2015年04月30日
2015年 J2第10節 岐阜vs.長崎のこと ~甘いか辛いか・・~
日曜の3:30に起床して福岡へ移動。福岡から名古屋経由で岐阜へ向かう。福岡-名古屋路線を使えば、長崎-岐阜間は日帰り往復も可能・・便利な世の中だ。JFLの頃は長崎-秋田日帰りや、長崎-仙台日帰りを何度か経験しているので楽に感じる。自由を知らずに育った少年が「休み時間は好きに休んで良い時間なんだよ」と言われて涙を流すようなもので・・長崎-岐阜の日帰りを楽だという時点で自分が明らかにおかしいのだが。かつては軽自動車で福岡-宮城往復とかやったことあるので気にしない。
岐阜は雲は多いものの晴れ。湿度が高くて暑い。長崎は前節からミヌ→武内、東→洸一、花井→井上に変えてのスタメン。布陣は共に3-4-2-1でミラーゲーム。

長崎、岐阜ともに立ち上がりから裏を狙ってボールを入れあう。前節の大分戦もそうだったが、岐阜の人に対してガンガンに当たってくる。長崎のサポーターは第4節の東京V戦を思い出してもらえると分かりやすいと思う。
ただ・・試合後の栄直の言葉を借りれば「相手の当たりをかわしてやろうという考えが、受身につながったんじゃないか・・」という感じだった点は否めない。
岐阜は20分に冨士、43分に苅部が負傷退場となったが、メンバーが変っても激しさは変らず。またジャッジが、特に前半に試合を上手くコントロールできずゲーム全体が荒れてくる。双方の選手、スタンドも神経質になり1プレーごとにどよめきがおこる異様な展開。どちらが有利不利はないが、前半に関しては残念な試合だった。
先制は岐阜。53分に中盤でのセカンドボールを途中出場の小野が上手く奪い前方へパス。これを裏にキレイに抜けていたレオミネイロが決めて1-0。岐阜の小野はJリーグではルーキーながら、試合を通じて落ち着いており、プレーも素晴らしかったと思う。カウンター狙いの相手にリードを許す嫌な展開の中、共に得点奪えず・・長崎は終了間際にゴール前で決定機を作るも決めきれず・・0-1で敗戦。
前節、今節と下位に連敗したのは正直ショックだ。だが、試合後に何人かの選手が口にしたとおり・・甘くみていた訳じゃないけれど、どこかで大丈夫、勝てる・・と思っていた部分はあるかもしれない。少なくとも僕の中にはそういう油断のような気持ちがあった。
次節の相手は岡山だ。岡山も連敗で迎える長崎戦。この試合に負けた方はかなり苦しく、勝った方は流れを変えられる。前期の節目となる試合だと思う。
試合後は旧友とちょっとだけ会ったのだけど・・その話は後日。
2015年04月28日
2015年J2第9節 長崎vs.大分のこと~運と不運と守備固め~
5月の連休の影響もあり、15日で5試合というサッカー選手にとっては
「どこがゴールデンだい?嫌みかい?」言いたくなる鬼日程の初戦である大分トリニータとの一戦。
対戦相手の大分はここまで1勝のみと大苦戦。選手のレベルを見ると考えられない状態で、
しかもこの日は攻守の要であるダニエルが累積で出場停止。
試合前は好調な長崎が有利と思われていた。

長崎の布陣は3-4-2-1。木村に変えて、これまで途中出場の多かった好調な東をスタメン起用。
一方の大分は前節に3バックから変えた4-1-4-1。
試合は予想以上に大分が守備を優先させていた。
大分は次節から2試合続けてホームであり、そこでの連敗は許されない状況になっている。
その辺を考慮して、勝ち点1のドローでOK。
上手くセットプレイから得点を奪って逃げ切れれば御の字という目論見だったと思う。
一方の長崎は大きなサイドチェンジを積極的に使って、
左サイドの古部が裏に抜けてチャンスを作るのだがクロスがやや単調でゴールを奪えない。
攻めながら得点できないまま前半終了。
後半、長崎はゴール前へ1タッチで迫るプレーが増える。
この1タッチは非常に効果的だったが、61分に得たFKを大分のキムが直接ゴールへねじ込む。
FK自体は完璧と言って良いコースで、これを止め切れなかったことを責めるのは酷だ。
あえていうならば、あの位置でファウルを与えてしまったことを注意するしかない。
大分の田坂監督からすれば(こうなれば良いな)という期待の中で、最良の形と言える先制。
長崎からすれば、よりによって何故、こんなシーンであれが出ると言いたくなる不運な失点。
この後も長崎は攻める。70分には大分DFの特徴を突いたベンチの指示通りの形で綺麗に崩し、
花井がフリーでシュートを放つも枠を捉えきれず。
最後には大分は5バックにして5-4-1で逃げ切り体制に入る。
本来の選手レベルを考えると長崎相手に大分がこれをやるのは異様な光景だが、
それだけなりふり構わずに勝点を狙ったということだろう。
ただ、優勝でもかかったシーンでもない限り同じ場面で長崎が、
守備を固めて逃げ切っても、先につながるものは得られない。
こういった守備固めをしてでも勝ち点を得れば、
立て直しができるほど大分にチーム力があるからできる話だ。
結局試合は0-1で長崎は開幕戦以来となる敗戦となった。
だが、この日は上位陣が軒並み苦しんだために、負けたのに3位に長崎は浮上。
運はまだ長崎にも充分あるのだと感じた。
試合後は会見や取材をして、きばらしに友人たちと焼き肉を食べにいく。
勝っても負けても、それを話のタネにして食事してあれこれ話せる。
負けた悔しさがあっても、やっぱりサッカーがある日々は素敵だと思いながら帰宅。
これで翌日も休日ならば、もっと素敵だろうに・・大変残念なことにそうはいかない。
それどころか帰宅して、翌朝からシャワー入ろうと思って、
そのまま寝たために、朝から焼き肉の香りで目が覚めるというアンニュイとほど遠いことになってしまった。
更に、ベッドが香ばしい焼き肉のフレグランスに包まれており、
布団もシーツも枕も洗濯という仕事が増えた上に、
朝から焼き肉の匂いプンプンで近所のコンビニにファブリーズを買いに行くと、
女子高生やOLから(人はこんな目で他人をみることができるんだね)・・
ってくらいのドン引きの目で見られるという経験をした。
エチケットって大事ですネ。・・そんな毎日。
「どこがゴールデンだい?嫌みかい?」言いたくなる鬼日程の初戦である大分トリニータとの一戦。
対戦相手の大分はここまで1勝のみと大苦戦。選手のレベルを見ると考えられない状態で、
しかもこの日は攻守の要であるダニエルが累積で出場停止。
試合前は好調な長崎が有利と思われていた。

長崎の布陣は3-4-2-1。木村に変えて、これまで途中出場の多かった好調な東をスタメン起用。
一方の大分は前節に3バックから変えた4-1-4-1。
試合は予想以上に大分が守備を優先させていた。
大分は次節から2試合続けてホームであり、そこでの連敗は許されない状況になっている。
その辺を考慮して、勝ち点1のドローでOK。
上手くセットプレイから得点を奪って逃げ切れれば御の字という目論見だったと思う。
一方の長崎は大きなサイドチェンジを積極的に使って、
左サイドの古部が裏に抜けてチャンスを作るのだがクロスがやや単調でゴールを奪えない。
攻めながら得点できないまま前半終了。
後半、長崎はゴール前へ1タッチで迫るプレーが増える。
この1タッチは非常に効果的だったが、61分に得たFKを大分のキムが直接ゴールへねじ込む。
FK自体は完璧と言って良いコースで、これを止め切れなかったことを責めるのは酷だ。
あえていうならば、あの位置でファウルを与えてしまったことを注意するしかない。
大分の田坂監督からすれば(こうなれば良いな)という期待の中で、最良の形と言える先制。
長崎からすれば、よりによって何故、こんなシーンであれが出ると言いたくなる不運な失点。
この後も長崎は攻める。70分には大分DFの特徴を突いたベンチの指示通りの形で綺麗に崩し、
花井がフリーでシュートを放つも枠を捉えきれず。
最後には大分は5バックにして5-4-1で逃げ切り体制に入る。
本来の選手レベルを考えると長崎相手に大分がこれをやるのは異様な光景だが、
それだけなりふり構わずに勝点を狙ったということだろう。
ただ、優勝でもかかったシーンでもない限り同じ場面で長崎が、
守備を固めて逃げ切っても、先につながるものは得られない。
こういった守備固めをしてでも勝ち点を得れば、
立て直しができるほど大分にチーム力があるからできる話だ。
結局試合は0-1で長崎は開幕戦以来となる敗戦となった。
だが、この日は上位陣が軒並み苦しんだために、負けたのに3位に長崎は浮上。
運はまだ長崎にも充分あるのだと感じた。
試合後は会見や取材をして、きばらしに友人たちと焼き肉を食べにいく。
勝っても負けても、それを話のタネにして食事してあれこれ話せる。
負けた悔しさがあっても、やっぱりサッカーがある日々は素敵だと思いながら帰宅。
これで翌日も休日ならば、もっと素敵だろうに・・大変残念なことにそうはいかない。
それどころか帰宅して、翌朝からシャワー入ろうと思って、
そのまま寝たために、朝から焼き肉の香りで目が覚めるというアンニュイとほど遠いことになってしまった。
更に、ベッドが香ばしい焼き肉のフレグランスに包まれており、
布団もシーツも枕も洗濯という仕事が増えた上に、
朝から焼き肉の匂いプンプンで近所のコンビニにファブリーズを買いに行くと、
女子高生やOLから(人はこんな目で他人をみることができるんだね)・・
ってくらいのドン引きの目で見られるという経験をした。
エチケットって大事ですネ。・・そんな毎日。
2015年04月21日
2015年J2第8節 横浜FCvs.長崎のこと~三ツ沢で思うこと~
三ツ沢というと今でもフリューゲルスを思い出す。
昨日、言われたことも忘れてしまうのに・・もう15年以上前のことは忘れない。
JFLの頃、V・VARENがここで試合をやったこともあるけれど・・常にアウェー側から入っていた。
今回はメディアとして、ホーム側を通って入ったのだけど何とも不思議な感じがする。
この日の天気は曇。ホームの横浜FCは8位で、長崎は3位。

前節に途中交代した岸田だが問題なくこの日も出場。
横浜FCは起点の1人である寺田が故障で欠場。
試合後の高木監督の言葉のとおり・・
前半は球際で横浜FCにやられるシーンが多く、セカンドボールを取られてペースを握られる。
12分にFKから大久保がヘッドで落としたところをカズが決めて横浜FCが先制。
カズが決めたことでスタジアムの空気が横浜FCに強く流れ・・このペースを崩せないまま前半を終了。
左サイドが横浜の松下、市村に抑えられていたので打開が必要かと考えていたら・・
前半に余り良い動きを見せられなかったミヌに代えて武内投入。
これで、左サイドが安定し、ハーフタイムに指示された選手たちが球際の強さを取り戻す。
しかし、横浜FCの分厚い守備に点が取れない。
それでも、72分に左サイドの古部が入れたクロスを弾き返された所を、
黒木がヘディングで前へ落とし、交代出場していた東が当てたボールに、梶川が走りこんで同点弾。
このシーンは、相手DFが跳ね返した時に、誰よりも早く落下地点に競り合いにいった黒木の動きが光っていた。
梶川は「他の前線がみんな点を取ってたんで焦りもあった」というが、ふかさずにしっかり決めたと思う。
これで勢いにのった長崎は、74分にCKが逆サイドに流れたところを、
ヨンジェがクロスでもう一度入れて、栄直がドンピシャのヘディングで逆転。
ただ・・好事魔多し。76分にファウルでFKを得た横浜FC。
この時に、梶川がカードを貰って主審に意識が向いたこの瞬間に早いリスタート。
長崎は、反応、準備が一瞬遅れ楠本に同点ゴールを許す。
試合後、多くの関係者が「油断」と指摘し、
選手自らも「誰がどうではなく、みんなの意識が一瞬途切れた瞬間だった」というシーン。
試合はこのまま2ー2で終了。試合後の会見で高木監督は、
ビハインドをひっくり返したという点では良いファイトをしたゲームだったとした上で、
前半の内容を反省し、連戦前に教訓になったゲームと振り返った。
カズがカズたる由縁をあらためて感じ、悪いながらも前半を1失点で折り返し、
逆転する地力を確認し、フットボールの難しさを思い出す・・そんなゲームだった。
思い起こすと、三ツ沢はいつも色んなことを教えてくれた場所だ、良いことも悪いことも・・。
「あ~・・やっぱりフットボールって楽しいな・・」と考えながら長崎着。
翌日は仕事だ・・良くも悪くも・・。
「あ~・・やっぱり朝は眠いな・・」と考えながら仕事へ向かうそんな日々。

昨日、言われたことも忘れてしまうのに・・もう15年以上前のことは忘れない。
JFLの頃、V・VARENがここで試合をやったこともあるけれど・・常にアウェー側から入っていた。
今回はメディアとして、ホーム側を通って入ったのだけど何とも不思議な感じがする。
この日の天気は曇。ホームの横浜FCは8位で、長崎は3位。

前節に途中交代した岸田だが問題なくこの日も出場。
横浜FCは起点の1人である寺田が故障で欠場。
試合後の高木監督の言葉のとおり・・
前半は球際で横浜FCにやられるシーンが多く、セカンドボールを取られてペースを握られる。
12分にFKから大久保がヘッドで落としたところをカズが決めて横浜FCが先制。
カズが決めたことでスタジアムの空気が横浜FCに強く流れ・・このペースを崩せないまま前半を終了。
左サイドが横浜の松下、市村に抑えられていたので打開が必要かと考えていたら・・
前半に余り良い動きを見せられなかったミヌに代えて武内投入。
これで、左サイドが安定し、ハーフタイムに指示された選手たちが球際の強さを取り戻す。
しかし、横浜FCの分厚い守備に点が取れない。
それでも、72分に左サイドの古部が入れたクロスを弾き返された所を、
黒木がヘディングで前へ落とし、交代出場していた東が当てたボールに、梶川が走りこんで同点弾。
このシーンは、相手DFが跳ね返した時に、誰よりも早く落下地点に競り合いにいった黒木の動きが光っていた。
梶川は「他の前線がみんな点を取ってたんで焦りもあった」というが、ふかさずにしっかり決めたと思う。
これで勢いにのった長崎は、74分にCKが逆サイドに流れたところを、
ヨンジェがクロスでもう一度入れて、栄直がドンピシャのヘディングで逆転。
ただ・・好事魔多し。76分にファウルでFKを得た横浜FC。
この時に、梶川がカードを貰って主審に意識が向いたこの瞬間に早いリスタート。
長崎は、反応、準備が一瞬遅れ楠本に同点ゴールを許す。
試合後、多くの関係者が「油断」と指摘し、
選手自らも「誰がどうではなく、みんなの意識が一瞬途切れた瞬間だった」というシーン。
試合はこのまま2ー2で終了。試合後の会見で高木監督は、
ビハインドをひっくり返したという点では良いファイトをしたゲームだったとした上で、
前半の内容を反省し、連戦前に教訓になったゲームと振り返った。
カズがカズたる由縁をあらためて感じ、悪いながらも前半を1失点で折り返し、
逆転する地力を確認し、フットボールの難しさを思い出す・・そんなゲームだった。
思い起こすと、三ツ沢はいつも色んなことを教えてくれた場所だ、良いことも悪いことも・・。
「あ~・・やっぱりフットボールって楽しいな・・」と考えながら長崎着。
翌日は仕事だ・・良くも悪くも・・。
「あ~・・やっぱり朝は眠いな・・」と考えながら仕事へ向かうそんな日々。
2015年04月18日
せちがらい話
世の中には明るい所と暗い所が必ずあり、それは特にお金の関わる世界では顕著だ。
例えばこの記事に出てくる未資格代理人。
海外への移籍をさせると言いながら、実際の仕事ぶりはヒドイもので、早くから能力不足は明らかだった。
当然、関わった選手達に忠告するする関係者らも大勢いたが、
試合に出場できず移籍を考えている最中の選手には、そういう言葉は耳に入りにくい。
そして、選手自身が決断してしまえば、止めることが難しいことも多い。
こういったことは表に出ないので、応援している選手の移籍に反発するサポーターも出たりする。
悪質な代理人のために、プロフェッショナルな代理人も迷惑を被る
FIFAの代理人制度の変更は、記事中に
「無資格者が起こすトラブルも多く、FIFAは責任を負いかねると判断して制度廃止に踏み切った」
とあるとおり・・問題の根幹を解消するものではない。
代理人制度の玉石混合が更に進んで、代理人選択の難度が上がるのに・・、選手の自己責任は増す。
言葉は悪いが、FIFAが負えなくなった責任が選手に来ただけで、何の解決にもなっていないのだ。
結局は代理人、選手、関係者・・全ての人の信頼関係と言うことに尽きる。
プロと言う特殊な世界だからこそ、最終的には信頼なのだ。
これからも移籍にともなうトラブルは必ず起っていくことだろう。
その時最も責任を負うのは選手であり、家族であり、関係者であり、
彼を応援するサポーターであり・・何よりサッカー界全体なのだ。
そのことをしっかりと理解して、それぞれが気をつけていくしか今は無い。
実に世知辛い世の中だ。
例えばこの記事に出てくる未資格代理人。
海外への移籍をさせると言いながら、実際の仕事ぶりはヒドイもので、早くから能力不足は明らかだった。
当然、関わった選手達に忠告するする関係者らも大勢いたが、
試合に出場できず移籍を考えている最中の選手には、そういう言葉は耳に入りにくい。
そして、選手自身が決断してしまえば、止めることが難しいことも多い。
こういったことは表に出ないので、応援している選手の移籍に反発するサポーターも出たりする。
悪質な代理人のために、プロフェッショナルな代理人も迷惑を被る
FIFAの代理人制度の変更は、記事中に
「無資格者が起こすトラブルも多く、FIFAは責任を負いかねると判断して制度廃止に踏み切った」
とあるとおり・・問題の根幹を解消するものではない。
代理人制度の玉石混合が更に進んで、代理人選択の難度が上がるのに・・、選手の自己責任は増す。
言葉は悪いが、FIFAが負えなくなった責任が選手に来ただけで、何の解決にもなっていないのだ。
結局は代理人、選手、関係者・・全ての人の信頼関係と言うことに尽きる。
プロと言う特殊な世界だからこそ、最終的には信頼なのだ。
これからも移籍にともなうトラブルは必ず起っていくことだろう。
その時最も責任を負うのは選手であり、家族であり、関係者であり、
彼を応援するサポーターであり・・何よりサッカー界全体なのだ。
そのことをしっかりと理解して、それぞれが気をつけていくしか今は無い。
実に世知辛い世の中だ。
2015年04月07日
2015 4月 クラブ定例会見~クラブハウスとコミュニティスペース~
4月5日のJ2第6節 長崎vs.栃木の試合前にクラブの4月定例会見が行われた。
定例会見は「クラブ状況の正確で効果的な情報発信」を目的にメディアを対象にクラブが行っているものだ。
4月の会見内容は、「クラブ関連施設の進捗状況」、「その他」。
出席者は服部GMと鈴木事業部長で、具体的にクラブから説明がなされたのは以下の2つ。
一つ目が戸石に整備中の「V・ファーレン長崎戸石クラブハウス」。
クラブハウスについては、クラブリリースが無い中で、裏付け取材も無いまま
先走った報道があり、ファンの間にも一部誤った憶測が出てたりしていたが、
正式なクラブの情報リリースは今回が初なのでフラットな気持ちで理解してほしい。

V・ファーレン長崎戸石クラブハウスは、トップチームのクラブハウスとして以下の設備を備える。
「スタッフルーム」 「選手ロッカー」 「ミーティングルーム」 「ケアルーム」 「シャワー9基」
「浴室」 「ランドリールーム」 「食堂」 「リラックスルーム」 「トイレ」 「エキップメントルーム」
(*4月5日現在も設備工事継続中)
Jリーグの定義では、
「事務所は「クラブオフィス」「クラブ事務所」。トレーニング施設を有する施設は「クラブハウス」ともいう」
としており、戸石の場合は現状のケアルーム、今後のトレーニング器具などでクラブハウスとなるという話だ。
当然、J1のクラブライセンス基準もクリアしている。
外観はクラブハウスには見えない民家2棟だが、
中身は大改装されており、管理等は、支援先とクラブによる関連会社が行う。
個人の民家を借り受けているという噂も出たがそんなことは全く無い。
完成後はサポーターなどにも内覧の機会を作りたいとのことだった。
戸石は今後の周辺事情に合わせるために、駐車場や選手の動線などを変更・整備していく予定。
戸石にクラブハウスを建設すると言うのは、練習場整備直後から進んでいた計画だ。
しかし、より効果的なクラブハウスを整備するために、昨年末にプランを若干変更し今回の形となった。
この辺のネタは、いつか書けたら面白いと思うので、それまで寝かせておきます。
あと・・戸石クラウハウスについて話を聞いた時、関係者に
「愛称はNINJA YASHIKIにしましょう。きっと欧米人が大喜びです!」と提案したが
文字通り完膚なきまでに、一笑に付されたのは止む得まい(笑)・・。
二つ目が長崎市の「みらいながさきココウォーク」5階に、
開設されるコミュニケーションスペース「ココウォークサテライト(仮)」。の件。
通年で運営するもので、クラブの情報発信基地であり、サポーターが絶えず集まり交流する場という位置付け。
ココウォークにV・ファーレン長崎のコミュニティスペースを・・
というのも1年以上前からの構想で、今回ようやく実現する運びとなった。
オープンは4月末を目指しているという。

「ココウォークサテライト(仮)」の設備は
「4面大型モニター」 「オフィシャルグッズショップ」 イベントブース
「オフィシャルデスク(チケット・ファンクラブ・後援会受付)」 ほか。
今回、発表になったこの2つの施設をはじめ、クラブは攻めの姿勢で様々な取り組みを行っている。
そして、これらは全て「長崎の街作り」や「サッカーの力で地域起こし」「文化の創造」など、
しっかりクラブ内にコンセプトやプランがある上での事業だ。
ピッチの中、ピッチの外・・本当に新しいチャレンジが進んでいるだなと思う。
定例会見は「クラブ状況の正確で効果的な情報発信」を目的にメディアを対象にクラブが行っているものだ。
4月の会見内容は、「クラブ関連施設の進捗状況」、「その他」。
出席者は服部GMと鈴木事業部長で、具体的にクラブから説明がなされたのは以下の2つ。
一つ目が戸石に整備中の「V・ファーレン長崎戸石クラブハウス」。
クラブハウスについては、クラブリリースが無い中で、裏付け取材も無いまま
先走った報道があり、ファンの間にも一部誤った憶測が出てたりしていたが、
正式なクラブの情報リリースは今回が初なのでフラットな気持ちで理解してほしい。
V・ファーレン長崎戸石クラブハウスは、トップチームのクラブハウスとして以下の設備を備える。
「スタッフルーム」 「選手ロッカー」 「ミーティングルーム」 「ケアルーム」 「シャワー9基」
「浴室」 「ランドリールーム」 「食堂」 「リラックスルーム」 「トイレ」 「エキップメントルーム」
(*4月5日現在も設備工事継続中)
Jリーグの定義では、
「事務所は「クラブオフィス」「クラブ事務所」。トレーニング施設を有する施設は「クラブハウス」ともいう」
としており、戸石の場合は現状のケアルーム、今後のトレーニング器具などでクラブハウスとなるという話だ。
当然、J1のクラブライセンス基準もクリアしている。
外観はクラブハウスには見えない民家2棟だが、
中身は大改装されており、管理等は、支援先とクラブによる関連会社が行う。
個人の民家を借り受けているという噂も出たがそんなことは全く無い。
完成後はサポーターなどにも内覧の機会を作りたいとのことだった。
戸石は今後の周辺事情に合わせるために、駐車場や選手の動線などを変更・整備していく予定。
戸石にクラブハウスを建設すると言うのは、練習場整備直後から進んでいた計画だ。
しかし、より効果的なクラブハウスを整備するために、昨年末にプランを若干変更し今回の形となった。
この辺のネタは、いつか書けたら面白いと思うので、それまで寝かせておきます。
あと・・戸石クラウハウスについて話を聞いた時、関係者に
「愛称はNINJA YASHIKIにしましょう。きっと欧米人が大喜びです!」と提案したが
文字通り完膚なきまでに、一笑に付されたのは止む得まい(笑)・・。
二つ目が長崎市の「みらいながさきココウォーク」5階に、
開設されるコミュニケーションスペース「ココウォークサテライト(仮)」。の件。
通年で運営するもので、クラブの情報発信基地であり、サポーターが絶えず集まり交流する場という位置付け。
ココウォークにV・ファーレン長崎のコミュニティスペースを・・
というのも1年以上前からの構想で、今回ようやく実現する運びとなった。
オープンは4月末を目指しているという。

「ココウォークサテライト(仮)」の設備は
「4面大型モニター」 「オフィシャルグッズショップ」 イベントブース
「オフィシャルデスク(チケット・ファンクラブ・後援会受付)」 ほか。
今回、発表になったこの2つの施設をはじめ、クラブは攻めの姿勢で様々な取り組みを行っている。
そして、これらは全て「長崎の街作り」や「サッカーの力で地域起こし」「文化の創造」など、
しっかりクラブ内にコンセプトやプランがある上での事業だ。
ピッチの中、ピッチの外・・本当に新しいチャレンジが進んでいるだなと思う。
2015年04月06日
2015年J2第6節 長崎vs.栃木のこと ~勝ちきるしたたかさ~
8日3試合というタイトなスケジュールの3試合目となる栃木戦。
第5節を終わって長崎は勝ち点10の3位。一方の栃木は勝ち点5の17位。
長崎は前節から6人を入れ替え。
出場時間が短い選手達だが、トレーニングで好調さを見せていたし、
今後を考えた上で、彼らを3連戦の中で上手く起用できればと思っていたとは試合後の高木監督の弁。
栃木はこれまでと違い2トップの布陣。
前節、サブにも入ってなかった前V・ファーレン所属のデホンが先発。長崎対策への一環だ。

前半は膠着戦。
タイトなスケジュールの下の疲労もあったろうし、
特に初先発や久々の先発という選手らにとっては開幕戦のような感覚もあったと思う。
そういう意味で特に懸念されたのが、初先発の前田をCB起用したDFラインだったが、
結果的にこれは杞憂に終わり、前田をはじめDF陣は見事な守備を見せてくれたと思う。
試合は、我慢の膠着戦の末に0-0で前半終了。
後半も前半同様の展開が続くが、「後半15分で投入するのを決めていた(高木監督)」と63分にヨンジェ投入。
この投入で長崎の攻撃は一気に変わった。
ヨンジェの速さに栃木栃木DFがズルズル下がり、長崎の選手が前を向いてプレーできていく。
70分に東が左の古部へパス、古部はそのまま持ち上がり切れ込んでシュート。
これがゴールポストに当たって跳ね返ったところを、東が落ち着いて決め長崎先制。

赤矢印が選手の動き。黒矢印がボールの動き。④、⑦など〇数字は相手選手の背番号
この後も梶川、花井を投入して追加点の流れを作り・・そのまま試合終了。
長崎は8日3試合を2勝1分という優勝ペースで乗り切った。
試合後、栃木の阪倉監督は、
思い切りが悪く、今シーズン一番悪いゲームで、攻撃時にボールを持たされているような展開だったと評し、
一方の高木監督は、栃木が2トップで来たのは意外だったが、余り危ないシーンは少なかったと評した。
また、前田に対しては、持てる力を出しており、高さはないが良くラインコントロールをしてくれたと労っている。
連戦の中で我慢すべきところを我慢しながら、選手の働きやベンチワークで勝ったゲーム。
チーム全体に1-0で勝ちきるしたたかさ、しぶとさも最近は感じられる。
昨年ならば終盤に同点に追いつかれる試合があったものだが、今は感じない。
もちろん、まだ強豪チームとの対戦が控えているが、良い状態で戦えていると思う。
ちなみにこの試合、僅か1週間前までクラブスタッフだったM口君がボランティアとしてスタジアムにいた。
スタッフ時代との違いは着ている服がスーツかラフか程度の違いだった。
絶対に今はまだV・ファーレンのことを「弊社の・・」と言うことだろう。
核はやはり中身なのだ。外見では・・スーツではない。
フォーメーションが同じ3-4-2-1でも、出場選手が入れ替わっても、
結局のとことろ核になるのは、チームが普段取り組んでいることなのだと思う。
なんてことをメンクイ系な僕は考える・・。そんな週末。
この日は4月のクラブ定例記者会見などがあったのだが、
その中身については近日中にでも・・。
第5節を終わって長崎は勝ち点10の3位。一方の栃木は勝ち点5の17位。
長崎は前節から6人を入れ替え。
出場時間が短い選手達だが、トレーニングで好調さを見せていたし、
今後を考えた上で、彼らを3連戦の中で上手く起用できればと思っていたとは試合後の高木監督の弁。
栃木はこれまでと違い2トップの布陣。
前節、サブにも入ってなかった前V・ファーレン所属のデホンが先発。長崎対策への一環だ。

前半は膠着戦。
タイトなスケジュールの下の疲労もあったろうし、
特に初先発や久々の先発という選手らにとっては開幕戦のような感覚もあったと思う。
そういう意味で特に懸念されたのが、初先発の前田をCB起用したDFラインだったが、
結果的にこれは杞憂に終わり、前田をはじめDF陣は見事な守備を見せてくれたと思う。
試合は、我慢の膠着戦の末に0-0で前半終了。
後半も前半同様の展開が続くが、「後半15分で投入するのを決めていた(高木監督)」と63分にヨンジェ投入。
この投入で長崎の攻撃は一気に変わった。
ヨンジェの速さに栃木栃木DFがズルズル下がり、長崎の選手が前を向いてプレーできていく。
70分に東が左の古部へパス、古部はそのまま持ち上がり切れ込んでシュート。
これがゴールポストに当たって跳ね返ったところを、東が落ち着いて決め長崎先制。

赤矢印が選手の動き。黒矢印がボールの動き。④、⑦など〇数字は相手選手の背番号
この後も梶川、花井を投入して追加点の流れを作り・・そのまま試合終了。
長崎は8日3試合を2勝1分という優勝ペースで乗り切った。
試合後、栃木の阪倉監督は、
思い切りが悪く、今シーズン一番悪いゲームで、攻撃時にボールを持たされているような展開だったと評し、
一方の高木監督は、栃木が2トップで来たのは意外だったが、余り危ないシーンは少なかったと評した。
また、前田に対しては、持てる力を出しており、高さはないが良くラインコントロールをしてくれたと労っている。
連戦の中で我慢すべきところを我慢しながら、選手の働きやベンチワークで勝ったゲーム。
チーム全体に1-0で勝ちきるしたたかさ、しぶとさも最近は感じられる。
昨年ならば終盤に同点に追いつかれる試合があったものだが、今は感じない。
もちろん、まだ強豪チームとの対戦が控えているが、良い状態で戦えていると思う。
ちなみにこの試合、僅か1週間前までクラブスタッフだったM口君がボランティアとしてスタジアムにいた。
スタッフ時代との違いは着ている服がスーツかラフか程度の違いだった。
絶対に今はまだV・ファーレンのことを「弊社の・・」と言うことだろう。
核はやはり中身なのだ。外見では・・スーツではない。
フォーメーションが同じ3-4-2-1でも、出場選手が入れ替わっても、
結局のとことろ核になるのは、チームが普段取り組んでいることなのだと思う。
なんてことをメンクイ系な僕は考える・・。そんな週末。
この日は4月のクラブ定例記者会見などがあったのだが、
その中身については近日中にでも・・。