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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2013年11月30日

冒険譚

今夜から京都へ向う。
V・VARENで京都で初めて試合をしたのは2009年のJFL、佐川印刷戦だった。
当時のV・VARENは最初のJ2昇格を断念した直後。
昇格断念直後の長崎は佐川に猛攻をかけて勝利した。
気持ちが良い位の大勝だった。

でも、後に多くの選手が語るとおり、昇格断念の余波と言うのは時間が立つほど大きく重くなる。
印刷戦の後、次第に調子を落とす長崎は嵐の中の船のように荒波にさらされ、
その年のシーズンは真っ黒い気持ちで終える事になった。

それ以来、次のシーズンも、その次のシーズンも京都に行くとそれを思い出していた。
それから4年が立って・・ようやく別の記憶に差し換わるチャンスが来た。

すごく正直に言うと、もうクラブが街にある事、クラブと一緒に生きる事自体が最高に楽しいので
何が何でも勝ってJ1に行きたい訳でも、J2が身の丈であろうとか思ってもいない。
そんな事はもう二の次三の次だ。

どのカテゴリでもV・VAREN長崎はV・VAREN長崎でこの街のクラブなのだから。
それと一緒にまだまだ生きて行ける事が楽しみで仕方ない。
勝つとか、負けるとかよりも、このクラブと一緒にする冒険を楽しみたいし見届けたい。

そして、ギリギリの行けるところまでそれを楽しみたい。
だから・・プレーオフに出たいし、プレーオフで戦う長崎を見たい。
ついでに、その先も見たいし、J1もACLもCWCも・・見たい。

J1に行く事や国立に行く事が次の物語なのか、今の物語なのかは判らない。
ただ、ぼく等は明日の京都で、物語の次のページをめくる。
そこに書いてある物語は・・きっとチームが描いてくれる。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 22:21Comments(1)V・V長崎

2013年11月28日

長崎が京都に勝つ7つの理由!

久々にノーテンキな奴でも・・ライター藤原ではなくKLMとして書いてみる。

週末のJ1プレーオフ準決勝の事を色々と考える。
勝った場合だとか、国立へ行った場合だとか、昇格した場合だとか色んなパターンを考える。
どう考えても勝つパターン・・それは何故か?
KLM的に強力な根拠があるからだ!!その鉄板理由をここで説明する。
ちなみに、選手とか戦術とか、監督の手腕などではなく、もう勝つのが運命だ的な理由だ!!

①「京都に怪我人が多く出ている」
安藤君、横谷君などレギュラークラスに次々と負傷者が出ている。この終盤戦でこれは大きなダメージに違いない。

②「京都の方が実はプレッシャー」
J1経験もあり、チームの歴史もある京都サンガは当然、勝って当たり前の雰囲気が強い。
勝って当たり前の時ほど勝つのが難しいものだ。

③「歴史は繰り返す」
ファッション、物語、歌・・時代と言うものは繰り返す。人は簡単に変われないものだ。
京都は昨年3位で6位の大分に敗れた。察しの良い人はもうお判りだろう。そういう事だ。

④「3度目の正直」
長崎は今季、京都と2度戦って2度負けている。「3度目の正直」の法則発動条件は整った。
これに対して、京都のプレーオフ敗戦はまだ1回。発動条件は整っていない。間違いない!
・・「2度ある事は3度ある」と思った人は、今すぐ何もかも忘れてマラソンにでも行こう。
大人は耳障りの良い言葉だけで生きていける!

⑤「鶴っぽいモノの恩返し」
 2007年、長崎は地域リーグ最終戦で順位が確定していたが意地を見せて
ホンダロックを破り彼らを首位から引きずり落とした。
これにより首位になったのが現在のギラヴァンツ北九州だ。北九州はそのまま勢いに乗ってJFLに昇格する。
そして、今年の最終節、北九州は札幌と引分て長崎の6位を後押しした。
これはまさに恩返しだ。鶴の恩返しや舌切り雀など鳥類の恩返しは手厚い。
北九州のギラン君だったかも鳥だ。これは鶴っぽいモノとして・・恩返し=J1昇格のフラグではないか?

⑥「岡本君を国立へ連れて行く為」
 徳島戦で退場した岡本君を国立へ連れて行こう。彼のシーズンラストをこんな形で終わらせてはいけない。
・・きっと長崎の選手はそう思っている筈だ。
特にフィッシングチャンネルを契約している程に釣り好きな釣り部の部長である井上君などは
部長の意地にかけてそう思う筈だ。
①の理由から京都の方もそう思うんじゃないかって?
そんな事に気付いた人は早く寝た方が良い。人は都合の良い言葉だけで生きていける!

⑦「京都は雅だから」
 ”まさ”では無い、”みやび”だ。京都はやはり優雅なイメージの街だ。
きっと人も優雅だろう。優雅な人はアタフタしないと思う。
きっと昇格争いも
「そんなに急いでどこへ行からっしゃる?ほれ、夕日をご覧あれ。いとをかしでごじゃりまするなぁ。」
などと先を譲ってくれる気がする。

このように7つもの理由から長崎が勝つのは間違いない。鉄板という奴だ。

あとは京都の選手が

「俺、J1に昇格したら結婚するんだ」
「J1に昇格したらまとまった金が入る事になってるんだ」

などと俗に言う”フラグ”を立ててくれればもう完璧だ。是非、言っていただきたい。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 01:41Comments(0)V・V長崎

2013年11月27日

2013年 J2 最終節 長崎vs.徳島のこと

ライターのお仕事とか色々あって遅れたが・・日曜のJ2最終節の事を。

通常、最終節頃はいつも前夜からスタジアム入りして夜を明かすのだが、
土曜はちょっと色々やる事があったので珍しく家で寝てスタジアムへ向う。
報道受付に行くとメディアの数半端ねぇ!プレスルームが満席だ。すげぇ!!
ナガサカ!の2013最終号を配布。500部が1時間持たずにあっと言う間に完配!ありがとうございました。

んで試合。
ちょうど前夜に某元Jリーガーと電話していたのだが、「J2最終節は本当に何があるか判らない」と言っていた。
そして試合はその通りとなる。。

試合開始から長崎は前から徹底してハイプレッシャーをかける。
試合前に高木監督が「ポイント」と指摘していた徳島のボランチ(濱田・柴崎)に
ボールを持たせず孤立させ、ペースを掴む。
選手達のモチベーションも高い。前線の連携も悪くない。
だが、どうしてもシュートが決らない。クロスが合わない。

後半に徳島の小林監督が動く。津田と下げて斉藤投入。ボランチの柴崎を1.5列目に上げる。
この柴崎を1.5列目に入れる形は余りやってこなかった形だと言う。
そして、この策がズバリ当たった。柴崎がボールを持てるようになった事で徳島が息を吹き返した。

割を食ったのが長崎のCBで、
特に元々対面の大崎がゴリゴリ来て手を焼いていた岡本は柴崎まで入ってきた事で苦しくなった。
柴崎が前に上がるまでケアしていたボランチが見るか、CBが見るかでブレが出たように思う。
そうして、左サイドのアレックスから中央の柴崎→宮崎とつながり失点。
結局、これが勝敗を分けた交代策となった訳だ・・。

ちなみにこの試合、高木監督が試合前にスカウティングした点は全て当たっていた。
前日に取り組んでいた事も的中していたし、試合のポイントもズバリ言い当てていた。
だが・・それでも勝てなかった。
シュート精度など色々あるだろうが徳島の上手さやしたたかさはある意味で見事でもあった。

試合後、メディアルームも関係者席も結構騒ぎになっていた。状況がまだ判らないからだ。
千葉は引き分けた。札幌はまだ試合が終わっていない。札幌が1点取れば長崎は7位となる。
結構、みんな真っ青になっていたが・・順位は6位。
高木監督が言っていたが、この日の試合には負けたが1年間の頑張りが6位に踏み止まらせてくれた。
欲を言えば4位に入ってホームでやりたかったが、御の字だ。

何より・・
この土壇場で1週間後に札幌でプレーオフ第1戦などとなったらスタジアムは阿鼻叫喚となっていたろう。
一体幾らかかったか判ったもんじゃない。今考えても薄ら怖い。
スタジアムの至る所で札幌と引き分けた北九州に対して
「さすが、九州互助会!」
「同じ北がついても、海道と九州ではやはり一味違うな。」
「”北の国から”ももう”北九州の国から”で良いんじゃねぇか?」
「”友よ”を北九州に向けて唄いたくなるな。」 *”友よ”は北九州のサポーターが唄っています。
「レ コン ビンの嫁さんは凄く美人!」
などと口々に賛辞が送られていた。

こうしてまだシーズンが終わらない数少ないJ2チームになれたV・VAREN長崎。
本当に嬉しく、あり難いと思う。同時にこれが本当に紙一重だった事も忘れないでおきたい。

今週の日曜日。
僕らは京都で何を見るのだろう?
僕らは京都で選手達に何を感じさせられるだろう?  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 00:42Comments(0)V・V長崎

2013年11月22日

行ける物なら行ってしまえ

開幕戦の頃はとても長い気がしていたJ2もいよいよ残り1節を残すのみとなった。
「残留」が唯一最大の目標だった長崎にとって現在の4位という状況は望外の望みだ。
本気でJ1が見える位置にいる。

「無理してJ1に上がっても良い事はない」
「J1に昇格して身の丈を超えた無茶をして結果的にマイナスになる」

そう言う人もチラホラ見かける。確かにそうだと思う。
ただ、それはあくまでも「無理して」とか「無茶をして」の部分への同意であって、
J1に上がる事を「要らない」と言う事ではない。

J1と言うのは単なる環境に過ぎない。
J1に行こうが、自分らの出来る範囲でのギリギリを全力尽くしてやって貫けば良いだけだ。
その結果でボロカスにやられて人気が下がるとかもあるかもしれない。
だが、確実に知名度やPR力は変わるはずだ。
加えてJ1を一度経験する事はクラブにとってJ1は実現可能な物となり妄想ではなくなる。
これを積み重ねてクラブのメンタリティは高まるものだ。

新幹線誘致の話題などと同じで、新幹線が要か不要かで議論すれば、あった方が良いに決まっている。
短縮時間が15分でも20分でも早くなるのならそっちが良い。
問題は”かかる代償”に対して新幹線のもたらす効果が見合うのか?という事だ。
ボロカスにやられて人気が下がろうが、それは人気が下がるのが早いか遅いかで
現状維持のまま人気が上がり続ける事はない。
クラブが自分達のスタンスやらを見失わないようにすれば良い事だ。(それは難しい事であるが)

スポンサーは広告価値を認めて、クラブの将来性に期待して投資をする。
選手は昇格を達成する事で自らの価値が上がり、結果的に選手寿命が1〜2年伸びる。
そうやってクラブを支えている人間がいるのに「昇格しない方が良い」なんて事はないと思う。
「現状では色々問題があるのに昇格してしまう事で勘違いしてしまうのではないか?」
という意見もあるが、昇格しなければ問題が解決する訳ではない。
問題はクラブに関わるみんなでこれから解決すれば良い事だ。

J1クラブがJ2に落ちる時に「崖っぷち」と言う。人によってはJ2は崖の下なのだ。
J2クラブはJ2以下を「奈落の底」と呼ぶ。人によってはJ3やJFLは奈落なのだ。
奈落の底でも更にその下でもV・ファーレンはやってきたし、そこそこ楽しかった。
(潰れる怖さは常にあったけどね(笑))
今更、J1でやられて何を失う事があるのか?
すべきでないのは「無茶」や「無理」であって「昇格」ではない。

だから、昇格をしよう。
きっと、僕はV・VAREN長崎の公式戦として改修前の国立に行けたら・・
12番ゲートとかをそれで通ったら・・昔を思い出して泣いちゃうな(笑)。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 19:00Comments(2)V・V長崎

2013年11月21日

J1昇格プレーオフ 6位以上の行方

プレーオフ圏内の6位争いについてツラツラ計算してみる。

現在の順位は以下。
1位:ガンバ *確定(自動昇格)
2位:神戸 *確定(自動昇格)
3位:京都 *確定(プレーオフ6位と対戦)
4位:長崎 勝点 66 +9
5位:千葉 勝点 65 +19
6位:徳島 勝点 64 +4
7位:札幌 勝点 63 +11
8位: 松本 勝点63 +−1

6以内の可能性があるのは3〜8位の5チーム。
実際は長崎と松本は得失点差が大きく、
長崎が5点差で大敗+松本が5点差で大勝しないと
長崎が松本に抜かれる事はないので除外させてもらう。
その上で最終節の結果でどう順位が変わるか見てみると・・

長崎が勝った場合:4位以内が確定。長崎の勝点は69となり5位以下の結果がどうなろうと届かない。
長崎はプレーオフ開催権を獲得し、大型スポンサー1社に相当する収益が期待出来る。

長崎が引き分けた場合:5位以上が確定。
長崎が引き分けた場合の勝点は67となり、松本、札幌、徳島は長崎に追いつけない。
千葉が勝った場合のみ千葉が4位に入り5位となるがそれ以外は4位。

長崎が負けた場合:4位以内無し
ここが1番ややこしい。得失点差の関係も出てくる。
長崎が負けた場合の勝点は66のまま。
この場合、

千葉:○=68 △=66(得失点差で長崎の上) ●=65
徳島:○=67(66長崎が負けた場合は徳島が勝利したと言う事の為)
札幌:○=66(得失点差で長崎の上) △=64 ●=63
青字が長崎が6位以内のケース。

こうして見ると、何だかんだで長崎が数字上は1番有利だと言える。
ただ、問題は最終節のカードで

長崎vs.徳島
勝った方がプレーオフ確定。負けたら他の結果待ち。
目の前で喜んでいる相手を見ながら他チームの結果を待つのはキツイ。

札幌vs.北九州
札幌は勝てばプレーオフ確定。会場はホーム。
札幌は現在4勝1敗。神戸・千葉・岐阜と3連勝中で負けたのは京都のみ。
北九州はここ5試合で2勝2敗1分と札幌がかなり優位。

鳥取vs.千葉
アウェイながら千葉は最下位が決定した鳥取が相手。
ここ5試合で2勝2敗1分と調子の上がらない千葉だが
鳥取は2分3敗。特に監督交代後は未だに未勝利状態。

何とまぁ、数字上の優位と状況の過酷さが同居してるもんだと。
とにかく、目先の相手に勝てばOKという状況なので何が何でも勝ちたいと思う。

また、プレーオフを長崎で開催する場合の注意点だが、
レギュラーシーズンで無い為にシーズンパスなどは対象外となる。
チケット発売日にしっかり購入して欲しい。
通常の場合、入替戦は発売初日で完売もあるので注意を。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 18:00Comments(1)V・V長崎

2013年11月19日

2013年J2第41節 長崎vs.松本 戦のこと

本当は日曜の夜か昨日書くつもりだった日曜の試合・・。

当日は曇。ほんのちょい前まではアレほど暑く、台風まで来たりして
「秋はどこへ行った?」「秋が到来をドタキャンした」などと思う状況だったのが嘘の様な寒さ。
朝10時頃にスタジアムに到着し、温かい”おでん”などをいただく。
この日はV・ファーレンが勝点1を積み上げれば即プレーオフ進出決定と言う事でメディアが沢山だ。
テレビ中継もスカパー、NHK-BS、NIBと3局同時放送で大物芸能人の次男が不祥事を起こした並の注目度だ。
シーズン中には5〜6人と言うこともあったペン記者のプレスルームもド満杯。
やっぱり凄い事の中にいるのだと再確認し感心する。

試合は出足の鋭さという部分で松本がペースを握った。
長崎の佐藤洸には松本の飯田、一方、松本の塩沢には山口がしっかりマーク。
互いの前線の起点を潰し合う事で相手の良さを消していく。
この前線の起点潰しでは互角だったのだが、シャドーの所で2チームに差が出た。
松本の船山、岩上が好調なのに対して、長崎はやや苦戦。

試合後の会見で高木監督が幸野に厳しい評価を下していたが、
幸野の最大の武器である「ボールを引き出す動き」より、起点としてパスを選択してしまう事が多かった。
結果、幸野ー奥埜ラインではチャンスを作れても、それ以外の周囲との連携では今一つ噛み合わず。
結果、後半早々に水永と交代となった。
後半は水永のポストを起点に押し返したが、88分にCKから失点し敗戦。
プレーオフ出場決定は次節に持ち越しとなった。
あと、両チーム共に試合を通じてシュート精度の低さがあった事は追記しておく。

試合後の会見ではクロスとシュート精度の点を指摘して、
あと1週間で必要な事は何だと考えるかを質問したが、
高木監督の強みは”問題点への対処法”の引き出しを沢山持っている事だと感じた。
精神論に逃げず、ロジックで説明出来るのは聞いていて納得出来る。

最後にホームでの平均勝点の数字を出した上でホームとは?変わったと思う点は?を尋ねた。
監督の答えは多くのチーム関係者も共通だろうと思う。
次の試合では、その気持ちに集客という形で応えられたら・・と思う。

その後は既に暗くなった競技場を後にして”はち蔵”へ顔を出しミフゥに癒やされる。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 17:10Comments(0)V・V長崎

2013年11月11日

2013年 J2第40節 千葉vs.長崎のこと

今年のリーグ戦で最後のアウェイゲーム。
朝6時半にはち蔵に集まり車を乗り合わせて長崎空港へ向かう。
ちょうど土曜日の午前3時過ぎにも、
諫早で事件に巻き込まれたSenji君に会いに行ったので連チャンだ(笑)

諫早で色々あったF島S治さん。



(プライバシー保護の為に目線を入れています)
別にジェフに恨みつらみがある訳でないが、事件のイライラがあるので・・
半沢直樹の「倍返しだ」ならぬ・・「やつあたりだ!」とジェフ戦必勝を違う。
東京には10時過ぎに到着。強風の為に電車のダイヤが乱れる中、キックオフ直前に到着。

試合は予想を上回る快勝だった。
最初は個で上回るジェフペースだが、長崎が前線からプレッシャーをかけ続け、球際で粘る。
守備時に選手がスライドするのも上手く出来ており徐々に長崎がペースを掴む。
先制点は26分。岡本のFKから古部が頭で落としたボールを山口が綺麗に押し込んだ。
岡本のFKであるが、少し前に取材したのだが、そこで聞いた話がドンピシャと的中している。
元々ジェフがセットプレイの守備に弱い事もあったが運ではなく取り組んできた事だ。

この先制点は影響が大きく、長崎は余裕が生まれ、ジェフは焦りから単調な攻めが増えた。
36分に今度は左サイドから古部、中央の幸野とつながり、
幸野のパスにダイレクトで右サイドの金久保が合わせるという、
9月のガンバ戦を彷彿とさせる得点で2−0。
この後は、ジェフも個人力で打開に来てある程度のペースは掴んだが・・
90分集中が切れなかった長崎がジェフを撃破し4位に順位を上げた。

この試合に限らないのだが、リーグ戦へ向けての監督のチームマネジメントが見事過ぎ、
それがピッチで差になって出たようだ。残り2試合も期待が膨らむ。

さて、こうして見事に勝利した我々だが・・逆境はここからだった。
取材を終えて皆と合流しJRで品川駅へ行こうとしたが・・稲毛で電車が停車。
事故だと言う。復旧見込み時間のアナウンスが無いために1時間近く待つも
「これでは帰りの飛行機に間に合わない」と列車を下りる。
事故による運行ストップの為に残り時間を考えるともう飛行機に間に合わない。
タクシーでも間に合わないと言う。やむなく高速バスで空港へ向かう。
どうしても月曜の仕事が休めない亜由美などは心底凹んでいる。
(ジェフに勝ったからJRが「倍返し」しているのか??)

しかし、やはり日頃から善行を積んでいる我々は運が強い。
何と、飛行機も強風で出発が1時間以上遅れ。
お陰で飛行機には間に合うは、飛行機遅延のお詫びで1000円の金券は貰うわ、
到着してから程なく飛行機出発でちょうどな時間だわ。
Senji君と「飛行機の方が俺たちの出発時間に合わせたのではないか?」と噂する。
また、関東在住で我々と共に苦労する必要はないのに、
PONさんは一緒に羽田までの移動をヘルプしてくれた。有難い。
若い時の苦労は買ってでもしろと言うが、こういった苦労が善行になるのだ。
きっと、PONさんも運が強くなったことだろう。



こうして、JR関東の「倍返し」は我々にとって「おもてなし」状態となり無事長崎へ戻った。
1日中、慌ただしく駆けずり回ったような日だが、こんな事があるのがまた楽しい。
そんな週末。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 17:59Comments(2)V・V長崎

2013年11月07日

U-15セレクションを見て環境に想いを馳せる

11月4日の夜はV・VAREN長崎U-15セレクションの1次を見学に行く。
U-15のセレクションは第1回から毎回見学しているのだが・・第1回に比べて
一昨年、去年の受験者が減っているようで少し心配していた。



今年は久々に大勢で活気があって安心する。
V・VAREN長崎がJリーグクラブとなったからなのか?
トップチームが好成績を上げているからなのか?
V・VAREN長崎U-15が県内屈指の好成績を挙げているからなの?
多分、どれもが正解だろう。関係者の努力が報われてきたのだなと思う。



今年は例年よりレベルが高かったようにも感じた。
育成の無いクラブに未来は無い。
V・VARENのアカデミーが盛況な事はそのままクラブの未来を照らす灯のような物。
このままドンドン灯を大きくしていって欲しいものだ。

一方、その灯の土台が大変苦労している。
トップチーム同様に練習場の問題でU-15、U-18共に諌早・長崎市での練習場確保に大苦戦中だ。

今年のU-15年代は例年以上に多くの子が県外のJリーグ下部へ行く。
名前を聞けば「あの子が・・」という程、名の知れた子もそうだ。
ユース年代に目を向けると現在、プリンスリーグ九州1部チームが無いのは沖縄県と長崎県だけ。
2部でも日大が現在最下位で、このままでは2部から長崎県勢が消える事も有り得る。
一方で長崎県出身者は、先日のU-17日本代表に坂井大勝君が選出されていたり、
トリニータでは為田君が活躍していたり・・しっかりと活躍している。

別に彼らのような力のある子供が県外のチームへ行くのも全然問題無いし、
Jの下部から声が掛かるほど評価されているのは素晴らしい事だと思っている。
だが、もし、彼らが県外に出た理由に「練習環境」があったとすれば不幸な事だ。

ちょっと話は逸れるが、クラブのフロントの重要な仕事はチーム(選手・監督ら)の
活躍を阻む理由・・言い訳を一つ一つ潰す事だ。
予算の問題、環境の問題・・それらを解決してチームに実力以外の言い訳をさせないようにする。

同じように子供達が県外へ出なくても良い環境を作っていかねばならない。
Jリーグチームが無い・・なら、V・VARENが出来た。レベルが問題・・なら、結果を出そう
練習環境が・・なら??
U-15年代に限らず、長崎でサッカーを続ける、強化をしていく為の「環境」を
整えるのは長崎サッカーを愛する全ての人が考えていくべき事だと思う。

セレクションを観て、その想いを益々強くした。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 21:51Comments(2)V・V長崎

2013年11月06日

選手権 長崎県予選の話題をチラッと・・

今日は日曜のV・VARENの試合の前に行った高校選手権長崎県予選の試合を・・。

とりあえず3回戦で一番注目していた創成館vs.海星高校の試合へ。
会場は残念ながら雨。
海星は優勝候補の一つでMF村下君、平野君など攻守で力のあるメンバーを揃えている。
一方の創成館はちょっと前なら選手権地区予選突破すら創造出来なかったのだが、
今年は地区予選を圧勝で勝ち抜いた新鋭だ。メンバーは1年と2年のみながら、
国体にも選ばれているMF山下誠矢君をはじめ先が楽しみな選手が多い。

基本的に両チーム共に4-4-2の形。新鋭の創成館だが、
やはりまだ個では力差があり、立ち上がりから海星ペース。
特に左サイドをやぶられる事が多くて開始5分で失点。
その後も力差を活かした海星が押し、前半終わって3-0。
ここでV・VARENの試合に向うために観戦を切り上げて後ろ髪引かれる想いで諌早へ。
その後、聞いた結果では海星は大勝で選手権出場へ向けて好スタートを切っていた。

一方でサプライズが・・日大が1回戦から出場している佐世保工業に破れた。
佐世保工業は一昨年、昨年と初戦負けが多かったが、今年は新人戦、高総体両方で
ベスト8と何気にしっかり結果を叩き出している。それでもこの結果は予想し難い。

3回戦を終えて出揃った8チームは
佐世保工業、鎮西、国見、南山、総科大附属、諌早商業、島商、海星。
どこも一癖あるチームでこの先が非常に楽しみだ。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 21:34Comments(0)高校・ユース

2013年11月05日

2013年 J2第39節 長崎vs.栃木のこと

11月3日の午前中は高校選手権3回戦「創成館vs.海星」を観に行ったのだけど、
選手権予選の話題は明日にでも・・。

選手権予選を観た後なので県総到着は11時頃。天気はあいにくの雨。
基本、キックオフ3時間前に雨だと集客が厳しいのがイベントの常だが、
それでも5,000人を超える集客だったのは大したものだと思う。
試合後に高木監督も栃木の松本監督も「ホームのムード」を指摘していたが
シーズン通して非常にホームらしいスタジアムになってきたなと感じる。
ちなみにメディアルームでは、シーズン序盤の長崎サポーターを見ていた県外メディアの人が
「整備されてる(笑)」、「バンデーラとかもちゃんとやるようになってる(笑)」と驚いていた。

試合は見事に色んな事がハマったゲームだと思う。
熊本戦の反省から「球際の粘り」、「前から積極な守備」、「攻守切替」が改善されており
奥埜・洸一・志有人の前線3枚が良い距離感で動きペースを掴む。
栃木の飛車・角とでも言うべきサビアとクリスティアーノを孤立させた事は大きかった。
奥埜の個人技炸裂の先制点でリード。

後半に栃木がラインを押し上げて反撃に来たが、良い時間帯に洸一が追加点を叩き込み、勝負を決めた。
試合後の会見でも質問したが、
この日の勝利で長崎は勝点を63とし、
富山が持っていた「JFLからJ2へ新規参入チームのシーズン獲得最高勝点記録(勝点61)」
を超えて新記録を達成した。
高木監督はJ1昇格最短年数記録、Jリーグ最多連続無失点試合記録、Jリーグ最多連続無失点時間に続き
4つ目の記録を達成した。物凄い事だ。
高木監督が「歴史として記録に残る事をやったんだと選手に伝えたい」と言うとおり、
今年のチームは記憶だけでなく見事記録を刻む事にも成功した。

これは本当に俺の知ってるV・ファーレンなのか?
と怖くならないでもないが、チームは進歩している姿は眩いものだ。

試合後ははち蔵へ行く。
V・ファーレンOBで現コバルトーレ女川の中島礼司君が送ってくれた秋刀魚が!!
礼司君とは長崎退団後も震災復興の協力やスタジアムフリーペーパー”ナガサカ!”などで
今も繋がりがあるのだけど、OBともこういった関わりがあるのはとても嬉しい。
大変、美味しゅうございました!!!

その後は皆でまったりしながら過ごす。
ユーダイと美由紀さんは選手カードのトレードをやっていたが・・何か遊戯王とかのカードバトルみたいだ。



「古部を召喚!サイドの運動量を増やしてアタック!」
「水永を召喚!空中にあるボールを全て自分の物にして攻撃力をアップ!」
などと2人が言い出さないかヒヤヒヤした。

翌日が休みだとゆったりゆっくり出来る。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 18:47Comments(0)V・V長崎