2009年02月28日
コンバート
JFL開幕まであと2週間となった。
V・VAREN長崎も本格的に仕上げに入るべき時期なのだが・・気になってる事が1つ。
それはコンバートの多さ、未だに選手の適正探りが続いている事だ。
現在、自分が確認しているだけで4~5人がコンバート真っ最中だ。
コンバートまでいかなくても試している段階の選手を含めれば10名近く。
核となる選手は不変、不動なので・・まぁ、構わないと思っているが・・。
正直、「えぇ!去年は何だったの!?」っというコンバートもあるが、
「おぉ!案外、良いボール上げるじゃんか!」っというコンバートもあり
コンバートが悪いとは思っていない。
ただ、開幕2週間前としては通常なら変なスケジュールだと思う。
でも、それは東川さんが悪いのではなく、日本サッカーのスケジュールが悪いんだなぁっと。
例えば、山形は雲仙第1次キャンプは練習試合は少なめにして、徹底して自分達の戦術浸透やイメージ共有をした。3週間近くそれをやって練習試合三昧の第2次合宿に入った。非常に合理的だと思う。
これに対して、Jリーグより始動が遅いJFLでは練習試合で少しでも格上と当たりたい為に、「チーム結成→速攻練習試合」になりやすい。
「練習試合」→「チーム作り」の順になってるんだな。
ちょうど1年前くらいに書いた記事
にも書いてる通り、やはり、Jリーグのスケジュール中心で日本サッカー界が回りすぎているんだなっと。
ちなみに、去年は
竹村を左サイドハーフからボランチ、
有光をFWからサイドハーフ、
隅田をFWから右サイドハーフ、
元気を中盤からCB
っとコンバートしてます。
渉は07年からサイドバックもやっていたので省く
加藤を右サイドバックや久留にボランチといった試しただけのも省く。
アリと元気は開幕前に元に戻り、
竹村もコンバートから戻ってからコンバートされた真価を発揮した事を考えると育成は成功だけどコンバートだけ見れば・・
隅田もシーズン通して絶対的右サイドバックだった訳でなく、地域決勝ではずっとサブに回されていた飛鳥がガンガン活躍した事考えれば・・
なので、今年はどうかな?っと考えながら見てますよん。
2009年02月27日
親和銀行
山田青果市場、ジャパネット等のスポンサーの発表があったり、元日本代表の佐藤由紀彦の入団(ブログ)発表あったり、JFLの日程が発表されたり・・
景気の良い話題が多くとても良い事だ。ジャパネットが09年メインスポンサーで正式にキッチリ取れたのは1月半ば過ぎやったと記憶してる。ちなみに親和さんはメインは今季までと言うのが内々では前から決まっていた。
親和さんはメインで支援したい気持ちも強くあったが、福岡FG傘下にある以上、親和さんの思惑だけで簡単に方針が通りはしない。グループ内には他県の銀行もあるし、同県内でも様々なスポーツがある訳だから。そんな中でも4年間、本当に関係者の熱意と努力で望外の支援をしてくれた。
行員は土砂降りの雨の中で長崎市の柿泊のぬかるんだピッチで必死にゴールを設置したり、運営をやってくれたり・・沢山のボランティアもやっていた。スポンサーではないが、前監督や八戸の職場である長銀の行員さんもよくボランティアをやっていて、試合によっては親和さんと長銀さんの行員が協力しあって運営をしていたりした。
親和さんは今回、メインスポンサーは撤退するが、支援自体は続けたいと言う。
素晴らしい勇退だ。
クラブのスポンサーとして看板を出すと言う事は
クラブと共に戦うという意思の表明だ。
親和さんは、1番厳しかった時代を一緒に戦ってくれたチームの一員だ。万来の拍手を送りたい。
そして派手で素晴らしいニュースが続く事を喜びたい。
ただし・・その素晴らしいニュースに浮かれないように気をつけたい。
浮かれずに・・気持ちを上げて行きたいネ。
2009年02月25日
09年最初のスポンサー
昨日発表があった新規スポンサーについて書く。
基本的にチームスポンサーというのは、ビジネス含めてのパートナーであるので、1サポーターである自分がこのブログで誉めそやす事はしないのだけど・・
山田青果市場さんについてだけは、ちょっと別だ。
こちらの「BOSS」こと社長や、現在、タイ滞在中の河口さんなんかには、サポーターとして影に日向にお世話になってきた。庇って貰った事も、助けてもらった事もある。
しかも、それは全て晃一郎退団後にだ。
晃一郎が退団しても、BOSS達はず~っとV・V長崎を応援して来ていて、06年の地域決勝の時は河口さんが、こないだの石垣島はBOSSが居た。口はばったい言い方になるが、俺の中で共に戦ってきた友人だと思っている。
05年に晃一郎が選手だった頃、会社として、他の社員への公平性を失わないように人一番気を配りながら可能な限り試合に、練習に行ける様に最大限取り計らっていた。
熊本からスポンサーの話が無かった訳ではない。それでも長崎を選んだ。
07年、九州リーグ3位に終り、離れていく人もいる中で逆に
「JFLに昇格したら、スポンサーになれるよう準備を進めています」と言った。
今年、昇格した事で・・ずっと、V・V長崎を見ていた所と、
・・やっと相思相愛になれたような感じだ。
やっと、ずっと前にハマル筈だった歯車がカチリとハマり、納まるべき所に納まるべき物が納まる。
05年にチーム最多の12ゴールを叩き込んで歓喜を作った伝説の男は、現役を終えた4年後にも歓喜を運んで来た。
晃一郎がユニフォームを着ていた。
発表前の晩は「いや、着ないっすよ」と笑っていたのに・・BOSSと岩本さんに言われたら断れないな。^^
2009年02月24日
佐藤由紀彦、案外早く来たね^^
佐藤由紀彦は力のある今季加入選手の中でも特にビッグネームの1人だ。
非常に薄い線から長崎の練習に1週間合流した。
ちなみにGKの近藤はFC東京時代に一緒だった事がある。
今回、合流してくる事を知らず、練習場で由紀彦を観た時に「あれ?何で?」と思ったらしい。がまだすリーグで出場した時はCB起用だった為に「同姓同名?」とどよめきが起こったらしい。
あれは、今季既に補強が一段落した為に、由紀彦本来のサイドやトップ下、ボランチのメンバーが固まっていた事に加えて、現状での最後尾からのビルドアップに不満を感じる監督の意向だ。本人曰く「小学校以来のDFらしい」
正直、チーム内にヒエラルキー(階層)は必要だが、由紀彦が中盤起用を最初から無しで起用され、幸野屋が中盤の様々なPOSで試される現状を見ると疑問を感じるが、昨季の元気、アリ等のようにリーグが始まれば本来のPOS起用もあるかもしれないし、全34節のJFLプラス天皇杯を考えれば、起用せざる得なくなると思う。
獲得の打診はしたし、由紀彦自身「金銭でなくやりがい」を求めていたが、起用法に納得するかが鍵だった。来るって事は起用も受け入れる気なのだろうから、新しいチャレンジや起用を当分は見守っていきたい。
がまだすリーグの鳥栖戦が終ったら練習参加を終えると聞いていたので、鳥栖戦後、ダウンしてる由紀彦に
「今度いつ来ると?」
っと声をかけると笑いながら
「判りません」と答えた。
下を向きながら苦笑でなく、ちゃんと目を見て笑ってたので
(あぁ、やっぱサッカー楽しかったんだな。来そうやな)っと思った。
でも、ウチの中盤はスンゴイぜぇ。
幸野屋だって他所いけば充分レギュラー狙える位やから。
DFも上手いのや、強いの多いぜぇ~。
これからの色んな競争が楽しみだ。
2009年02月19日
税金投入の話
V・V長崎のJ準加盟申請承認を報じる新聞に気になる一文を見つけた。
「県は新年度予算案に約2000万円の活動支援費を計上。ファンや地域住民との交流活動に対して補助金を支給し、交流活動のための専属スタッフも2人配置する。」
(西日本スポーツ)
一瞬、2000万の税金がV・V長崎にそのまま投入されると思い絶望しかかった^^;
よくよく読んでみると、要するにV・V長崎の地域密着活動への補助金という事でギリギリセーフな気がして少しホッとする。
要は表向き、「県スポーツの為に地域活動をしておいで」っと言う事で、その依頼先にV・V長崎がなって、2000万は報酬と言う事だろう。例え、実際は補助の要素が強くても、労働の対価であるのでギリギリセーフだと思う。
個人的には常々、行政との連携や援助は必要だし、相互扶助であるべきだが、1クラブチームとして独立し自立の為には、税金投入は好ましくないと思っている。
何だかんだ言ってもV・V長崎は民間の1クラブに過ぎない。
その民間の1クラブの為にスタジアムの優先使用を認めてくれたし、事業共同体V・V長崎コミュニティが百花台の指定管理者にしてる事だって優遇措置の一環だ。V・V長崎の色んな地域密着事業に協力してくれるし、県の職員もJリーグチーム支援班として力を貸してくれている。
現時点ではこれで充分だと思う。
経営難のクラブは予算がないと「地域密着」を盾に行政支援を求める事が多い。そんなクラブになって欲しくない。
税金を払っている人が皆、サッカー好き、V・V長崎のJ入りを応援している訳ではない。野球なら三菱重工野球部は全国レベルだ。長崎セインツもある。
プロまであと一歩だから2000万補助があるのか?
アマチュアでは何十回日本1でも駄目なのか?
個人競技の場合は?
料理コンテスト世界1位の料理店が県内にあったとしたら?
これらが地域密着活動をすれば補助金はおりるのか?
今回の補助は、どんな基準で2000万円が計上されるか説明が苦しい。苦しいって事はこれ以上税金を貰うのは限界という事だ。
重ねて言うが県の支援、心意気はありがたい。
だが、その関係は相互補助であるべきだ。
V・V長崎が自立し、独自でしっかり経営を行いつつ地域密着を推し進め、その地域密着の姿勢に行政が賛同し協力する。協力は金銭に限らない。・・そうあるべきだ。
綺麗事と言われようが、V・V長崎は税金無しには生きられないクラブ化して欲しくはない。自活していけないクラブが全国やJや世界へ出て戦えるとは思えない。自立経営も出来ず世界に打って出るのは、最初から税金や、他者の援助をアテにしてる「他人頼り」チームだ。
V・V長崎は、大企業の後ろ建てもない中でマンパワーと情熱を頼りにやってきた。無借金経営の為に他チームで考えられないような報酬でも耐えてきた。周囲の助けはあったが、それは最初から想定していなかった。自分で常に切り開くつもりでやってきた。
それが俺達の最大の誇りだ!Jにも世界にも誇れる!
その誇りを簡単に捨てて欲しくはない。
これ以上の税金投入は避けて欲しい。
もし、スポーツ振興に使いたいなら、償還義務のある株式という形でV・V長崎の株を取得する・・優先株式なら議決権がないので経営に関われないし、配当が出た場合はそれこそ、補助にでも回してくれれば良い。
2000万でサッカー大会でもやってくれれば良い。県内の色んなスポーツの混合イベントでもやってくれれば良い。県総のローンズボール場の芝でも整備してフットサルやキッズサッカーが出来るようにしてくれれば良い。
注:かきどまりやスポーツ施設の問題は別ですよ。
アレは実際に「安物買いの銭失いみたいな施設化」してるので声を上げているだけです。
しっかりとした施設で皆が満足して使えているなら、Jの加盟がどうであろうと声は上げません。例え、競技場がなくJの試合を他県開催という事になって「大恥」だと思いつつも、それが俺の街の現状であれば改修とか求めんですよ。別の手考えますが・・。
2009年02月18日
準加盟仮承認の日に寄せて
Jの準V・VAREN長崎がJリーグ準加盟の仮承認を得た。
後は年会費を納めればOKだ。
でも・・順加盟ってのは「Jの体力あるね」って意味じゃなく、「Jを結構本気で目指してるんだね」って外部が認めたに過ぎない。
個人的に言わせてもらえば、Jの準加盟基準を本気で厳密に査定したら承認されるチームってないと思う^^。
まぁ、その程度だから実際は「祈念受験の足切り」と「J側がチーム関連の書類を片っ端から提出させ把握する」程度の意味しかないので、余り感動は無い。
感動は無いんだけど、何もない所から出発したチームがここまで辿り付いた事は大変な事だし、それはそれで凄いとは思ってる。
そして、そんな日だからこそ、思う。
先人を忘れたくないね。彼らの土台あっての今だから。
こないだ代表と飲んだ時も話したんだけど・・
こないだの「がまだすの鳥栖戦」行く時に諫早あたりで後ろの車を見たら・・運転してるのが宇土だった。1年目の選手で最初のKYUでのダービーで2得点をあげ、PKを武男さんに譲らなければV・V長崎初のハットトリックを達成していたFWだ。仕事らしく隣には親父さんの姿もあった。
国見高校の所までずっと並んで走った。
鳥栖戦の後に遊学に山形の練習を見に行った。
菊田さんが見学していた。V・V長崎創設に欠かせぬ人だ。
遊学のピッチの中にはボランティアスタッフとして三宅の姿もあった。彼も05年の背番号1をつけていたGKだ。
今の彼らを見て何人のV・V長崎のサポーターは彼らが誰であるか気付くだろう?
森本晃一郎が退団した時、怒りを感じた人も寂しさを感じた人もいた。彼は06年の地域決勝大会の島原ラウンドに観戦に来ていた。何人が気付いたろう。それでも晃一郎は12得点を上げた事、伝説となったロアッソ戦のゴール等で05年からいるサポーターに強烈な記憶を残し語り継がれた幸運な選手の1人とも言える。
V・VARENという造語の名前を付ける前からいた多くの選手、関係者達。
俺らは誰の上に立っているか・・忘れないでおきたい。
「回顧主義者」と言われようが、少なくとも俺は、彼らをずっと忘れずに、彼らにこだわって行きたい。
準加盟した日だから、そう思う。
2009年02月15日
がまだす鳥栖戦とモンテディオ山形のキャンプの話
土曜は急遽、がまだすリーグの「vs鳥栖戦」へ。到着しやっちんに遭う。
やっちんに「お仕事は?」と聞くと、「この先に新しい養殖場が出来たと聞いたもので・・」と有明海と真逆の眉山の入り口にある島原市営を指差す。新鮮な魚を扱うやっちんの仕事だが、魚って意外な所にもあるんだなっと納得。
鳥栖戦の布陣は最初3-3-2-2。
由紀彦を3バックの中央。ボランチは武男。左右に渉と飛鳥。中盤中央に元気と大塚、FWに山城と洋。守備の時は飛鳥が下がり4バックに近くなる形。
しかし、これは選手の個性を殺してしまった。特に大塚・元気は持ち味を出せず、攻守噛みあわない。そこで、渉を下げ宮尾、山城をサイドに置き、通常の4-1-3-2へ。これでようやくゲームらしくなった。
その後は「試す」部分が多く、余り参考にはならない。雑感としては・・
伝はスランプ。迷いながらプレイしていた。馴れないPOS起用も拍車をかけた。得意な形だけにこだわってシンプルにやって良い。幸野屋は厳しい。上手さはあっても生かしきってないし、正直一段落ちる。育成という点がなければ起用すら難しい。自信の長所をもっとハッキリさせ、アピールする事が必要。
大塚はやはりサイドの職人だ。山城も同様。久留もCBに入ってから存在感を見せた。渉はどのPOSも無難にこなすが、器用貧乏につながらないよう気をつけて欲しい。無難にこなしてるだけでは竹村が戻ってきた時にPOSを得られなくなる。
隅田は育成も兼ねて左サイドバックで実践を重ねているし、それなりにこなしてはいるが、渉や梶を昨年のPOSから移動させてまでこだわり続ける必要性は今は感じない。上手い子なので、それなりに吸収していくだろうが、その煽りを梶原が喰っている点はきがかり。
由紀彦はやはりスタミナが懸念。3バックの時より守備の負担が大きくなった事もあるが、後半の10分過ぎたあたりから動きが落ちた。また3バックでボールを出していた時は元気が試合に絡めない事も多かった。元気が絡めない=由紀彦頼みになり・・攻撃の起点が自陣側に寄り過ぎ、守備的になってしまう恐れもある。
チームには階級分けも、波風を起こさないようにする事も大切だが、由紀彦クラスの選手ならトップ下、サイドでも使ってみたいとは思った。それがなかったのは残念。
宮尾は完全な点取り屋タイプ。シュートを打つ姿勢も良い。それが結果になっている事もあって自信を得ている好循環。このまま勢いを物にして欲しい。平田は点こそなかったが、相手GKからボールを奪ったり良く動いていたと思う。動く意識を大事にすれば充分に戦力となる。FWはアリ、洋、熊谷、宮尾、平田と粒が揃ってきていて一安心だ。
飛鳥はややミスの場面もあったが、スペースがあれば存分にスピードを生かしていた。この日の得点も飛鳥のスピードからカウンターが決まった決まった形。攻撃面で今季非常に期待出来る。
まぁ、選手の半数近くが「適正をもう1度見直す」起用が多かったので「良い・悪い」ではなく、色んな事の確認、発見が出来て良い練習試合だったんだと思う。
東川さんも色んな確認出来たんではないだろうか?
あと、書いておきたいのは、審判。
名前は聞いてなかったし、ワッペンの色も花粉症でグズグズの目と鼻で判らなかったので何級かも見えなかったが・・
荒れそうになったシーンもあった試合、選手に声を積極的にかけて試合をコントロールしようという 姿勢があって良かった。
がまだす後は雲仙キャンプ最終段階の山形のキャンプを観に行く。
前に見た時より、より実戦を意識した練習をしており、選手も意識高くこなしていた。
これから宮崎での二次キャンプで徹底して試合を重ねていくんだろう。強化計画がしっかりしていて感心する。
帰りは はち蔵で飯を食べ、アメリカ人と喧嘩してきた代表と合流し、テレビで映画ゴッドファーザーを見て、思案橋で寿司を食って「色んな物がまた0からや」と話す。
「長崎新聞に投書したら没になった」と言っていた代表の投書は15日の新聞に掲載されていた。
2009年02月11日
09年横断幕
日曜に続き、09年用横断幕作成の休日。
正直、夕べの内に色々面白い話を聞いていたので激しく「がまだすリーグに行きたい気持ち」に駆られるも、俺が1番チームの力になれる事、俺が一番楽しい役割を考えると・・ダンマクを放ってはいけんやね。
今日は仕事で来れない者も多いが小数精鋭主義で朝から作業開始!
幼子がスヤスヤ眠る中で着々と完成していく。
09年バージョンの横断幕がほぼ完成。
昼から小浜で第1回長崎県演技ボクシング大会に出ていた丈が合流。
最優秀賞を取っていた。
しかも、小浜からの帰り道にそのまんま「がまだすを見に行く」という選択肢もあったのに、横断幕作成を手伝う為に琴海にやって来る。
自分の役割や楽しい事を既に理解している丈を見ていると、
「俺、がまだすの誘惑に負けないで良かった・・トンだ恥さらしだった」と思う。
その後、片づけをして、次回の最終微調整作業の為にペンキを一斗缶4個、ブルーシート10数枚、小道具一式、横断幕2枚を琴海随一の大豪邸坂本さん宅に置きに行く。
前回、倉庫からペンキやダンマク、ブルーシートを1人で運んだ時は、
「何で俺がこんなんしなきゃならんのだ!若手は何してる!」と不覚にもイラっとしてしまった俺だけど、「若手って架空の人物、空想上の人物だった」と気付いたので、イライラする事もなく運搬した。
帰り道、アチコチに連絡入れて「がまだす」の詳細を聞きながら帰宅。
そんな休日。
2009年02月09日
09へ向けて
日曜は朝から知り合いの家に届け物をしに出かけた後、ダンマク作業に参加すべく琴海へ向かう。イキナリ電話を貰い「ペンキがない。倉庫にある筈なんで頼みます」っと言われる。
琴海と真逆方向の倉庫へ向かい、ペンキを4缶、ブルーシート、地域決勝以来そのままだったダンマクを詰め込めるだけ積め込む。
制作総指揮「WAKI」さんのもとで予定より遅れて作業開始。
ペンキ塗りをし、下絵を書き、諸原さんに絡んで「もう、そのキャラは飽きました。最初は楽しかったけど・・」と言われ深く心に傷を負ったり、Senji君家のミフゥと遊んだり、ダンマクを09シーズンへ向け統合、再整理したり、税所の結婚式のビデオを見て「税所が号泣すれば面白いよね」とか、「肝心な所で噛んでる?」とか「門さん緊張し過ぎ」等と勝手な感想を述べる。
次回の作業の準備を追え長崎市街まで到着した所で、植木さんと飲む事となる。足代わりに下舞さんを呼び出す。更に琴海でササキさんに240円借りていた事を思い出したので「240円返したいので取りに来て欲しい。今、長崎駅で飲んでますんで!」っと電話する。ササキさんは諫早から240円を受け取りに現れた。来るのに往復1000円以上かかったそうだ。
次回は別の幕の作業だ。がまだすは行けんかな??
2009年02月05日
何故、柿泊まりを突っつくのか?
長崎市のスポーツ施設・政策(特にかきどまり)について書いたら中々の反響。大半は賛同やアドバイス等の有意義な物なんだけど、中にはやはり・・・。
要するに
「自分が長崎市民やけんやろう」
「長崎市にV・VAREN持ってきたかとやろう」
って奴。
正直に言えば、そういう気持ちが無いと言う程に聖人君子ではない。でもね、ゼロじゃないだけでホンノ2~3パーセント程度でしかない。
V・V長崎の前身は有明クラブと国見FCだ。
その前にはあるチームを土台にJを目指すという話が浮上した事もある。しかし、話は頓挫し2003年から有明、国見の合併話が動き出した。その過程で他のチームに不快な想いをさせた事もあるし、有明、国見の選手たちも合併、強化の為に振り回された。
V・V長崎になってからも、残っていた選手の大半は自分らがJFLにも行けない事を悟っていた。その上で、彼らは「長崎の為に」と土台になる決心を固めて1年走り続けた。新しい国見FCはV・V長崎の受け皿的な活動をした。彼らの再出発は県2部だった。
この頃、有明クラブ、国見FCに対して長崎市も諫早市もほとんど何もしていない。
V・V長崎のセレクションの頃、ある人に「こんチームは、諫早や長崎市に行ってしまうとやろう。しょんなかたい。そうせんばやもん」と言われた。
V・V長崎の関係者の大半はほとんど、有明、国見、島原で活動していた。単なる利便性や愛着なら動きたくなかった筈だ。それでも本気でJを目指す為に彼らは外へ出た。
有明クラブ、国見FCの関係者がJ入りの為に自分らでなく「J入りの夢」「県全県の象徴」の為に色んな物を犠牲にした事を思えば、「長崎市だ」「佐世保市だ」「諫早市だ」「県南、県北」・・こだわって、自分の利害を第一に考えるのは余りに我がままだと思う。
北海道から来た伝、東京から来た阿部ちゃん、大阪から来た哲・・本来、長崎と縁もゆかりもなかった彼らが長崎県の為に戦っている。
俺もそうありたい。
だから、俺は長崎市民でも、「J入り」、「県全体の象徴」の夢の為になら諫早だろうが、五島だろうが関係なく、チームの為になら汗を流したい。
正直ネタバラシ的で嫌なんだけど・・何故、俺がこの問題を今回とりあげたか順をおって説明する。
まず、Jリーグ入り、準加盟には”暗黙の了解”とでも言うべく「明文化されていない目安」があると考えられる。
これらの基準はJリーグが過去に抱えてきた問題、すなわちフリエショックに代表される「経営問題」とジェフ、ベルマーレのホームタウン拡張に代表される「地域密着」の苦い教訓から生まれてきたものだ。
大企業がバックにない、地方都市のJリーグ1チームのホームタウンの最低ライン・・県として150万未満の県、中核市の協力を持たないチーム健全な経営は難しいとされている。
今回の長崎の準加盟申請では恐らく加盟が承認される。しかし、必ず「中核市(長崎の場合、長崎市)と連携を」っと釘をさされる。もし他に小さな不備があれば「中核都市との連携が不十分」という点とあわせ技で「準加盟継続審議」の可能性もゼロではない。そして、J2入りに近づけば近づく程に毎回「長崎市と連携を!」と指導を受ける。また、ビジネス的に考えても中核都市との連携が薄いと苦しいという現実もある。
つまり・・長崎市の対応によってはV・V長崎のスムースなJ入りを妨げる可能性もあるっと言う事だ。
「長崎市と諫早市を中心とした長崎県全県」
これがV・VAREN長崎市のホームタウンになるのはほぼ間違いない。
ホームスタジアムの諫早で毎週試合が行われて盛り上がる。その一方で嫌でも長崎市と連携を取って事業展開しないと行き詰る可能性が高く、J側もその辺を意識して突っついている。
これが俺がこの問題を取り上げた最大の理由。
だから、俺も突っついてる訳ですよ。
まぁ、最大の理由は自分の住んでいる街の問題点を指摘する、改善を要求するのは当たり前でしょ!って事なんだけどね。^^
2009年02月04日
スポーツ施設への支援事業
長崎市の柿泊について書いたら結構反応が多い。
やはり、みんな気にしてたんだなぁ・・っと。
さて、今日は具体的に活用してみたらっという制度等を書いてみる。
まず長崎県の経済状態から言うと、それはかなりヒドイ状態。全国でも下から10番以内に入る経済力の無さ。その県都たる長崎市の状態も同じような状況。それはそのままスポーツの予算にも出ている。
例えば過去の市のスポーツ振興計画のパブリックコメントから幾つか拾ってくると・・
「柿泊まり陸上競技場に照明設備をお願いしたい」というコメントへの市の回答は「財政状況が厳しい中、早期実現は困難な状況です」
「市内に芝の広場をお願いしたい」というコメントへの市の回答は「維持管理が難しく、多額の経費を要する為に慎重に検討していきたい」
「市営ラグビー場、サッカー場に少年用ゴール2組設置出来ないか」というコメントへの市の回答は「毎年利用件数は増加しており、そういう要望もあるが今後の状況を見た上で検討したい」
(出典 平成16年10月19日 長崎市スポーツ振興計画素案へのパブリックコメント募集の結果)
照明だろうが、芝だろうが、少年用ゴールだろうが要望出たって実行しない・・
予算が無い。それは判る。ではあらゆる予算削減法を検討しているのか?っという点。
例えば、JFAが行っている「都道府県フットボールセンター整備助成事業」。
要は、各地方に「フットボールセンター」というべきサッカーの中核施設を作る計画にJFAが補助金を出す制度。助成対象者は県サッカー協会でも都道府県でも市町村でも法人のスポーツ団体でも構わない。
グランド、照明、クラブハウス等を作る費用に対して最大で総額7500万までを助成する制度だ。計画1件で7500万。つまり、計画を複数に分ける事で・・・。福岡にある雁ノ巣のフットボールセンターなんかは、この制度を何度も活用している施設だ。
平成20年度だけでもこれだけの施設が認定を受けて補助を受けている。福岡県なんて何度目だ?長崎は1度も活用していない。
ちなみにこれらの予算はJFAから出ている。JFAの収入は大型スポンサー等もあるが長崎県協会が登録選手やチームから集めたお金も収入源である。そのお金を長崎県は活用しきっていないような気がするのは俺だけ??
更に、現在っというか・・ちょうど1月31日で2回目の締め切りが終ったから3回目待ちになるが・・「JFA グリーンプロジェクト」というポット苗無償提供事業がある。
ポッド苗は本来、スタジアム向きではないが、それでも土やハゲ放題の芝の何倍もマシだ。手入れに関してもスタジアム等と比べても格段に安い。この事業を他の公園等に導入する事で結果的に予算が浮くケースもある。
長崎では南島原市の新切保育園が導入している。
新切保育園の園庭緑化 プロジェクト
他にも千葉のふくだ電子アリーナは災害時の消防・自衛隊の指令基地、資材集積場とする事で国から補助金を得て建設している。
現在、サッカー専用スタジアムの建設を計画しているガンバ大阪は150億と言われる建設費用の捻出方法に地元企業やサポーターからの支援を求める手法を取り入れる事になっている。
V・VAREN長崎だけの問題ではなく、これは全てのスポーツに関わる問題だと思って見ましょう。長崎市だけでなく全ての市に関わる問題だと思ってみてください。
そしてもう一度考えて下さい。
「財政状況が厳しい中、早期実現は困難な状況です」
多額の経費を要する為に慎重に検討していきたい」
切羽詰る程に考えて出された答弁だと思います?^^
2009年02月02日
全否定された柿泊まり
サッカー専用を作れとか、V・V長崎のホームは長崎市とか言いたいのではなく、俺の住んでいる市のスポーツへの姿勢の話。
1月30日のJ準加盟視察でVVN側が県総使用不可期間のJ2会場として想定している「かきどまり」が酷評された。ほぼあらゆる面での全否定といっても良い程の評価だった。
「かきどまり」は正式名を長崎市総合運動公園と言い2003年の高総体会場の為に建設された。わずか7年前の新品だ。だが、設備は「築20年以上です」と言われても納得するようなレベルだ。
しかも、陸上競技場の芝は夏でもハゲているどころではなく、えぐれて、穴が空いていると言っても過言ではないピッチ状態。冬は見られたもんじゃない。
メインのみ席が設置され、屋根もついているが、雨漏りをしてるような有様。徒歩はご近所に住む人意外は事実上不可能に近く、そのご近所さんもまばらにしか家はない。他の交通アクセスもバス以外になく、長崎駅あたりまでこないと乗り換えをしなければならない。車を持たない人を一切無視している。
これが、県都の名を冠した競技場なのかと思うと情けなくなってくる程の有様だ。Jの準加盟でなくても全否定の酷評は当然なのだ。
それでも他に競技場が少ない長崎市では貴重ではあるが、それは「他にないから!」であって使い勝手が良いからではない!
長崎市のスポーツ行政に対する無関心ぶり、興味の無さ、理解の無さは神がかり的で、VVNも長崎市にホームタウンとしての支援を要請した日に同じく「市東部地区連合自治会」が「サッカー場建設」の陳情を申し入れた。
どちらへの田上市長の回答も
「気持ちはあるが予算がない」だ。
個人的にだが、「予算がない」「予算が問題」とだけ答弁する政治家は、その問題に興味がないか、考える気がないと思っている。要はヤル気無し。
「予算があった」「予算が余ってる」なんて事態は絶対にないからだ。
議会における予算では基金以外では全ての予算を振り分けたあと、全消化させる。消化出来ないと翌年に「あんたの所は余ったけん、余った分の予算を減らして他に回す」となって振り分けられる予算が減るからだ。だから、意地でも予算を消化する。
年末に地面を掘り返す工事も根本原因がコレだ。
使い切るように振り分けておいて余る訳はない。
「予算がない中でどう作るか?」
「予算がないからこそ、作る時に徹底的に先まで想定して作るか?」
が物凄く大事な筈だ。
数年前にUNWEの代表が「かきどまり」を作る際に市側に「野球場に照明ではなく、陸上競技場側に作るべき。その方が使いまわしが効く」と言ったら市側は「野球の方が需要はある」と言い切ったそうだ。
「長崎にJチームが出来たらどうするんですか?」と聞いたら笑われたそうだ。
野球場は正式には「野球専用競技場」だ。長崎市にはナイター付きの野球場はいくつあるだろう。長崎市に芝+照明の設備は陸上競技場、多目的広場、サッカー場、ラグビー場全部合わせて1つもない。
もう一度言う、
県都の名を冠する競技場がJ1どころかJ2開催の暫定会場としてすら全否定される。
市長や議会は「予算がない」と言う。
それは判っている。その中でどうするか?の話だ。
JFAのフットボールセンター構想や緊急時の災害拠点化する事が総工費の3割~半額の援助が受けられる事も考えているのか?
(ちなみに、前に県の国体準備課の方にフットボールセンターの話をしたら「こんな制度があるのか??」と驚かれた・・。)
市長や議会は実は偉くもなんともない。彼らは市民の代弁者に過ぎない。
長崎市に住んでいる人にお聞きします。
あのスタジアムで充分ですか?
充分だという方はこれからも大事に柿泊まりを利用してください。
そうでない方は
市に直接声を届けてみてはどうでしょう?
これは島原の平成町多目的広場。島原市営です。
そして、これが長崎市の柿泊まり。
ワザとヒドイのを選んでません。これでもまだマシな写真です。
2009年02月01日
09高校新人選決勝
今日は高校新人戦の決勝「長崎工業vs国見高校」を見に行く。
今年の新人戦は天候に恵まれない日が多かったんだけど今日は晴れていて観戦するのも随分と楽だった。
まぁ、試合結果はテレビ中継でもあったので知ってる人も多いだろうけど・・4-0で国見が勝利。国見が随分久しぶりに県内タイトルをゲット。
国見は3-2-3-2。
実際は3バックの前に必ず1人ボランチを置いて、このボランチが効いていた。大会での堅守の軸だったと思う。見方によっては3-1-4-2とも言える布陣だった。FWに2人に中盤前目の3枚の内1枚が上がって攻撃時は3トップに近い形になる。一方の工業は4-2-2-2。でもかなり押し込まれて中々機能しなかった。
今大会の国見はキックオフの時にハーフラインに6名をズラリ横に並べ一気に前線の圧力で押し込んでいく戦い方をやるんだけど、個を出し過ぎと言うか、展開が小さく、更に中央に攻撃が隔たり過ぎる事で自分達で試合を難しくしている印象があった。正直最初の2点は個が良い動きをした判断をした面が大きく、工業を崩しきった感じはなかった。
ところが後半に入って国見が余裕を見せだすと展開も大きくなって、面白いように工業の守備を切り裂く。一方の工業は特に3点目を取られてからは完全に組み立てが荒くなってしまった。工業は生命線である左サイドからの攻撃が後半は見られなくなり、良い所をほとんど出せずに終った感じ。
左サイドの9番を経由した時は良い攻撃が出来ていたのだけど・・
それでも、波乱要素の強い新人戦らしく波はあるけど、勢いのある大会、試合だったなと。2月の九州新人戦も楽しみだ。