2013年04月30日
2013 J2 第11節 愛媛vs.長崎のこと
他のJ2が28日に試合の中、唯一の29日の試合。
他の結果が出ているんだけど・・長崎、負けても5位とかどこの強豪だ?!
開幕以来の好調で周囲を驚かせている我々だが何の事はない、1番ビビっているのは俺達だ。
(急にこういうキャラが活躍しだすと不吉だ。死亡フラグではないか?)
などとチーム創設以来初のポジティブな驚きを経験し、皆は軽くパニック中だ。
いや、シーズン前のチーム作りを見てある程度の自信はみんな持っていた。
強化部も「やれる」と手応えを口にしていた。だが、それを上回る状況なのだ。
「翔馬や山田達と複数年契約を結ばなきゃ!他チームが取りにくる!」
「どこぞの協会の偉い人が「高木って言っちゃたね」と失言してしまう!」
「俺が育てた!」
と色んな心配をしてしまっている。
そんな強豪としてアウェイ愛媛へと乗り込む。
例によってはち蔵に集合しマイクロバスで出発。今回は20名程度。
愛媛ではスタジアムの構造上、愛媛側のホームゴール裏で車を降り、メイン側を通って、
アウェイゴール裏へ。中々に剛毅な運営だ。
また、スタジアムDJの音響ボリュームが常軌を逸して大きく、
隣の人との会話にも苦労するレベル。味方サポーターの声援とも打ち消し合うという音量。
会場のアチコチで「あんだって?」というドリフの1シーンみたいな状況を生んでいた。
そしてヨルダンで体を盗まれた一平くん。
カメラマンの膝をカックンしたり好き放題だ。
オフィシャルじゃないのにオフィシャル扱いという特権を生かしている。実に羨ましい。
是非、長崎にも来てほしいものだ。
んで、試合。立ち上がりの2得点で勝負はついた。
スロースタートの愛媛に一気に全力でいった長崎の気迫だ。
勢いというのは実に怖いもので、少々の差をあっという間に押し切ってしまう。
2点差をつけた事で、選手は攻められても落ち着いていたし、
高木さんも余裕をもった采配を行う事が出来た。
また、小笠原と高杉の気迫は凄まじく、愛媛が反撃にきた時間帯のチームの支えとなっていた。
愛媛は丁寧にパスをつなぐ良いチームだと思うし、普通にポゼッションは愛媛だった。
でも、決定力を欠いた上にセオリーを崩す個の怖さが足りなかったと思う。
2011年くらいの長崎がやはり、綺麗につなぐが怖さが足りないと評された。
やはりつなぐサッカーは開花するのに時間もかかるし、
特に最後の怖さというパーツを埋めるのは容易くないのだろう。
そういう意味で力が上だけど途上の愛媛を、
力は劣るけど勢いとセオリーを崩す怖さを持つ個が際立った長崎が押し切ったんだと思う。
その後はバスに乗って温泉に入り長崎へ。

愛する家族から離れて一人で来ていた親和銀行勤務の門司友成さんは試合中もスパークしまくり
「心から愛する妻にもこの試合を見せたかった。」
「長崎の試合は素晴らしいですね、娘の笑顔には及ばないけれど。」
「山田の頑張りは、私の息子である峻に匹敵しますね。」
と語り続け、最後は
「それでは、アウェイ状態のマイホームに帰ります」と名残惜しそうにバスを降りていった。
その後、3時頃に長崎に到着し解散。4時間ほど寝てすぐ仕事。勝った日の疲れはだいぶ軽い。
他の結果が出ているんだけど・・長崎、負けても5位とかどこの強豪だ?!
開幕以来の好調で周囲を驚かせている我々だが何の事はない、1番ビビっているのは俺達だ。
(急にこういうキャラが活躍しだすと不吉だ。死亡フラグではないか?)
などとチーム創設以来初のポジティブな驚きを経験し、皆は軽くパニック中だ。
いや、シーズン前のチーム作りを見てある程度の自信はみんな持っていた。
強化部も「やれる」と手応えを口にしていた。だが、それを上回る状況なのだ。
「翔馬や山田達と複数年契約を結ばなきゃ!他チームが取りにくる!」
「どこぞの協会の偉い人が「高木って言っちゃたね」と失言してしまう!」
「俺が育てた!」
と色んな心配をしてしまっている。
そんな強豪としてアウェイ愛媛へと乗り込む。
例によってはち蔵に集合しマイクロバスで出発。今回は20名程度。
愛媛ではスタジアムの構造上、愛媛側のホームゴール裏で車を降り、メイン側を通って、
アウェイゴール裏へ。中々に剛毅な運営だ。
また、スタジアムDJの音響ボリュームが常軌を逸して大きく、
隣の人との会話にも苦労するレベル。味方サポーターの声援とも打ち消し合うという音量。
会場のアチコチで「あんだって?」というドリフの1シーンみたいな状況を生んでいた。
そしてヨルダンで体を盗まれた一平くん。
カメラマンの膝をカックンしたり好き放題だ。
オフィシャルじゃないのにオフィシャル扱いという特権を生かしている。実に羨ましい。
是非、長崎にも来てほしいものだ。
んで、試合。立ち上がりの2得点で勝負はついた。
スロースタートの愛媛に一気に全力でいった長崎の気迫だ。
勢いというのは実に怖いもので、少々の差をあっという間に押し切ってしまう。
2点差をつけた事で、選手は攻められても落ち着いていたし、
高木さんも余裕をもった采配を行う事が出来た。
また、小笠原と高杉の気迫は凄まじく、愛媛が反撃にきた時間帯のチームの支えとなっていた。
愛媛は丁寧にパスをつなぐ良いチームだと思うし、普通にポゼッションは愛媛だった。
でも、決定力を欠いた上にセオリーを崩す個の怖さが足りなかったと思う。
2011年くらいの長崎がやはり、綺麗につなぐが怖さが足りないと評された。
やはりつなぐサッカーは開花するのに時間もかかるし、
特に最後の怖さというパーツを埋めるのは容易くないのだろう。
そういう意味で力が上だけど途上の愛媛を、
力は劣るけど勢いとセオリーを崩す怖さを持つ個が際立った長崎が押し切ったんだと思う。
その後はバスに乗って温泉に入り長崎へ。

愛する家族から離れて一人で来ていた親和銀行勤務の門司友成さんは試合中もスパークしまくり
「心から愛する妻にもこの試合を見せたかった。」
「長崎の試合は素晴らしいですね、娘の笑顔には及ばないけれど。」
「山田の頑張りは、私の息子である峻に匹敵しますね。」
と語り続け、最後は
「それでは、アウェイ状態のマイホームに帰ります」と名残惜しそうにバスを降りていった。
その後、3時頃に長崎に到着し解散。4時間ほど寝てすぐ仕事。勝った日の疲れはだいぶ軽い。
2013年04月24日
2013 J2第10節 長崎vs.札幌
さて、昨日は支援会の日で、一昨日は応援問題を書いたので今日になって週末の札幌戦の話。
日曜の朝から競技場へ向う。4連勝中の3位。前節はアウェイの激的勝利で7戦無敗。
これで集客が2,000人台ならもう壊滅的だが・・結局集客は4,000人弱。
支援会でも協議中だが県総はアクセスに制限があり、アクセス改革が必要だ。色々やっていかねばなっと。
試合前はスタジアムを散策。
最近、ハイパーメディアクリエイターとして活動しているので長崎新聞に
「俺のコラム"君もハイパーに生きてみないか?"を連載しませんか?」
と持ちかけたり、バックスタンドでアレコレと話をしたりして過ごす。
試合には長崎新聞の森君が久々に来ていた。森君は銀髪のカメラマンだ。
V・VARENの写真と言えば山頭さんだが、唯一それに匹敵する情熱と信頼を感じさせるカメラマンだ。
ちなみに元アンチウルトラで、俺の事も昔は嫌いだった人だ(笑)。
でも、長く同じものを追いかける過程で互いの理解を深めていった。
現在は部長に出世しデスクワークな人なのにやってきている。不良部長め。
さて、試合。鍵は1週間で3連戦の中で疲労とどう向き合うか?
高木さんは洸一、井上をベンチに座らせて前田、趙を先発で起用した。
一方の札幌は殆どメンバーを変えずに来た。
結果、水永をマークし空中戦で押し込んでいた札幌のパウロンは膝の痛みで、
攻撃の軸である内村は腰の痛みで途中交代した。
疲労面の事を読み勝った高木長崎ではあったが、あと一歩攻め切れなかった。
金久保と前田の位置を変え、佐藤洸一を入れて2トップにし、
井上を入れて中盤の選手配置を変えたり徹底して相手を揺さぶり、攻めの采配を仕掛け続けていた。
それでも、やはり疲労は覆せずに0-0のドロー。
人間とは怖い物で、1週間で3試合。2勝1分。物凄く良い成績だ。
なのに、札幌戦後「う~ん・・勝つチャンスあったのに惜しいなぁ」などと思ってしまう。
現状のほぼベストを達成したのに・・人は贅沢だ。
試合後は諸々の用事を済ませ諫早駅近くのワインバー ロージーというお店へ。
最近、V・VARENや街作りに関する事で諌早の商店街や「やるはや」「諌早おもてなし隊」と言う
諌早を元気にしたい人の集まり等に呼ばれ、街作りプロジェクトに参加しているのだけど、
この日はアフターバーをやるというので参加。
参加者皆に「自分らの街にチームがある幸せや希望」が漲っている。
海外では試合が終わった後にバーに集まり、試合についてあーだこーだと語る。
そんなのが「はち蔵」以外でも徐々に出来ている現状に嬉しくなる。
V・VAREN創設者の一人、菊田さんや初代部長で現スタッフの山本一郎さん、
OB兼スタッフの竹さんも参加し、クラブ立ち上げの話や昔の話をする。
こういうアフターバー的なものは今後、全県単位にアチコチ広まっていくと皆幸せだ。
久々にワインを飲んで眠くなったので帰宅。
V・VARENの順位は4位だった。
4位という望外の成績なのに、3位から(落ちた)なぞと思ってしまう。
なんとまぁ、人間とは欲深い生物だ。
日曜の朝から競技場へ向う。4連勝中の3位。前節はアウェイの激的勝利で7戦無敗。
これで集客が2,000人台ならもう壊滅的だが・・結局集客は4,000人弱。
支援会でも協議中だが県総はアクセスに制限があり、アクセス改革が必要だ。色々やっていかねばなっと。
試合前はスタジアムを散策。
最近、ハイパーメディアクリエイターとして活動しているので長崎新聞に
「俺のコラム"君もハイパーに生きてみないか?"を連載しませんか?」
と持ちかけたり、バックスタンドでアレコレと話をしたりして過ごす。
試合には長崎新聞の森君が久々に来ていた。森君は銀髪のカメラマンだ。
V・VARENの写真と言えば山頭さんだが、唯一それに匹敵する情熱と信頼を感じさせるカメラマンだ。
ちなみに元アンチウルトラで、俺の事も昔は嫌いだった人だ(笑)。
でも、長く同じものを追いかける過程で互いの理解を深めていった。
現在は部長に出世しデスクワークな人なのにやってきている。不良部長め。
さて、試合。鍵は1週間で3連戦の中で疲労とどう向き合うか?
高木さんは洸一、井上をベンチに座らせて前田、趙を先発で起用した。
一方の札幌は殆どメンバーを変えずに来た。
結果、水永をマークし空中戦で押し込んでいた札幌のパウロンは膝の痛みで、
攻撃の軸である内村は腰の痛みで途中交代した。
疲労面の事を読み勝った高木長崎ではあったが、あと一歩攻め切れなかった。
金久保と前田の位置を変え、佐藤洸一を入れて2トップにし、
井上を入れて中盤の選手配置を変えたり徹底して相手を揺さぶり、攻めの采配を仕掛け続けていた。
それでも、やはり疲労は覆せずに0-0のドロー。
人間とは怖い物で、1週間で3試合。2勝1分。物凄く良い成績だ。
なのに、札幌戦後「う~ん・・勝つチャンスあったのに惜しいなぁ」などと思ってしまう。
現状のほぼベストを達成したのに・・人は贅沢だ。
試合後は諸々の用事を済ませ諫早駅近くのワインバー ロージーというお店へ。
最近、V・VARENや街作りに関する事で諌早の商店街や「やるはや」「諌早おもてなし隊」と言う
諌早を元気にしたい人の集まり等に呼ばれ、街作りプロジェクトに参加しているのだけど、
この日はアフターバーをやるというので参加。
参加者皆に「自分らの街にチームがある幸せや希望」が漲っている。
海外では試合が終わった後にバーに集まり、試合についてあーだこーだと語る。
そんなのが「はち蔵」以外でも徐々に出来ている現状に嬉しくなる。
V・VAREN創設者の一人、菊田さんや初代部長で現スタッフの山本一郎さん、
OB兼スタッフの竹さんも参加し、クラブ立ち上げの話や昔の話をする。
こういうアフターバー的なものは今後、全県単位にアチコチ広まっていくと皆幸せだ。
久々にワインを飲んで眠くなったので帰宅。
V・VARENの順位は4位だった。
4位という望外の成績なのに、3位から(落ちた)なぞと思ってしまう。
なんとまぁ、人間とは欲深い生物だ。
2013年04月23日
応援の分裂・場所についてのULTRAの言葉
「秘するは花」ではないが、全て話さない事が人の嗜みみたいに思う。
小さい事に反応したり、声高に業績を誇ったりするのは余り好ましくない。ずっと、そう思っている。
でもそう思わない人もいるようで、「好きに書いて」「あんな事まで書いて良いの?」と言われる。
では何故、俺は今も大手を振って支援会の運営委員長をやり色んな企画を実践しているんだろうか?
「癒着だ」「圧力だ」ともっともらしく言う人もいるが、誠に惜しい事に俺にそんな権力は無い。
つか、権力があったらブログに書かずに速攻で対処させている。
つまり、俺が書くのは書ける範囲のギリギリ迄で、それ以外は書いていないと言う事だったりする。
ぶっちゃけて言うと、俺がブログに書く事は俺の知っている事、思っている事の1割にも満たない。
一々全てを公表する必要はないし、書くには波紋が大きいと思っていたからだ。
でも、そうやって8年間やってきた結果、無言部分を都合の良く解釈し、放置し、省みず、誤認し・・。
現在の応援問題について説明するには数時間が必要なほどに理由は積み重なってしまった。だから、
この問題に関して問われても、短い時間で上手く説明出来る事はもう俺達には出来ない。
でも、今回の件があって、俺達は話す事にした。
俺はもうULTARを卒団した身だが、現在の分裂応援含めての問題は
大きく2つの原因があり、そのどちらも俺がULTRAに居た頃からの問題だ。
それを放置し解決出来なかった、そして、それを助長してしまったのは俺にも責任がある。
今日からSenji君がULTRAのブログで数回に分けて事情説明を書ける範囲ギリギリで行う。
都合の悪い事を端折ったりしない。夕べの夜中まで皆で話していたが、
こんなのを一々書いて説明するのは格好悪いような気するらするのだが・・
その結果もっとみっともない事になっている現状がある以上、不恰好でも書いていく。
誠心誠意書く文章だ。
週末までしっかり読んで欲しい。
ULTRA NAGASAKI WEST END公式ブログ
俺達は口を開いた。言う事、書く事の責任は追う。
Senji君はこの件の為にこの数ヶ月本当に振り回された。
雄さんは腹をくくった。
俺達は昨年「プロの責任」と横断幕を出してフロントのやり方を問うた。
あれから6ヶ月弱・・。もし成績が低迷していれば高木さんは責任を問われたろう。
あの時、俺達が問うたプロの責任に今のV・VAREN長崎はどう応えるだろう?
小さい事に反応したり、声高に業績を誇ったりするのは余り好ましくない。ずっと、そう思っている。
でもそう思わない人もいるようで、「好きに書いて」「あんな事まで書いて良いの?」と言われる。
では何故、俺は今も大手を振って支援会の運営委員長をやり色んな企画を実践しているんだろうか?
「癒着だ」「圧力だ」ともっともらしく言う人もいるが、誠に惜しい事に俺にそんな権力は無い。
つか、権力があったらブログに書かずに速攻で対処させている。
つまり、俺が書くのは書ける範囲のギリギリ迄で、それ以外は書いていないと言う事だったりする。
ぶっちゃけて言うと、俺がブログに書く事は俺の知っている事、思っている事の1割にも満たない。
一々全てを公表する必要はないし、書くには波紋が大きいと思っていたからだ。
でも、そうやって8年間やってきた結果、無言部分を都合の良く解釈し、放置し、省みず、誤認し・・。
現在の応援問題について説明するには数時間が必要なほどに理由は積み重なってしまった。だから、
この問題に関して問われても、短い時間で上手く説明出来る事はもう俺達には出来ない。
でも、今回の件があって、俺達は話す事にした。
俺はもうULTARを卒団した身だが、現在の分裂応援含めての問題は
大きく2つの原因があり、そのどちらも俺がULTRAに居た頃からの問題だ。
それを放置し解決出来なかった、そして、それを助長してしまったのは俺にも責任がある。
今日からSenji君がULTRAのブログで数回に分けて事情説明を書ける範囲ギリギリで行う。
都合の悪い事を端折ったりしない。夕べの夜中まで皆で話していたが、
こんなのを一々書いて説明するのは格好悪いような気するらするのだが・・
その結果もっとみっともない事になっている現状がある以上、不恰好でも書いていく。
誠心誠意書く文章だ。
週末までしっかり読んで欲しい。
ULTRA NAGASAKI WEST END公式ブログ
俺達は口を開いた。言う事、書く事の責任は追う。
Senji君はこの件の為にこの数ヶ月本当に振り回された。
雄さんは腹をくくった。
俺達は昨年「プロの責任」と横断幕を出してフロントのやり方を問うた。
あれから6ヶ月弱・・。もし成績が低迷していれば高木さんは責任を問われたろう。
あの時、俺達が問うたプロの責任に今のV・VAREN長崎はどう応えるだろう?
2013年04月20日
こんな風に長崎はならないようにしよう
去年くらいから好調な時期にアップしようと思っていたが、
中々安心出来る時期がなかったので今回アップ。
「リーグで苦戦するチームによくある風景」
書くなら3位の今しかない!
・次の監督に現状無視してJ1優勝監督らを期待する。
特に地元出身の名監督は出身と言うだけで無条件に郷土愛を要求される。
・多くの人が怒りつつ緊急補強をクラブに要求するが、
言ってる当人が登録ウインドーの存在すら知らない。
*登録ウインドー:簡単に言うと選手補強が出来る期間。これ以外の期間は原則補強禁止。
・とりあえず選手はバーべQで決起集会。
・試合に出ていない選手、怪我をしている選手、昨年放出した選手の評価が高まる。
・ここで一度膿を出してしまった方が良いと言い出すが、もう膿どころか内臓が出掛かっている状態。
・1人でチームを変えられる力を持った安い外国人を補強しろという、
「そんな選手居るならシーズン前の時点で取ってきているよ!」
と強化部が考えたくなるような恐ろしくハードルの高い要求を言い出す。
・予算を無視して他チームで干されている元日本代表を欲しがる。
・あとは決定力が改善されれば連勝と根拠なく言い出すが、1試合平均のシュートが5本くらい。
・ミスが無ければ勝てたと当たり前な事を言い出す。
・システム変更を言い出す。
・サポーター団体の応援が批判され、
ブーイングすれば「選手が可愛そう、これじゃあバラバラで勝てない。」、
拍手すれば「甘やかしすぎ。こんなサポーターじゃ強くなれない。」と言われる。
・勝ち点計算が早くなる。
・順位表は下から見る。
・オフの事を楽しげに書く選手ブログの記事には嫌味のコメントが増える。
・何となくみんな不機嫌。
・選手の誰かが突然ボウズに。
・その坊主姿を「気合の丸刈り」とマスコミが取り上げる。
・でも負ける。
・内容は少しずつ上向いていると言い張る指揮官。
・コーチやGMの過去の指導実績やライセンスが何級かを皆が確認しだす。
・とりあえずサポーターズカンファレンス。
・でも一時しのぎにしかならない。
・自分が観にいくと負けると言う人が続出するが、別にいつも負けてるので単に客が減るだけ。
中々安心出来る時期がなかったので今回アップ。
「リーグで苦戦するチームによくある風景」
書くなら3位の今しかない!
・次の監督に現状無視してJ1優勝監督らを期待する。
特に地元出身の名監督は出身と言うだけで無条件に郷土愛を要求される。
・多くの人が怒りつつ緊急補強をクラブに要求するが、
言ってる当人が登録ウインドーの存在すら知らない。
*登録ウインドー:簡単に言うと選手補強が出来る期間。これ以外の期間は原則補強禁止。
・とりあえず選手はバーべQで決起集会。
・試合に出ていない選手、怪我をしている選手、昨年放出した選手の評価が高まる。
・ここで一度膿を出してしまった方が良いと言い出すが、もう膿どころか内臓が出掛かっている状態。
・1人でチームを変えられる力を持った安い外国人を補強しろという、
「そんな選手居るならシーズン前の時点で取ってきているよ!」
と強化部が考えたくなるような恐ろしくハードルの高い要求を言い出す。
・予算を無視して他チームで干されている元日本代表を欲しがる。
・あとは決定力が改善されれば連勝と根拠なく言い出すが、1試合平均のシュートが5本くらい。
・ミスが無ければ勝てたと当たり前な事を言い出す。
・システム変更を言い出す。
・サポーター団体の応援が批判され、
ブーイングすれば「選手が可愛そう、これじゃあバラバラで勝てない。」、
拍手すれば「甘やかしすぎ。こんなサポーターじゃ強くなれない。」と言われる。
・勝ち点計算が早くなる。
・順位表は下から見る。
・オフの事を楽しげに書く選手ブログの記事には嫌味のコメントが増える。
・何となくみんな不機嫌。
・選手の誰かが突然ボウズに。
・その坊主姿を「気合の丸刈り」とマスコミが取り上げる。
・でも負ける。
・内容は少しずつ上向いていると言い張る指揮官。
・コーチやGMの過去の指導実績やライセンスが何級かを皆が確認しだす。
・とりあえずサポーターズカンファレンス。
・でも一時しのぎにしかならない。
・自分が観にいくと負けると言う人が続出するが、別にいつも負けてるので単に客が減るだけ。
2013年04月17日
応援のYOSAKOI化
よさこい祭りは高知県の商工会議所が戦後の景気振興策として始めたものである。
ご神体や五穀豊穣を願った類のものではない為に踊りは自由にアレンジされていった。
そのよさこい祭りに影響を受けて始まった
YOSAKOIソーラン祭りにいたっては更にバリエーションを増やし殆ど創作ダンスの世界に突入する。
最近はYOSAKOIのダンスのレベルも上がったが、YOSAKOIはプロのダンサー曰く
「それまでのダンスの主役は技術の高いダンサーだった。
でもYOSAKOIは素人が主役(になったような気分)になれるイベント。
だから多くの人に受け入れられ広まった。」
良い悪いではなく、「ダンサーによる舞台」を「皆が参加出来る場」にしたのがYOSAKOIなんだと思う。
かつて・・ゴール裏なんかの応援は”知っている人間”が中心だったりした。
ネットもない時代ではチャント(応援歌)の歌詞やメロディはスタジアムで覚えるしかなかった。
トヨタカップの時に海外のサポーターの歌うチャントを録音したり、メモしたりして覚えた時代もある。
タムやスネア(太鼓)のリズムも、コールを使うシーンの選択も、
教えてもらうと言うより見て盗むと言う職人的な世界だった。
現場に足しげく通い、色んな経験を積んだ者がコアなサポーターになっていった。
iphoneでも何でもそうだが、新しい物は最初はマニアや通の間で広まる。
そこで色んな活用や試行錯誤の末、
コア向けの「レベルは高いけれど判りにくい機能」や「癖の強い機能」は排除され、
機能性や個性より判りやすさに変化して一般に普及していく。
同じようにJリーグが出来て20周年・・最初はコアが先導し、
コアによって形作られた応援は今では一般向けに判り易さ、参加し易さを重視した物となっている。
「皆でここは手を上げて振りましょう。」
「この歌の時は皆で手を回しましょう。この歌詞の時は手を広げて選手を呼ぶ感じで・・」
スタジアムのゴール裏で聞こえてくる声。
マフラーを回したり手を頭の上で叩く、飛び跳ねるといった応援は昔からある。
でも今のJリーグほど、動きをあわせた応援を取り入れている応援はそう無いと思う。
ここ数年は海外のリーグを観にいってないので今の海外は知らないけれどね。
最近、色んな会合や会議にお呼ばれしてV・VARENやサポーターの事、
応援の基本を話す機会が多いのだが、異句同音に言われるのが
「そういう事を知らないから、どんどん教えて欲しい」と言う事だ。
ずっとそういう物は習うより馴れろで覚えると思っていたので意外に感じるが、
一般化する上での「判りやすさ」とは「習う」と同義語であり、
よく考えると不思議でも何でもない。
応援は今後一般化が進み、YOSAKOIのような
誰もが参加し、誰もが主役のようになれるスタイルへとますます進んでいくだろう。
それはサッカーの応援という新しい物が徐々に大衆化されている事を意味する訳で、
俺の個人の思い入れや応援へのポリシーなどはともかく・・決して悪いことではない。
昔の応援は云々・・と言うのは
「最近の若い者は・・」と同じくらいに意味がない言葉でだろう。
多分、縄文人も未来人も「最近の若い者は・・」と言ってるだろうし・・。
別にこの記事は意図も何もなく、村上アシシ氏のサポーター本やら読んでから
ツラツラ思っていた事と書いただけなので、特段のオチもまとめもない。
なので、皆も鮮やかに読み飛ばしてほしい。
最近の若い者はすぐに裏読みして陰謀論を作るので予防線は張っておかないとね。
まったく昔はこんなじゃなかったのに・・
ご神体や五穀豊穣を願った類のものではない為に踊りは自由にアレンジされていった。
そのよさこい祭りに影響を受けて始まった
YOSAKOIソーラン祭りにいたっては更にバリエーションを増やし殆ど創作ダンスの世界に突入する。
最近はYOSAKOIのダンスのレベルも上がったが、YOSAKOIはプロのダンサー曰く
「それまでのダンスの主役は技術の高いダンサーだった。
でもYOSAKOIは素人が主役(になったような気分)になれるイベント。
だから多くの人に受け入れられ広まった。」
良い悪いではなく、「ダンサーによる舞台」を「皆が参加出来る場」にしたのがYOSAKOIなんだと思う。
かつて・・ゴール裏なんかの応援は”知っている人間”が中心だったりした。
ネットもない時代ではチャント(応援歌)の歌詞やメロディはスタジアムで覚えるしかなかった。
トヨタカップの時に海外のサポーターの歌うチャントを録音したり、メモしたりして覚えた時代もある。
タムやスネア(太鼓)のリズムも、コールを使うシーンの選択も、
教えてもらうと言うより見て盗むと言う職人的な世界だった。
現場に足しげく通い、色んな経験を積んだ者がコアなサポーターになっていった。
iphoneでも何でもそうだが、新しい物は最初はマニアや通の間で広まる。
そこで色んな活用や試行錯誤の末、
コア向けの「レベルは高いけれど判りにくい機能」や「癖の強い機能」は排除され、
機能性や個性より判りやすさに変化して一般に普及していく。
同じようにJリーグが出来て20周年・・最初はコアが先導し、
コアによって形作られた応援は今では一般向けに判り易さ、参加し易さを重視した物となっている。
「皆でここは手を上げて振りましょう。」
「この歌の時は皆で手を回しましょう。この歌詞の時は手を広げて選手を呼ぶ感じで・・」
スタジアムのゴール裏で聞こえてくる声。
マフラーを回したり手を頭の上で叩く、飛び跳ねるといった応援は昔からある。
でも今のJリーグほど、動きをあわせた応援を取り入れている応援はそう無いと思う。
ここ数年は海外のリーグを観にいってないので今の海外は知らないけれどね。
最近、色んな会合や会議にお呼ばれしてV・VARENやサポーターの事、
応援の基本を話す機会が多いのだが、異句同音に言われるのが
「そういう事を知らないから、どんどん教えて欲しい」と言う事だ。
ずっとそういう物は習うより馴れろで覚えると思っていたので意外に感じるが、
一般化する上での「判りやすさ」とは「習う」と同義語であり、
よく考えると不思議でも何でもない。
応援は今後一般化が進み、YOSAKOIのような
誰もが参加し、誰もが主役のようになれるスタイルへとますます進んでいくだろう。
それはサッカーの応援という新しい物が徐々に大衆化されている事を意味する訳で、
俺の個人の思い入れや応援へのポリシーなどはともかく・・決して悪いことではない。
昔の応援は云々・・と言うのは
「最近の若い者は・・」と同じくらいに意味がない言葉でだろう。
多分、縄文人も未来人も「最近の若い者は・・」と言ってるだろうし・・。
別にこの記事は意図も何もなく、村上アシシ氏のサポーター本やら読んでから
ツラツラ思っていた事と書いただけなので、特段のオチもまとめもない。
なので、皆も鮮やかに読み飛ばしてほしい。
最近の若い者はすぐに裏読みして陰謀論を作るので予防線は張っておかないとね。
まったく昔はこんなじゃなかったのに・・
2013年04月16日
2013 J2第8節 長崎vs.熊本のこと
さて、昨日の九州ダービー(仮)の話に続いて今日は試合内容。
この試合のポイントは
「両チームの退場者とそのタイミング」。
これで勝負は決まったと思う。
前半立ち上がりからパスをつないで、
しっかり動きセカンドボールを拾う熊本の前に長崎は前半押し込まれていた。
幸い、怪我明けのFW斉藤とファビオが決定力を欠いていたので
長崎が失点する事は無かったが誰の目にも熊本のペースだったのは間違いない。
37分にV・VARENの下田が相手ゴール前で頭突きをして退場。
このプレイだが、頭突きという反則は無論の事、場所が最悪過ぎる。
熊本側サポーターの目の前。これは確実に騒ぎになって反則を取られる。
完全に冷静さを欠いた愚かな行為だったと思う。
劣勢の長崎が10人となり試合は決したかと思われた。
北斗の拳的に言う「お前はもう死んでいる」であるが・・
実は勝利の女神はド根性カエルが好きだったのか
「どっこい生きてる。シャツのな~か~♪」となる。
下田退場後、高木さんは前半終了までの8分も惜しんでFW洸一を下げてCB藤井を投入。
下田退場の時点で得点出来るなら1チャンスと踏んでの1点勝負の守備固め
もしくは最悪でもドローを考えたのだろう。藤井投入に要した時間は僅か3分。
この辺の決断の早さが実は勝負の別れ目だった。
この交代は高木さんの狙いを分かりやすくした。長崎の選手たちはこのプランを即時理解した。
更に幸運なのがスグにハーフタイムに入った事だ。
高木さんと選手はロッカーで改めてゲームプランの確認をする事が出来た。
修正がスムースに出来ちゃったんである。
そして後半開始1分・・
この日、再三の突破でチャンスを作っていた熊本の仲間が2枚目のイエローで退場。
好調な選手・・しかもサイドで欠く事の出来ない選手が不必要な場所でのファウルで退場。
これでハーフタイムに出した吉田監督の指示は全てチャラになってしまった。
逆にプランが確定していた長崎は相手が10人になって棚からボタ餅のように有利になる。
退場自体は単なる災いだが、
その被害を最低限に抑えた長崎と、全てを台無しにした熊本。
こうして85分に高杉がゴールを決めた長崎が勝利。
熊本は自滅に近い形で勝利を失う事となった。
とは言え、長崎が運だけだったのではない。
運が転がり込めば勝てるだけの準備をしっかり整える采配を監督は行い、選手はそれを履行した。
調子が良い時は何もかも上手くいくもんだが、・・この日はまさにそんな感じだろう。
8年ぶりの熊本戦。
8年前を知っている者には新しい積み重ねがあったろう。
新しい人達は高木ダービーと今日の試合が出発点になるだろう。
いつか辿り着く(仮)ではなくなった九州ダービーは
俺がイメージしていたギラギラした感じではないかもしれない。
でも、それが長崎と熊本の歴史の積み重ね。
日本の・・長崎の・・九州のダービーの形なのだ。
それはそれで良いんだと思う。
この試合のポイントは
「両チームの退場者とそのタイミング」。
これで勝負は決まったと思う。
前半立ち上がりからパスをつないで、
しっかり動きセカンドボールを拾う熊本の前に長崎は前半押し込まれていた。
幸い、怪我明けのFW斉藤とファビオが決定力を欠いていたので
長崎が失点する事は無かったが誰の目にも熊本のペースだったのは間違いない。
37分にV・VARENの下田が相手ゴール前で頭突きをして退場。
このプレイだが、頭突きという反則は無論の事、場所が最悪過ぎる。
熊本側サポーターの目の前。これは確実に騒ぎになって反則を取られる。
完全に冷静さを欠いた愚かな行為だったと思う。
劣勢の長崎が10人となり試合は決したかと思われた。
北斗の拳的に言う「お前はもう死んでいる」であるが・・
実は勝利の女神はド根性カエルが好きだったのか
「どっこい生きてる。シャツのな~か~♪」となる。
下田退場後、高木さんは前半終了までの8分も惜しんでFW洸一を下げてCB藤井を投入。
下田退場の時点で得点出来るなら1チャンスと踏んでの1点勝負の守備固め
もしくは最悪でもドローを考えたのだろう。藤井投入に要した時間は僅か3分。
この辺の決断の早さが実は勝負の別れ目だった。
この交代は高木さんの狙いを分かりやすくした。長崎の選手たちはこのプランを即時理解した。
更に幸運なのがスグにハーフタイムに入った事だ。
高木さんと選手はロッカーで改めてゲームプランの確認をする事が出来た。
修正がスムースに出来ちゃったんである。
そして後半開始1分・・
この日、再三の突破でチャンスを作っていた熊本の仲間が2枚目のイエローで退場。
好調な選手・・しかもサイドで欠く事の出来ない選手が不必要な場所でのファウルで退場。
これでハーフタイムに出した吉田監督の指示は全てチャラになってしまった。
逆にプランが確定していた長崎は相手が10人になって棚からボタ餅のように有利になる。
退場自体は単なる災いだが、
その被害を最低限に抑えた長崎と、全てを台無しにした熊本。
こうして85分に高杉がゴールを決めた長崎が勝利。
熊本は自滅に近い形で勝利を失う事となった。
とは言え、長崎が運だけだったのではない。
運が転がり込めば勝てるだけの準備をしっかり整える采配を監督は行い、選手はそれを履行した。
調子が良い時は何もかも上手くいくもんだが、・・この日はまさにそんな感じだろう。
8年ぶりの熊本戦。
8年前を知っている者には新しい積み重ねがあったろう。
新しい人達は高木ダービーと今日の試合が出発点になるだろう。
いつか辿り着く(仮)ではなくなった九州ダービーは
俺がイメージしていたギラギラした感じではないかもしれない。
でも、それが長崎と熊本の歴史の積み重ね。
日本の・・長崎の・・九州のダービーの形なのだ。
それはそれで良いんだと思う。
2013年04月15日
2013の長崎vs.熊本を語る前に
週末は熊本戦。
元熊本所属の選手が長崎に多いとか、
高木さんが5ヶ月前まで監督していたチームだとか、お隣の県であるとか、
長崎にとって初のバトル・オブ・九州だとかあるのだけれど・・
2005年から応援していた身とすると、それら全てよりも「あの熊本だ」という意識が強い。
新しい人の為に物凄くかいつまんで説明すると
・長崎と熊本は同時期にJを目指して活動を本格化させた。
・熊本の前身チームアルエットで主力として活躍した田尻・大濱・松浦は2005年の長崎のレギュラー。
・当時は地域リーグでは破格な全員プロで元Jリーガーだらけの熊本に対して
原田武男のみがプロ契約だった長崎。
・初対決では先制するも怒涛の反撃を食らって完全に長崎が力負け。
・2度目の対戦では長崎がアウェイで勝利し、当時の選手は今も「最高に気持ちよかった」と口にする。
ちなみに、この当時の長崎の監督は現V・ファーレン常務の岩本さん、
熊本の監督は現ロアッソ代表取締役の池谷さん。
さらに2度目の対戦の時にテクニカルディレクターとしてベンチに座って
岩本さんにアドバイスしていたのが長崎の現監督、高木さんだったりする。
当時は戦力・予算共に上の熊本に長崎が挑む図式で、
選手もサポーターも「熊本」を倒す事は大きな目標の一つだったのだ。
当時の岩本さんも原田=KING=武男も他の選手もサポーターも
ギラギラして熊本に挑む事を楽しんでいた。
そんな長崎vs.熊本も8年が過ぎて色々と様変わりをしていた。
当時をダイレクトに知っている選手は両チーム通じて熊本の福王くらいか?
元々、ダービーとは同じ街をホームにするチーム同士の対戦で
本来は九州ダービーのように大きなくくりは違う・・とかそんな事を言うつもりはない。
ただ、俺の中ではダービーとは「ここだけには負けたくない。」
「ここに勝てれば他に負けても良い」という位に思う相手との試合だと定義付けている。
そういう意味で昨日の熊本を見てそこまでは思えなかった自分が居た。
多分、スタジアムの中でJ2残留ノルマを別にすれば
「熊本に勝てればあとは負けても構わない」とまで思いつめた人間は圧倒的少数だと思う。
日本のダービーは海外に比べてなどという気はない。ここは日本なのだから。
だが、スタジアムにあったのは俺が認識しているダービーという感じではなく、
イベントのような感じで・・それが日本産ダービーになっているのだろう。
だから、長崎のホームゲームでクマモンが主役の如く振舞うのもそれはそれで良いのだろう。
後日書こうと思う「応援のYOSAKOI化」と合せて色々と思う所があった。
とは言え、それはピッチの外の話でピッチの中は俺の考えるダービーっぽさを感じさせた。
共に厳しいプレスで接触が多い事から試合展開は熱いものとなった。
それに火を点けたのは熊本の選手の高木さんへの思惑だと思う。
昨年までの監督が率いるチーム・・熊本にすれば思う所は色々あるだろう。
かつて長崎が勝手に熊本相手に熱くなっていたように熊本は長崎に熱くなっていたのではないか?
この熱さの火元が街やチームの歴史以上に高木監督だったとすれば、
この試合は九州ダービーと言うより・・高木ダービーだったんだと思う。
ただ、こういう思惑の積み重ねがいつか街同士のダービーになるんだろうな。
今はまだ九州ダービー(仮)状態か。
っという訳で明日へ続く。
元熊本所属の選手が長崎に多いとか、
高木さんが5ヶ月前まで監督していたチームだとか、お隣の県であるとか、
長崎にとって初のバトル・オブ・九州だとかあるのだけれど・・
2005年から応援していた身とすると、それら全てよりも「あの熊本だ」という意識が強い。
新しい人の為に物凄くかいつまんで説明すると
・長崎と熊本は同時期にJを目指して活動を本格化させた。
・熊本の前身チームアルエットで主力として活躍した田尻・大濱・松浦は2005年の長崎のレギュラー。
・当時は地域リーグでは破格な全員プロで元Jリーガーだらけの熊本に対して
原田武男のみがプロ契約だった長崎。
・初対決では先制するも怒涛の反撃を食らって完全に長崎が力負け。
・2度目の対戦では長崎がアウェイで勝利し、当時の選手は今も「最高に気持ちよかった」と口にする。
ちなみに、この当時の長崎の監督は現V・ファーレン常務の岩本さん、
熊本の監督は現ロアッソ代表取締役の池谷さん。
さらに2度目の対戦の時にテクニカルディレクターとしてベンチに座って
岩本さんにアドバイスしていたのが長崎の現監督、高木さんだったりする。
当時は戦力・予算共に上の熊本に長崎が挑む図式で、
選手もサポーターも「熊本」を倒す事は大きな目標の一つだったのだ。
当時の岩本さんも原田=KING=武男も他の選手もサポーターも
ギラギラして熊本に挑む事を楽しんでいた。
そんな長崎vs.熊本も8年が過ぎて色々と様変わりをしていた。
当時をダイレクトに知っている選手は両チーム通じて熊本の福王くらいか?
元々、ダービーとは同じ街をホームにするチーム同士の対戦で
本来は九州ダービーのように大きなくくりは違う・・とかそんな事を言うつもりはない。
ただ、俺の中ではダービーとは「ここだけには負けたくない。」
「ここに勝てれば他に負けても良い」という位に思う相手との試合だと定義付けている。
そういう意味で昨日の熊本を見てそこまでは思えなかった自分が居た。
多分、スタジアムの中でJ2残留ノルマを別にすれば
「熊本に勝てればあとは負けても構わない」とまで思いつめた人間は圧倒的少数だと思う。
日本のダービーは海外に比べてなどという気はない。ここは日本なのだから。
だが、スタジアムにあったのは俺が認識しているダービーという感じではなく、
イベントのような感じで・・それが日本産ダービーになっているのだろう。
だから、長崎のホームゲームでクマモンが主役の如く振舞うのもそれはそれで良いのだろう。
後日書こうと思う「応援のYOSAKOI化」と合せて色々と思う所があった。
とは言え、それはピッチの外の話でピッチの中は俺の考えるダービーっぽさを感じさせた。
共に厳しいプレスで接触が多い事から試合展開は熱いものとなった。
それに火を点けたのは熊本の選手の高木さんへの思惑だと思う。
昨年までの監督が率いるチーム・・熊本にすれば思う所は色々あるだろう。
かつて長崎が勝手に熊本相手に熱くなっていたように熊本は長崎に熱くなっていたのではないか?
この熱さの火元が街やチームの歴史以上に高木監督だったとすれば、
この試合は九州ダービーと言うより・・高木ダービーだったんだと思う。
ただ、こういう思惑の積み重ねがいつか街同士のダービーになるんだろうな。
今はまだ九州ダービー(仮)状態か。
っという訳で明日へ続く。
2013年04月09日
2013 J2第7節 徳島vs.長崎のこと 後編
っという訳で昨日の続き。
修羅風の中で始まる徳島戦。
長崎の布陣は3-2-4-1。徳島も3-2-4-1。
試合後の会見で高木さんも言っていた通り、同じ布陣同士の試合は
どこかで違い・・高木さん曰く「ギャップ」を作らないと単なる選手力比べになる。
なのでどうするのかなっと見ていたら・・長崎はサイドを普段以上に目一杯広く使った。
普段より山田も金久保もサイドギリギリで井上、岩間がボールを散らす。
更に前半の長崎は徹底してプレスをかける。
徳島はこのプレスにやられ、ボランチの柴崎がボールを散らしてもその先の攻撃へ展開できない。
とは言え、徳島のCB3人は個が強く中々得点は出来なかったのだが
41分に翔馬のポストから金久保がミドルズドン。
ムラッ気の強い金久保だがこのシュートはしっかり枠に飛び先制。
後半にはプレスの運動量が落ちた事、
徳島が交代策をドンドン打って更に動きを活性化させてきた事で
徳島ペースの試合へ。セットプレイから1失点したが、正直徳島に
もう少し決定力あればあと2点は取られていたろうな。
終盤、ほとんど攻められ続けたV・ファーレン。
主審が(ほら、徳島クン!ちょっと時間あげるから点取っちゃいなヨ。)と
でも言うようなアデシショナルタイムの中で・・
下田のクロスに翔馬がズドン。劇的で素敵な幕切れ。
ちなみに決勝点シーンは由紀彦のクロスが相手にあたりはね返りが下田の前に来て
下田ののクロスが風でコースがブレて、それに上手く翔馬があわせたもの。
多分、由紀彦のクロスが敵に当たった事、下田のクロスが風の影響を受けた事・・
それが全部、長崎の良い方向に流れたんだと思う。
無論、それに綺麗にあわせた翔馬はスンゴイけどね。
こうして「やはり完璧遠征な日なのだな」と安堵する我々。
その後、スカパーオンデマンドを見ると解説者が翔馬を絶賛している。
さもありなん。我々も
「翔馬がレイバンのサングラスとかしてモデルと結婚するかもしれない。」
「翔馬がホンダ車を捨てボルボとか買うかもしれない。」
などと彼の事が気にかかる。
2013年最初の完璧遠征のバスは夜中2:00に長崎着。
車中でガッツリ仮眠を取った俺は帰宅後月曜締め切りの原稿書き開始。
5:00に書き上げ就寝。そして3時間後に起きて仕事へ向う。
さぁ、週末はバトル・オブ・九州だ。
修羅風の中で始まる徳島戦。
長崎の布陣は3-2-4-1。徳島も3-2-4-1。
試合後の会見で高木さんも言っていた通り、同じ布陣同士の試合は
どこかで違い・・高木さん曰く「ギャップ」を作らないと単なる選手力比べになる。
なのでどうするのかなっと見ていたら・・長崎はサイドを普段以上に目一杯広く使った。
普段より山田も金久保もサイドギリギリで井上、岩間がボールを散らす。
更に前半の長崎は徹底してプレスをかける。
徳島はこのプレスにやられ、ボランチの柴崎がボールを散らしてもその先の攻撃へ展開できない。
とは言え、徳島のCB3人は個が強く中々得点は出来なかったのだが
41分に翔馬のポストから金久保がミドルズドン。
ムラッ気の強い金久保だがこのシュートはしっかり枠に飛び先制。
後半にはプレスの運動量が落ちた事、
徳島が交代策をドンドン打って更に動きを活性化させてきた事で
徳島ペースの試合へ。セットプレイから1失点したが、正直徳島に
もう少し決定力あればあと2点は取られていたろうな。
終盤、ほとんど攻められ続けたV・ファーレン。
主審が(ほら、徳島クン!ちょっと時間あげるから点取っちゃいなヨ。)と
でも言うようなアデシショナルタイムの中で・・
下田のクロスに翔馬がズドン。劇的で素敵な幕切れ。
ちなみに決勝点シーンは由紀彦のクロスが相手にあたりはね返りが下田の前に来て
下田ののクロスが風でコースがブレて、それに上手く翔馬があわせたもの。
多分、由紀彦のクロスが敵に当たった事、下田のクロスが風の影響を受けた事・・
それが全部、長崎の良い方向に流れたんだと思う。
無論、それに綺麗にあわせた翔馬はスンゴイけどね。
こうして「やはり完璧遠征な日なのだな」と安堵する我々。
その後、スカパーオンデマンドを見ると解説者が翔馬を絶賛している。
さもありなん。我々も
「翔馬がレイバンのサングラスとかしてモデルと結婚するかもしれない。」
「翔馬がホンダ車を捨てボルボとか買うかもしれない。」
などと彼の事が気にかかる。
2013年最初の完璧遠征のバスは夜中2:00に長崎着。
車中でガッツリ仮眠を取った俺は帰宅後月曜締め切りの原稿書き開始。
5:00に書き上げ就寝。そして3時間後に起きて仕事へ向う。
さぁ、週末はバトル・オブ・九州だ。
2013年04月08日
2013 J2第7節 徳島vs.長崎のこと 前編
さて、先日はこういう事を書いたが今日は一旦別記事を書く事にする。
せっかく試合の翌日なんだし・・。
土曜の夜、例によってJネットレンタカーでバスを手配し徳島へ向かう。

今回はロアッソ戦で発刊するフリーペーパー「ナガサカ!」第1号の
特集記事、「応援について」に掲載するインタビュー取りも兼ねているのだ。
雄さんとは知り合って9年になるが、こういう形で取材するのは初めてだ。
当初はインタビューを元にNumberみたいな感じで書こうと思ったが辞めた。
素の雄さんらしい感じが一番良い。気になる人は週末のスタジアムで読んで欲しい。
さて、順調に徳島に向かっていた我々だが・・何と瀬戸大橋が強風で通行止めだと言う。
まさかの四国入り断念か!SAの人の話では解除は昼過ぎになると言う。
戻って他の橋から四国上陸をすべきか?もう待機中のSAでオンデマンド放送を観戦すべきか?
悩んだ我々は・・何は無くとも朝飯を食べる事にする。
政治難民のように心細い中で食事をとる我々。
ひと通り食事を取り、ここで待機して最悪の場合はオンデマンドだ!と気持ちを決める。
ならばと大盛りカレーを注文する者もいる中・・「解除になりました!」
早い!早すぎる。注文したカレーより早く解除だ。
慌ててカレーを食す友人たち。

滅多にカレーが食べれない家庭環境なのか2人がかりでカレーにがっつく。
こうして風の猛威を避ける事に成功。
さて、毎年アウェイに行っていると、年に1〜2回、「完璧遠征の日」がある。
やる事なす事が片っ端から計算通りにいき、幸運に守られる不思議な日だ。
この日、風を完璧に読み切った事で
「これは完璧遠征の日ではないか?」「もう勝った」と会話。
強風の中で徳島着。競技場はまぁ、綺麗と思ったらバクスタ改装中。
しかも風が凄まじい。
松本の風が鬼のようだと言うならばこの日の風は鬼を超える修羅のような風だ。
ベンチに張り出している「チオビタドリンク」の描かれたバナーが風で破れだす。
ちょうどビンの蓋あたりだったので皆で
「あそこから瓶が開いて、金蝶ソースの出てくるぞ、きっと」と会話。
(金蝶ソース 長崎で皿うどんを食べる時に使う長崎オリジナルソース。
これがなければ本物の皿うどんではない。
昔は出前で皿うどんを頼むと長崎中のちゃんぽん屋が示し合わせたように
リポビタンDなどの瓶に入れて持ってきていた。
その為、長崎人は栄養ドリンクの瓶を見ると金蝶ソースを思い浮かべる。
出典「ソースと古武術の歴史」 民明書房)
結局、蓋が開く(破れきる)前に撤去させられていた。
更にピッチの看板も飛びまくる。
この強風はフラッグを振るための棒すら吹き飛ばす有様。
こんな修羅風の中ではどんな試合になるのか?
こうして、誰もが知りたがっているV・ファーレンが記事中に一度も登場せずに前編は終える。
続きは明日。
せっかく試合の翌日なんだし・・。
土曜の夜、例によってJネットレンタカーでバスを手配し徳島へ向かう。

今回はロアッソ戦で発刊するフリーペーパー「ナガサカ!」第1号の
特集記事、「応援について」に掲載するインタビュー取りも兼ねているのだ。
雄さんとは知り合って9年になるが、こういう形で取材するのは初めてだ。
当初はインタビューを元にNumberみたいな感じで書こうと思ったが辞めた。
素の雄さんらしい感じが一番良い。気になる人は週末のスタジアムで読んで欲しい。
さて、順調に徳島に向かっていた我々だが・・何と瀬戸大橋が強風で通行止めだと言う。
まさかの四国入り断念か!SAの人の話では解除は昼過ぎになると言う。
戻って他の橋から四国上陸をすべきか?もう待機中のSAでオンデマンド放送を観戦すべきか?
悩んだ我々は・・何は無くとも朝飯を食べる事にする。
政治難民のように心細い中で食事をとる我々。
ひと通り食事を取り、ここで待機して最悪の場合はオンデマンドだ!と気持ちを決める。
ならばと大盛りカレーを注文する者もいる中・・「解除になりました!」
早い!早すぎる。注文したカレーより早く解除だ。
慌ててカレーを食す友人たち。

滅多にカレーが食べれない家庭環境なのか2人がかりでカレーにがっつく。
こうして風の猛威を避ける事に成功。
さて、毎年アウェイに行っていると、年に1〜2回、「完璧遠征の日」がある。
やる事なす事が片っ端から計算通りにいき、幸運に守られる不思議な日だ。
この日、風を完璧に読み切った事で
「これは完璧遠征の日ではないか?」「もう勝った」と会話。
強風の中で徳島着。競技場はまぁ、綺麗と思ったらバクスタ改装中。
しかも風が凄まじい。
松本の風が鬼のようだと言うならばこの日の風は鬼を超える修羅のような風だ。
ベンチに張り出している「チオビタドリンク」の描かれたバナーが風で破れだす。
ちょうどビンの蓋あたりだったので皆で
「あそこから瓶が開いて、金蝶ソースの出てくるぞ、きっと」と会話。
(金蝶ソース 長崎で皿うどんを食べる時に使う長崎オリジナルソース。
これがなければ本物の皿うどんではない。
昔は出前で皿うどんを頼むと長崎中のちゃんぽん屋が示し合わせたように
リポビタンDなどの瓶に入れて持ってきていた。
その為、長崎人は栄養ドリンクの瓶を見ると金蝶ソースを思い浮かべる。
出典「ソースと古武術の歴史」 民明書房)
結局、蓋が開く(破れきる)前に撤去させられていた。
更にピッチの看板も飛びまくる。
この強風はフラッグを振るための棒すら吹き飛ばす有様。
こんな修羅風の中ではどんな試合になるのか?
こうして、誰もが知りたがっているV・ファーレンが記事中に一度も登場せずに前編は終える。
続きは明日。
2013年04月03日
集客の話
立ち見の観客まで出て、リーグからも
「もっとちゃんと集計したら?もっといたはずだよ」
と逆注意を受けてしまったとか、しまわないとか噂されたほどのJ2開幕戦。
その後、富山戦は2,000人、鳥取戦は2,500人。
周囲から見れば驚くほどの減少具合なこの集客について今日はちょっと書こう。
まず、ガンバ戦を基準で考えては駄目だと言う事。
ガンバ戦は複数のイレギュラー的な要素が多く、集客に有利だった事は記しておく。
①長崎県初のプロチームのホーム開幕戦。
②2年間改修中で使えなかった新県総のコケラ落とし。
③相手が現役代表選手を擁する分かり易いガンバ大阪。
特に③は大きかった。県総改修で2年ほど長崎ではあってないが
元々長崎では毎年天皇杯のJチーム同士の対戦が組まれており、
その試合では常に8000〜1万人以上が入場していた。
サッカー所などと言う気はない。単にメジャー所なら試合を観に行くのだ。
開幕戦は天候にも恵まれたし、①の理由でメディアも取り上げまくっていた。
これに対して次の富山戦はどうか?
①は落ち着いてきたために露出が減った。②も落ち着いた。
③に関してはガンバの名前にはどうしても劣る。
そして・・雨が前夜から降っていた。
J2の昨年の平均観客動員は6,000人台。
それもJ1から落ちてきたメジャーチームが8,000とか10000万人1万人(壮大な誤記をしておりました。指摘ありがとうございました。)を動員して押し上げたもので
長崎と同じく人口100〜120万人台の都市は3,000人台だったりする。
無論、例外はあるが、例外は珍しいから例外なのだ。例外を簡単に考えちゃいけない。
富山戦の2000人というのは充分にありえる数字なのだ。
そして、鳥取戦の2500人という数字は長崎においては
雨による人出の影響は500人程度でしかない事を意味する。
パーセンテージにすると20%。非常に妥当な数字だ。
つまり、今の長崎は2000人の熱心なファンがついており、
そこから上は
「条件が揃ったら観戦に行こう」
「関心はあるけれど、キッカケがないと行かない」
「応援しているけど、毎回は行かない」
と言った俗に言うライト層が必要と言う事だ。
パレートの法則みたいなもんだな。
とは言え、「法則通りだ。学問凄いな」で終わる訳にはいかない。
原則、Jチームの経営計画は5,000人動員をベースに立てられている。
マイナス3000人の現状をを何とかしないとならない。
その辺の事を次回は書いてみようと思う。
とは言え、年度末で経理は鬼の如く忙しくて、書ける時間があるかどうかは判らないが・・。
「もっとちゃんと集計したら?もっといたはずだよ」
と逆注意を受けてしまったとか、しまわないとか噂されたほどのJ2開幕戦。
その後、富山戦は2,000人、鳥取戦は2,500人。
周囲から見れば驚くほどの減少具合なこの集客について今日はちょっと書こう。
まず、ガンバ戦を基準で考えては駄目だと言う事。
ガンバ戦は複数のイレギュラー的な要素が多く、集客に有利だった事は記しておく。
①長崎県初のプロチームのホーム開幕戦。
②2年間改修中で使えなかった新県総のコケラ落とし。
③相手が現役代表選手を擁する分かり易いガンバ大阪。
特に③は大きかった。県総改修で2年ほど長崎ではあってないが
元々長崎では毎年天皇杯のJチーム同士の対戦が組まれており、
その試合では常に8000〜1万人以上が入場していた。
サッカー所などと言う気はない。単にメジャー所なら試合を観に行くのだ。
開幕戦は天候にも恵まれたし、①の理由でメディアも取り上げまくっていた。
これに対して次の富山戦はどうか?
①は落ち着いてきたために露出が減った。②も落ち着いた。
③に関してはガンバの名前にはどうしても劣る。
そして・・雨が前夜から降っていた。
J2の昨年の平均観客動員は6,000人台。
それもJ1から落ちてきたメジャーチームが8,000とか
長崎と同じく人口100〜120万人台の都市は3,000人台だったりする。
無論、例外はあるが、例外は珍しいから例外なのだ。例外を簡単に考えちゃいけない。
富山戦の2000人というのは充分にありえる数字なのだ。
そして、鳥取戦の2500人という数字は長崎においては
雨による人出の影響は500人程度でしかない事を意味する。
パーセンテージにすると20%。非常に妥当な数字だ。
つまり、今の長崎は2000人の熱心なファンがついており、
そこから上は
「条件が揃ったら観戦に行こう」
「関心はあるけれど、キッカケがないと行かない」
「応援しているけど、毎回は行かない」
と言った俗に言うライト層が必要と言う事だ。
パレートの法則みたいなもんだな。
とは言え、「法則通りだ。学問凄いな」で終わる訳にはいかない。
原則、Jチームの経営計画は5,000人動員をベースに立てられている。
マイナス3000人の現状をを何とかしないとならない。
その辺の事を次回は書いてみようと思う。
とは言え、年度末で経理は鬼の如く忙しくて、書ける時間があるかどうかは判らないが・・。
2013年04月02日
2013 J2第6節 長崎vs.鳥取のこと
日曜の試合は曇り。
ガンバ戦で18,000超を達成し、2週間後に2,000となり
「16,000人はどこへ行った?」
「16,000人は全部ガンバのサポーターだったのではないか?」
「出オチ!」
などと言われまくり、
「ウルサイ、あれはフェニックス幻魔拳だ。愛染が鏡花水月を使ったんだ!」
と言い返す事で平静を保っていたのだが・・
鳥取戦も2,500。
雨だった富山戦と違い曇りなので余り天気のせいに出来ない。
集客については近いうちにあらためて書くとする。
そんな鳥取戦にはガイナーレからマスコットキャラがやってきた。
なんかゲームのロックマンとかに出てきそうだ。
ゲームキャラ的には
プレスリーやロカビリーチックな腕のヒラヒラをブーメランのように投げるに違いない。
さて、試合。
鳥取は前節に負傷したFW久保不在が大きすぎた。
代わって1トップに入った岡本は久保と違いポストが今一つで
結果、久保に当てて押し上げていく鳥取の攻撃プランは崩壊してしまっていた。
更に、鳥取の右SB尾崎の裏を狙って左に入った山田、小笠原がガンガンに仕掛ける。
結果、右サイドハーフの鶴見も含めて完全に相手陣内に押し込み鳥取の右サイドを制圧。
ポストが使えない上にサイド攻撃の右を封じられ鳥取は殆ど仕事が出来なかった。
右サイドの打開を狙って鶴見を下げた鳥取の小村監督だが、苦戦の根本原因は
尾崎だったと思うので替え所を間違ったなぁ・・・と思う。
また、鳥取ベンチには流れを変えるタイプの選手が少なく、強小の弱点も出てしまった。
このあたりを見越しての高木さんのゲームプランとそれを履行したチームにとっては
理想に近い会心のゲームで、上手くチームは機能していると感じる。
それだけに良いゲームを沢山の人に見て欲しいものだ。
ガンバ戦で18,000超を達成し、2週間後に2,000となり
「16,000人はどこへ行った?」
「16,000人は全部ガンバのサポーターだったのではないか?」
「出オチ!」
などと言われまくり、
「ウルサイ、あれはフェニックス幻魔拳だ。愛染が鏡花水月を使ったんだ!」
と言い返す事で平静を保っていたのだが・・
鳥取戦も2,500。
雨だった富山戦と違い曇りなので余り天気のせいに出来ない。
集客については近いうちにあらためて書くとする。
そんな鳥取戦にはガイナーレからマスコットキャラがやってきた。
なんかゲームのロックマンとかに出てきそうだ。
ゲームキャラ的には
プレスリーやロカビリーチックな腕のヒラヒラをブーメランのように投げるに違いない。
さて、試合。
鳥取は前節に負傷したFW久保不在が大きすぎた。
代わって1トップに入った岡本は久保と違いポストが今一つで
結果、久保に当てて押し上げていく鳥取の攻撃プランは崩壊してしまっていた。
更に、鳥取の右SB尾崎の裏を狙って左に入った山田、小笠原がガンガンに仕掛ける。
結果、右サイドハーフの鶴見も含めて完全に相手陣内に押し込み鳥取の右サイドを制圧。
ポストが使えない上にサイド攻撃の右を封じられ鳥取は殆ど仕事が出来なかった。
右サイドの打開を狙って鶴見を下げた鳥取の小村監督だが、苦戦の根本原因は
尾崎だったと思うので替え所を間違ったなぁ・・・と思う。
また、鳥取ベンチには流れを変えるタイプの選手が少なく、強小の弱点も出てしまった。
このあたりを見越しての高木さんのゲームプランとそれを履行したチームにとっては
理想に近い会心のゲームで、上手くチームは機能していると感じる。
それだけに良いゲームを沢山の人に見て欲しいものだ。