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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2011年03月31日

創成館監督、長崎人”たー”

先日、元V・VAREN長崎の8番で守備の要でもあった久留貴昭・・”たー”に偶然会った。



たーは今、創成館高校で教諭を務めサッカー部の顧問をしている。
名刺を差し出しながら「部員をもっと増やしたくて・・」と笑い、武男に「創成館の練習に来てくださいよ」と誘っていた。



たーは鹿児島出身だ。鹿実で全国レベルを争い、福岡教育大へ進み大学でも九州を代表するDFの1人として活躍した。そしてJFLの佐川大阪(現SAGAWA SHIGA)入り。後期には試合で活躍し、翌年それまで縁もゆかりもなかった長崎へやってきた。それからV・VAREN長崎の主力としてプレイし、06年は地域決勝前の大補強の中でもポジションを守りきり、07年は主将になった。



そして・・長崎で知り合った人と結婚し、V・VAREN長崎退団後も長崎に残る道を選んだ。
今のたーは誰がどう見てもバリバリの長崎人だ。ずっと長崎人だ。

もし、V・VAREN長崎がなかったらどうなったろう?たーは長崎に来なかったろう。



同じように他の街で生まれながら、長崎人になった選手達がいる。
竹村は長いプロ生活の最後の4年を過ごした長崎で生きる道を選んだ。
加藤は奥さんも一緒に長崎に根を下ろす事を決めた。
長崎とゆかりの深い武男だって、V・VAREN長崎がなければ今、長崎にいたか判らない。

JFLでバリバリ戦った”たー”がその経験を長崎の子供に伝えようとしている。
何だかんだ言いながら・・V・VAREN長崎はちょっとずつ長崎の街に沁みていくのかもしれない。1人でも多くの子に”たー”の経験を伝えて欲しい。



こないだまでバリバリJFLで戦っていた選手の指導を受けられるってきっと素敵な事だろう。しかも”たー”はプロ選手もいたV・VARENで主将も務めた男だし、礼儀だってしっかりしている。創成館の子は是非サッカー部を覗いてみて欲しい。



”たー”ならきっと何か面白い事を巻きおこしてくれそうな気がする。



今年は創成館の試合も観にいこう。長崎人久留先生の采配を観にいこう。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 22:07Comments(0)日記・コラム・つぶやき

2011年03月30日

2人のKAZU

大抵のフットボールファンにとってKING KAZUという存在は別格で永遠の憧れだ。
それは俺も例外ではなく、KING KAZUはスペシャルな存在だ。フランスW杯、ドイツW杯、どちらにも着ていった代表のレプリカにはKING KAZUの直筆サインが入っている。何となくKING KAZUの魂を一緒に見に付けているような気持ちがするから。





だから、このチャリティマッチのゴールシーンは何度見ても心が震え、涙すら出てくる。



そんなKING KAZUがチャリティマッチで日本中を湧かせた夜、俺は長崎のKAZUに会っていた。



阿部博一



3年間長崎で必死に走り続け、共に戦った選手だ。



阿部ちゃんはKING KAZUのように華やかなスポットライトを浴びてきた訳でもないし、日本中の話題をさらう訳でもなかった。Jリーガーでもなかったし、場所も長崎という日本の西の果てだった。クラブでも不動のレギュラーではない。そうして・・昨年末には解雇された。

でも、KING KAZUがそうであったように、阿部ちゃんも全身全霊で走り続けていた。色んなものを捧げ続けて戦ってきた。それを長崎を応援する人間はみんな判っていて、だからこそ皆が応援した。



阿部ちゃんは今年に入っても長崎に残り、塾のバイトを続けていたのだそうだ。



阿部ちゃんの口からは一切後ろ向きな言葉が出なかった。
解雇された事についてすら「俺がシーズンで20点も30点も取ってればそんな事にはならない訳だから・・」と語る。



昨年末、阿部ちゃんはブログにV・VAREN長崎について書いた。

「あれを書いた事で色んな意見や批判が来たけど、それは最初から覚悟して書いた事だから。でも一つだけアレを書いて気になったのは、そんな気持ちは全然ないのに長崎の人に俺が長崎を嫌いになったと思わせてしまったんじゃないか・・そんな心配をさせてしまったんじゃないかって事で・・・

と言う事だけが心に引っかかっていたと言う。



本当に嫌いなら相手にしない。関わりたくもないものだ。実際、阿部ちゃんが書いた内容は文字や文章だけでなく行間や阿部ちゃんの3年間を知っていれば誰も誤解しないし、長崎を応援する人は皆それは判っていると思う。好きなモノだからこそ、悪い点や嫌いな点があればそれを何とかしたいと思うし、黙っていられない事もある。



「V・VAREN長崎を潰しちゃいけないと思う。自分の街に応援できるクラブがあるって本当に素晴らしい事だと思うし、それが無くなるような事があっちゃいけないと思うんです。」

この阿部ちゃんの言葉が全てだ。



俺が「いつかね、辞めた選手たちが笑って顔を出せるクラブにしたいんだ」と言うと「本当に・・そうですね。そうなると本当に良いですね」と頷いてくれた。

そして「長崎での3年間はとても素晴らしい3年だった」と言った阿部ちゃんの言葉が素直にうれしかった。



阿部ちゃんとの別れはとても寂しいモノだったけれど、悲しいモノではなかった。
阿部ちゃんの口から一切ネガティブな言葉が聞かれず、未来へ向けて力強く踏み出していて、前向きな言葉が多かったからかもしれない。



最後にサインをもらった。
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この本は2009年に出版された「The Pure Land」。トーマスグラバーの生涯を描いた長崎が舞台の小説の日本語翻訳版だ。「ながさきぶらんど(イノベーション)塾」という市民サークルが市民による翻訳作業で出版した本で商業出版ではない。
この本の第7章を阿部ちゃんは翻訳している。



阿部博一は明日長崎を発つ。
東京に戻った後はしばらく東京で塾のバイトをしてその後アメリカへ留学する事が決まっている。そうして3年は日本に帰ってこないそうだ。その3年の間に新しい道を見つけ進んでいくのだと言う。フットボールも向こうで続けるのだそうだ。
きっとまた3年間走り続けていくのだろう。



3年後にさ、皆それぞれ成長してまた会えたら良いなと思う・・と声をかけると穏やかに頷いてくれた。



昨日の夜、KING KAZUは日本中に希望と勇気を発信し、長崎のKAZUは俺たちに希望と勇気と発信した。長崎のファンだけにしか判らない、でもKING KAZUにも負けない輝きで・・阿部博一は長崎は色んな物を残してくれた。



またいつか走っている阿部ちゃんを見たい。



では・・3年後。



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Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 19:32Comments(0)日記・コラム・つぶやき

2011年03月28日

3月27日の地震義援試合「V・V長崎vs重工」

3月27日は東日本震災の義援チャリティマッチ「V・VAREN長崎vs三菱重工長崎」だった。



この日は会場でV・ファーレン長崎支援会として東日本震災の義援物資募集活動を行う。



とは言え、支援会島原支部の森垣さんが準備の大半は整えてくれている。
受付作業を開始する前から物資を持ってきてくれる人もいた。物資受付場所はV・V長崎のグッズ販売所と選手が募金を呼びかける場所の間と好条件で、選手も物資募集の呼びかけをしてくれた。更に長崎支部会から長崎市の職員として義援物資受付活動に関わっていた、はまさんもいるので非常に手際良く募集活動は進む。



人が大勢来る前にULTRAの「一塗り大作戦」に参加しにいくと、何故か縄跳びの2重飛びをやる事になり30年ぶりくらいに飛ぶ。坂井君は震災の政府対応に懐疑的になっており、
「新しい政治のニューリーダーが必要なのではないですか?あなたは改憲論者ですか?発電所に入って作業した東電社員には国民栄誉賞を与えて良いのでは?」
などと深い話をしていた。

そうして・・試合が始まる。



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やはり久々の観客の前だからか選手の動きは固く、大人しめではあったし、連動した動きも局所的だったが、中々まとまっていたと思う。意思統一も出来ていた。幾つか気になる点はあるが「結構やるぞ、こりゃ・・」と思った。

しかし、開幕を1週間後に控えた重工も良い感じで中々ハリきって動くので大人しめなV・VARENも簡単にはやらせてもらわなかった。ちなみに重工では加藤も先発。
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それでも地力で勝るV・VAREN長崎がしっかり点を取って前半終了。



気になったのは幾ら応援自粛のお達しとは言え、とてもスタジアムが静かだった事だ。被災地への配慮はあるが、眉間に皺寄せて真面目一辺倒より、多少のエンターテイメントはあっても良い。確かに食事がなければ生きていけない。服がなければ寒さに耐えられない。薬がなければ病に苦しむ。非常事態では特にそうだ。



だが、非常事態の次の段階で人の心を潤すのは・・風呂の心地よさであったり、笑いであったり、娯楽だ。被災地に行った救援物資を運んだトラック運転手がたまたま持っていた少年ジャンプの最新号を、現地の子供たちがボロボロになるまで回し読みしているという話を聞いたり、風呂に入って「久しぶりにサッパリしました」と言う被災者の顔を見ると・・エンターテイメントはもう自粛する時期を終えていると思う。

西日本から気持ちを届けるのなら、多くの人を集める為なら出来るだけフットボールはもっと楽しさを発信して良い・・ピッチ内外問わず。



そんな事を考えていると・・試合前に応募したチャリティーオークションで近藤の練習ジャージをゲットしたのでテンション上がる。ひゃっほい♪



後半に入ると竹も武男も登場。



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何とも不思議な感じだったりした。

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試合は結局6-0で終了。



個人的には持留のトラップの綺麗さ、純也の器用さ、アリの上手さが目を引いた。アリはやはり一個抜けているなぁと。由紀彦も泥臭さを前面に出していて頼もしいなと思った。



試合後、オークションでゲットした練習ジャージを近藤から受け取る。
「寝巻きに使ってください」と言われたが大事に保管だ。2011年所属唯一の長崎県出身選手のメモリアルグッズだ。



その後、義援物資を分類する。
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同時期に関東ではJチームのサポーター達がJFAのビルの一角を提供してもらって物資を集積し、手配したトラックなどで被災地へ物資搬入を行っている。しかし、長崎は被災地からは余りに遠く、数多くのメディアが存在する訳でもないので物資集積の情報拡散を行ってもらえる訳でも無い。人の数にも差がある。

実際に「関東と違って長崎ではそういう活動は難しい」とかの声も準備中に何度か聞いた。それでも自治体の物資募集に協力する形で行う事で、距離や人数、そして情報量などの格差を少しでも縮めて、より積極的な協力が出来る。

ちなみに某Jチームのサポーターが集めた義援物資が30箱だったとか言う報道を見た。この日、長崎では251名(俺個人がカウンター使っての手集計のカウントなんで正確な数字じゃないっすよ。更に言うならトリニータがV・V長崎とチャリティマッチした時も500程度だった)の観客で、30箱を超える物資が集まった。
やり方次第で何とかなるもんだと思った。
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勿論、それは義援物資を持ってきてくれた人たちの気持ちが熱いと言う事が前提だ。
その意味で、今回は非常に助けられた。

協力してくれた方、ありがとうございました!



片づけをしていると武男やら竹やらが車で通る時にチラっと話す。加藤もちょうど帰ろうとしていたので話す。3人共に久々にフットボールした顔をしていた。



その後はさぬき茶屋へ飯を食べに行く。
Senji君と正座痺れ対処法の確認を行ったり、出ていきなり泥臭いゴールを決めた水永翔馬は何か持っているかもしれないと話したり、今年の風邪の喉のイガイガ感が続くさまは異常だとかの話をする。会計の時にV・VAREN長崎のOB小田幸二が来たのでチラっと国体の話をする。武男達が出場していた事を話すと驚いていた。



その後帰宅。
そう言えば・・この日、ある事務局スタッフに「色、白くなりましたね」と言われた。
確かに・・開幕が遅れて焼ける間もない。早くフットボールを見れる日常に戻りたい。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 21:10Comments(1)V・V長崎

2011年03月26日

脱力する出来事の中で蛮勇を振るう

フト・・思い出したのだが、



2006年の年末かか2007年年頭だったかにあるフットボール選手から聞いた言葉。



「俺は○○や××の事は大嫌いでしたよ!顔見るたびにブン殴ってやりたいくらい嫌いだった。普段は口もきかなかった。でも、試合の時は○○にも××にもパスを出すし、あいつらのミスのフォローの為に走ってカバーしたし、良い動きした時は声だってかけてた。チームだから!チームが勝つ為に俺はそれをやった。」



彼は当時の所属チームのフロントにも不満や言いたい事、怒りはあったがその頃は黙っていた。
「結果を出してからじゃないと説得力がない!俺がこの1年頑張って、結果出して、そして俺が言う。」
と言っていた。



その選手は確かに試合の時にパスを出し、献身的に走り試合中は自分の好き嫌いを差し置いてプレイしていた。結果を得る事はなかったが、それを見ていたから彼の言葉には説得力があったし納得した。



でも・・例えば・・その選手が、

「○○や××に対して嫌いだから、合わないから関わりたくない。だから○○と××へはパスも出さないし、フォローもしない。声も掛けない。でも勝つ為に俺は俺の全力を尽くす。」

と言ったらどうだろう??
随分、自分に都合の良い全力だな・・と思っただろう。納得もしないし、多分、俺は彼の事を「要は自分の気持ち、好き嫌いが全てね」と思っただろう。



でも、世間や人にはそういう人もいるし、そういう事は多い。



俺だって周囲に合わない人はいるし、そういう人と一緒に何かをするのは気が重い。
特に業務以外ではキツイ。それでも、出来るだけそういう人にも挨拶はするようにしている。



でも、そういう人の中には無視を決め込む人もいる。
正直ムカつくが、だからと言って俺まで同じように無視したり協力しないようにすれば、その相手と自分が同レベルになったような気がしてとても嫌なので意地でも何ともない対応をする。まぁ、俺にも、迷惑だし、どうしても理解出来ないので関わらない人間はいるが、その場合は一切不干渉で行く事に決めている^^;



でも関わると決めた事で一緒にやらなければならない事ならば、嫌いであってもパスも出すし、フォローもする。その時に嫌いな奴にはパスもフォローもせずに「チームで戦った」「皆で一緒に」と言ってれば・・多分、俺は、「嫌いな○○にも××にもパスを出し、全力で戦った選手」に笑われる・・そんな気がする。

応援やら支援やらをやるにあたっては感情を大事にしたいが、感情に振り回されたくはない。感情はいつだって揺れ動く。だからそれにこだわれば自分がブレる。



ブレずに生きていきたいものだ。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 16:45Comments(0)日記・コラム・つぶやき

2011年03月22日

東日本救援物資募集

偽善と言われても良い。でしゃばりと後ろ指さされても良い。



自分を大層な人間とも思ってないし、沢山の人を守れる訳でも助けられるような人でもない。それでも、被災者が藁をもすがる想いでいるのなら藁にならなれる気がする。
だから、今出来る範囲の事をやりたい。

V・ファーレン長崎支援会では3月27日に島原市営陸上競技場で開催される「V・ファーレン長崎vs三菱重工長崎」の試合で救援物資の募集を行います。

行政でも救援物資受付が始まったんだけど、市によって受付物資は違うし、同一品目で箱単位での受付となっており、中々にハードルが高い。

だから、みんなで持ち寄りませんか?



実施日:3月27日(日)12:00~13:15
会 場:島原市営陸上競技場


受け付ける救援物資は下記の通り。
・米(精米・袋入りで未開封)
・保存食(カップ麺、乾パン、缶詰など)
・粉ミルク
・水、清涼飲料水(ペットボトル)
・毛布(新品、洗濯済のもの。布団は不可)
・介護食
・介護用品(大人用紙おむつ等)
・乳児用紙オムツ、ウェットティッシュ
・タオル、バスタオル(新品、洗濯済のもの)
・下着(新品)
・ジャージ、ジャンパー(新品、洗濯済のもの)
・生理用品


島原市は衣類、毛布のみの受付ですので毛布、衣類、タオルを中心に搬送します。佐世保では保存食を受け付けていますので、保存食を搬送します。その他は全て長崎県と市に搬送します。

支援物資は種類ごとに箱詰めにします。当日は、指定場所で12:00~13:15の間、救援物資の呼びかけを行う予定です。13:15以降は原則として行いません。

また、救援物資募集をブログなどを使って呼びかける事も協力できる方、お願いします。

無論、クラブの許諾はとってます。



1個からでも良い、持ってきてください!

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 23:51Comments(8)V・V長崎

2011年03月21日

七ヶ浜

2009年にSony仙台と試合しに宮城県の七ヶ浜サッカー場へ行った。



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専用スタジアムだった。
当時、スタジアム問題で1度目のJ加盟申請断念直後だったのでとても羨ましかった。
こんなスタジアムが欲しいなと思った。



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これが今の街中とスタジアム周辺なのだそうだ。



絶句する。



あらためて震災の凄まじさを実感し、一日も早い幸福を祈る。



  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 22:37Comments(0)日記・コラム・つぶやき

2011年03月18日

27日の試合とチャリティと運営

「チャリティーマッチを行う場合、開催日の3ヶ月前に申請をしなければならない」
と言うのは、今回の震災で一躍有名になった規約だ。



「3ヶ月」と言う時間に緊急災害等を想定していない何とも牧歌的で、ことさらに世間体を気にする日本人的なものを感じる規約であるが・・今回の震災はさすがに強烈極まるインパクトだったようで、15日だったかの会議で急遽、

・被災地でない
・計画停電区域でない
などに該当しなければチャリティマッチの申請は速攻受理する事が決められた。



だが、これはJリーグクラブにしか適応されないのだそうだ。

実際、今回の震災後、V・VAREN長崎は重工に練習試合を打診し、それをチャリティマッチとしたかったらしい。だが、3ヶ月規約の為に練習試合とせざる得なかった。
15日のチャリティマッチに対する規約緩和を受けて再度問い合わせをしたが「Jリーグチームのみ」とあえなく却下。



こうして27日の試合は義援金兼ねた入場料をとるどころか・・「チャリティ」という言葉すら使えなくなってしまった。



大分トリニータとロアッソ熊本が練習試合を設定し、それを申請すれば有料のチャリティマッチを開催出来る。大分トリニータがV・VAREN長崎との試合を主催する場合もチャリティマッチの呼称が使える。だが、V・VAREN長崎が主催して大分トリニータと試合を組んで、義援金を会場で呼びかけたりしてもそれは強化試合であって、チャリティマッチの用語すら使えない。



日本サッカー界はJリーグ以外はチャリティをやる必要ないとでも思ってるのか?



そりゃあ、V・VAREN長崎がチャリティマッチを行っても大金をドカンと集められる訳でもない。微々たるものかもしれない。それでも、”今出来る事”な筈だ。



用語の問題と思う人もいるかもしれない。用語に関係なく協力する所も当然あるが、実際に「チャリティであれば協力する。練習試合という名目じゃあ・・」という所があったのを知っている。



だが、日本サッカー界のエライ人達の訳の分からない基準が水を差した事は覚えておいて欲しい。



スペインといつどこで試合するかより、日本サッカー界は足下の事もみて欲しい。



「がんばろう ニッポン!~サッカーファミリーのチカラを一つに~」



これは今回のJFAの打ち出したスローガンだ。



このスローガンを嘘くさくするのも、本物にするのもJFAだと覚えておいてほしい。

そして、27日の”練習試合”は地味に新しいV・VAREN長崎が問われる。
たかが練習試合の運営ではあるが、新体制で初の人を集めての試合だ。観客は去年と変わったかを実感出来る最初の場だ。



勿論、公式戦ではないので手順やら手際やらは問われない。
問われるのはフロントの心の質だ。
サポーターズカンファレンスで社長自身が発言した通り、去年までのV・VAREN長崎の運営はヒドかった。運営がつたないだけでなく、組織も非合理的、何よりスタッフの心の中にファンやサポーターに対するリスペクトが見えなかった。



それに呆れ果てて辞めたボランティア、サポーター、ファンは多い。
ボランティアが1番良い例で、去年まで誰よりも必死に手伝っていた人が「もうウンザリだ」と辞めたりして今は殆ど一般参加者がいない。サッカー界と言うより・・スタッフ個人への信頼の為に必死に手を貸す一部サッカー関係者など数人が孤軍奮闘するのみだ。



だからこそ27日の”練習試合”を本当に心のこもった物にして欲しい。
試合1週間前にならないと会議で決まらない運営・・。
手伝ってもらうのが当たり前と考えている運営・・。
ありがとうの言葉ひとつ言えない運営・・。
都合よく協力だけ求めて、それ以外は関わるなという態度の運営・・。
一部フロントの必死さと裏腹にクラブへの愛情のない淡々とした仕事の運営・・。
そんな運営はもう沢山だし、そんな運営では東日本どころか長崎の人間も救えない。

東日本を支える為の試合なのだから、しっかりとした運営を自力でやって欲しい。
「試合だけやって義援金を呼びかけました」ではなく。しっかりと記憶に残る試合であって欲しい。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 22:49Comments(2)V・V長崎

2011年03月14日

九州チャレンジャーズリーグ復活希望

今回の東日本大震災は他人事じゃない。



巻き込まれた友人や顔見知りが現実にいるというだけの話じゃない。
V・ファーレン長崎という俺たちの街のクラブにとっても大変な時なんだ。

今日、JFLは3月の公式戦を全戦中断と決めた。これはあくまで緊急での情報収集に必要な期間の中断であって、4月からリーグは再開出来るという訳じゃない。
Jではとりあえず4月下旬までのリーグ中断を検討しているという。



余震はまだ続く。それも阪神大震災クラスの余震だと言う。
5月からリーグが開催出来れば奇跡的・・今年のJFLは後期のみ、最悪リーグ自体中断となっても不思議でない程の災害が今起こっている・・。

リーグ戦が後期のみの開催で1年分の広告費を得る事がビジネスとしてあるか?後期のみの開催の場合、シーズンパスは半額分払い戻さないとかもしれない。何より・・開幕戦を成功させて4、5月に営業で攻勢をかけて・・という希望がこの震災で打ち砕かれた。

これはV・ファーレン長崎に限らず多くのチームに共通する悩みの筈だ。

日本はつながっている。東日本で起きている惨事は確実に西日本に影を落とす。
今回の震災は本当にクラブ存亡にかかわる大変な一大事なのだ。

だからこそ、一刻も早い復旧が待たれている。

だが、俺たちが住んでいる九州は被災地からあまりに遠く、協力出来る事は限られている。節電しても効果は薄い。衣料も食品も必要な所がどこかちゃんと把握しなければゴミになってしまう。今の所出来る事は・・募金しかない。

でも、九州のサッカーチームだから出来る事があると思う。



俺たち、九州だから出来る事があると思う。



九州のJ、JFLチームは公式戦に向けてスタジアムは確保している。チームも持っている。
ならば・・
九州チャレンジャーズリーグを復活させれば良い。



V・ファーレン長崎、アビスパ福岡、サガン鳥栖、ギラヴァンツ北九州、ロアッソ熊本、大分トリニータ、ホンダロック・・リーグ戦再開の目処が立たないチームが、それぞれ確保したスタジアムでホームアンドアウェイを行えば良い。



(ロックに関しては社業の関係もあるので参加はロックの判断に任せたい。ホンダロックは企業としての協力の仕方があるかもしれないから)



(FC琉球も双方の遠征費用の問題から別の方法を・・)





入場料は1コイン500円でも良い。そして入場収益から一部を義援金とすれば良い。
全額義援金にするにはどのクラブにも負担が大きすぎる。大きすぎるボランティアは負担にしかならない。だから1部が義援金。



現在、V・ファーレンは開幕戦で発売する筈だった新シーズン公式グッズを事務局で販売している。事務局に来てグッズを買うのは常連者だ。それでは売り上げのパイは伸びない。クラブのグッズは試合会場で1番売れる!



東日本の地震から東日本が立ち直っても、地震の余波で九州のクラブが潰れれば地震に負けたような気がする。そんなのは御免だ!



東日本では今、フットボールを行うどころではない。
九州は被災地にあまりに遠く今すぐに協力出来る事は少ない。



だが、九州だから出来る協力があるし、
フットボールが行える九州だからこそ、フットボールクラブだからこそ出来る事がある。


こんな時にフットボールの試合の話とか!と憤る人もいるかもしれない。
でも、俺はフットボールには人を元気付ける力があると思うし、東日本で起きた影が西日本に影を落とすように・・西日本の元気が東日本で小さな灯りになるかもしれないと思う。



何より、V・ファーレン長崎はフットボールクラブで、そのフットボールで「長崎を元気にしたい」と言ってきた。俺もその理想を信じてる。ならば九州のフットボールクラブで九州を元気にして、西日本を元気にして、日本を元気にしよう。



ぜひ、九州各チームにチャレンジャーズリーグ開催を検討してほしい。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 20:24Comments(4)V・V長崎

2011年03月13日

東北地方太平洋沖地震

一昨年、Sony仙台との試合の為に仙台に行った。



仙台空港はすぐ目の前にレンタカー屋があって、そのすぐ側にガソリンスタンドもあって、更にちょっと進めば高速乗り口。高速道を進むとスタジアムの近くに到着する。
(何と利便性の良い街だ!)と思ったものだった。



思えばJリーグの試合を見てる時も宮城スタジアムはおいといて、仙台スタジアムの立地・臨場感の良さは圧巻だと感じていた。



テレビで仙台空港に津波が押し寄せる光景を見た。



街中を車で走っている時に見たSonyの建物。
「すげぇ、バス停の名前がSony前だよ!」とSonyと仙台の結びつきの強さに驚いた。
そのSonyの建物がテレビに映る。テロップには「1000人が避難」の文字。



見たことのある、印象深い物が津波に飲み込まれる様は衝撃だった。

去年泊まったコテージはどうなっているだろう?



山側だから大丈夫だろうか?



去年一緒に応援した彼らはどうしているだろう?



名前も知らない。殆ど会話らしい会話もしていない・・それでも、一緒に長崎を応援して笑ってくれた彼らは無事なのだろうか?



彼らは今、どんな気持ちで揺れ続ける自分たちの街を見ているだろう?
揺れ続ける他の街の沢山の人はどんな気分で夜を明かしているのだろう。



今はじっと復興を注視したい。



まずは募金をと考えたが個人個人がやるよりも団体でまとめた方が良い。
実際、JでもJFLでもそういう動きがあってて話をもらっている。

献血は風邪が治ったら行こう。



フットボールが出来るのもみんなが平穏であってこそだ。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 12:15Comments(2)日記・コラム・つぶやき

2011年03月10日

敢えて言おう!

第1弾:立てよ県民



第2弾:諸君、私はV・V長崎が好きだ



に続く演説シリーズ第3弾!



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我が忠勇なる長崎県民よ。



昨年所属選手の半数が年末の大量解雇によってクラブを去った。

この洒落にならん状態こそ我ら長崎がJを目指す苦しさの証である。

決定的打撃を受けたファンの心に如何ほどの傷が残っていようと、それでも週末は開幕である。



敢えて言おう、



準加盟チームだけは絶対邪魔する!



それら軟弱の集団が、このV・VAREN長崎を抜くことはできないと私は断言する。

J2は、我ら選ばれたJ2専門種族化しつつある九州人で占拠されてこそ、初めて地方(主に九州)チームが生き延びることができる。



これ以上、東日本のチームが昇格すれば九州そのものの危機である。



Jに行けそうと浮かれている者どもに思い知らせてやらねばならん。



今こそ長崎は九州の未来に向かって立たねばならん時であると。



ジーク・長崎!!

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 22:42Comments(1)応援とか

2011年03月06日

週末の事とかマナーとか

251717845【2011年V・VAREN長崎開幕戦】
3月13日() 長崎市柿泊陸上競技場
V・VAREN長崎 vs ジェフリザーブズ 13:00キックオフ!

あんな事やこんな事があるよ。



さて開幕1週間前だ。まだまだバタバタだから開幕は待ってはくれない。

そんな先週の金曜にV・VRAEN長崎の決起集会が行われた。
会社が法人会員であるのと支援会で世話になっていてお呼ばれしたので末席に参加させてもらう。



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会場はこんな感じ。隅っこの方で大人しくする。
「なるほど~」と思う所とか、「あぁ、こうなるのか」と思う所があった会だった。
ホテルの食事がとても美味いという話を聞いていたのだが、中々ゆっくり食べる暇がなく惜しかった。今度はゆっくりと食べに行きたい。

近くにいた持留に既にV・VAREN長崎に所属している選手・関係者にとって最低限の常識最低限の常識である

「空港で俺を見つけたら絶対に話しかけず、知らないフリでガン無視する。出来れば、俺の姿を見かけたら俺の進路から逃げるくらいの心構えでいてほしい。また俺が飛行機内で新聞や機内誌で顔を隠している時は知らないフリをして素通りする。こっちを見てニヤリなどとはしてはならない」

というマナーについて熱く説明する。

是非、全選手に徹底してもらいたい。

俺的にキャッチフレーズは「(空港で)会う時には、いつでも他人の2人」だ!





(参考音源:他人の関係 by金井克子)



ちなみに今年の決起集会のお土産は



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タンブラーとカステラだ。
中々良いチョイスだし、クラブカラー的にも評判良かった。

特にタンブラーは普通に売り出せば、結構売れると思う。
2月にやった記念展でも親和銀行やら後援会での非売品グッズを見た多くの人が「非売品で評判良いのを商品化すれば良いのに・・」と言っていた。タンブラーはありだと思うがなぁ。



その後、話をしたナガサキケーブルメディアさんによると・・



7日から開幕までの1週間、『なんでんカフェ』内でV・VARENの各選手のコメントを流すんだそうな。生声を是非聞いて欲しい。



あと7日!



  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 18:00Comments(2)V・V長崎

2011年03月04日

V・ファーレン長崎2011JFL開幕戦告知キャンペーン

300420_2                        (300×420)



【V・ファーレン長崎2011JFL開幕戦告知キャンペーン】



ファンブログ・サイト連動の告知キャンペーン!!



3月13日(



新生2011年V・VAREN長崎!



JFL開幕戦



V・VAREN長崎ジェフリザーブズ



13:00キックオフ!イベント多数!



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                      (250×350)



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キャンペーンに協力してくださる方は画像の告知チラシを自由に転載してください。
参加自由!告知文も自由!



乞う!キャンペーンと開幕戦の来場!



誰もが去年のシーズン直後から切望したあのイベントもあるらしいとか・・。



  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 05:49Comments(0)V・V長崎