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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2013年10月31日

週間サッカーマガジン月間化に思う

 週間サッカーマガジンが最新号の1483号で20年に及ぶ週間化にピリオドを打ち月間化する。
サッカーマガジンは現存するサッカー雑誌としては国内最古で長い伝統を誇る。

 サッカーマガジンの週間化は1993年でその前は隔週間化が1年あり、
その更に前は月間サッカーマガジンだった。
当時はJリーグ開幕前で携帯電話もなくDVDも無く、ケーブルテレビも普及しておらず、
テレビでサッカーが流れるのは高校サッカーの選手権と天皇杯の決勝のみ。
ワールドカップが4年に1度、深夜に放送されるだけ・・という時代だ。

 まだサッカー専門誌も多くなく、月間のサッカーマガジンとサッカーダイジェストを買って、
次の号が出るまでの1ヶ月間を何度も何度も読み返しながら待っているような時代。
特に海外の情報は本だけが頼りだった。
ラッツィオにガスコインが居て、J・P・パパンがバロンドールを獲った直後くらいで、
ACミランのオランダトリオが全盛期。バルサがクライフに率いられて輝いていた時代。
当時のサッカーマガジンでは漫画家の望月三起也さんのエッセイなどもあって、
そのコラムの中で当時日本代表FWだった高木琢也現V・ファーレン監督の事が書かれていたりしたものだ。

 今年からV・ファーレンがJ2入りし、サッカーマガジンにも寄稿する事になった。
かつて1読者だった本に寄稿すると言うのは不思議な感覚と嬉しさを感じていた。
何より、フリーライターの端くれの端くれ・・切れっぱしとでも言うべき身がサッカーマガジンで
原稿を書くというのは実に影響が大きく心強いものだった。

 週間化を終え、月間化へ移行するのは時代の流れであるとか、紙媒体のおかれた状況とか色々あると思うが、
週間サッカーマガジン20年の歴史の最後に関われたというのは今後の自分にとって本当に大きい。
物書きの切れっぱしとして「間に合った!」という想いがある。実に幸運だったと思う。

 ちなみに月間J2マガジンの方は今後も続くし、
週間サッカーマガジンで書いていた試合の採点なども続く予定なので、
自分としては声が掛からなくなる時まで誠心誠意、長崎の原稿を書き続けていきたい。

 今後サッカーマガジンは”サッカーマガジンZONE”として今までと別の視点からの雑誌になると言う。
新しいサッカーマガジンがどんな雑誌になるか楽しみにしたい。
かつての月間化時代のように、次の号が出るまでのワクワク感を味わえるように・・。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 19:05Comments(1)書籍・雑誌

2013年10月29日

2013 J2第38節 熊本vs.長崎のこと

昨日は夜に録画していた「岐阜vs.栃木」を観ていたら寝落ちしてしまったので、
一日遅れで日曜のロアッソ戦を・・。

土曜の4時頃に”頭髪が豊富でないO友君”が車で家の前まで来てくれたので同乗して集合場所へ。
O友君は2005年からULTRAで世代が俺らより一回り下だ。
O友君の世代はULTRAで元々少ない上、結婚だー、就職だーで減り続けて気付けばO友君一人という
言わば”ULTRAの失われた世代””谷間の世代”だ。
そのO友君も結婚や長男の誕生で2010年から殆ど来られず、今年からようやく復帰したような感じだ。

ちなみにULTRAを卒団した後、O友君に謝らなければならないと気づいた事がある。
このO友君に対しては”将来を担う逸材”と見込み、殊更厳し接してきたし、
O友君は頭髪面以外で周囲の期待に応えて伸びていたのであるが、
振り返って見ると俺はO友君を褒めてこなかった。
O友君に対して「お前ならもっと出来る」と言うばかりであった。
これは実に申し訳ないと思う。・・なので、車中で「すまん」と謝った。
O友君は「謝られるまで長すぎて、今謝られても何の事かいっちょん判りません。」と言う事だった。
そんな会話をして集合場所へ行き、バスへ乗り換え出発。

会場のうまかなよかなスタジアム。
V・ファーレンのスポンサーだった事もある山田青果市場さんが命名権を持つスタジアムだ。
V・ファーレンがここで公式戦を行うのは2005年の九州リーグ「vs.ヴォルカ鹿児島戦」以来だ。
ちなみに2005年の九州リーグ最終戦は隣の補助競技場で行われ、試合後に選手達と握手した。
あれから8年も立つ。

試合は・・前半は熊本の3トップを上手く捉えきれず、セカンドボールをまったく拾えなかった。
熊本はモチベーションが高いようでプレスも良く効いている。その為に長崎は前で起点を作れない。
前半は完璧な熊本のゲームだった。

後半に思い切ってプレスに行く事や金久保投入で前に攻められるようになり挽回したが
試合を通じて熊本の”長崎に勝つ”というのが見えた試合だと思う。勝ちに徹してきた。
それは引退発表後初のホームゲームで北嶋を投入してこなかった事からも伺える。
あとジャッジの問題はあるが、それを差し引いても勝てるチームにならないと
残りの栃木、千葉、松本、徳島とのサバイバルゲームには勝てない。

試合後は取材を済ませ皆で鳥栖vs.C大阪を観に行く。
長崎が本当に来年J1に行った場合、このレベルと戦わねばならない。
個人技・守備ブロックの作り方・決定力・選手層・・
JFLからJ2に昇格して改めて「まるで違う世界」と思ったサポーターは多い。
J1とJ2でもやはり世界が違う。

先はまだ長い。長崎の道はまだまだ続く。
・・かしわうどんを頬張りながら、そんな事を考えた。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 17:40Comments(0)V・V長崎

2013年10月26日

2013 J2 第37節 長崎vs.岐阜のこと

明日にはもうアウェイの熊本戦だというのに今になって週末の岐阜戦の話題を(笑)。
今週は原稿の締め切りが2つ重なり結構一杯だったのだ。止むを得ない。不可抗力だ。
もう1週間前なのでよく覚えてない点もあるが・・。

当日は会場着と同時にメディア受付を済ませ、バックスタンドの顔見知りの所へ顔を出す。
しばらく座って雑談。
”頭髪が若手ではない”でお馴染みのO友晋君がいないので尋ねると今日はお休みだと言う。
そう言えば、O友君は自分の頭髪が豊富で無い事を
「俺と一緒の席周辺で応援している人間には薄いと思われるのが多い。
この場所は男性ホルモンが過剰に発生しているのではないか?自分のせいではないのではないか?」
と言っていたのを思い出した。確認せねばなるまい。
3F席に上がって、O友君の隣で応援しているタケルの頭頂部を撮影。




晋!安心しろ!男性ホルモンのせいじゃないぞ!お前の実力だ!

こうして問題を解決して心置きなく岐阜戦に臨む。

んで、試合。
岐阜はチームの3割以上の人数を途中補強しているように前期戦った時と違うチーム化している。
元々、染谷、美尾あたりは高い能力を持つのだけど、
守備は木谷、攻撃は中村、スティッペという途中補強がガンガンに活躍している。
長崎戦ではスティッペがハムストリングで急遽欠場して助かった面があった。

立ち上がりから岐阜は中村・染谷を中心にロングボールを使った速攻で攻める。
長崎はここまで4戦未勝利で自信に欠けるようで受け身に回ってしまう。
岐阜ペースで試合は進むのに先制は12分に長崎。奥埜の突破から井上→金久保の形で先制。
ゴール前の混戦をうまく突いた形と言え、展開を考えるとラッキーだった。
その後、長崎は幸野、佐藤、奥埜の3人が流動的に動いてペースを掴み
岐阜がカウンターで反撃するという展開が続く。

右サイドで奥埜が駆け上がる井上にパス。井上がファーにクロスを入れ、佐藤がダイレクト。
試合2日前に岩間と共に監督からかなり指導を受けのだがその効果が見事に出た形。
ダイレクトで打った洸一も素晴らしかった。
事実上これで勝負あり。その後、77分に幸野がダメ押し弾を決めて終わってみれば完全勝した。

あと、この試合で見せた幸野のロングループは素晴らしいものだった。
試合後に話を聞いたのだが、あれは完璧に狙った物。
相手の位置を頭の中で全てイメージして、打った時に確認したらイメージ通りだった上に
トラップの瞬間にワザと引っ掛ける感じでボールを落として岐阜のDFを罠にかけている。
彼のセンスやテクニックが出たシーンだが、それ以上にあの場面でロングループという
選択肢を思いつくのが彼の凄い所だと思う。ああいうアイデアを凄く大切にして欲しい。

さて、試合後は原稿を書いて、美由紀さんのバースデーを祝いにはち蔵へ。
美由紀さんへのプレゼントの多さに「女優並じゃないか!?」と驚嘆する。

それがもう1週間前の出来事か。
あれから取材をしたり、原稿に追われたり、中間決算を頑張ったり、支援会の資料を作ったり・・
1週間、早いネ!・・な感じだ。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 17:32Comments(1)V・V長崎

2013年10月20日

ナガサカ!005号 発行!

 V・VAREN長崎スタジアムフリーペーパー「ナガサカ!」の第5号が
明日のFC岐阜戦で配布予定。今回も極小部数発行。
(企画:V-ist 編集:V-ist デザイン:渡辺和博 発行:V-ist)

・J2公式戦勝敗予想コーナー「dodo」
 予想者:坂本麻衣(タレント スタジアムMC)/坂本雄二(ULTRA NAGASAKI代表)
     濱伸一(Team V-ist)その他一般枠、特別枠の5名。

・V・ファーレン長崎の情報を載せた「V・ファーレントピックス」 (text:岩佐紀彦)
 リーグ戦やJ1クラブライセンス取得のニュースなど

・U-18、U-15に迫る。「特集:V・ファーレンアカデミーのこと」(text:藤原裕久)
 原田武男U-18監督、前田大輔U-15監督のインタビュー。アカデミーの解説など

・地域リーグ以下のクラブ日本一決定戦に迫る「全国社会人選手権大会」(text:藤原裕久)
 開催中の第49回全国社会人選手権についての展望記事。

・J2、J3参入へ最終コーナー「JFL情報」(text:藤原裕久)
 佳境に入ったJFLのついてのミニ情報。

・V・ファーレン歴代ベスト11「我が心のV・ファーレン」(text:下舞亜由美)
 
・仮想のクラブ広報が質問に答える「教えて V・ファーレン」(text:長井 咲(仮))

・2012JFL王座を勝手にタイトル化する「チャンピオンロード」(text:藤原裕久)

・選手のイメージランキング「俺達の勝手にランキング!」(text:濱伸一)

メインとバックの入り口で配布予定。
どうぞ、よろしく。

*注
我が心のV・ファーレンの記事に一部ミスがあります。
気付かなかった方はそのまま気付かないで、
気付いた方は、何も言わずにそっと見守っていただけると助かります(笑)。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 01:00Comments(0)V・V長崎

2013年10月19日

全社だよ!!!

 今日から島原で全社が開催される。
全社と言えば、V・VAREN長崎は2006年に制覇している思い出深い大会だ。
ちょっと2006年を思い出してみる。
全社開催前に九州リーグを優勝し、JFL登竜門である地域決勝大会出場権を確保していた
V・VAREN長崎にとって全社はそれほど重要視されていなかった・・クラブとしては。
だが、チーム内は違った。

 当時の監督は現専務の岩本文昭氏だが、
この時すでに采配は強化コーチの小林伸二さん(現徳島監督)が振るっていた。
当時の小嶺社長の命によって、地域決勝大会へ向けてほぼ全ての実権が小林コーチに委ねられ、
全社も補強選手・主力クラスは全社に参加せずに長崎で練習だった。
その為に全社入りしたメンバーは残ったメンバー中心の11人プラス数人。
しかし、彼らは全社で勝利を重ねる。
当時、練習場で全社の結果速報を横断幕にして張り出すと、
練習中の選手から拍手が起こり、「行きてぇ~」という声が聞かれたものだった。
そして、試合を重ねる毎に怪我人が続始め・・急遽、長崎か選手が派遣される。
こうして決勝戦では多くの主力も合流し・・長崎は見事に優勝を飾った。
とても美しい記憶だ。なのでこの頃を知っているファンにとって思いで深いタイトルである。

 それから7年・・。
当時、V・VARENのエースだった田上渉と守備の要だった加藤寿一は
「重工」のユニフォームで明日からの全社に挑む。
地元枠で出場する時津SCと共に長崎勢の活躍に期待したいところだ。
重工と初戦で当たる「ジョイフル本田つくばFC」は
現川崎フロンターレ監督の風間さんが関わったチームで筑波大OB中心の強豪だ。
全社予選で一昨年の王者である「東京23」を破っている。
また、「時津SC」の相手である「浦安SC」については、
発売中のJ2マガジンVol.4のV・ファーレンのページで”選手に聞いてみた”のコーナーを読んでほしい。
ある選手がライバルと評する選手がわかる筈だ(笑)。

 それ以外では前V・VAREN監督の佐野達氏率いる「サウルコス福井」、
J3候補の「グルージャ盛岡」、「レノファ山口」、
合併間近の「ヴォルカ」と「FCK」なども注目だ。
「デッツォーラ」島根にはV・VARENのOBである隅田航が、
「新日鐵大分」にもV・VARENのOBである今泉和己がいる。
あと日曜のV・VARENの対戦相手で、国体準優勝の「FC岐阜」のセカンドも来ている。
長崎は岐阜だらけだ(笑)

 明日から5日間・・どんな展開が待っているかワクワクする。
ついでに、全社に来る人は、島原市営近くの”白石”で唐揚げを食べて欲しい。
本当は南島原のお店で食べて欲しいが・・。
また、多比良港近くの”さぬき茶屋”はV・VARENのOBである小田幸司君がいる。
天むすは美味い!
まぁ、長崎市まで足を運ぶなら・・はち蔵だけどね。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 09:00Comments(0)その他フットボール

2013年10月18日

なぜ、練習場が見つからないのか? 後編

過去にブログで何度か書いているが、改めて県のスポーツ施設について書いてみる。
県のスポーツ中核施設である県総の選定が長崎のスポーツに対する認識や状況を象徴している。

話は50年以上前に遡る。戦後、スポーツ中心施設の県総誘致に最も熱心だったのが長崎市だった。
長崎市は松山に陸上競技場・テニス・バレー・バスケットコート、プール、
更に平和公園側に体育館と子供遊園地を建設するという大計画を県に働きかけている。
計画は競技関係者からも大いに支持された。だが、県は財政難を理由に諌早設置に固執。
諌早の小野に作ろうとするが工費がかさみ、現在の場所に諌早競馬場と併設して県総が作られた。

ちなみに、長崎市の長崎国際体育館は重工が1億円を投じて建設し、県に寄贈したものだ。
この時に県は5000万円の負担を見送り、一部設備の整備をしなかった。
そして、まさに僅かな設備不備が理由で昭和44年の長崎国体で会場にならなかったと言う。

つまり、県総も国際体育館もスポーツの為とか、街作り以上に経費が重要視された格好だ。


さて、戦後に国土が荒廃した日本にとってスポーツ施設の充実は国体が担ってきたのだが、
長崎で国体開催へ動き出したのが昭和28年。その後、立候補を経て、長崎国体の開催が決定する。
この時、長崎県は県総ではなく、長崎市の松山にメインの陸上競技場を建設しようとしていた。
総合運動公園の考え方が非常に曖昧な対応だ。

今度はこれに長崎市が反対した。
①松山では手狭で観客をさばききれない。
②県の建設構想(競技場の設備)に問題点。
が主な理由だが、「長崎県スポーツ史(長崎新聞社)」に載っている当時の関係者の弁によると、
・以前、松山にあった長崎競輪を長崎市議会の希望に反して県が廃止させた事
・県総の松山建設にあたり、県側が市側に一切話し合いないまま計画を打診してきた事
という実際は県と市の・・正確には県議と市議レベルの遺恨があったようだ。

結果、長崎市は陸上競技場を矢上の現青果市場に作るように県に提案、
競技関係者もこれを支持するのであるが・・何故かこの計画に当時の県知事が激怒。
県は諫早の県総に陸上競技場を作るハラを固めた。
こうして完成するのが長崎県総合運動公園陸上競技場である。

流れを追う限り、財政や行政同士の対立などに振り回された感が強い。
どこの県でも事情は似たり寄ったりなのだろうが・・。
スポーツ文化が非常に低い扱いと言わざるを得ない。
「全国で最もスポーツ施設が貧弱な長崎県」
昭和44年長崎国体前の長崎スポーツ施設について長崎県スポーツ史はこう評している。
それから44年。長崎初のプロスポーツチームは深夜まで明日の練習場確保にも頭を痛め、
来年実施される国体競技の内、飛び込み、カヌー、クレー射撃は県外で開催される。

今週末から島原では全国社会人選手権が開催される。
V・ファーレンは島原でほとんど練習できなくなる。
来年の国体期間中は県内の全ての施設は使用できない。
約1ヵ月半・・公式戦はアウェー連戦などの非常手段がある。だが、練習は?

これが我々が住む長崎という街のスポーツの現状だ。

こういう県のスポーツ施設について書くと、「税金をスポーツにだけは投入出来ない」
「嫌なら使うな」「そういうのは専門家(行政)に任せておけば良い」という意見をよく貰う。
それも一つの意見だと思うが、「任せっぱなしだったから今の状況ではないか?」とも思う。
スポーツは県民・行政・競技者の皆がしっかり考えていかないと発展しないのだと思う。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 17:00Comments(4)V・V長崎

2013年10月17日

なぜ、練習場が見つからないのか?前編

V・VARENにとって練習場の確保は本当に頭が痛い問題である。
J1クラブライセンス取得記者会見でも宮田社長が語っていた
「明日の練習場すら決らない状態」と言うのは大袈裟でも何でもない。
実際に翌日の練習場が確定するのは前日の夕方という事も珍しくない状況だ。

J1マガジンVol.01号で「課題」として練習環境の整備について書いたのが6月。
それから4ヶ月・・9月は夏芝→冬芝の張替え時期で状況は悪化。

現在の主な練習場は遊学(島原)、平成町(島原)、柿泊(長崎市)、松山(長崎市)放虎原(大村)。
この内、天然芝の競技場の9月は夏芝→冬芝の張替え時期で使用不可の事が多かった。
で、松山などの人口芝を使うのだが・・人口芝での練習が続くと捻挫などの故障者が増える。
「人口芝は土の4面分の(育成上の)価値がある」とは元日本代表である加藤久氏の言葉だが、
天然芝は人口芝の4倍以上の価値ではないか・・とは芝生に詳しい人の言葉だ。

さて、上記に県総と県総補助が無いのを不思議に感じた人もいるだろう。
陸上競技場の方は芝の管理の為であり、補助競技場の方は状態がよろしくない為に使用が難しい。芝の管理者が違うのだろうか??と思って尋ねてみたら・・管理者は同じだと言う。
原因の1つは水。天然芝に散水は必須なのだが・・1日に必要な水量を確保すると、陸上競技場か補助かどちらか一方に絞ってまくしかないらしい。結果、補助は状態管理が・・。

ちなみにこの散水の為の水源確保は実は芝のある競技場にとって生命線との事。
島原に島原市営、平成町、遊学と芝生の競技場が多いのは島原の水源が大きく関係している。
県総は本明川の支流の一つの上に作っているそうだが・・公園をカバー出来る程の水量ではないのだろう。

こうしてギリギリまでV・ファーレンは練習場を求めて彷徨う。

こんな中で移動の時間や負担を計算して練習メニューを組み立てるスタッフ。
こんな状況でトレーニングをこなす選手。

今の順位は驚異的なものだとあらためて思う。

このように長崎のスポーツ施設は苦しい。
来年に国体開催を控えて施設整備を進めた筈だが・・何故、こんなに苦しいのか?
理由は・・実は過去にある。

その辺は明日にでも・・。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 17:00Comments(1)V・V長崎

2013年10月16日

V・ファーレンのイベントin新大工

連休は新大工商店街と支援会でV・ファーレン長崎In新大工のイベントを開催した。
元々は新大工商店街が空き店舗活用対策事業としてイベント開催を模索していたのだが、
中々企画が進んでいなかったので、3週間前の支援会で急遽開催を決定しクラブと連絡を取りながらの開催。









過去2回の支援会の時以上に自分が忙しかった事もあって、
準備作業を福島家・桃木さんらに任せきりになったのだけどしっかりとやってくれてた。
クラブもJFL優勝トロフィーなどを快く貸し出してくれ、ヴィヴィ君も参加。
準備期間の短さの割に良く出来たと思う。



今回は会場で初めて
・試合映像の放送(クラブ・スカパーに使用許諾の確認済み)、
・ゲーフラの作成教室
・選手カードの交換会
を行ったのだが・・これが思いの外需要があり、特にカード交換会は意外なほどで
クラブスタッフにもスタジアムで開催を提案したほどだ。



ヴィヴィ君との記念撮影も好評で沢山の人たちが喜んでくれた。



元々、3年前に一回限りだと思って企画したV・ファーレン長崎記念展だが、気付けば
2011年 長崎県美術館、2012年の新大工玉屋、そして今回と3年連続での開催となった。
需要はあるのだなっと思う。

1日目は諫早市民FMのV・ファーレン応援番組「V・ファーレンラボ」の公開収録。
ウルトラナガサキのユースト放送「帰ってきた!好きにならずにいられない」の公開放送。
も行われこちらも大好評だった。



2日目は
手前味噌ながらV・ファーレンの試合・チーム解説をさせてもらった。
てっきりお客は猫とか鳥達くらいしかいないと思ったのが沢山の人に来てもらい驚いた。
参加してくれた方、ありがとうございました。海より深く感謝します。
そして、ウルトラのユースト放送も第2部として連日放送。
更に、偶然に新大工商店街をロケハン中だったNIBの取材も入ったり
祭りの神輿がやってきたり・・



物凄い急ピッチでの開催だったのでメディアリリースも流してなかったのだけど
沢山の人に支えられて成功裏に終わり本当に良かったと思いますですたい。

その後は撤収作業を行い、皆で食事に行き解散。
そして今日は支援会諫早部会。週末は岐阜戦。
シーズンはまだまだ続く・・。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 19:35Comments(0)V・V長崎

2013年10月12日

明日から2日、新大工でイベントやります

V・VAREN長崎サクセスパートナーである新大工商店街でイベントを行います。

新大工商店街とV・ファーレン長崎支援会によるV・ファーレン長崎応援イベントです。

10月13(日) 12:00~18:00
10月14日(祝・月) 10:00~18:00

新大工商店街 特設コーナー(シーボルト通り 旧マクドナルド跡地)

チーム歴代のメモリアルグッズを集めて展示。優勝トロフィーや歴代ユニフォーム、スパイクも展示。

その他イベントもやります。

10/13イベント
12:00~
・帰ってきたウルトラ長崎の好きにならずにいられない’feat‘マイのVファーレンラボ’ 公開生放送
諌早レインボーFMで放送中のラジオ「V・ファーレンラボ」とUstで放送中のサポーターラジオの生放送

13:00~ 15:00~ 17:00~ 
・トレーディングカード交換会
A4までの紙に 希望するカード 提供できるカードの一覧表を 書いて持ってきてください。
提供できるカードは 当日必ずお持ちください。

14:00~15:00 
・ヴィヴィくん撮影会

10月14日(祝・日)
14:00~ 
・KLMのサッカー解説
初歩的なことから専門的なことまで今年のV・ファーレンのあんな話、こんな話・・。

11:00~ 13:00~ 15:00~
・トレーディングカード交換会☆


10月13・14日両日
終日
・ゲーフラを作ろう
ゲーフラを作ってスタジアムで掲げましょう。
こちらでゲーフラ用の紙 マジック クレヨンは準備しますので ご自身で使いたい写真やシール、筆記具がありましたらご持参ください。

展示用の選手サイン入り色紙は展示後に来場者プレゼントします。
展示が終わってからのプレゼントですので・・・スタジアムでの引き渡しになります。
会場に応募箱を準備します。

今季公式戦の録画放送もあります。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 16:36Comments(0)V・V長崎

2013年10月07日

2013年 J2第36節 長崎vs.岡山のこと

 週末の岡山戦は両方共に気持ちの入ったゲームだった。
開幕戦と同じ1-1のドローという結果だが、
岡山にとっては失った勝点2、長崎にとってはもぎ取った勝点1という所。
リーグの順位で言えばプレーオフ圏内である6位以内の長崎とプレーオフ県外の岡山、
残り6試合で勝点1を積み上げるのがどちらにとって有利と言うと長崎だ。
高木監督は試合後に「複雑な試合」と感想を述べたが、この辺も含めての事だろう。

 共に3-4-2-1のミラーゲーム。
共にプレッシャーを掛け合う展開で最もポイントとなるのはワイドの位置。
守備時には素早く両サイドに蓋をして守り、攻撃の時には一気に前線へ駆け上がる・・
これが神崎と金久保に求められた事で、この攻防、マッチアップは非常に見応えがあった。
ただ、押谷、清水、金を中心とした岡山の攻撃が予想以上で、
神崎も金久保もやや押された点があり、その為に攻撃時に前に上がる時間がいつもよりかかってしまった。
それでも、チャンスを作っていった点はやはりチームとして力がついてきた証拠だろう。

 失点は、相手から良い位置でボールを奪った金久保が
「さぁ、カウンター」と言う時に、ボールを奪われたのが起点。
そこから最後は千明にミドルを打たれ、岩間に当たってコースが変わりゴールした。
終盤に小松、フンソン投入でシンプルに攻めて同点に追いついたが、
両チーム共に決定力という点では不満が残る試合だった。
だが、決定力を除けば本当に息詰まる試合と言えるだろう。

 さて、この日は試合前にバックスタンドへ行き、O友君やユーダイと会話を楽しむ。
先日のブログで頭髪の薄さを指摘されたO友君は
「親父からしてそうですからね。もう血筋ですよ。ハイブリッドです。」と言っていたが
(それはハイブリッドと言うよりローブリッドではないのか??)と思ったりした。
ちなみに来年の修学旅行の費用が十ウン万かかると知った高校生のユーダイは
「サポーターのツアーなら東京まで往復で2万もかかりません。」と先生に意見したそうだ。

 試合後に取材を終えて外に出ると既に暗く、随分と涼しい。
長崎市では近年「くんち(10月7~9)までは暑い」と言うが、もう秋なのだなと。
シーズンは残り6試合。あと試合時間は540分。
539分の頃・・どんな気分であと1分を迎えるのだろう・・と思ったりした。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 19:00Comments(0)V・V長崎

2013年10月02日

今月末から高校選手権県予選

今月の27日から高校サッカー選手権 長崎県大会が始まる。
昨年は公式戦県内無敗の総科大附属が圧倒的な強さを見せたのだが、今年は混戦っぽい。
新人戦を制した総科大附属、高総体を制した海星、プリンス2部で戦う日大、
新人戦と高総体共に準優勝の南山の4強が軸。

総科大附属は新人戦を制した一方で高総体では初戦敗退と昨年ほどの磐石さはない。
でも2年の安藤翼君や成瀬美喜人君など将来が楽しみな選手もいるので、勢いに乗るとかなり面白い。
決定力にちょっと難があるので攻めているのに、勝ちきれない事があるのが懸念。

一方、安定という意味では海星が一番安定していると思う。
新人戦ベスト4、高総体優勝、県高校1部リーグで現在首位。
個人技の優れた村下君を軸にスピードのある攻撃が持ち味。
ただ組み合わせ的にちょっと厳しい面があるが悲願の初制覇の可能性は充分だと思う。

日大は新人戦ベスト8、高総体ベスト4、プリンス2部でも中々勝てずに苦しんでいたが、
プリンス後半戦に入って徐々に勝てるようになっている。
国体少年男子にも最多7人を送り込んでいるように層は厚い。
MF木下君を軸に選手権は良い状態で来そうだ。

南山は本田君、大久保君などを擁し、攻撃力は恐らく県内随一。
問題は守備力とスタミナでここをどう克服するかが大事だと思う。

この4強を追うのが高総体、県1部リーグで総科大附属を破っている島商、
古豪復活を目指しボールをつなぐスタイルへ転換した国見高校といった所か?

個人的には今回ついに地区予選を突破してきたV・VARENのOB久留貴昭が監督を務める創成館が注目だ。
かつてとまるで違い強豪になっている。
地区予選では大村工業に5-0、西陵に10-0、小浜に26-0と強烈な攻撃力を誇っており、
高総体でも古豪平戸を破っている。
国体少年男子にも2名の選手を派遣するなど地力は高い。

順当にいけば3回戦で海星と当たる。3回戦屈指の注目カードとなるだろう。

とは言え、高校サッカーは何が起こるかまったく予想がつかない。
今年はどんな試合が繰り広げられて、どの選手が活躍するか・・非常に楽しみだ。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 18:00Comments(3)高校・ユース