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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2014年01月28日

高校サッカー新人戦 長崎県大会決勝

今日は日曜に百花台であった県高校サッカー新人戦決勝のことを・・。
決勝に先立って行われた準決勝は「海星vs.国見」と「総科大附属vs.南山」
海星が国見にリードされながら追いつき、最後はPK戦で振り切って決勝進出。
もう一方は総科大附属が南山に4-0と圧勝して決勝進出。

ちなみに会場の百花台サッカー場は国体に向けた人口芝の敷設が終わり現在はスタンド改修中。
その為にスタンドに観客が座る事出来ず、観戦出来る場所が非常に限られていた。


会場でU-18の練習に向う前の原田武男V・VAREN U-18コーチの姿を見かけ少し話す。

試合の方はと言うと、3回戦を観た時とは総科大附属の”球際の強さ”、”前への圧力”が
別モノになっていた。シンプルだけととにかく強い。
単にボールをつないで崩して行くのは海星の方がしっかりしているのだけど、
やはり新2年生主体の為か時折甘い。そこを突かれて0-2。


後半に入っても基本的な展開は変わらなかったが、
後半だけで3回あった決定機を海星が決めきれないのに対して、
前半にあったチャンスを決めたあたりが全国を経験してきた総科大附属の力と言うべきか・・。


大会は総科大附属の四連覇で幕を閉じたが、
見た限りでは海星、国見との力差はそれほどないと感じた。
これに南山、日大、鎮西、諌商、島商が追う形か??
また、今大会は地区予選で経験不足を露呈し予選落ちしたが、
普段の試合では国見と互角にやりあうという創成館も将来性は確実に高い。
また、今年入学してくる新1年生は長崎国体少年の部の強化世代で力のある子が多い。
これらの子がそれぞれの学校に加わる事を考えると・・
高総体の頃には勢力図が激変している可能性も充分にある。

事実、帰りの駐車場であった元V・VARENの選手で現国見高校の堀川監督は
「メンバーの内8人が新2年生なんですよ。まだまだです。」と笑っていた。
これから数年の長崎県高校サッカーが楽しみで仕方がない。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 22:00Comments(3)V・V長崎

2014年01月27日

日曜の練習とグラウンド

日曜は当初、朝から琴海でULTRAの横断幕補修に顔を出して、
昼から島原平成町でV・VARENのトレーニングマッチを・・と思ったのだけど、
トレーニングマッチが中止となり、練習時間が繰り上がる。
止む無く、幕補修を断念して朝から島原へ向う。

先日、クラブスタッフと
「シーズン中は火曜オフのサイクルなのに、シーズン前に日曜オフのサイクルなのは
何か理由とかあるんですか?」と聞いたのだが、この日は日曜練習。
見学者も多くそれなりに賑わっている。

この時期はちょうど、フィジカル的に一度落ちる時期なので新加入選手達はキツそうだ。
逆に前から居る選手達は去年の積み上げのお陰か状態が悪い選手は少ない。
今シーズン、フィジカルトレーニングが厳しいと言われる李コーチが加わったが、
高木監督はもとより、李コーチもマッチョな選手を作ろうというのではない。
”90分最後まで走れる”
”最後に疲れから力を出せない事が無いようにする”
と言った事がフィジカルトレーニングのテーマであり、
言うなれば目指すフットボールの質を保つ・・力を最大限発揮する時間を長くする為のものだ。

なので李コーチになってフィジカルトレーニングの質やメニューや負荷は変わったが、
フィジカルトレーニングの時間がガンガン増えてる訳でなく、
この日もボールを使った組み立ての練習に多くの時間を割いていた。

最後にグラウンドの話を・・。
この日の練習場であった平成町山側のグラウンドの芝は余り良い状態ではなかった。
だが、関係者は「デコボコしてないだけ良いんですよ」っと言う。
海側のグラウンドは綺麗だが、ギラヴァンツ北九州のキャンプで使用予定の為に利用出来ない。
ちなみに、遊学もまもなくモンテディオ山形が例年同様にキャンプを張る。
更に、柿泊の補助グラウンドや百花台の芝生広場はデコボコがひどく・・
人口芝はフィジカルへの負荷がかかる為に週1回程度にせざるを得ない。

どこが悪い云々の問題ではなくて、長崎県のスポーツ施設事情とV・VARENの歯車が
今よりもカチッと綺麗にはまる事が出来ればなっと。

練習後は、百花台へ移動し高校サッカー新人戦 長崎県大会決勝を観戦。
その話題は明日にでも・・。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 17:45Comments(0)V・V長崎

2014年01月24日

週末の事と県高校サッカー新人戦の話

 先週の日曜日はULTRAの幕作業に遊びに行くつもりだったのだが、
大村空港へ行き、そのまま大村工業で開催中の新人戦県大会を観戦に行く。

アウェイに行く訳でも無いのに大村空港に行った理由は
V・ファーレンから福島ユナイテッドに期限付き移籍する杉山君を見送る為だ。
今回の移籍が発表になってから杉山君は色んな所に挨拶に回っており、
僕も前日の送別会に呼ばれていたのだが、先約があり会えずに居た。

空港には数人のファンが集まっており、見送りには杉山君も少し驚いたようだった。
翌日からは練習に合流すると言う。
地元、福島で彼の活躍を心から期待したい。

その後は大村工業で開催されている新人戦県大会の総附vs.島原高を観戦。
新人戦に関しては去年12月の地区予選から色んな学校を見ているのだけど
総附は見ていなかった。


基本、総附が攻めるも決めきれない中で押し込まれた島高がカウンターを狙うという展開。
ペースを握りながら島高のカウンターに1点を決められた総附が2-1で勝利。
この時期はやはりチームとしてまだまだカオスな状態で個勝負な面が強い。
「1点取られて苦戦した方が(強くなる為には)良い」とは保護者の言葉。
これから選手の起用や采配でチームの形が出来ていくのだろう。


さて、この試合は見ての通り土のグランドで行われたのだが・・
僅か5m横には・・放虎原の人工芝グランドが広がっていた。
今年は国体がある訳で長崎県のスポーツ施設は過去最高の状態となる筈なのに
実際は土のグランドで公式戦が行われると言う他県でも珍しがられる状態。
国体について色々考えさせられる状態だった。

 そんな新人戦も明日は準々決勝。ざっとベスト8を。

諫早商業
県央の名門。毎年、何だかんだ言いながらもしっかり好チームを作りあげてくる。
守備からの攻めが早く常に安定している。


国見高校
2010年の選手権予選を最後に県内タイトルから遠ざかっている名門。
昨年からの”つなぐサッカー”は健在ですでに2年生主体でもブレない。復活も近い。

海星高校
長崎市屈指の名門。昨年は県高総体を制覇したが、選手権予選、県リーグでは総附の後塵を拝した。
毎年、力のある好選手を揃えしっかりチームを作ってくる。

日大
昨年は近年で最も苦戦したが12月に行われたプリンス2部参入戦ではしっかり勝利しプリンス残留。
元々は力のある選手も県内で最も多く擁するだけに期待したい。

総科大附
選手権出場の為に新チームの始動が遅れたが県内最強高校の一つ。
県内屈指のタレント安藤君が最終学年。県新人戦3連覇中。

長崎南
毎年、新人戦では意外な伏兵が活躍を見せるのだが今年はここだろう。
昨年の選手権予選準Vの鎮西を破って来た。飛びぬけた選手がいない分まとまっている。

佐世保工業
県北の意地をかけてベスト8進出。昨年は新人戦、高総体、選手権予選と全てベスト8。
安定した力を持っている。唯一の県北勢はどこまで進めるか?!

南山高
本田君、大久保君と強烈なタレントが抜けたが2回戦では強豪の島商をしっかり破りベスト8。
今年は必然的に荒木君あたりが中心だろう。

非常に楽しみなのだが、明日は知り合いの結婚式の為に準々決勝を存分に堪能できない。
何とも口惜しい限り。良い試合を期待したい。


  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 18:32Comments(0)高校・ユース

2014年01月23日

新しいチームとクラブに求める最初の2つ

 始動日から既に10日弱。
完全に2014年仕様のV・VAREN長崎がスタートした。

 クラブを去った選手は昨シーズン中にレンタル元へ復帰した呉、舞行龍君を含めれば14名。
シーズン頭から期限付き移籍をした杉山君、松尾君を含めれば16名となる。
この数は所属選手数が40名を超えていた頃の2005年を除けば
20名弱の大量退団者を出し、尚且つ契約更改時の選手、ファンへの対応に失敗して
チーム内外に大きな動揺を引き起こした2010年シーズン後以来の数だ。

 無論、所属GK総入れ替え状態になった事であるとか、主力であった岩間君、金山君を始めとする移籍は、
サポーターに大なり小なりショックを与えているが、例年に比べて動揺は少ないと感じる。
この辺は高木監督と服部強化部長の手腕とフォローの賜物だろう。

永遠にプレイする選手はいない。
引退、退団・・色んな理由で必ず別れは来る。
それはファンも十分に認識しているのだから、
しっかりとした対応をすれば動揺は最小限に抑えられる事を証明したと思う。

 一方で加入は12名。
多めではあるが、バランス的に悪くない補強だ。
新体制発表記者会見で、懸念されていた得点力と言う点でFW補強が1名である事を挙げて、
補強の狙い、ポイントを質問したが、高木監督の答えは
「打率を上げる事で得点力を上げると理解して欲しい」との事だった。
本音を言えば得点力のあるFWを獲得したかったのかもしれないが、
昨年の路線をしっかり継続しており、不安は少ない。

 李コーチを招聘しフィジカルトレーニングを積んでおり、
ハードワークという意味でも昨年の路線をしっかり踏襲している。
昨シーズン後に多くのコーチングスタッフが「来年もベースは継続する」と語ったが、
補強にもチームの強化プランにもそれはしっかり表れていると言えるだろう。

 一方で懸念を上げるとすれば守備だ。
やはりGK陣が総入れ替えになり、岩間君が抜けた影響は小さくない。
金山君、岩間君は昨年のMVPクラスなのだから当然の話なのだけど・・。
ボランチには三原君が入り、GKに大久保君や中村隼君が加入し、
選手の能力的には問題はないが、連携、選手同士の呼吸、信頼感などはまだ未知数だ。
とは言え、少し厳しい選手事情であっても柔軟な起用で昨シーズンも乗り切った高木監督のこと、
今年も予想以上に選手を活かしていく事だろう。

 一方、フロントの方も今年は「Jリーグ1年生」などとは言ってはいられない状況で
プロクラブのフロントスタッフとして求められる物は非常に高くなる。
性根を据えて頑張ってもらいたいし、その為に色んな協力もやっていこうと思う。

フロント業務と言うのは営業や試合運営、地域密着など色々あるが、
トップチームの選手やスタッフに対して行うべき仕事の基本は
トップチームの選手やスタッフの”理由(言い訳)”を一つ一つ潰していく事だ。
「練習場に問題がある」と言われれば練習場問題の解決を行う事だし、
「対戦相手のデータが足りない」と言われればデータを集める事だ。

全ての”理由(言い訳)”を潰す事は永遠に出来ないかもしれないが、
それを繰り返してトップチームに一切の理由(言い訳)を言わせずに
結果を要求する事が出来るように動き続けるのがフロントのチームへの最大の仕事だと思う。

そう言った意味で、今年は

1練習の確保!
2アウェイ帯同メンバー数を常に18名フルに連れて行けるように!

を目に見える仕事として求めたい。

1に関しては昨年からの問題で言わずもがな。
2に関しては最大18名をアウェイに連れて行けるのと
16名だけでは、監督が試合中に打てる手の幅が変わる。
あと2名を連れて行く行かないで勝ち点に僅かな差が出て、
その勝ち点差で順位が入れ替わる事もある。

どちらも、現状ではかなり難しい仕事であるが、
1と2が出来た時、V・VARENは本当の意味でプロクラブになれると思う。

とりあえずそんな事を考えながら、
「お前もきちんと仕事しろ」と言われないようにやれねばならないな・・
と気持ちを引き締めつつ、totoが当たった事の事ばかり考える。

目指せ6億!食って、寝て、フットボールの自堕落生活!  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 20:56Comments(0)V・V長崎

2014年01月16日

今年のJ2と長崎のチーム作り

V・VAREN長崎だけでなく各J2チームも次々と新体制を発表しているが
今年は良くも悪くも派手だなという印象を受ける。

磐田のシャムスカ監督、山形の石崎監督、岐阜のラモス監督、京都のバドゥ監督、熊本の小野監督・・
何とも派手な顔ぶれだ。
監督が変わればチームも変わる。
これらのチームはスタイルも含めて大きく変化してくる事は想像に難くない。
更に、松本の反町監督、岡山の影山監督などは
そろそろ目に見える結果を出さないとならないシーズンだし、
東京Vの三浦監督、北九州の柱谷監督などは去年作った土台が徐々に活きている時期だろう。
成績だけ見ても22チーム中、7人がJ2チームを昇格させた経験があり、
ナビスコ杯を制覇した監督も加えると8人となる。

元日本代表選手がチームにいるのは別に珍しくもないが
札幌に小野選手、水戸に鈴木選手、岐阜に三都主選手・・おまけに
毎年、毎年期待されながら華麗にスルーされていると思っていた巻君が、
ついに熊本入りなど話題性も事欠かない。
恐らく、J2開幕戦当初は幾つかのスタンドで
「FW 巻」と呼ばれた瞬間にどよめきをあげて面白がるサポーターや、
ちょっとジーコの物まねをしてみるスタジアムDJなどが出て
ゴールデンウイーク入る前くらいまでは流行るのではないだろうか?

これだけ知名度のある代表選手がJ2に入ってきていると言うことは
知名度では代表選手に劣るが力のある選手も相当に入ってくる事を意味する訳で
・・間違いなく今年のJ2は去年以上の混戦となる。

以前、強化部長とも雑談の中で
ここ数年、リーグの総合的なレベルは間違いなく上がっている。底上げが進んできた。
実力が劣るチームでもやり方次第である程度戦えるし、上を目指せる程度に戦力は均等化されてきた。
でも、リーグ中位が厚みを増した分、本当に抜け出す力のあるチームは減った。
という事を話したのだが・・その傾向はますます強くなってきている。
更にJ3降格という恐怖が、ギャンブルしてでも優勝争いを狙うより手堅く中位キープという流れを作っていく。

今年は上位でも2連敗したら下位に一気に落ちる
逆に2連勝したら一気に下位から上位とか・・そんなシーズンになるだろうと思う。

そんな中で挑む高木体制2年目。
新加入12名の内訳はGK3人、DF2人、MF6人、FW1人。
っと言っても色んなPOSで適性を試していくのでGK以外のPOSは余りアテにならない。
例えば浦和から来た野田君は左サイドバックと左のワイドが出来る上にCBとしての経験もある。
また、大学時代までFWだった事から状況によってはFW起用だってあるかもしれない。
広島から期限付き移籍で来た李君もシャドーの位置が原則だがボランチやサイド起用も十分ある。
石神君だって左ならどこでもこなすスペシャリストだし、東君のシャドーからサイドまで幅広くこなす。

また昨年からの長崎の強化戦略の特徴はシーズンを本当に先まで見据えている点で、
登録ウインドーが第1次と第2次の2つある事を利用して
シーズン中にもう一度チーム編成をする事を見越している。

去年はチーム状態をチェックしつつ、
早くから夏の補強を検討し見事に奥埜君らを獲得して強化に成功している。
今年もこれで終わりという訳ではなく、補強マーケットとチーム状態を睨みながら
常に水面下で動いて”その時”を準備しているようだ。
補強ありきではないが、常に備える事を怠っていない。

その辺を意識して2年目の高木体制のチーム作りを見てみると
大河ドラマを見ているような楽しさがあるので興味のある人は注目してみては?

とりあえず僕は高校時代に「カレーの王子様」と呼ばれた程にカレー好きだったので
カレー好きの野田君に長崎の美味しいカレー屋を教えてあげたいと思いつつ、
練習場の寒さに打ち震えながらレッドペッパーさんが練習でも屋台を出せばな・・などと考える。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 18:13Comments(2)V・V長崎

2014年01月15日

シーズン始動のことを適当に・・

新シーズンが始まった。その辺をツラツラと・・。
チームは12名の新しい選手とフィジカルコーチを迎え”次の段階”へ進んでいる。
初日の練習は1部でフィジカル練習を中心。新任の李フィジカルコーチは
ベガルタ仙台躍進の基盤となったフィジカルを作ったコーチとして知られ、
今回本当にタイミングと強化部のパイプに上手くつながっていた事で招聘に成功。
実に大きな補強だと思う。

さて、今シーズンのスローガンは「努力=無限」。”どりょくはむげん”と読む。
ツラツラっと思い起こすに過去のスローガンは
「長崎維新」「BODY & SOUL 全てを賭ける」「結束」「初心回帰」「一」など・・。
この中ではやはり「一」が印象深い。
JFL1位。一つになる。長崎を一つにする。目指すはJ2だた一つ・・
色んな意味の”一”そのままだったから。
”一”なんてスローガンが使えるなんて機会は滅多にないだろうから。
そういう意味では今年のスローガンは少し判り難いが、シーズンが終わる頃に
「その通りだったね」などと会話出来るようだと素晴らしい。

先日、メディア説明会と懇親会があったのだが、今年の悩みもやはり練習場との事。
国体の練習が本格化する頃からは大変な状況になる。
現時点では国体後にしかクラブハウスも専用練習場も着工しない。
非常に頭の痛い問題となりそうだ。

今年からユニフォームサプライヤーはヒュンメル。
何気にペナルティのデザインは人気だったのだが、
ヒュンメルにはヒュンメルの個性があるので期待したい。
ちなみに現時点ではまだ練習はペナルティの物で行っているので勘違いしないようにね。

あと2部練の場合、夕方はとても寒いので見学される人はお気をつけて。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 23:05Comments(0)V・V長崎

2014年01月11日

13日は新体制発表です

 今シーズンはワールドカップがあるわ、
J3が誕生するわ、国立競技場が改修されるわ、
天皇杯決勝が12月に開催されるわと、色んな物が起る年である。

例えるなら4年に1度の年収決定査定が行われる年に、
子供の誕生と家の改築がある上に、
年に1度の社内試験の日程が前倒しされたようなもので、
何も一度に来なくても・・と思わなくもない年なのだ。

 そんな中でJ2はと言えば、一昨年は町田がJFLに降格し、去年は鳥取がJ3に降格。
「降格が無いから色んな事にチャレンジ出来るリーグ」と呼ばれた時代は完全に過ぎ去り、
一方で6位までがJ1を狙えるJ1昇格プレーオフの存在によって中位チームでも上を
目指せる環境が整い、上位も下位も目標を設定しやすいリーグとなっている。

実に楽しい。

 昨年はガンバ大阪という知名度の高いクラブがJ2に在籍した事で
多くのクラブに集客面で喜びを与えてくれたのであるが、
・・大半のJ2クラブにとって大変痛ましいことにガンバはJ1に行ってしまった。
多くのJ2クラブの社長さんも好きな人がお嫁に行ったような気になった事だろう。
ガンバ特需によって味をしめてしまったJ2のファンは
「鹿島と浦和とFC東京が揃ってJ2に降格すれば、J2は果てしなく潤うのではないか?」
と思い、熱い視線をJ1に注ぐ事になるのだが・・。

 そのJ1であるが、面白いものでここ数年、
「えっ?このチームが!」というチームがJ2に降格している。
ここ3年ではFC東京、ガンバ・・そして磐田。
磐田なんて前田・駒野・伊野波・曺・白星東ら日韓の代表選手を揃えており、
優勝争いをしてもおかしくなかったのにだ。
これは・・今年も期待して良いのかもしれない?

 ともあれまずは長崎が降格しないように13日の新体制をしっかり取材してきたい。
そして、J1に昇格した途端に
「浦和や鹿島やFC東京はやはりJ1が相応しい!」
などと手のひら返しのコメントをしたいものだ。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 21:30Comments(0)V・V長崎

2014年01月07日

遅ればせながら松橋君の引退のことを

昨日の有光君に続いて今日は松橋君の事を・・。

松橋章太 FW 8番
(V・VAREN長崎に所属しての全成績)
・22試合出場
・4得点
・4アシスト
・警告無し

 長崎で彼が大活躍した・・と書くと正直言って嘘になる。
並の選手で言えば充分活躍したと言えるが、松橋君のキャリアを思えばそんな事は言えない。

 何度か過去のブログでも書いたが1982年生まれ組はV・VARENファンの希望だった。
国見の高校三冠世代を中心に創設から数年の間は82年組のオールスターと言って良く・・
国見の田上渉、小嶺栄二、鹿実の久留貴昭、税所義博、清商の佐野裕哉・・
多い時でチーム内の82年組は10名を越えた。
(彼らの中の誰かは必ずJリーグまで一緒に行ける)
当時のファンは皆、そんな事を考えていた。
その82年組の中でトップを走っており、
同時に届かないほど遠い存在が大久保嘉人君と松橋君だった。

 ”スピード”
松橋君の特徴を知らないフットボールファンは居なかっただろう。
あれは届かない・・そう思うボールに松橋君は何度も追いついて見せた。

 2006年、TMで松橋君の所属する大分とV・VAREN長崎が対戦した。
この試合で松橋君は得点を挙げ・・その年はそのまま好調を維持し代表にも選出される。

  取材の時に、その当時の話を振ってみると
「あの頃、俺は長崎から得点して、そのまま調子良くリーグでも好調だったんですよ」
と嬉しそうに話してくれた。同時に、
「俺、V・VAREN出来てからちょくちょく見に来てたんですよ。
KYUリーグの試合が大分であると見たりしていました。
国見の同期がいるっていうのもあったけど、
自分の地元に出来たチームだから凄い嬉しかったし、気になっていました」とも。

 大分トリニータでの働きを考えると長崎のピッチで彼が実力を完全に発揮したとは言い難い。
色んな条件が整っていれば彼ならもっとやれるだけの実力はあったとも思う。
でも、彼は決してチームの中で奢らず、偉ぶらず、練習の先頭に立つ事でチームの柱を務めた。
単にチームに残るだけなら出来たが、松橋君はプロアスリートとして引退を決断したと言う。

 引退発表後に松橋君とも会う機会があったのだが、彼は
「悩みましたが、終わるなら長崎でって決めていました。
だから、代理人にも海外とかも含めて探さないで良いって伝えていましたから。
家族は現役を続けられるのなら続けたらと言ってくれましたけど、
自分の中でケジメをつけたかった。」

 これを聞いた時に自分の中で一つの答えがでた。
幾ら個人的に想い入れのある82年組とは言え、
2年しか在籍していない松橋君にこんなに自分が愛着を持っていたのか・・。
それは彼がV・VAREN長崎を注目し、見続けてくれていたからなのだと思う。
ありていに言えば、彼はV・VARENのファン・・
少なくとも近い気持ちを持っていたからだろう。

 1982年組は僕らの希望だった。
その先頭を松橋君は走っている一人だった。
希望の82年組の一人でV・VARENのファンだった選手がピッチを去る。
単なる選手引退の枠を超えて・・寂しさと同時に期待もしたい。
有光君と県北からJリーガーを誕生させる礎となる事を・・。
彼のようにV・VAREN長崎が好きな選手を育てる事を。


  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 19:00Comments(0)V・V長崎

2014年01月06日

今更ながら有光君のことを

 年が明けて2014年。
今更ながら有光君と松橋君の事を書こうと思う。
やはりこの2人については思い入れがあるので書かないで流せないなと・・。
だが、この2人については本当に書きたい事が多過ぎる。多過ぎて何を書けば良いのか・・。
とりあえず今日は有光君について・・

 加入初年度の有光君は中々サポーターの方を向かなかった。
シーズン最終戦でサポーターに向って笑顔で手を挙げた時に、
皆で「やっと、こっち向いた?」と皆で話した記憶がある。
どこかぶっきら棒で、気難し屋・・それが彼のイメージだった。

だが、実際の彼は若手の面倒見も良く、気遣いも細やかで、
ライターの端くれとして何度か助けて貰ったりもした。
現クラブスタッフの田上君が試合のミスで落ち込んでいる時に声をかけ慰めたも彼だし、
水永君がホンダロックを退社する際も、当時の監督に水永君の事を伝え入団の道を開いたのも彼。
2012年は佐藤君、河端君、中山君と共にチームリーダーとしてJFL昇格を引っ張り続けた。

 話を聞くといつも落ち着いた口調で静かに話してくれるが、人前でも本音を隠さない。
人と意見が違っていても隠さず・・
「藤原さんは◎◎でしょ?でも、俺は××ですよ」とハッキリ主張する。
だからと言って、違いを認めない訳じゃなく、
違いは違いと認識して変わらず接してくれる。

 恩讐、愛憎・・本当に長崎と有光君の間には色々あった。あり過ぎだったろう。
でも、これほど長く在籍し、これほど得点を挙げ、
これほど色んな経験が一緒に出来る選手は滅多に誕生しない筈。
クラブの歴史で20~30年に一人生まれるか生まれないかの選手。
・・僕らは本当に良い時代を経験出来た。

 引退発表の時、予想していたとは言え自分でも想像以上にショックを感じた。
余りに有光君が居る長崎が当たり前だったから、彼が居ない長崎を想像出来ない。
今もどこか不思議な感じだ。きっと練習場で居ない筈の彼をつい探してしまうのだろう。

 引退発表から数日後、ある席で有光君と一緒になる機会があった。
既報の通り、今後は佐世保でサッカー教室を開くと言う。
サッカー教室以外のビジネスプランなど有光君なりにしっかり考えていた。
「県北からJリーガーを出したい」
さっき、僕らは良い時代を経験出来たと書いたが少し訂正しよう。
今の子供は本当に良い時代を経験している・・
あの有光亮太が関わるサッカー教室が自分の街にあるのだから。

有光亮太 FW 13番
(V・VAREN長崎に所属しての全成績)
・189試合出場(歴代1位)
・87得点(歴代1位)
・25アシスト(歴代1位タイ)
・警告10
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 17:43Comments(1)V・V長崎