2009年04月30日
沖縄と俺
ここ2年はずっと福岡経由で沖縄入りしていたが、久々の長崎発の沖縄入り。長崎空港が少し変わってて驚く
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今回はULTRAで行くのは俺と和樹さん。タムと断幕持って行く。
那覇空港で荷物待ちをしていると、
長崎から応援に来ているサポーターの方に声をかけられる。
「足が無ければ送りますよ」っと親切な申し出。
オフィシャルカメラマンの山頭さんの車に乗せて貰う手筈なので遠慮
をしたが、長崎からもちゃんと応援に来る人がいる事が素直に嬉しい。
山頭さんの車で現地へ向かう。
途中見つけた「最強食堂」でソーキソバを食べていると丈から電話。
丈はこの日、ボクシングの試合。相手はかなり手強いと聞いていた。
それにプロテクターみたいなのもつけるのでKOは難しいらしい。
それでも高崎戦の時に丈に
「やるんなら中途半端な判定とかじゃなくドンとぶつかれ、KO狙え!」
と言ってたら…KOしやがった!!メチャクチャ元気な声で
「俺、ちゃんとKO勝ちしましたけん、そっちもやってくださいよ」
と言ってくる。
現地。
琉球は特殊なクラブだ。
運営やらプロデュース面では数段、長崎の先を進んでいる。
地域密着型のクラブチームとして、サッカー文化としては
決して王道でも本道のやり方でもない。邪道と感じる人もいるだろう。
しかし、沖縄という街の特殊性を考えると
滞在型リゾートの方向性・・沖縄への溶け込み方っとして
とても洗練されている。
長崎がこのやり方をされても困り果ててしまうが・・
沖縄ならば”アリ”だと思う。
北谷のすぐ裏はビーチが広がる。観覧車もある。完全なリゾートだ。
そんなスタジアムを持つチームは他県にはない。
そんな琉球だからこその進化の仕方を観た。
最大で唯一の問題はピッチ内が先鋭化されてない事だが・・
ボランティアは事前取り決めよりユルユルの扱いをしてくれて、
こっちが「えっ!良いの?」っと思ったし、
ボランティアも笑顔振りまいていた。
リゾートらしい楽しさに溢れていた。そこに悲壮感は無かった。
琉球はJFL昇格して下位に低迷してる。今季も苦しんでいる。
それでも、その4年の中で彼らは着実にしぶとくなってやがるなっと。
独自路線を突き進んでやがるなっと。負けたくねぇなっと。
今回の試合は1人でタム叩いて歌ってた訳だが、
現地で沢山の方が協力してくれた。試合中は手を叩いてくれる人、お茶を差し入れてくれる人、リクエストしてくる子供・・
試合終って休んでいると、長崎のサポーターが横断幕をドンドン片付けてくれてとても有難かった。
沢山の人に助けられたアウェイ沖縄だった。
まぁ、試合はアレだ・・。ウン・・期間限定でも見てね。
帰りの飛行機は選手のまん前だった。
気付いた瞬間「うわ・・激アウェイや」と呟いた。
スタジアムで散々、叫んだ後に素で選手に遭うととても気まずい。空港で会う位は軽くジョークでもぶっかますが・・。琉球のサポーターが1000人相手でも大丈夫だが、V・VARENの選手が10数名揃うと、もう駄目だ。
空港にはササキさんが出迎えに来ていた。車で送ってもらう。
今朝は少し日焼けでヒリヒリする。
タムを叩いて手の皮が剥けて痛い。テーピングのカンも鈍ってたな。
2009年04月28日
1人やけど多数
今回、北谷に乗り込むULTRAは多くない。
ホーム連戦でのコレオやら売店やらフリーペーパーやらVスナレアカードやらのイベントに深く関わっているので、かなりの部分でホームに集中しないといけないからだ。試合内容も観客動員も正直厳しい。この中で何か手を打っていかないとズルズルとなってしまうからだ。
タム叩いて声張り上げるのは俺1人の予定。
でも、俺は胸を張って「俺”ら”みんな歌い続ける!」とか「俺”ら”の声が聞こえるなら!」と歌い上げる。
来ない・・ではなく、どうしても来れない人間達が俺の後にいるから。
ULTRAなんてのはワガママな人間の集まりだ。
自分が試合行ける時は上機嫌なくせに、行けないと悔しくてジェラシーを感じたりする。
今回の遠征に参加出来ない選手も同じ気持ちの筈だ。
行けなくてとっとと諦めのついてるような選手は即刻、荷物をまとめて移籍先を探した方が良い。監督は今、批判の真っ只中にいる。恐らく毎試合「覚悟」している筈だ。それは選手も同じでないといけない。次の試合が自分の長崎最後の試合になるかもしれない「覚悟」はあるか?
単純にアウェイに乗り込むだけでなく、・・託されている事は忘れずにいたい。
俺が北谷で掲げるダンマク「ULTRAS」はULTAR全員でオフに作ったダンマクだ。
聖子さんや恵美ちゃんやチカさんや和さんや美由紀さんや恵理やら亜由美やらが縫い、和樹さんが下絵を書いたULTRASだ。
俺が北谷で歌う歌は代表やら誠やら洋介さんやら諸さんやらが作ったり、アレンジし、晋がタム叩き、雄二さんや坂井君や伊勢田君やセンジ君ややっちんや礼人さんやイカちゃんや洋嗣さんや門さんが歌ってきた歌で、まだV・ファーレンなんて呼ばれる前に栃木やゆっくんが代表と一緒に種を蒔いてきた歌で、これから先、丈やら美桜ちゃんやら奈海ちゃんや駿君が歌っていく歌だ。関東で松本君やら三宅君が歌い広めていく歌だ。
皆を背負うなんて大層な事は言えない。とても無理。自分の事で手一杯。
行かなくても力になれるという「不思議な念なんて能力」を持つ仲間もいない。
でも、北谷の俺の後にはいるんだな・・ULTRAに限らず、長崎の人間達が!
だから、北谷にどんだけ琉球のサポーターが来ようが、
負ける訳はない!!!
2009年04月27日
週末の出来事
まずは土曜の話。
試合内容については例によってここをどうぞ。
公務員以外に週休2日が一向に浸透していない長崎県では、土曜開催と言うだけでもうかなりの観客動員減状態なのに、雨は降りそうだわ、黄金週間直前とは思えない程の寒さで半袖でいたら「顔色悪いよ」っと言われる状態・・
もう土曜開催なんてやるもんじゃないな!
っと思わせるに充分なコンディションだった。
幾らVスナレアカード配布でもせめて土曜ナイターとかにしないと人は来ないよ。
ちなみに俺達の東洋軒さんから提供のレアカード3枚は、
カードNo.V03-92L:「福嶋洋」
カードNo.V03-93L:「神様」
カードNo.V03-92L:「神様が神様になった1分後の世界」
非常にレアで物凄く垂涎のカード。
東洋軒さんに「プロビンチアでプレゼントしたいから余ったら何枚かください」と言っておいたので期待せずに信じておこう。
ちなみにこの日は前回のアウェイで「やたらと喧嘩腰の態度」でせっかくの努力を無にしていた運営さんを見た経験を生かし、「友愛、フレンドリーデイ」と位置づけ笑顔の挨拶をしまくった。
冒頭で述べたように試合については語りたくない。
ただ、潮時だとは思う。刺激がない限りもう難しいかなっと。
翌日の日曜は九州リーグの第4節を観に柿泊に行く。
前日同様にかなり寒い天気だった。
試合を見ていると播さんと遭う。「友達を案内してきた」そうだ。
その後、フットサルを終えた「走り屋ササキさん」や、思案橋GMにして着実に長崎フットボールに根を張ってきているやっちんや、「自分さえモテれば!」でお馴染みのもっしゃんや、試合に行けないと何かを頑張らないと気がおかしくなりそうな雄二さんや、大分トリニータの成績に「思ったより心を痛めていない洋介さん」が来る。
全員、フットサルで体がボロボロだった。
更にその後、代表と海外から戻ったばかりの05~06年のV・V長崎所属で元重工のエースの月満も合流。途中、ウチの練習を終えた平田翔太も顔を出した。
試合は皆で「あーでもない、こーでもない」と言いながら観戦。
月満や翔太がつけていた重工の新9番が出てきた時は全員でチェック!!!
月満に「どがん選手?」と訊いたら「駅伝が早いらしい」と微妙な情報を得る。
選手紹介の欄に「100m11秒台」とか書かれるのを見た事はあるが「第9区を1時間台で走破」とか書かれるのだろうか?残念ながら彼はボールにほとんど触らずに試合が終り、9番の系譜がどうなったのかは判らなかった。
試合は月満とも色々話しながら見たが重工がまだまだ途上だなぁっと。
かりゆしは、例年通りやね。戦い方も基本は去年のまんま。今はまだ今一つだけど、ココは毎年後期にグングン調子を上げてくるから。
しかし・・既に柿泊のピッチは瀕死だった。これから更に痛む事を考えるとV・V長崎が使う時は信じられない状態だろう。その辺は暗澹たる気持ちになった。
2009年04月25日
クロスゾーンとニアゾーン
今日の攻撃に関して少しだけ・・
最近、週間サッカーダイジェストを読んでいる人はサイドからの攻撃で「クロスゾーン」と「ニアゾーン」について書いてあるのを見た事あると思う。
今日の試合はアレで上手く説明がつく。
上図が相手ゴール付近の絵だとすると、赤丸がクロスゾーン、青丸がニアゾーン、黄色がフィニッシュゾーンとなる。
サカダイなんかではクロスゾーンから良いクロスを上げれるのが海外の強国で、日本はまだ無理だからもう一個中のニアゾーンに入って行こうと主張している。
ただ、クロスゾーンにしろ、ニアゾーンにしろ・・一番大事なのは赤いクロスゾーン、青いニアゾーンから直接ゴールは奪えないという事。必ず黄色のフィニッシュゾーンから決めないといけない。
例えば、第5節のホンダロック戦を思い出して欲しい。左サイドの有光がクロスゾーンから黄色のフィニッゾーンで待つ福嶋にボールが入ってゴールした。
で、今日はどうだったか?
面白いようにサイドを崩しながらクロスの時にはフィニッシュゾーンに人がいる事が少なかった。もしくは密集地帯のフィニッシュゾーンに後方から飛び込む事が少なかった。練習でもサイドを攻略する事に集中しすぎてフィニッシュゾーンに入る、飛び込む練習がなかった事と無関係じゃない。
山城が後まで下がってボールを持つ、有光がサイドに開けば・・もうどれだけサイドを攻略してもフィニッシュゾーンに人がいない。
つまり・・今の長崎の攻撃はサイドを攻略する事から逆算した攻撃で、最後のシュートから逆算をされていない事を意味する。
シュートから逆算したチーム作りがなされていない証拠だし、選手自身も点を取るより良いプレイに気が行き過ぎていると思う。
運が悪かったとか、惜しかったとか、あれが入っていればとか関係なく・・点を取れないのは取れないなりの理由がある。
浅い悲観と、根拠のない楽観ほど何の役にも立たないものはない。
そこを皆で考えていきたいものだ。
2009年04月24日
ムヌカ大佐が教える4/25ホーム高崎戦
私はムヌカ大佐だ。天空の城ラピュタに出てきたムスカとは違うぞ。
版権だとか言わんでくれたまえよ。ム・ヌ・カだからな。
私も古い秘密の名前を持っているんだよ
私の名前は、ロムヌカ・パロ・ウル・Vファーレン。
ウルはラピュタ語で「応援者」、パロは「真」、
つまり、V・ファーレンの真の応援者の意味なのだ。
その私が今週土曜のV・ファーレンの公式戦の説明をしてあげよう。
まず注意すべきは土曜開催という事だ。
これまでと違い日曜ではない。日曜の方が客足は良いのだがな・・
制服さんの悪い癖だ。事を急ぐと元も子も無くすと言うのに・・。
キックオフの時間は13時だ。早めに来ておかんと駐車場が足りませんぞ、閣下。
これらの画像を見たまえ。
素晴らしいを持つコストパフォーマンスに優れたスタジアムの売店だよ。
これらが無ければ誰も昼食を取る事は出来なかったろう。
これらの売店がカレーであり、唐揚であり、焼きソバである。
上の画像を見てくれ、脅えることはない、出来立てパンの自販機だ。
こいつは始めから袋詰めされている。お子様で手を汚すことが少ないぞ。
それからこっちを見たまえ。
Vスナ2009発売直前企画
素晴らしい!!Vスナレアカードを待っていたのだ!!
ほう、あっはっは、見ろ!人が文字のようだ!!はっはっはっは・・・。
このマスゲームに参加すればVスナレアカードが貰えるのだ。素晴らしいと思わんかね?
それから、入り口付近にはマガジンスタンドが設置されてナガサキプロビンチアVol.3が配布される。入り口だぞ!!前回の通りだ!!読める!!読めるぞ!!
さぁ、土曜キックオフ!だ!!皆で行こう!!
だ~がぁ~!!わたしが~!!
あ~あ~仕事がぁ~あ~あ~!!
2009年04月22日
早くおいでよ、徳永牧子さん
ジャンクスポーツという番組がある。
その人気企画がスポーツ選手の嫁を呼んでアレコレ聞くという奴だ。
元アントラーズ本田の嫁さんが
「家では部屋に鍵をかける」とか「彼と同じベッドとか考えられない」とか
「2人きりになると話す事がなくて困る」とかの発言を連発して面白いアレな嫁として人気を博した企画だ。
その企画に先日、我等が長崎出身のJリーガー現FC東京・徳永悠平の嫁、徳永牧子さんが出演した。タレント時代に「夢は?」と訊かれて「無いです」と答えた嫁さんは、結婚した理由を、仕事に行き詰まりを感じ、就職することを決めたが、どうも面白くなく、そのことを徳永にグチったら、徳永が「マキは何をしたいの?」と質問し・・「マキは何もしたくない!」とニート100%な回答をし、そのまま徳永がプロポーズしたと言う。
これだと単なるワガママな人に見えるが、さすがは国見で徳育を受けた徳永だけあって、簡単に騙されない。牧子さんは活躍する徳永を見ると「奥さんがこんなゴミみたいな私で…すごい切ない」っと徳永をリスペクトする事も忘れていないのだ!!!!
美人なのに、控えめと言うか・・切ないなんて微妙な後ろ向きな発言の一方で、じゃあ、何をしたいの?と問われれば「何もしたくない」と即答するミステリアスな牧子さん。
他人事ではない!!
長崎はJリーグへ昇格すれば地元出身の徳永は有力な獲得候補選手だし、徳永にとっても重要な移籍先候補だろう。
早ければ2~3年で牧子さんが長崎へ来る可能性もある!!
東京から長崎だ。しかも芸能界にいた人だ!!
長崎へ来れば安心だ!
「何もしたくない」っと言うか「する事がない」、「何も出来ない」っという事に牧子さんはなるかもしれない。理想通りだ。
もう徳永加入は秒読みと言って良いな!!
2009年04月20日
アウェイ水島戦、笠岡へ行く
試合の内容はいつもの如く本サイトの期間限定コーナーをどうぞ。
こちらは遠征記のみですから。
走り屋使用のササキカーで伊勢田君と俺とササキさんの3人で笠岡へ向かう。
加速に優れるササキカーは高速との相性が良く、ガソリンもレギュラーでなくハイオクだからか、予想以上に低燃費だった。財布に優しいアウェイの大いなる必携カーだ。
5:00頃に到着。
会場はこんな感じ。日が昇るにつれて徐々に暑さが増していく。
それでもほぼ徹夜で移動してきた我々は眠る。
どんな暑さでも寝れるって人間って素晴らしい。
朝飯を探して笠岡の街を彷徨ったりもする。
すると11:00頃になって運営の人が
「ここは選手・役員用駐車場ですから、あっちに車を移動して!そう書いてる看板もあるでしょう!」
っと何故かイキナリ、エラク喧嘩越しに注意してくる。
看板は我々に注意する20分程前に設置しており、俺らが到着した時は何も無かったし、事前に誰一人連絡も受けてないのに、キレられるのは余りに筋が通らない。
関西から応援に来ていた小嶺社長のお兄さんにまで、逆ギレ調子だったので
「何でそんなに喧嘩腰で怒鳴るんですか?」っと注意したいのはこっちだった。
そんな中でも大人な我々は指示に従い、車を移動。更に田中さんがフレンドリーに接したお陰で、運営の人も落ち着いたのか、以後は「すいませ~ん(笑)」「お願いしますね」っと人間味の溢れる対応になった。
待ってる間、近所を走っている高校生が挨拶をして通るので挨拶を返していたら、それが面白いらしく、高校生達が走りながら「おはようございまーす!!」っとドンドン音量をあげていく。中には挨拶後に「勝った」とか言ってるのもいた。
絶対、あれは「挨拶してどっちが声が大きいか勝負」して面白がってやがったな。
試合は、まぁ、ともかく由紀彦が全て。
試合後は早めに片付けて帰宅。
途中、沼田PAで食事を取る。
以前、広島に行った時に「カキ」と「お好み焼き」のどちらを食べるか悩んでいると、広島在住のイカちゃんが、
「お好み焼きならカキをトッピングして両方食べられますよ!俺が本当の広島風お好み焼きを食べさせます」
と言ったのに、入った店が大阪風お好み焼き屋で、しかも店員に
「カキのトッピング、まだやってないんですよ」
と言われた事があったので、沼田PAでは鉄板でちゃんとやいた広島風お好み焼を食す。
値段の割りにかなりのボリュームがあり、味もアッサリ目でちょうど良かった。
大村で伊勢田君を下ろし、俺は長崎で下ろしてもらい、ササキさんは颯爽と去って行った。ありがとう、ササキカー!次の遠征も頼むぜ。
2009年04月17日
何が何でも勝て
リーグ戦に挑むチームが必ず早い内(開幕5節が目安と言われる)内に達成しておかないといけない要素が2つある。
「リーグ初勝利」
「ホーム初勝利」
そして、シーズンが折り返す前に達成しなければいけない要素が3つ。
「無失点試合」
「その年にキーとなる選手・戦術が機能する」
「連勝」
これら要素を達成出来ないチームは大成しないと言われる。
V・VAREN長崎はまだ必須2要素を1つ、次の3要素を1つしか達成していない。
1年でのJ2昇格を目標として公言したチームとしては芳しいとは言えない。そういった意味で次節の三菱水島は
「何が何でも勝たないといけない試合」だ。
まぁ、普通にやれば充分に快勝出来るのだが、それが上手くいかないのがフットボールだ。・・でも、水島にアウェイで勝てば「連勝」の要素が達成出来る。
4節終った段階では2分2敗未勝利だった。
前節勝って、1勝2分2敗になった。
次に勝てば2勝2分2敗と星をスタート地点まで戻す事が出来る。ロック戦の勝利の価値が倍になると言って良い。イメージとして「まだ1回しか勝ってない」から「まだ2回負けただけ!」に切り替わる。
次戦のホームの相手、高崎は長崎の半分以下の失点と昨年とまるで違うチーム化している。5戦して無敗。少しでもネガティブイメージを持って戦えば苦戦は間違いない。チャレンジしなければ勝てない。そのチャレンジする余裕を生むのは勝利だ。水島戦の勝利。
水島は昨シーズンも最下位に終り、シーズン後は主力含む14名が退団。部縮小も検討された有様だ。今季も色々と噂が出ている。現在1分4敗。
1年でのJ昇格を公言しているチームが敗れていい相手ではない。
相手が「一泡ふかせてやろう」と普段以上の力を出してきても叩き潰す力がなければならない。そういった意味で長崎はまだ追い込まれているまんまの状況という事を忘れずに行きたい。
ちなみに長崎の加藤寿一選手の前所属チームが水島。
ここで加藤は1年車を作りながらJFLでプレイし、2004年にはJFL選抜メンバーとしてサウジアラビアで開催された「第8回国際親善サッカー大会 アブドゥラ アルフィサル プリンスカップ」に出場しています。
是非、チームの若手に「やっぱ、サウジではさぁ・・」なんて海外組っぽい話をして、夢を広げていってほしいものだ。
2009年04月13日
宮崎は楽しい
試合展開についてはKLMの期間限定を見て下さいな。
こちらは単なるアウェイ遠征記だから。
ロック戦で宮崎アウェイ行き。
千葉だとか静岡だとか続いていたのでとても近い気がする。
今回は晋が急遽、車を出すと言うので晋号で行くべく「はち蔵」へ行く。
はち蔵で飯を食べながら厄落としの食事会の為にど~しても宮崎へ来れない雄二さんと、試合終了後~食事会の2時間で長崎-宮崎間往復をする方法を模索するも断念。坂本家のnewファミリー「ディエゴ」を見せてもらったりする。
諫早でササキ御殿と呼ばれるササキ邸までササキさんを迎え出発。
5時間かからず到着。ETC1000円の威力も堪能する。
会場入り口の駐車場で飯を食べながら待っているとチームバスが到着。田中さんと手を振ったりマフラーを回すが、信じられない程の辛気臭い無反応。俺らが果てしなく嫌われているか、何か不幸でもあったのかと思ってしまう。
これはイカンと思っていると・・心地よい西からの風の匂いにのって
聖者が現れた。
聖者のオーラは瞬く間に子供を虜にする。
その後、聖者のグラビア撮影会をやったり、聖者を交えてミニフットサルを行った。聖者はオリンポスの神々みたいな服のせいで足元が見えにくくボールコントロールに苦労していた。
長崎の暗いムードを払う祈りを捧げてくれた。
聖者のお陰で明るく・激しく・楽しく勝つ事が出来た。
試合後、聖者と共に心地よい疲労に身を委ねる我々、長崎の民。
この日についた新しいアダ名「モッしゃん」がとても気に入った諸原さんはしきりに
「モッしゃん的には今日の試合は好きだな」とか
「モッしゃんはラーメンが食べたいよ」と
モッしゃんを連発していた。あんまり、しつこいので
「モッしゃん、モッしゃんってウルサイよ、モッしゃん!・・ってあれぇ??言っちゃったぁ」
なんて70年代ドラマを思わせる会話もありつつ帰宅。
前回の静岡遠征の時は車で夜通し走っても長崎着が月曜の朝7:00で仕事の時間との激しい戦いを強いられた我々も宮崎なら楽々帰宅。日付が変る前に帰れた。
次回は岡山だ。
この岡山に向けてササキさんが自信満々に俺らに言った。
「次のアウェイはウチの愛車(カノジョ)を出しますよ。愛車(カノジョ)もアウェイに連れて行けって毎晩泣いてますからね。近いウチにチャンプロードの愛車自慢コーナーに出します。」
次の岡山遠征も万全だ!俺を乗せなさい。
2009年04月10日
みんなで勝とうぜ
会社の空いてる時間を利用して行ってみる。
福田も元気だ。何故、あいつがエラそうにコーチングしてるんだと思ったら・・
坊主になった監督だった。
一瞬、「町田の戸塚監督?」と思った。とても袈裟が似合いそうな顔立ちだ。
何より、坊主にしたあたりが実にV・VAREN長崎の人間らしいと思った。
宮尾は相変わらず良い。アリは依然として好調で前線の起点だ。
元気はやはりチームの親分だ。元気がこければ皆こける。その位にムードを作れる。
由紀彦が徐々にチームで頭角を表してきた。
まぁ、それぞれ胸に秘めつつ自覚はしてるし、やる事も判ってるようだ。
サポーターから問われているのは監督だけじゃなく、
選手・スタッフ・フロント全員の自覚であり、覚悟であり、未来だっと言う事。
その辺がムードに出ていた気がする。
本当はもっと厳しい感じの事書いてやろうと思っていたシーツが、それを感じたので後押し系に変えた。
とても優しい言葉で自分でもちっとばかし照れくさい。
どの選手だったかが練習中に冗談まじりで「みんなで勝とうぜ」と言った。
それで良いんだと思った。
県総はもう真夏みたいな日差で、雄二さん達と、
もうカチ割り氷の季節だとか、もうすぐポリバケツで水を撒くシーズンだとか話した。
今年も暑くなりそうだ。
2009年04月09日
ユース組織
V・VAREN長崎は今季のJ2昇格を狙っている。
今いる選手たちはその為に集められ、残留した選手だし、ユニフォームスポンサーにビッグネームが付いたのも、J2を目指しているからだ。実際にJ2に昇格した場合を考えて更に値が上がるであろう来季スポンサー料をどう捻出するか検討しているスポンサーも知っている。
それもこれもJ2昇格を真剣にチームが目指しているからだ。
J2入りの基準とチームの現状を見てみると長崎はほとんど支障がない!
たった一点気になるのが・・育成だ。
J2入りするには
18歳以下、15歳以下、12歳以下の3つの下部を持つ事が義務付けられている。
この内、12歳以下はスクールやクリニックでOKとされている。つまり、今、前田コーチ、八戸コーチがやっているV・ファーレンサッカースクールだ!
つまり、長崎は3つの下部の内の1つをもっている。
残る2つが問題だ。
どちから片方に関して、実は猶予期間が3年与えられる。そこで、ユース組織を持たないチームは大抵、15歳以下を創設し、3年の猶予期間を使う。
3年後には15歳以下の組織の子が18歳になってるからだ。
つまり・・J2までに意地でも下部組織・・恐らく15歳以下を創設しないといけない。今季からその準備を進めなければならない。
にも関わらず、ユースに関する話題が一切ない!
実際、どれほど多くの人から「ユースはどうなるの?」「ユースは出来る?ウチの子が行きたいと言ってるのだが」と言われまくった。中には何か発表がないか問い合わせたり、ギリギリまで進学先決定を延ばした子もいる。
15歳以下の世代がどのユースに進むかは、その子のサッカー人生を左右するケースも多い。もし、アジアの大砲が小嶺先生の下へこなければ・・、梅崎司が国見高校へ行っていれば、兵藤が海星高校へ進学していれば・・。
V・ファーレンは一刻も早くユースに関わる方針を発表すべきだ。「来季から本格発足予定」でも良い。それを見た新中3の子が自身の針路の参考に出来る。
地域密着とサッカー文化、根付くチーム・・それらを最も具体的に打ち出せるのは下部組織の活動だ。そして、ユースは長崎のような地方クラブの生命線なのだから。
2009年04月07日
迷いなき東川サッカーを期待する
悔いのない”東川昌典”のサッカーをやりぬいて欲しい。
結果で不満が出ているのではない。
誰も結果や順位での文句は言っていない。
俺らはKYUで何度も煮え湯を飲まされる経験をしてきた・・
この程度でビクともしない。
皆が不満を感じているのは「迷い」が見られるからだ。
プレイに、起用に、戦術に、交代に、コメントに、顔に、ムードに・・
「迷い」が見えるから、皆は現状に納得いかないのだ。
監督は敗戦や苦戦後はほぼ必ず
「自分達のサッカーを突き詰めて・レベルを上げて・大事にして・・」とコメントする。
しかし、この1年半の任期中に監督の言う「自分達のサッカー」をちゃんと見た事はない。ポゼッション、人もボールも動く、クロス、気持ち・・キーワードばかりが一人歩きして誰も知らない「自分達のサッカー」。
ロック戦は
選手の格がどうだ、プロだからどうだ、相手のフォーメーションがどうだ、サポーターの声がどうだだとか、勝たねばならないだとか、評判がどうとか一切を無視してでも、東川さんが思い描くサッカーを迷いなく貫いて欲しい。
試合後に「これが俺の判断だ!」と全員に言い切れるサッカーをして欲しい。
それが”東川サッカー”で”自分達のサッカー”となる筈だから。
結果がどうあれ、監督が胸を張って声を張り上げて「俺は悔いはない!」と言い切れるサッカーをやれなければスタートにはならない。
俺は監督の指揮能力を現在のV・V長崎を率いるには不適当と思っている。
それでも応援では一切手を抜かない。
俺の判断はどうあれ、監督がV・V長崎の一員である間はファミリーだと思っている。だから、千葉では東川コールもやった。批判もするが良い点は良いと言って来たつもりだ。
そして、宮崎で悔いのないサッカーを貫いたのなら、結果に関わらず最大のリスペクトを込めた拍手を送る。俺達が見たいのは迷いなく戦う長崎なのだから。
迷いのない東川昌典サッカーを俺達に見せてくれ!
あなたが胸を張って挨拶に来る姿が見たい!!!
2009年04月06日
俺達のホームが泣いている
まず、試合の事は書かない。見たい人はここをどうぞ。
それ以外のホームゲームの話・・少し耳の痛い事を書く。
きっと、これでまた「文句ばっかり」「現状は綺麗事ではすまない」とアンチ扱いだろうけどね。
視聴率と視聴質は違う。
同じ視聴率10パーセントの番組でも視聴者が見ようとチャンネルを合わせて見た番組と、点けっ放しにしてる間に流れた天気予報では視聴率は同じでも質が違う。
同じ事は観客動員と顧客満足度にも言える。
5,000人の観客動員がっても、満足度が低ければ次回は半減する。
3000人であっても満足度が高ければ彼らはリピーターとなる。
V・ファーレン長崎は観客動員の数字が今一つだ。
それは天候が最大の理由だが、それでも問いたい。
雨の中で駆けつけた観客の満足度はどうだったか?今日の観客の満足度はどうだったか?
試合内容や結果は水物だ。こればかりはどうしようもない。
しかし、それ以外の面ではどうだったか?
開幕のシャトルバスは長崎駅からだった。しかも30人が集まらないと中止。
「30人集まらないで中止なら観戦やめよう」そう思う人は何人いるだろう?
島原地区・県北地区からの客はどうするのだろう?
車がない学生は雨の中で歩くのだろうか?
俺が県北や島原地区の車のない学生なら絶対行かない。
雨の中で服の裾を濡らしながら諫早駅まで歩く・・それも子供連れだったりしたら?
俺が普通の観客なら絶対に行かない。
せめて、最寄のJR諫早駅から競技場まで(出来れば無料の)シャトルバスは手配すべきだった。
ホーム開幕戦と通常のホームゲームに違いはあったろうか?
ホーム開幕戦は1年に1度だけだ。
大抵のクラブチームはホーム開幕をこぞって「シーズンスタート」と位置づけ盛り上げる。ホーム開幕限定グッズを売り出したり配布する。
日本代表は袋に代表エンブレムの入った使い捨てカイロやレインポンチョを配布する。天皇杯ですら去年は限定ピンパッジや携帯クリーナーが配布された。
金がないなら『ニュース発表』でも構わない。
北九州はホーム開幕戦で社長が「新チーム名公募」のニュースを発表した。
小嶺社長がハーフタイムや試合前に直接マイクで抱負を語ったり、ニュースを発表すれば、それがホーム開幕戦観戦者限定の話題となった筈だ。
ペットボトル持ち込み禁止はスムースな”運営”の為の措置だ。
観戦者の快適さで言えばマイナスだ。
Jでは基本ペットボトル禁止だが、運用は各スタジアムバラバラだ。
カシマではキャップを外せば500mlまで持ち込み可能だし、禁止のスタジアムの場合、カップホルダーがついている。県総にそんな物はついていない。
マイナス措置は増えて、プラス措置が増えないなら、顧客満足度は下がるだけ。
常に勝てるチームはない。常に優勝出来るチームはない。
順位や内容は観客動員のプラスアルファだ。
試合運営と同じくらいに、快適な観戦環境の提供が運営の義務だ。
サービスや売店は増えているのに不満を聞かされる事が多いのは何故か?
今のV・VAREN長崎はピッチ内もピッチ外も目的と手段を取り違えている気がする。
現在のV・VAREN長崎の試合運営はJリーグ仕様を満たす事に夢中になり過ぎている。
3000人という観客動員に夢中になって、来た観客の満足度を充足する事は後回しにされている。今の観客の生の声を聞いてみると良い。
その人達はKYUの頃の運営を知っている。今より売店は少なく、サービスも少なかった時代を経験した人達がJFLに上がって不便を感じているのだ。
マッチデープログラムは未だにオフィシャルは存在しない。異様なレベルだ。
イヤーブックはJFLのパンフレットが良く出来てるから要らないそうだ。
今日、配ったメンバー表はホーム開幕戦の長崎新聞の号外の流用だ。
手抜きで客を満足させようとする店は潰れる。
何故、ヴォファモバのトップ画像は未だに石垣島のままなんだ?
必ず来てくれる所中心に招待券を配る・・それは顧客の新規開拓を妨げる行為だ。
事務局の人間達のチームに対する想い、努力、自己犠牲・・全て知っている。
それだけに不平不満を聞くのに耐えない。彼らの働きを知るだけに本当に悔しい!!
俺の長崎のフロントは世界1だ!だからこそ、歯噛みする悔しさだ。
次のホームの試合まで3週間ある。
立て直してもらいたい!
2009年04月01日
第2節までを検証してみよう。
フォーメーションが変わったので第2節までの布陣上の問題点を書いてみる。
あくまで布陣上、起用や交代の問題点は触れてません。
上図左から、本来のV・V長崎の4-1-3-2の図、実際のJFL第1節、JFL第2節の図だ。
点線部分・・元気-武男間の大きなスペースが出来ている。
直言すれば、武男・元気は運動量とプレーエリアが大きくない選手だ。
スタミナがないと言う事ではなく、自身のプレイスタイル等の為だ。
武男の武器はバランス感覚とミドルレンジのパスだ。
武男は運動量やスピードでは渉や竹村に及ばない。その代わりに彼はゲームを読んでプレイする。更にミドルレンジのパスは中盤前目では本領を出せない。その為に中盤底に位置する事になる。
元気は少ないタッチのショートパスで、シュート1~2つ前のパスを武器とする。その為に、ゴールに近くないとゴールに直結するパスを出せない。理想は彼の周囲にもう1人選手が居て、互いに使い、使われる関係になる事だろう。
このプレイエリアの狭い2人が縦に並ぶ為に・・4-1-3-2の布陣が実際は4-1-2-3化している。
実は昨年も同じ形であった。しかし、そこをフォローしあう関係が出来ていた。
これは昨シーズン最も内容の良かった第16節のアウェイ大分戦。
元気-武男間のスペースは左サイドの竹村がカバーする。アリが左に開く事でサイド攻撃をフォローしつつ、元気が上がり目の3トップになる。右サイドは大塚に隅田が絡む事でサイド攻撃を機能させる。地域決勝の戦い方はこれを更にシンプルにした物。
んで、これがJFL第2節の長崎。
伝の右サイドバックを強行。
伝は頑強なフィジカルを持ち、特に空中戦での競り合いに強い「対人型DF」だが、パスやドリブルといった攻撃の組み立ては不得手だ。ゲームの流れは読めるが、起点とはなり得ない。当然、バックパスが増え、攻守共に不安定だ。
その為に逆サイドの渉は中に絞って守る事が増え、武男のフォローにもいけない。
つまり・・両サイドバックがほとんど攻撃参加出来なくなる。
その上、武男-元気間のスペースだ。ここを守備時にカバーする約束事がない為に、相手に自由にここを使われる。攻撃では神崎と山城は単独で勝負するしかない。
完全な個人勝負頼みだ。相手にとってはやっかいだが、単調に見えるだろう。
サイド攻撃が個人技に頼る単身突破で、機能しない中で長崎に残った残りの攻撃法は武男や渉のミドルレンジのパスによる一発しかない。
FWがサイドに開けば、ゴールからそれだけ遠ざかる。数少ない攻撃チャンスを少しでも生かすためにサイドに開くのを躊躇うのは当然だ。アリが孤立したのはこの為だ。
しかし、鳥取DFがシュナイダー潤之助に支えられ自信をもって勝負に来た為に洋がことごとく競り合いに敗れ、それも機能しなかった。
後半に山城が効いたのは、山城が上がりっ放しではなく、やや後に下がったりする事でスペースを埋めた為だ。
つまり、V・V長崎はシステム上の問題を抱えたまま挑み、更にそこへ起用のミスが重なっていたのが第2節なのだ。
そこで第3節でダブルボランチの4-2-2-2へ変更する事になる。この4-2-2-2の解説は、4-2-2-2から次の布陣へ移った時か、シーズン後にでも・・します。