも
・多良見のグランドと戸石のローテーションで練習する事で芝の養生がしやすい・・。
・現在、土のグランドで(時にはソフトボールで使用中のグランドを半分間借りして)練習している
アカデミーの子に思い切った練習をさせる事が出来るようになる。
・クラブ主催イベントの会場としても使用できる。
などメリットはきりがない。
ちなみにクラブ配布の資料には戸石にクラブハウスの併設も検討中と記載されている。
Jリーグではクラブハウスは「フロント業務を行う事務局とフィジカルトレーニング設備を兼ね備えている」
と規定されているので、もしかして、フロント業務の戸石移転もあるのかと思い、会見で質問したが
イメージとしてクラブハウスと明記しただけで、多良見の事務局から移転するつもりはないとの事である。

クラブ初の専用練習場完成まで・・あと2ヶ月弱。とても楽しみだ。
土地は十八銀行の所有であり、Ⅴ・VAREN長崎が定期借地(期間を定めて借り受ける)する。
戸石グラウンドを含めたタイムスケジュールは図にするとこう。

黒がまだ未建設、紫が現状のまま、赤が使用不可、黄色が建設中。青が使用中。緑が未定。
戸石グラウンドの使用が2016年春先から未定であることから、現時点での借地期間がそこまでと思われる。
本グラウンドは行政の事業などではない。
クラブは芝、土壌整備などの費用だけで6,000万~8,000万円を要する。
V・VARENにとって非常に大きい額だが、現在、各関係先の協力を得て予算削減を必死に交渉中と聞く。
例えば・・練習ピッチに看板を設置したり、地域振興事業の一環として理解を求めて工費軽減をお願いする等だ。
他にも芝生化に際しては施工簡便化・省略化に優れたビッグロールという工法を使うのであるが、
戸石グラウンドを2016年春以降に継続しない場合は、この芝生を多良見の練習場に売却・移設する事で、
多良見の整備費と戸石グラウンド整備負担の軽減を図る・・という事まで検討している。
しかし、クラブは戸石のグラウンドを”つなぎ”と考えている訳ではない。
一番の理想は継続して利用できることだと考えている。
「多良見にも整備される」などの声があるだろうが、戸石のグラウンドには他にはない圧倒的な強みがある。
それは、土地は十八銀行からの定期借地ではあるものの・・クラブ自前の施設・・所有である点だ。
原則的に日本の運動公園内(県総や柿泊など)は全て”公園法”という法律によって使用制限がある。
公園法とは、全ての人が公平、平等に公園施設を利用するように規定した法律のこと。
例えば・・スタジアムにおける売店、仕切りの位置から、駐車場などがこの公園法の為に自由に出来ない。
また、公園法は公園内でのビジネスに非常に厳しく、
練習場などでグッズを売るのにも交渉が必要で、使用料が跳ね上がったりもする。
ところが・・自前の練習場はこの公園法のくくりに引っかからない。
グッズを売ろうが、売店を作ろうが、自販機を設置しようがOKなんである。
無論、自前の練習場なので使用時間の制限も無くなる。
練習は、チーム状態に合わせて練習内容や練習時間を調整するのだが、
現在は自前でない上に使用時間も限られている為に練習スケジュールや内容を優先できないことも多い。
また、練習場の確定が遅く、チームスケジュールが流動的で、地域活動に参加出来ないデメリットも存在する。
戸石の練習場はこれを綺麗に解決出来るんである。
それ以外にも
・多良見のグランドと戸石のローテーションで練習する事で芝の養生がしやすい・・。
・現在、土のグランドで(時にはソフトボールで使用中のグランドを半分間借りして)練習している
アカデミーの子に思い切った練習をさせる事が出来るようになる。
・クラブ主催イベントの会場としても使用できる。
などメリットはきりがない。
ちなみにクラブ配布の資料には戸石にクラブハウスの併設も検討中と記載されている。
Jリーグではクラブハウスは「フロント業務を行う事務局とフィジカルトレーニング設備を兼ね備えている」
と規定されているので、もしかして、フロント業務の戸石移転もあるのかと思い、会見で質問したが
イメージとしてクラブハウスと明記しただけで、多良見の事務局から移転するつもりはないとの事である。

クラブ初の専用練習場完成まで・・あと2ヶ月弱。とても楽しみだ。
2014年07月23日
長崎市戸石に建設中のV・V長崎専用練習場の話題(上)
7月のクラブ定例会見で長崎市の戸石地区に「戸石グラウンド(仮称)を整備中」との発表が行われた。
練習場問題に苦しんできたクラブにとって初の専用練習場で非常に喜ばしいことなのだが、
諫早市の多良見にも練習場を整備予定であり、両施設の関連性やら状況が判らないという声を聞く。
なので、その辺を少し書いてみようと思う。
まず、今回の戸石グラウンド発表前の状態を整理すると、
1:練習場が足りない。特に長崎国体前の9月からは日々の練習場にも事欠く状態。
2:諫早市が多良見に天然芝1面、人口芝1面の練習場を整備予定だが、建設は長崎国体終了後。
と大きな問題点はこの2つ。
1に関しては「島原に遊学と百花台とフットボールセンターなど沢山ある」
という意見もあるだろうが、定例会見でクラブスタッフが語った通り、
シーズン中にハードな練習を終えた選手に長距離運転をさせる危険性やコンディション調整の難しさがある。
また、長崎の練習場問題は他クラブや選手にも知られており、加入や補強のデメリットにもなっている。
何より1の最も怖い点は、今年の9月、10月と・・現在の練習場が殆ど使用不可となる点だ。
長崎県内ほぼ全ての施設が国体の為にフル稼働となる。
少し前まで「この時期は隣の佐賀県で練習しなければならない・・」という話も本気で挙がっていた。
2については着工が国体後。完成は2016年の3月であり国体期間の練習場不足解消にはならない。
しかも天然芝のグラウンドは芝生の質を保つために養生期間が必要で1面だけではプロの練習には足りない。
人口芝の場合は天然芝に比べて身体への負担があり、特にシーズン中は補助的な使用時以外は避けたい。
多良見の練習場が整備されれば諸問題が充分に解決する訳ではないのだ。
現状の練習環境と多良見に建設予定の練習場整備タイムスケジュールと状態を簡単な図にするとこう。

黒がまだ未建設、紫が現状のまま、赤が使用不可、黄色が建設中。
これでも長崎県、諫早市などの行政や各施設管理団体、他スポーツ団体、他チームが
V・VAREN長崎の練習や公式戦へ最大限に協力・尽力してくれている賜物で、
これ以上を求めるのは本当に申し訳ない・・限界に近い状態であることは理解してほしい。
また、2に関しても行政の予算や施策は全て関係各所と調整して作られた計画があり、
Ⅴ・VAREN側の都合で前倒ししたり、変えたりすることは難しい。
何より多良見に建設予定の練習場も細かい部分まで完全に確定している訳でなく未知の部分も多い。
現状のV・VAREN長崎の練習環境は、多くの関係先が出来うる中で最大の協力をしてもらってもまだ厳しく、
そんな非常に厳しい状態を打開するべくクラブとして打てる手を全て打った結果が戸石グラウンドなのだ。
戸石地区にある十八銀行所有のグラウンドに練習場を整備して練習場問題を少しでも好転させる為のもので、
同時に、上記1・2の問題を殆ど唯一解決出来る方法でもある。

(明日の下へつづく)
練習場問題に苦しんできたクラブにとって初の専用練習場で非常に喜ばしいことなのだが、
諫早市の多良見にも練習場を整備予定であり、両施設の関連性やら状況が判らないという声を聞く。
なので、その辺を少し書いてみようと思う。
まず、今回の戸石グラウンド発表前の状態を整理すると、
1:練習場が足りない。特に長崎国体前の9月からは日々の練習場にも事欠く状態。
2:諫早市が多良見に天然芝1面、人口芝1面の練習場を整備予定だが、建設は長崎国体終了後。
と大きな問題点はこの2つ。
1に関しては「島原に遊学と百花台とフットボールセンターなど沢山ある」
という意見もあるだろうが、定例会見でクラブスタッフが語った通り、
シーズン中にハードな練習を終えた選手に長距離運転をさせる危険性やコンディション調整の難しさがある。
また、長崎の練習場問題は他クラブや選手にも知られており、加入や補強のデメリットにもなっている。
何より1の最も怖い点は、今年の9月、10月と・・現在の練習場が殆ど使用不可となる点だ。
長崎県内ほぼ全ての施設が国体の為にフル稼働となる。
少し前まで「この時期は隣の佐賀県で練習しなければならない・・」という話も本気で挙がっていた。
2については着工が国体後。完成は2016年の3月であり国体期間の練習場不足解消にはならない。
しかも天然芝のグラウンドは芝生の質を保つために養生期間が必要で1面だけではプロの練習には足りない。
人口芝の場合は天然芝に比べて身体への負担があり、特にシーズン中は補助的な使用時以外は避けたい。
多良見の練習場が整備されれば諸問題が充分に解決する訳ではないのだ。
現状の練習環境と多良見に建設予定の練習場整備タイムスケジュールと状態を簡単な図にするとこう。

黒がまだ未建設、紫が現状のまま、赤が使用不可、黄色が建設中。
これでも長崎県、諫早市などの行政や各施設管理団体、他スポーツ団体、他チームが
V・VAREN長崎の練習や公式戦へ最大限に協力・尽力してくれている賜物で、
これ以上を求めるのは本当に申し訳ない・・限界に近い状態であることは理解してほしい。
また、2に関しても行政の予算や施策は全て関係各所と調整して作られた計画があり、
Ⅴ・VAREN側の都合で前倒ししたり、変えたりすることは難しい。
何より多良見に建設予定の練習場も細かい部分まで完全に確定している訳でなく未知の部分も多い。
現状のV・VAREN長崎の練習環境は、多くの関係先が出来うる中で最大の協力をしてもらってもまだ厳しく、
そんな非常に厳しい状態を打開するべくクラブとして打てる手を全て打った結果が戸石グラウンドなのだ。
戸石地区にある十八銀行所有のグラウンドに練習場を整備して練習場問題を少しでも好転させる為のもので、
同時に、上記1・2の問題を殆ど唯一解決出来る方法でもある。

(明日の下へつづく)
2014年07月21日
2014年J2第22節 長崎vs.松本のこと
互角の試合展開の末に最後は押し切られてしまった。
日曜のJ2第22節「V・VAREN長崎vs.松本山雅FC」はそんな試合と言えるだろう。
松本は21節を終えて3位につけるだけあってなるほど強かった。
攻守にソツはないし、選手の姿勢からも自信を感じる事が出来る。
反町監督が3年がかりで作ってきただけの事はあると思う。
その3年かけてチームを作った差が最後に押し切られる差だったのだろう。
お世辞でも、負け惜しみでもなく本当にそう思う。

この試合で長崎は新加入のイ・ヨンジェ君を先発に起用した。
試合後に反町監督が「このまま(松本に)連れていきたい」と冗談で語ったように
彼の動きはポテンシャルを感じさせ、合流1週間とは思えないプレイを見せた。
また、この日はサイドに野田君でなく天皇杯に続いて古部君を起用。
クロス精度では野田君に落ちるが縦のスピードに秀でる古部君を起用するあたりに
相手DF・・サイドの裏を狙っていく意図が感じられる。
立ち上がりはやや松本がボールを持つものの、
激しく早いプレスで長崎がペースを掴み、松本に決定的シーンをほとんど作らせない。
前半は長崎に分のある展開となる。だが、松本も一方的に押し込まれることなく、
両チームが共に攻守の切り替えを早くしたガツガツとした展開で0-0のまま45分を終了。
後半、暑さのためかやや動きが落ちて布陣が僅かに間延びし出した長崎のスペースを
松本は船山、岩上らが個人技でガンガンについてくる。
それでも共に激しい球際の攻防を見せていたが・・
73分にリ・スタートから相手につながれ最後は多々良にヘディングを合わせられ失点。
苦しい時にリスタートで得点するのは松本の強みで・・それをさせてしまった。
1点を奪いにいく長崎が前がかりとなった裏を突かれ80分に追加点を奪われる。
この後は、長崎が猛攻をかけるも・・攻めがやや雑で得点ならず・・0-2で試合終了。
70分まで互角の攻防を行いながら・・残り20分で押し切られる・・
その20分がJに参入して3年目の松本と2年目の長崎にある現時点での差なのだろう。
3連敗であることや、0-2の敗戦は確かに厳しい。
だが、ヨンジェ君の入った攻撃は新しい可能性を感じさせたし、
0-2になってもピッチで試合を諦めた者はいなかった。
勝てなければ色々言われるのは当然だ。
だが、プロスポーツである以上、勝敗は兵家の常であり、
漫画のように常に強敵を破って勝つ事は不可能だ。
いや、漫画ですら良い戦いをした挙句に敗れるストーリーもある。
では、批判が出る、不満が出るとすれば、それはストーリー・・試合内容等がつまらないかどうかだろう。
今のフットボールをつまらないと思うか良いと思うかは人それぞれだ。
だが、個人的に本当に内容が悪いとも、改善の見込みがないとも思わない。
無論、試合はすぐにやってくる。その内に勝てるから待って・・なんてことは言えない。
今はただ、目の前の試合に向けて問答無用で備えていくしかない。
それを繰り返して、この日の20分の差を縮めていく・・それがクラブの歴史となるのだから。
日曜のJ2第22節「V・VAREN長崎vs.松本山雅FC」はそんな試合と言えるだろう。
松本は21節を終えて3位につけるだけあってなるほど強かった。
攻守にソツはないし、選手の姿勢からも自信を感じる事が出来る。
反町監督が3年がかりで作ってきただけの事はあると思う。
その3年かけてチームを作った差が最後に押し切られる差だったのだろう。
お世辞でも、負け惜しみでもなく本当にそう思う。

この試合で長崎は新加入のイ・ヨンジェ君を先発に起用した。
試合後に反町監督が「このまま(松本に)連れていきたい」と冗談で語ったように
彼の動きはポテンシャルを感じさせ、合流1週間とは思えないプレイを見せた。
また、この日はサイドに野田君でなく天皇杯に続いて古部君を起用。
クロス精度では野田君に落ちるが縦のスピードに秀でる古部君を起用するあたりに
相手DF・・サイドの裏を狙っていく意図が感じられる。
立ち上がりはやや松本がボールを持つものの、
激しく早いプレスで長崎がペースを掴み、松本に決定的シーンをほとんど作らせない。
前半は長崎に分のある展開となる。だが、松本も一方的に押し込まれることなく、
両チームが共に攻守の切り替えを早くしたガツガツとした展開で0-0のまま45分を終了。
後半、暑さのためかやや動きが落ちて布陣が僅かに間延びし出した長崎のスペースを
松本は船山、岩上らが個人技でガンガンについてくる。
それでも共に激しい球際の攻防を見せていたが・・
73分にリ・スタートから相手につながれ最後は多々良にヘディングを合わせられ失点。
苦しい時にリスタートで得点するのは松本の強みで・・それをさせてしまった。
1点を奪いにいく長崎が前がかりとなった裏を突かれ80分に追加点を奪われる。
この後は、長崎が猛攻をかけるも・・攻めがやや雑で得点ならず・・0-2で試合終了。
70分まで互角の攻防を行いながら・・残り20分で押し切られる・・
その20分がJに参入して3年目の松本と2年目の長崎にある現時点での差なのだろう。
3連敗であることや、0-2の敗戦は確かに厳しい。
だが、ヨンジェ君の入った攻撃は新しい可能性を感じさせたし、
0-2になってもピッチで試合を諦めた者はいなかった。
勝てなければ色々言われるのは当然だ。
だが、プロスポーツである以上、勝敗は兵家の常であり、
漫画のように常に強敵を破って勝つ事は不可能だ。
いや、漫画ですら良い戦いをした挙句に敗れるストーリーもある。
では、批判が出る、不満が出るとすれば、それはストーリー・・試合内容等がつまらないかどうかだろう。
今のフットボールをつまらないと思うか良いと思うかは人それぞれだ。
だが、個人的に本当に内容が悪いとも、改善の見込みがないとも思わない。
無論、試合はすぐにやってくる。その内に勝てるから待って・・なんてことは言えない。
今はただ、目の前の試合に向けて問答無用で備えていくしかない。
それを繰り返して、この日の20分の差を縮めていく・・それがクラブの歴史となるのだから。
2014年07月18日
松本戦で「あぴっ」がでますよ。
7月20日の「J2第22節 V・VAREN長崎vs.松本山雅」
(長崎県総合運動公園陸上競技場 18時キックオフ)
の会場でV・VAREN長崎と諫早のタウン情報を一つにした情報誌
「あぴっ」の01号を発行・無料配布します。
チームやサポーター、アフターバーなどV・VARENとそれを取り巻く情報や
諌早市のイベントや地元人が進めるお勧めグルメ・逸品情報やタウンマップを掲載した24ページの冊子です。
スタジアム以外でも掲載店舗や駅、ターミナルなどに設置されます。

表紙の”うないさん”の目をよ~く見ると・・??
そこにいる子のプチインタビューとか練習場の紹介とかもあります。
諫早地方の方言で冷たい水をかけられたりした時にいう言葉「あっぴ」「あぴっ」という方言と
「V・VAREN長崎」と「諫早」を”あそぶ”、”ピックアップ”するという意味で「あぴっ」となりました。
良かったらどぞ。
来年の3月までにあと3号出ます。
(長崎県総合運動公園陸上競技場 18時キックオフ)
の会場でV・VAREN長崎と諫早のタウン情報を一つにした情報誌
「あぴっ」の01号を発行・無料配布します。
チームやサポーター、アフターバーなどV・VARENとそれを取り巻く情報や
諌早市のイベントや地元人が進めるお勧めグルメ・逸品情報やタウンマップを掲載した24ページの冊子です。
スタジアム以外でも掲載店舗や駅、ターミナルなどに設置されます。

表紙の”うないさん”の目をよ~く見ると・・??
そこにいる子のプチインタビューとか練習場の紹介とかもあります。
諫早地方の方言で冷たい水をかけられたりした時にいう言葉「あっぴ」「あぴっ」という方言と
「V・VAREN長崎」と「諫早」を”あそぶ”、”ピックアップ”するという意味で「あぴっ」となりました。
良かったらどぞ。
来年の3月までにあと3号出ます。
2014年07月15日
ワールドカップ的世界1の選手を考えてみた
過ぎたるは及ばざるが如し・・と言う。
中学時代のバレンタインデーに(チョコを貰い易いように)と単独行動をとっていたら
クラス全員が貰った義理チョコさえ貰えなかったり、
高校時代に女子高の前を通るときは妙に姿勢を良くして、
さも何か計算しているフリをしながら激しく視線を気にしていた結果、単なる不審者のように見られたりと
何をやるにつけても入れ込み過ぎる僕にとって胸に刻みつけたい言葉だ。
思えばV・VARENの応援でも
JFL昇格が不可能となったシーズンの最終戦で「来季への開幕戦」という横断幕を出そうと思った際に
もっと先へ→「優勝おめでとう」→更に先へ!→「Jリーグ昇格おめでとう」→もっと高く・・
と意識を前のめりにした挙句「クラブ創設2億年、おめでとう」と横断幕に書こうとしたり、
V・VARENがJFL昇格を達成した時にクラブへの感謝を示そうと考えた挙句、
いや、先人を敬って→「ありがとう、有明・国見」→もっと遡って→「ありがとう、アーチボルド(日本にフットボールを伝えたとされる人)」→更に遡って→「ありがとう、英国の名もなき村人(フットボール発祥起源)」→もっと高く・・
と遡り過ぎた挙句、「ありがとう、アダム!」まで行きつき、友人たちに「しっかりしろ!」と叱咤され・・
そんな風に激しく行き過ぎたり、戻り過ぎたりするので
今回のワールドカップも敗因やら課題を考えていると何も手につかなくなってしまう。
これはいけない。もっと気楽な事を考えようと言う事で
「ワールドカップでの最高の選手はどんな選手だろう?」と考えた。
とりあえず、判りやすい指標としては個人記録を片っ端から塗り替えてみてはどうか?
以下が歴代の最高記録保持者と記録
出場回数:5回 カルバハル(メキシコ)・マテウス(ドイツ)
通算試合出場数:25試合 マテウス(ドイツ)
通算フル出場数:23 マルディーニ(イタリア)
通算出場時間:2217分 マルディーニ(イタリア)
最年少出場:17歳と41日 ノーマン・ホワイトサイド(北アイルランド)
最年長出場:43歳と3日 モンドラゴン(コロンビア)
通算最多得点:16点 クローゼ(ドイツ)
1大会最多得点:13点 フォンテーヌ(フランス)
1試合最多得点:5点 サレンコ(ロシア)
最年少得点:17歳と239日 ペレ(ブラジル)
最年長得点:42歳と39日 ロジェ・ミラ(カメルーン)
最短得点:開始11秒 シュキュル(トルコ)
これを全部塗り替えればワールドカップ的に世界最高の選手となるだろう。
まず出場回数5回を超えるには6回出場すれば良い。だが、問題が最年少出場と最年長出場だ。
17歳で初出場して最年少記録を更新した場合、6回目のワールドカップの時は41歳。最年長に及ばない。
解決方法としてはワールドカップに7回出場するしかない。
7回もワールドカップに出れば出場試合数をクリアすのは難しくあるまい。
という訳で、まずは時間に関する記録を全て塗り替える。
17歳でワールドカップに初出場し得点を決める(最年少出場記・最年少得点録更新)、
以後7大会全てでフル出場し、2大会ほど決勝トーナメントにも出る。
当然45歳まで代表の絶対的エースとしてフル出場し続け、45歳で得点を決める。
(通算出場・通算試合出場、通算フル出場、通算出場時間、最年長出場、最年長得点記録更新。)
7回も出ているのだから通算最多得点はクリアできるだろう。(通算最多得点記録更新)
ここで大きな難関が3つ残った。
1大会最多得点と1試合最多得点と最短得点だ。
まず、7回中どれかの大会で彼は1試合6得点を挙げないと1試合最多得点を更新出来ない。
そんなチャンスはそうそうないので、その大会で何とか1大会最多得点も超えたい。
毎回、決勝トーナメントに行けるとは限らないので、予選グループ敗退の場合は
予選3試合で6点、4点、4点のペースで点を取らないといけない。
これは厳しい。オウンゴールが得点に認められれば自殺点を決めまくって可能だろうが・・・。
ここは世界最高の選手である彼の得点力に期待するしかあるまい。
こうして最後に残ったのが開始11秒での最短得点記録だ。
だが、ここでフト気づいた。記録が全てではない・・記憶も大事だ。
やはり、最後の記録更新は記憶に残るゴールで〆めてほしい。
そこでワールドカップで特に記憶に残りつつ、他の記録達成の妨げにならないプレーを思い返した。
・マラドーナの神の手
・マラドーナの5人抜き
・フランスワールドカップで見せたベルカンプの背後からのロングフィードを足元でピタリと止めた変態トラップ
・・よし、これを入れ込もう。個人的に好きなバルデラマのインサイドキックも入れたい。
目指すプレイはこうだ。
背後からのロングフィードをピタリと足元に収め、そのままドリブル開始。
途中でバルデラマを彷彿とさせるインサイドキックを出して、それをそのまま自ら受ける高速移動。
更にドリブルで6人抜いた後に自分でボールをフワリと浮かせて神の手でゴール。
これを10秒以内にやる。
実際の光景としては、キックオフと同時に敵に背を向け、味方ゴール近くまで全力疾走。
同時に相手の選手は狙いすましたドンピシャのパス・・
時間の都合上早いほうが望ましいのでシュート性のパスを供給。
これをボールに背を向けたまま超絶トラップで受けた彼は前を向くと同時にインサイドキック!
自分で出したパスを追い抜いてパスを受けると、そのまま再びドリブル。
6人の敵を交わしてフワリとボールを上げ・・神の手でゴール!
これが最年長記録のゴールならもう誰にも文句は言わせない。
問題は、どれだけ急いでもトラップした時点で3秒は立っており、残りは7秒。
サッカーのピッチは105mで、100mの世界記録は現在9秒58であることか・・。
100mを最低でも7秒から6秒で走れる45歳・・あぁ、なんと世界の遠い事か。
中学時代のバレンタインデーに(チョコを貰い易いように)と単独行動をとっていたら
クラス全員が貰った義理チョコさえ貰えなかったり、
高校時代に女子高の前を通るときは妙に姿勢を良くして、
さも何か計算しているフリをしながら激しく視線を気にしていた結果、単なる不審者のように見られたりと
何をやるにつけても入れ込み過ぎる僕にとって胸に刻みつけたい言葉だ。
思えばV・VARENの応援でも
JFL昇格が不可能となったシーズンの最終戦で「来季への開幕戦」という横断幕を出そうと思った際に
もっと先へ→「優勝おめでとう」→更に先へ!→「Jリーグ昇格おめでとう」→もっと高く・・
と意識を前のめりにした挙句「クラブ創設2億年、おめでとう」と横断幕に書こうとしたり、
V・VARENがJFL昇格を達成した時にクラブへの感謝を示そうと考えた挙句、
いや、先人を敬って→「ありがとう、有明・国見」→もっと遡って→「ありがとう、アーチボルド(日本にフットボールを伝えたとされる人)」→更に遡って→「ありがとう、英国の名もなき村人(フットボール発祥起源)」→もっと高く・・
と遡り過ぎた挙句、「ありがとう、アダム!」まで行きつき、友人たちに「しっかりしろ!」と叱咤され・・
そんな風に激しく行き過ぎたり、戻り過ぎたりするので
今回のワールドカップも敗因やら課題を考えていると何も手につかなくなってしまう。
これはいけない。もっと気楽な事を考えようと言う事で
「ワールドカップでの最高の選手はどんな選手だろう?」と考えた。
とりあえず、判りやすい指標としては個人記録を片っ端から塗り替えてみてはどうか?
以下が歴代の最高記録保持者と記録
出場回数:5回 カルバハル(メキシコ)・マテウス(ドイツ)
通算試合出場数:25試合 マテウス(ドイツ)
通算フル出場数:23 マルディーニ(イタリア)
通算出場時間:2217分 マルディーニ(イタリア)
最年少出場:17歳と41日 ノーマン・ホワイトサイド(北アイルランド)
最年長出場:43歳と3日 モンドラゴン(コロンビア)
通算最多得点:16点 クローゼ(ドイツ)
1大会最多得点:13点 フォンテーヌ(フランス)
1試合最多得点:5点 サレンコ(ロシア)
最年少得点:17歳と239日 ペレ(ブラジル)
最年長得点:42歳と39日 ロジェ・ミラ(カメルーン)
最短得点:開始11秒 シュキュル(トルコ)
これを全部塗り替えればワールドカップ的に世界最高の選手となるだろう。
まず出場回数5回を超えるには6回出場すれば良い。だが、問題が最年少出場と最年長出場だ。
17歳で初出場して最年少記録を更新した場合、6回目のワールドカップの時は41歳。最年長に及ばない。
解決方法としてはワールドカップに7回出場するしかない。
7回もワールドカップに出れば出場試合数をクリアすのは難しくあるまい。
という訳で、まずは時間に関する記録を全て塗り替える。
17歳でワールドカップに初出場し得点を決める(最年少出場記・最年少得点録更新)、
以後7大会全てでフル出場し、2大会ほど決勝トーナメントにも出る。
当然45歳まで代表の絶対的エースとしてフル出場し続け、45歳で得点を決める。
(通算出場・通算試合出場、通算フル出場、通算出場時間、最年長出場、最年長得点記録更新。)
7回も出ているのだから通算最多得点はクリアできるだろう。(通算最多得点記録更新)
ここで大きな難関が3つ残った。
1大会最多得点と1試合最多得点と最短得点だ。
まず、7回中どれかの大会で彼は1試合6得点を挙げないと1試合最多得点を更新出来ない。
そんなチャンスはそうそうないので、その大会で何とか1大会最多得点も超えたい。
毎回、決勝トーナメントに行けるとは限らないので、予選グループ敗退の場合は
予選3試合で6点、4点、4点のペースで点を取らないといけない。
これは厳しい。オウンゴールが得点に認められれば自殺点を決めまくって可能だろうが・・・。
ここは世界最高の選手である彼の得点力に期待するしかあるまい。
こうして最後に残ったのが開始11秒での最短得点記録だ。
だが、ここでフト気づいた。記録が全てではない・・記憶も大事だ。
やはり、最後の記録更新は記憶に残るゴールで〆めてほしい。
そこでワールドカップで特に記憶に残りつつ、他の記録達成の妨げにならないプレーを思い返した。
・マラドーナの神の手
・マラドーナの5人抜き
・フランスワールドカップで見せたベルカンプの背後からのロングフィードを足元でピタリと止めた変態トラップ
・・よし、これを入れ込もう。個人的に好きなバルデラマのインサイドキックも入れたい。
目指すプレイはこうだ。
背後からのロングフィードをピタリと足元に収め、そのままドリブル開始。
途中でバルデラマを彷彿とさせるインサイドキックを出して、それをそのまま自ら受ける高速移動。
更にドリブルで6人抜いた後に自分でボールをフワリと浮かせて神の手でゴール。
これを10秒以内にやる。
実際の光景としては、キックオフと同時に敵に背を向け、味方ゴール近くまで全力疾走。
同時に相手の選手は狙いすましたドンピシャのパス・・
時間の都合上早いほうが望ましいのでシュート性のパスを供給。
これをボールに背を向けたまま超絶トラップで受けた彼は前を向くと同時にインサイドキック!
自分で出したパスを追い抜いてパスを受けると、そのまま再びドリブル。
6人の敵を交わしてフワリとボールを上げ・・神の手でゴール!
これが最年長記録のゴールならもう誰にも文句は言わせない。
問題は、どれだけ急いでもトラップした時点で3秒は立っており、残りは7秒。
サッカーのピッチは105mで、100mの世界記録は現在9秒58であることか・・。
100mを最低でも7秒から6秒で走れる45歳・・あぁ、なんと世界の遠い事か。
2014年07月14日
2014天皇杯 長崎vs.岐阜と山田君の移籍のこと
土曜日はFC岐阜との天皇杯2回戦。
FC岐阜はFWナザリト、DF三都主、GK川口君らが欠場。
長崎は井上君が故障から復帰した事で奥埜君が久々にシャドー位置での起用。
結論から言えば試合の殆どの部分で長崎が快勝となった。
岐阜はサイドから攻撃を受けるとボランチが下がってしまい、
ロングボールで前線の遠藤君を走らせる程度の攻撃しか出来ずに、長崎ペースで試合が進む。
15分、洸一君のミドルで先制。やや距離がある中での思い切りの良い一撃はチームに勢いを与えた。
岐阜を押し込んだ長崎の攻撃は球離れが早く、攻守の切替も早い。
前半は追加点とはならなかったがほぼ一方的に攻め立てた。
後半、岐阜はボランチからの攻撃を建て直そうと高地君をボランチに下げて、
水野君を下げてFWの中村君を投入。だが、これは機能しなかった。

2列目で危険な動きを見せていた高地君が後ろに下がった為に岐阜の攻撃は更に単調になっていく。
更に後半開始3分に左サイドを突破した奥野君から井上君→東君とつないで2点目。
52分には右サイドから井上君→神崎君とつなぎ神崎君の丁寧なクロスを奥野君が綺麗に頭で合わせ3点目。
この後はメンバーを入れ替えたこと、やや運動量が落ちた事で88分に失点したが3-1で試合終了。
ホームで久々の勝利である事や長崎らしい連動性が出た点はとても良かったと思う。
攻守が上手く噛み合っていたし、岐阜の出来が非常に悪かったことを差し引いても安定していた。
あえて懸念を上げるとすれば、終了間際に相手にペースを握らせた事となるだろう。
だが、ホームで良い形での勝利は今後のリーグ戦へ向けて良い材料となるに違いない。
試合後はこの日、AC長野パルセイロへの期限付き移籍が発表された山田君がスタンドへ挨拶していた。
本来はこういう場は行われない事も多いが、山田君とそのファンへの配慮として行われた。
サッカー選手と言うのは、魚が水の中でしか生きられないのと同様で、ピッチの中で生きるものだ。
彼に対する評価や想いはファンそれぞれだろうが、判断をするのは監督であり、強化部であり、クラブだ。
実力、めぐり合わせ、運などが複雑に絡み合う中で活躍するかどうかは紙一重。本当の正解は誰にも判らない。
その中で選手もスタッフも結果が出なければ解雇される・・どちらも一歩も引けない世界だ。
ファンの思い入れとは別にそこは本当に厳しい世界だと痛感する。
今はただ、彼が新しいピッチの中で思う存分ボールを蹴ってほしいと思うだけだ。
日曜の練習で山田選手とファンがふれ合っていたが、
個人的にはかつての選手達は期限付き移籍どころか、非常に哀しい退団の仕方が多かったことを思うと
前向きに別れる事が出来たようで良かったと思う。
そして、以前、OB達と話した時の
「俺達の時に今みたいなら俺達はまだプロを引退してなかった」
と今の選手を羨ましがっていた言葉を思い出す。
そう言えば・・2006年に大分でJFL昇格を賭けて長崎と岐阜が戦い、
長崎が敗れてサポーターが号泣し、沢山の選手が去った時から8年・・。
どちらのチームにも当時を知る選手はいなくなっている。
時が来れば、選手も変わる。スタッフも変わる。それでもクラブは続いて行く。
行く川の流れは絶えずして、もとの水にあらず。僕達は魚に似て、前にしか泳げない。
FC岐阜はFWナザリト、DF三都主、GK川口君らが欠場。
長崎は井上君が故障から復帰した事で奥埜君が久々にシャドー位置での起用。
結論から言えば試合の殆どの部分で長崎が快勝となった。
岐阜はサイドから攻撃を受けるとボランチが下がってしまい、
ロングボールで前線の遠藤君を走らせる程度の攻撃しか出来ずに、長崎ペースで試合が進む。
15分、洸一君のミドルで先制。やや距離がある中での思い切りの良い一撃はチームに勢いを与えた。
岐阜を押し込んだ長崎の攻撃は球離れが早く、攻守の切替も早い。
前半は追加点とはならなかったがほぼ一方的に攻め立てた。
後半、岐阜はボランチからの攻撃を建て直そうと高地君をボランチに下げて、
水野君を下げてFWの中村君を投入。だが、これは機能しなかった。

2列目で危険な動きを見せていた高地君が後ろに下がった為に岐阜の攻撃は更に単調になっていく。
更に後半開始3分に左サイドを突破した奥野君から井上君→東君とつないで2点目。
52分には右サイドから井上君→神崎君とつなぎ神崎君の丁寧なクロスを奥野君が綺麗に頭で合わせ3点目。
この後はメンバーを入れ替えたこと、やや運動量が落ちた事で88分に失点したが3-1で試合終了。
ホームで久々の勝利である事や長崎らしい連動性が出た点はとても良かったと思う。
攻守が上手く噛み合っていたし、岐阜の出来が非常に悪かったことを差し引いても安定していた。
あえて懸念を上げるとすれば、終了間際に相手にペースを握らせた事となるだろう。
だが、ホームで良い形での勝利は今後のリーグ戦へ向けて良い材料となるに違いない。
試合後はこの日、AC長野パルセイロへの期限付き移籍が発表された山田君がスタンドへ挨拶していた。
本来はこういう場は行われない事も多いが、山田君とそのファンへの配慮として行われた。
サッカー選手と言うのは、魚が水の中でしか生きられないのと同様で、ピッチの中で生きるものだ。
彼に対する評価や想いはファンそれぞれだろうが、判断をするのは監督であり、強化部であり、クラブだ。
実力、めぐり合わせ、運などが複雑に絡み合う中で活躍するかどうかは紙一重。本当の正解は誰にも判らない。
その中で選手もスタッフも結果が出なければ解雇される・・どちらも一歩も引けない世界だ。
ファンの思い入れとは別にそこは本当に厳しい世界だと痛感する。
今はただ、彼が新しいピッチの中で思う存分ボールを蹴ってほしいと思うだけだ。
日曜の練習で山田選手とファンがふれ合っていたが、
個人的にはかつての選手達は期限付き移籍どころか、非常に哀しい退団の仕方が多かったことを思うと
前向きに別れる事が出来たようで良かったと思う。
そして、以前、OB達と話した時の
「俺達の時に今みたいなら俺達はまだプロを引退してなかった」
と今の選手を羨ましがっていた言葉を思い出す。
そう言えば・・2006年に大分でJFL昇格を賭けて長崎と岐阜が戦い、
長崎が敗れてサポーターが号泣し、沢山の選手が去った時から8年・・。
どちらのチームにも当時を知る選手はいなくなっている。
時が来れば、選手も変わる。スタッフも変わる。それでもクラブは続いて行く。
行く川の流れは絶えずして、もとの水にあらず。僕達は魚に似て、前にしか泳げない。
2014年07月09日
2名の補強選手
先日、クネズ選手と、リ・ヨンジェ選手の補強が発表された。
クラブは今回、数カ国語を操るを通訳しっかり迎えているので言葉の問題も少ないはずだ。
クネズ選手はDF。セルビア出身。
本名はスルジャン・クネジェビッチなので登録名はクネジェと思っていたら、本人がクネズとしたそうだ。
キャリアをスタートさせ、歴代所属チームで最も長く在籍したパルチザンは、
セルビアの2強の一つで東欧の名門クラブだ。
ちなみにパルチザンは2007年からリーグ6連覇中で、当然、クネズ選手も戴冠している。
180cmというのは外国籍のDFとしてとりたてて大柄ではないが、ピッチに入ると非常に熱くなる選手であり、
セルビアという国の置かれた状況もあって、非常にメンタルにタフなものをもっているそうである。
リ・ヨンジェ選手は韓国では超エリート街道を歩んできた選手で、
U―23までのほぼ全ての代表でプレイをしてきた。
韓国の同年代選手達にとってはかなり特別なレベルの存在らしい。
長身ではあるが足元の技術もしっかりしており、前線での活躍に期待がかかる。
ヨンジェ選手は代表戦に召集される可能性が高く、その場合はチームを離れる事が予想される。
今回の移籍はヨンジェ選手にとっては、代表チームへ向けての意味合いが強い為にこの辺は止む得ない。
2人共に能力は無論のこと、メンタル面の強さが非常に期待出来る。
チームの自信を回復する大きな手助けになるのではないだろうか?
そう言えば・・ヨンジェ選手はV・VARENの歴史中初となる現役代表選手となりそうだ。
一方のクネズ選手の背番号45はV・VAREN史上最も大きい数字の背番号となる。
オマケにチーム初の欧州出身選手だし・何とも初物尽くし。
2人のリーグ登録完了は来週金曜日の予定とのこと。
通常、登録は毎週水曜12:00までがその週の期限で、
同週の金曜日にJFAが承認してリーグとクラブに通知すると言うのが流れ。
金曜と言うのは基本、リーグへの選手登録承認日と覚えて気がけてはいかがだろう?
クラブは今回、数カ国語を操るを通訳しっかり迎えているので言葉の問題も少ないはずだ。
クネズ選手はDF。セルビア出身。
本名はスルジャン・クネジェビッチなので登録名はクネジェと思っていたら、本人がクネズとしたそうだ。
キャリアをスタートさせ、歴代所属チームで最も長く在籍したパルチザンは、
セルビアの2強の一つで東欧の名門クラブだ。
ちなみにパルチザンは2007年からリーグ6連覇中で、当然、クネズ選手も戴冠している。
180cmというのは外国籍のDFとしてとりたてて大柄ではないが、ピッチに入ると非常に熱くなる選手であり、
セルビアという国の置かれた状況もあって、非常にメンタルにタフなものをもっているそうである。
リ・ヨンジェ選手は韓国では超エリート街道を歩んできた選手で、
U―23までのほぼ全ての代表でプレイをしてきた。
韓国の同年代選手達にとってはかなり特別なレベルの存在らしい。
長身ではあるが足元の技術もしっかりしており、前線での活躍に期待がかかる。
ヨンジェ選手は代表戦に召集される可能性が高く、その場合はチームを離れる事が予想される。
今回の移籍はヨンジェ選手にとっては、代表チームへ向けての意味合いが強い為にこの辺は止む得ない。
2人共に能力は無論のこと、メンタル面の強さが非常に期待出来る。
チームの自信を回復する大きな手助けになるのではないだろうか?
そう言えば・・ヨンジェ選手はV・VARENの歴史中初となる現役代表選手となりそうだ。
一方のクネズ選手の背番号45はV・VAREN史上最も大きい数字の背番号となる。
オマケにチーム初の欧州出身選手だし・何とも初物尽くし。
2人のリーグ登録完了は来週金曜日の予定とのこと。
通常、登録は毎週水曜12:00までがその週の期限で、
同週の金曜日にJFAが承認してリーグとクラブに通知すると言うのが流れ。
金曜と言うのは基本、リーグへの選手登録承認日と覚えて気がけてはいかがだろう?
2014年07月06日
小さな関わりの中で思うこと
何とも自分の中にモヤモヤとした気持ちがあって、でもどうすることも出来なくて
そうなると結局自分には書くことでしか何も出来ないので・・。
先日、新しい友達が命を終えた。
いや・・新しい友達と言うには、余りにも付き合いが短い。
4年も前にULTRAを卒団した僕と、昨年からULTRAとして活動していた彼の接点は少ない。
僕を知っている人は判るだろうが、
非常に気難しく、頑固で、気まぐれで、変り者な僕は誰にでも親しまれるタイプではない。
周囲にいる少数の理解してくれる人たちによって支えられているが、概ね周囲に距離を置かれる事も多い。
当然、あまり面識の無い人は容易く寄ってはこない。
でも、彼はその高いであろう敷居を余り気にしていない風だった。
ULTRAの雄さんやSenji君と仲が良かったということもあるかもしれないが
僕が彼らと話をしていると笑いながら会話に入ってくることが多かった。
余り人に好印象を持って話しかけられることが多くない身なので珍しい体験だったし、正直・・嬉しかった。
最後にあったのは3週間前・・山形戦の試合前でワールドカップを話題にした。
彼が録画していてまだ観ていない試合の結果を雄さんと話すと
「まだ、観てないんだからやめてくださいよ!」と叫び
「でも、誰が点取ったんですか?」と訊いて・・そんな会話だったと思う。
突然、亡くなったと聞いた時には一瞬訳が判らなかった。
僕ですらショックで頭の中がグルグルと回っていたのだから・・
僕なんかより遥かに親しいULTRAの仲間や友人達はもっとだろう。
特にキツイ作業も一緒にやってきたメンバーの気持ちを考えるとかける言葉が見つからない。
特に雄さんとSenji君が彼にかけていた期待を思うと・・。
通夜に行った時に、彼が僕のことを話していたと聞いた。
今週末は仲間内でバーべQをやる予定もあったので、そこでどんな話をしたろうか?
今もFaceBookには元気なままの彼のコメントや書き込みが残っている。
土曜の夕方に行われた札幌との試合は彼を知る皆にとっての儀式のようなもので・・
みんな、どこか情緒不安定だった。
正直言うと・・90分だけは切り替えると決めていたのに・・切り替えているフリをしているだけだった。
ULTRAは喪章を巻き、僕はメディアでただ一人黒いスーツで居た。時々、猛烈に気持ちが揺れた。
機会があったのでクラブに彼の事を話した。彼のことをスタッフはファミリーと呼んだ。
「ファミリーの為に出来る事をしたい、何でも言ってくれ」と。
その言葉が本当に嬉しかった。
試合後、何人かのULTRAはまた彼に会いにいった。彼の傍らにいて残された別の仲間にも会うために。
ファミリーから託されたものを持って・・。
時の流れや人生と言うのは川に似ている。
川にある小さな石に流木や木の葉が絡みつくように、小さなきっかけで人と人とが関わり合う。
それは物凄く儚く、ちっぽけで、小さく、容易く壊れ・・また流れていく。
でも、たまにその小さい関わりが時を経て強く結びつき、それが大きくなって川の流れを変えることもある。
小さな関わりから始まった僕たちは、流れていったものを追う術を知らない。
でも、僕達はいつか、この関わりが川の流れを変えていけると信じている。
きっと、今回の件をきっかけにみんなでまた結びついていけるのだろう。
そうなると結局自分には書くことでしか何も出来ないので・・。
先日、新しい友達が命を終えた。
いや・・新しい友達と言うには、余りにも付き合いが短い。
4年も前にULTRAを卒団した僕と、昨年からULTRAとして活動していた彼の接点は少ない。
僕を知っている人は判るだろうが、
非常に気難しく、頑固で、気まぐれで、変り者な僕は誰にでも親しまれるタイプではない。
周囲にいる少数の理解してくれる人たちによって支えられているが、概ね周囲に距離を置かれる事も多い。
当然、あまり面識の無い人は容易く寄ってはこない。
でも、彼はその高いであろう敷居を余り気にしていない風だった。
ULTRAの雄さんやSenji君と仲が良かったということもあるかもしれないが
僕が彼らと話をしていると笑いながら会話に入ってくることが多かった。
余り人に好印象を持って話しかけられることが多くない身なので珍しい体験だったし、正直・・嬉しかった。
最後にあったのは3週間前・・山形戦の試合前でワールドカップを話題にした。
彼が録画していてまだ観ていない試合の結果を雄さんと話すと
「まだ、観てないんだからやめてくださいよ!」と叫び
「でも、誰が点取ったんですか?」と訊いて・・そんな会話だったと思う。
突然、亡くなったと聞いた時には一瞬訳が判らなかった。
僕ですらショックで頭の中がグルグルと回っていたのだから・・
僕なんかより遥かに親しいULTRAの仲間や友人達はもっとだろう。
特にキツイ作業も一緒にやってきたメンバーの気持ちを考えるとかける言葉が見つからない。
特に雄さんとSenji君が彼にかけていた期待を思うと・・。
通夜に行った時に、彼が僕のことを話していたと聞いた。
今週末は仲間内でバーべQをやる予定もあったので、そこでどんな話をしたろうか?
今もFaceBookには元気なままの彼のコメントや書き込みが残っている。
土曜の夕方に行われた札幌との試合は彼を知る皆にとっての儀式のようなもので・・
みんな、どこか情緒不安定だった。
正直言うと・・90分だけは切り替えると決めていたのに・・切り替えているフリをしているだけだった。
ULTRAは喪章を巻き、僕はメディアでただ一人黒いスーツで居た。時々、猛烈に気持ちが揺れた。
機会があったのでクラブに彼の事を話した。彼のことをスタッフはファミリーと呼んだ。
「ファミリーの為に出来る事をしたい、何でも言ってくれ」と。
その言葉が本当に嬉しかった。
試合後、何人かのULTRAはまた彼に会いにいった。彼の傍らにいて残された別の仲間にも会うために。
ファミリーから託されたものを持って・・。
時の流れや人生と言うのは川に似ている。
川にある小さな石に流木や木の葉が絡みつくように、小さなきっかけで人と人とが関わり合う。
それは物凄く儚く、ちっぽけで、小さく、容易く壊れ・・また流れていく。
でも、たまにその小さい関わりが時を経て強く結びつき、それが大きくなって川の流れを変えることもある。
小さな関わりから始まった僕たちは、流れていったものを追う術を知らない。
でも、僕達はいつか、この関わりが川の流れを変えていけると信じている。
きっと、今回の件をきっかけにみんなでまた結びついていけるのだろう。
2014年07月06日
2014 J2第21節 長崎vs.札幌のこと
公私共に言うべきか・・昨日の土曜、一昨日の金曜と大変なことがあって、とてもとても長い2日だった。
特に土曜のV・VARENの試合が始まる寸前までの事は余りに大き過ぎて、まだ上手く言葉に出来ない。
また、土曜に行われた練習環境や選手の移籍に関する事もクラブとっては重要で、
まとめて書くには余りに膨大過ぎる。なので今日は試合に絞って書いてみる事にする。
とは言え、土曜日の試合も僕らにとっては単なるフットボールの試合ではなく、
友達を送る特別な儀式のようなものだったのだが、今日はあえてそういった部分を排除して単に試合に着いてのみ書く。
この日の試合を一言で表現すると、ギリギリの押し合いの中で札幌に押し切られたと言えるだろう。
立ち上がりはともかく、前半の長崎は明らかに守勢に回った。
元々、札幌は今季のJ1昇格を現実的に捉えており、その為に集められた選手の能力はかなり高い。
特に補強予算などの差が最も出る前線の選手では荒尾・宮澤・都倉・砂川・内村君と粒が揃っている。
この差は大きな壁となって長崎の前に立ち塞がった。
特に内村君は前線の起点となりながら、自らも徹底して裏を狙っており、長崎の守備をズタズタにしていった。
14分に奥埜君からボールを奪った荒野君から宮澤ー砂川とつなぐショートカウンターで失点。
また、中盤勝負でも河合君が随所で体を張る。
この日、Jリーグデビューを果たした碓井君は丁寧なパスに可能性を感じさせる一方で守備に甘さを感じさせ、
奥埜君も守備力が飛びぬけて高い訳ではない為に、札幌がセカンドを拾いまくる。
この状況を打開すべく後半の長崎は前田君を投入し3-3-3-1に布陣をチェンジ。
これで前からの守備が機能して後半は長崎がペースを握る。
だが、どうしてもアタッキングサードの所であと一工夫が足りずに得点出来ず・・試合終了。
前半戦の最後でついてに連敗を喫してしまった。
後半はともかく90分通すと物足りない点は多いし、得点力に関しては本当に厳しい。
怪我人の問題もあるが、勝てない事が悪い流れとなってチームを覆っている雰囲気もある。
修正や変化を常に加えることで完全なスランプには入っていないが・・。
長崎の攻撃から守備への切替スピードは凄まじい。
この日の試合でも札幌のショートカウンターより長崎の守備の戻りの方が早いというシーンは何度もあった。
個人的にはリーグでもトップクラスのスピードだと確信している。
また、攻撃面で昨年より自分達の力でスペースを作る事も出来るようになっている。
(昨年は余りスペースを作れないので、あるスペースをいかに早く使うかという戦い方だった)
スペースが作れる為に、時に早く攻めた方がチャンスとなる時間帯に手数をかけてしまう時はあるが・・。
そういった点を考えるとチームに必要なラストパーツは最後の仕留める(点を取る)役が誰かと言う事だ。
この日の敗戦で自動昇格圏である2位との勝点差は16となった。
通常、勝点を縮めるには勝点と同じだけの試合数が必要と言われる。
この場合は16試合ということだ。
残り試合数は21試合。ラストパーツを埋めるべき時はいつか?・・それは今しかない。
特に土曜のV・VARENの試合が始まる寸前までの事は余りに大き過ぎて、まだ上手く言葉に出来ない。
また、土曜に行われた練習環境や選手の移籍に関する事もクラブとっては重要で、
まとめて書くには余りに膨大過ぎる。なので今日は試合に絞って書いてみる事にする。
とは言え、土曜日の試合も僕らにとっては単なるフットボールの試合ではなく、
友達を送る特別な儀式のようなものだったのだが、今日はあえてそういった部分を排除して単に試合に着いてのみ書く。
この日の試合を一言で表現すると、ギリギリの押し合いの中で札幌に押し切られたと言えるだろう。
立ち上がりはともかく、前半の長崎は明らかに守勢に回った。
元々、札幌は今季のJ1昇格を現実的に捉えており、その為に集められた選手の能力はかなり高い。
特に補強予算などの差が最も出る前線の選手では荒尾・宮澤・都倉・砂川・内村君と粒が揃っている。
この差は大きな壁となって長崎の前に立ち塞がった。
特に内村君は前線の起点となりながら、自らも徹底して裏を狙っており、長崎の守備をズタズタにしていった。
14分に奥埜君からボールを奪った荒野君から宮澤ー砂川とつなぐショートカウンターで失点。
また、中盤勝負でも河合君が随所で体を張る。
この日、Jリーグデビューを果たした碓井君は丁寧なパスに可能性を感じさせる一方で守備に甘さを感じさせ、
奥埜君も守備力が飛びぬけて高い訳ではない為に、札幌がセカンドを拾いまくる。
この状況を打開すべく後半の長崎は前田君を投入し3-3-3-1に布陣をチェンジ。
これで前からの守備が機能して後半は長崎がペースを握る。
だが、どうしてもアタッキングサードの所であと一工夫が足りずに得点出来ず・・試合終了。
前半戦の最後でついてに連敗を喫してしまった。
後半はともかく90分通すと物足りない点は多いし、得点力に関しては本当に厳しい。
怪我人の問題もあるが、勝てない事が悪い流れとなってチームを覆っている雰囲気もある。
修正や変化を常に加えることで完全なスランプには入っていないが・・。
長崎の攻撃から守備への切替スピードは凄まじい。
この日の試合でも札幌のショートカウンターより長崎の守備の戻りの方が早いというシーンは何度もあった。
個人的にはリーグでもトップクラスのスピードだと確信している。
また、攻撃面で昨年より自分達の力でスペースを作る事も出来るようになっている。
(昨年は余りスペースを作れないので、あるスペースをいかに早く使うかという戦い方だった)
スペースが作れる為に、時に早く攻めた方がチャンスとなる時間帯に手数をかけてしまう時はあるが・・。
そういった点を考えるとチームに必要なラストパーツは最後の仕留める(点を取る)役が誰かと言う事だ。
この日の敗戦で自動昇格圏である2位との勝点差は16となった。
通常、勝点を縮めるには勝点と同じだけの試合数が必要と言われる。
この場合は16試合ということだ。
残り試合数は21試合。ラストパーツを埋めるべき時はいつか?・・それは今しかない。
2014年07月02日
専用スタジアム署名活動について
水曜日に「(仮)茂里町スタジアムプロジェクト」の会見が行われた。
個人的には、これまでフットボールスタジアムに関する活動に3度も関わっており、
メディアとなった今でも、当時の立場や責任上、ノーコメントという訳にはいかないので少し・・。
これまで長崎で起きた大きなスタジアムに関する活動は3度あり、
1度目は2006年に「長崎県にサッカー専用スタジアムを」というものであった。
これは、サポーター有志による活動であったが、周囲の色んな状況があったことと、
組織体制に問題があり最終的には2008年に長崎県議会に署名を提出し陳情して終わった。
2度目は当時JFLのV・VARENがJリーグに昇格する為に必要な
長崎市かきどまり競技場の改修を求めたもので、陸協・ラグビー協会などと一緒に行った。
かなり良い感触までいったのだが、クラブ側の対応に甘さがあり、結果的に改修は行われずに終わった。
3度目は2012年にV・VARENが茂里町に専用スタジアムを・・というもの始めた活動であったが
J昇格や県総の完成というビッグイベントの中でクラブ内での活動優先順位が下がり活動は下火となった。
そして、今回の活動である。
今回の活動は「場所が茂里町」であることや理念を始め、3回目の活動の延長線上にあるものだ。
だが、今回活動を行うのは
(一般)長崎県サッカー協会・長崎市サッカー協会・長崎県ラグビーフットボール協会、
長崎市ラグビーフットボール協会、長崎商工会議所などで構成される
「(仮)茂里町スタジアム」プロジェクト実行委員会で、委員長は長崎県体育協会理事が務める。
実行委員会がプランとして掲げるのはスタジアムは天然芝、フットボール専用、屋根付き、収容は2万人。
場所は「長崎市茂里町浄水場跡地」。建設費用の半分はtotoの助成金を利用し、残りを民間と行政が負担。
スタジアムを街作りの一環として考えており、10万人を目標に署名を集めて長崎市に提出する。
関係者によると長崎市議会の中にも賛同者が多くいると言う。
非常に夢もあり、個人的にも絶対に取り組んで行くべき活動だと思う。
ただ、現状であるのは上に記した情報が全てであり、現実性、即効性は未知数な部分が多い。
例えば、茂里町の浄水場は1基を残して閉鎖されているが、残る一基はあと9年使用される予定だ。
更に最近の報道で明らかになった通り、長崎市は近い将来の浄水場不足が問題となっている背景もある。
建設費が80億と試算されているが、浄水場付近は河川脇であり地盤工事を加えると90億以上はかかる。
ガンバ大阪などが財界中心にスタジアム建設の協賛金を集めているが苦戦しているのも現状だ。
また、ラグビーワールドカップの誘致は今月末に行政の方針が決る訳で、本活動で柱にするには難しい面もある。
それ以外にも、スタジアムの運営組織や芝の管理・養生期間、球技の住み分け・・など難問は多い。
具体的なことはまだ固まっていないと言える。
なので1~2年どころか10年という長いサイクルの活動となる事を理解しなければならない。
その10年以上を少しでも短縮していこうという「スタート」の活動が今回の活動なのだ。
議会にも前向きな声が多いと言うのは本当に心強いし、
スポーツ界だけでなく商工会が積極的な理解と行動を示してくれている点は活動の大きな力だ。
茂里町にフットボールスタジアムを作る・・その長い活動の一歩目が今回の署名であり、
その署名が「茂里町浄水場の使用期間短縮」へつながる事もあるのかもしれない。
夢に踊らされているだけでは夢は現実には出来ない。
夢のある話だからこそ、地味であろうとしっかりと活動を継続して現実に近づけていかないといけない。
この活動の鍵を握るのは、
燃え上がるような一過性の盛り上がりではなく、地に足を付けた芯となる物であり、
スタジアム建設が、一過性ではなく日常になった時にこの街に専用スタジアムが生まれるのだと思う。

個人的には、これまでフットボールスタジアムに関する活動に3度も関わっており、
メディアとなった今でも、当時の立場や責任上、ノーコメントという訳にはいかないので少し・・。
これまで長崎で起きた大きなスタジアムに関する活動は3度あり、
1度目は2006年に「長崎県にサッカー専用スタジアムを」というものであった。
これは、サポーター有志による活動であったが、周囲の色んな状況があったことと、
組織体制に問題があり最終的には2008年に長崎県議会に署名を提出し陳情して終わった。
2度目は当時JFLのV・VARENがJリーグに昇格する為に必要な
長崎市かきどまり競技場の改修を求めたもので、陸協・ラグビー協会などと一緒に行った。
かなり良い感触までいったのだが、クラブ側の対応に甘さがあり、結果的に改修は行われずに終わった。
3度目は2012年にV・VARENが茂里町に専用スタジアムを・・というもの始めた活動であったが
J昇格や県総の完成というビッグイベントの中でクラブ内での活動優先順位が下がり活動は下火となった。
そして、今回の活動である。
今回の活動は「場所が茂里町」であることや理念を始め、3回目の活動の延長線上にあるものだ。
だが、今回活動を行うのは
(一般)長崎県サッカー協会・長崎市サッカー協会・長崎県ラグビーフットボール協会、
長崎市ラグビーフットボール協会、長崎商工会議所などで構成される
「(仮)茂里町スタジアム」プロジェクト実行委員会で、委員長は長崎県体育協会理事が務める。
実行委員会がプランとして掲げるのはスタジアムは天然芝、フットボール専用、屋根付き、収容は2万人。
場所は「長崎市茂里町浄水場跡地」。建設費用の半分はtotoの助成金を利用し、残りを民間と行政が負担。
スタジアムを街作りの一環として考えており、10万人を目標に署名を集めて長崎市に提出する。
関係者によると長崎市議会の中にも賛同者が多くいると言う。
非常に夢もあり、個人的にも絶対に取り組んで行くべき活動だと思う。
ただ、現状であるのは上に記した情報が全てであり、現実性、即効性は未知数な部分が多い。
例えば、茂里町の浄水場は1基を残して閉鎖されているが、残る一基はあと9年使用される予定だ。
更に最近の報道で明らかになった通り、長崎市は近い将来の浄水場不足が問題となっている背景もある。
建設費が80億と試算されているが、浄水場付近は河川脇であり地盤工事を加えると90億以上はかかる。
ガンバ大阪などが財界中心にスタジアム建設の協賛金を集めているが苦戦しているのも現状だ。
また、ラグビーワールドカップの誘致は今月末に行政の方針が決る訳で、本活動で柱にするには難しい面もある。
それ以外にも、スタジアムの運営組織や芝の管理・養生期間、球技の住み分け・・など難問は多い。
具体的なことはまだ固まっていないと言える。
なので1~2年どころか10年という長いサイクルの活動となる事を理解しなければならない。
その10年以上を少しでも短縮していこうという「スタート」の活動が今回の活動なのだ。
議会にも前向きな声が多いと言うのは本当に心強いし、
スポーツ界だけでなく商工会が積極的な理解と行動を示してくれている点は活動の大きな力だ。
茂里町にフットボールスタジアムを作る・・その長い活動の一歩目が今回の署名であり、
その署名が「茂里町浄水場の使用期間短縮」へつながる事もあるのかもしれない。
夢に踊らされているだけでは夢は現実には出来ない。
夢のある話だからこそ、地味であろうとしっかりと活動を継続して現実に近づけていかないといけない。
この活動の鍵を握るのは、
燃え上がるような一過性の盛り上がりではなく、地に足を付けた芯となる物であり、
スタジアム建設が、一過性ではなく日常になった時にこの街に専用スタジアムが生まれるのだと思う。
