2007年05月28日
GKの話
GKというのはサッカーという競技にあって恐ろしく特殊なポジションだ。
個人的にサッカーの場合、前の方ほどインスピレイションやセンスが重要で後ろの方ほど理屈や理論が重要だと思ってる。
ひらたく言えばFWはギャンブルなポジションだし、失敗を恐れてはいけない。
逆にDFは堅実さが核のポジションで失敗を何より恐れなければいけない。
中盤はそのバランスが求められる。
んで・・GK。
あらゆるポジションでもっとも経験や精神面の充実が求められる。
そして大なり小なりゴールする事を最大の魅力とする競技で、それを食い止める事を仕事としている。だからこそ専属コーチが必要。
その「ゴールを守る」GKに対して現在の風潮は中々風当たりが強い。
何しろ、バックパスを手で扱う事を禁止したり、よく曲がるボールを採用したり・・「点を取らせよう」というルール改正ばかり。
その一方で戦術はいかに点をやらないかを追求してる。
フィールド戦術の皺寄せがGKに来てると言えないでもない。
ところが、ちょっと逆に考えるとGKにとって凄く革命的な時期なのかもと思う。
高度に守備的に組織された今のサッカーではプレスを一番受けにくいポジションがGK。
ゴールキックって考えようによっては長距離FKな訳で・・。
大昔のサッカーはFWが攻撃を全て担当していた。
それがマークが厳しくなり、2列目・・攻撃型と言われたMFに攻撃の起点は移った。
その起点を押さえる為にプレスが厳しくなり、今ではアンカーと呼ばれるポジション・・要はボランチが起点となる事が多い。
無論、攻撃の起点は3バック全盛時にはトップ下に移行した時期もあるけど・・プレスの弱い所、弱い所に移行するのが自然。
そういう流れを考えると、これからGKってのは実はさらに重要度が増すかもしれない。
ビルドアップの起点、ゴールエリアを飛び出してDFとしての役割、正確なロングキックは大きな武器になるだろうし、益々色んな能力を求められる時代になると思う。
昔から良いチームには例外なく優れたGKがいる。
それほど重要なポジションがさらに重要になるんじゃなかろうか?
・・GKに対する扱いを見ればチームの方針が見えると思うし。
フィールドプレーヤーと共に練習する事の多いウチの指導は実は案外アリなのかもな。
でも、それ以外の時にはGKコーチつけてやって欲しいなぁ。
今年からGKコーチ養成講習会に行ってるもっしゃん、
ウチのGKコーチ・・期待してもよかですか?^^
2007年05月26日
行けない大分戦
大分との試合がリーグの結果にとって凄く大事なのは判るだろうけど・・
実は後の炎天下でのスケジュールにも非常に影響を与える。
九州社会人。今季の会場は・・
沖縄!
8月17日(金)~19日(日曜)開催。
絶対ヤバイ。こんなのに出てたら倒れてしまう。
KYUの試合が少ないと勘違いしている人が多いが、7月8月は目白押し。
7月は毎週末、KYU公式戦。
唯一試合のない7月20日からの週末は・・大分で九州国体。
プロ選手は出られないけど、アマチュア選手が倒れてしまう!
そして8月はKYU公式戦と九社、県選手権で毎週末試合。
ウチは県選手権は避けられたけど9月はKYU、県選手権決勝、天皇杯、国体でまた毎週末試合。こんなスケジュールでやっているのに九社に出てる場合じゃない。
現在、2位以内の可能性があるのは長崎、北九州、ロック、大分。
大分との試合で勝てば北九州が長崎を抜く可能性はなくなり、大分も残り全勝しても勝ち点で並ぶのがやっと。得失点差になれば長崎でほぼ決まり。
明日の試合に勝てば2位以内はほぼ内定する。
大分の守備陣は高さと安定感がある。
単にクロスを入れるだけでは突破は難しい。一工夫必要になると思う。
暑さで動きが落ちれば苦戦は免れない。
柿泊の芝は激悪なので入念に確認して対処しておかないと滑ったり、ボールが思わぬ所で弾んでしまうかもしれない。
・・・っと色々書いてみたが
『大丈夫!』
俺の長崎は勝つさ。
だって、「大丈夫です!勝ちます」と言ってくれたし。
俺が長崎を裏切らないように、その言葉が裏切る事がないのを知ってるから。
でも、俺が行けない試合はスンナリ2対0くらい(しかも先制点はオウンゴール)で
長崎の選手が活躍し、観客を魅了しながら見せ場無くなんとなく勝ってしまえ。
例:もの凄く美しいプレイなんだけど、観客全員、その瞬間だけ瞬きが異様に長くて見てなかったとか・・
どういう試合なのかまったく判らない展開を祈ったりしてる俺は小物だな。
人間の器が小さいな。
だって、こんな気分なんだよ・・
2007年05月24日
スペースの話
追い越す動き、押し上げ、オーバーラップ、ドリブル、パス・・
サッカーには色んな動きがあるけれど、全部の動きの大前提と言うか
「何でそのプレイをするのか?」っていう最大の理由は・・
「スペースを作る、利用するため」だと思う。
サッカーと言うのはゴール奪うために、失点をしない為に11対11でいかに効率よくフィールドを支配下に置くかと競いあうスポーツ。
ただし、同じ人数で玄人同士がやってるんだから1対1でスペースを取り合っても簡単にケリはつかない。サッカーは90分の時間制スポーツな訳だから、いかに効率よく、簡単にスペースを取るかが大事。そこで1番シンプルかつ最強なのが・・「数的に優位に立つ」。
相手が1人ならこっちは2人、相手がいない時は1人でOK。
常に数でやっちまえって事。
例えばサイドバックがオーバーラップして相手のサイド深くに切れ込む動き・・これは攻撃の時は守備の比重は軽くなるから、サイドバックも攻めに参加しろって事。これで攻撃側は攻める人数が一つ増える訳。
そして、もう一つがサイドバックがハーフの選手を追い越す・・
ウチで言えば飛鳥が幸司を追い越す、その時、幸司をマークしてた奴が飛鳥にマークを移して飛鳥の方へ行けば、幸司をマークしてた選手がいた場所がポッカリ空く。そこで幸司がそのスペースを支配下に置く。
幸司をマークして動かないなら飛鳥はそのまま空いたスペースを支配下に置けば良い。
大事なのはオーバーラップしたから「ハイ、パス」じゃなくて
スペースを意識しろって事。
何の為に動くのか?
空いたスペースを突くためであり、
空いたスペースが無いから作る為。
そういったスペースを使う、作る概念がないと人ばかり見る事になる。
それは幼児が相手がいる事とか忘れてボールだけ追っかけるのと実は大差ない。どのスポーツもそうだけど・・お馬鹿さんには出来ないんだよ。
空いたスペースを突く動きばかりしてない?
スペースを作る動きをしている事に気付いてやってない時はないか?
やる方も観るほうもたまにそんな見方をどうぞ。
2007年05月22日
きつかったのだよ。
北九州で試合を見た後、
ノリで「中山までロックvs鹿児島」観にいこう等と言う危険な申し出を受けたが、
久留米のゆっくん家に行って9時くらいから飲みに行ったりしたら・・
翌朝が辛くて「熊本にJFLでも観に行こう」に落ち着いた。
飲んでる時に色々話したが、あらためて・・ゆっくんは男前だと思った。
他の人も言うまでもなく男前やけどね。
んで、JFLの熊本と岐阜の試合。両方共に僕の親友がいる。選手じゃなくね^^。
熊本はメインを割高にしてた。「どうだろう?」と思ったが、あの日差しではメインの屋根は割高にする価値アリだと思った。
ビールを売らない大津の管理者は融通が利かないと思ったけど。
少なくとも・・ウチの運営より遥か先行ってると思う。
岐阜サポーターを区切ってたり、スタッフ全員がちゃんとシステム理解してたりね。
「日本サッカー後援会で入りたいけど・・」
長崎でこれを言うと、待たされたり、移動させられたりする。
熊本ではその場でサッっとやっていた。
熊本のスタッフは少なくとも、試合は「イベント」であり、「興行」であると理解してる。
長崎は・・町内会のノリがまだ抜けていない。
ボランティアだろうがなんだろうがサービス業に携わったらプロに徹していかねばならない。無論、ボランティアの人の協力は尊いし、有難い。彼らに非はない。
だが、興行である以上、今のやり方は九州リーグまでしか通用しない。
少なくともウチのボランティアで赤の服を着てる人や、自分を関係者の偉いさんと勘違いしてる人間がいてはならない。長銀の支店長さんは腰が低い。見習おう。
そんな運営で差を見せ付けた熊本だが、それでもJや他のイベントと比べれば
「ヲイヲイ・・」と言うのが幾つもあったりした。
それと・・気になったのはJFLってさ・・確かスタジアム5000収容じゃなきゃ駄目で芝生席は認めないんじゃなかったけか?大津のあそこは絶対違うっしょ?
誰か教えて、エライ人。
試合は・・
才能もあって、セオリーは知ってるアマチュアボクサーと長所、短所がハッキリしてて才能は前者ほどではないがフィニッシュブローを持つKO狙いのボクサーの試合だと思った。
あと、熊本は代表戦だとかのお陰もあって確実に根付き始めてるね、観る文化が。
無論、変な人も多いけど熊本はこれからJを目指すチームで期待値の高いチームへのJFAの後押しシステムの先例となるんだろうな。
まぁ、他にも色々と感じたけど、それはまた後で。
しかし・・本当に色々大変だったのは帰ってからだった。
原稿書いたり、サイトの更新したり・・ツライやね。
2007年05月18日
練習
行けるかどうか怪しかった北九州での試合に周囲の配慮で行けるようになった。
感謝してもし足りない。
んで・・北九州行くので明日はブログもサイトも更新しないだろうから・・珍しく画像だらけにしてみようと。練習場のね。
左上
・長崎市方面からの場合は「SANAI」が見えたら左折。逆は右折
ちなみに「SANAI」のネオンは切れており夜は「SA AI」となってたりする。
右上
・入ってすぐはテニスコートがあって利用者が交通ルールを無視する事も。
練習観に行って人生を棒に振らないようにね。
下
・練習日程が発表されてない時は、この「エレナカー」が目印。
非公開の時は、これを見つけると「ニヤ」っとしたもんだ。
飛んでるのは近藤。オレンジは福田。出口はちょうどポストやね。
練習前はミーティング。裕哉はこの直前までリフティングしてる。それがまた上手い。
しかし・・もう判る通り着替えの為の部屋もなく、ゴールは自分らで運び、全員でトンボがけして、土のグランドで選手は選手はやっている。ファンとして彼らにもっと思う存分練習できる環境を与えてあげたい。
左はサッカー場横の野球場。週1ここを使ってる。
理由は芝で照明があるから。でも野球用の照明は暗く、芝も貧弱。
さらに野球をやる為に借りるより、「芝に負担がかかる」との理由で
サッカーの為に同じ場所を借りる料金の方が高い。
それでも、ここしかない。
右は諫早陸上競技場での練習。月1~2回程度。
ここで練習やってる時は選手達が物凄く嬉しそうだ。
自主練後は寝っころがったり、GKもドンドン飛び込んで練習出来る。
でも、サッカーの練習で中々貸してももらえず、ある人は
「ここは陸上競技場だから」という理由で練習での使用を断られたのに
某陸上関係者が借りようとした時も「ピッチが痛む」という言われたと言う。
サッカー場入り口らへんにあるV・VAREN自販機。
練習観る前には皆、ここで飲み物買ってから見てる。
2007年05月18日
NW戦
今度の対戦相手である
このショボくれた昔の仮面ライダーの再生怪人マスコットのいるNWさん。
まぁ、ちょっと真面目に言うと、今年は例年とタイプが違う。
これまでのNWと言うとひたすら攻撃!
「点を取れば良かろう」的なチームで、安定性だとか堅実さと言った事とは程遠いチームだった。今年も開幕集中開催でイキナリ重工に遅れをとった時は、
「さすが、北九州!
俺たちに出来ない事を平然とやってのける!
そこに痺れる、憧るゥゥゥゥゥゥ」
と思わせたのだが今年はここまで16得点4失点。
実は堅実な内容のチームになっている。
GK、DFの度重なる補強がここに来て報われた感じ。
池元だとか抜けた穴はでかいが、森本だとか日高だとか残っていた所に、藤吉だとか福教大卒の中嶋とかが来て実は結構まとまっていると思う。中嶋のようなスピードのあるタイプ、藤吉のように前線で懐深くキープ出来るタイプはウチの守備陣は余り得意な方じゃないので特に集中してもらいたい。中嶋に前を向かせない事、藤吉にキープさせない為にプレスは絶対に必要だし、藤吉は守備でもチェックに来るので、守備陣はコーチングとセーフティーなプレイを忘れないでもらいたい。高さより足元で勝負してくる事が多いだろうからズルズル下がらないように。
出足がNWは早いので長崎は受けに回らず、先手を狙って欲しい。
前にスペースがあったらシュートを打ってみても良い。
逆にサイドに一旦開く事を意識する余り攻撃を1テンポずらしてはいけない。
GKにとって「打ってくるかも?」と思わせるのとそうでないのでは守りやすさで雲泥の差がある。
上位4チーム、「長崎」「ロック」「大分」「北九州」。
優勝は事実上、既にこの4チームに絞られてる訳で、その直接対決の第1弾。
ここで負けると勝つでは大きな差になる。
試合後、こんな風にしてやろうぜ!
2007年05月06日
練習in柿泊
鬼のようにアイデアが出ず
原稿と悪戦苦闘をした日な訳だけど・・
どうにかこうにか仕上げてみた。
今までと自分の中でちょっとだけ書き方を変えたのも
ペースを掴めなかった原因なんだろうけど・・
気付いたらブラックコーヒーを6杯飲んでた。
煙草吸ってた頃なら軽く50本は吸ったろうな・・これじゃ。
つくづく禁煙しといて良かったと。
んで、5日は気持ち切り替えようと柿泊に練習観に。
天気は雨。
やっぱ柿泊の芝の悪さは凄い。
遊学や諫早陸上に比べると貧弱過ぎる。
小田幸司も滑ったりしてたし。
それでも普段使ってる土のグランドよりは100倍くらいマシな訳だけど
県都である長崎市の代表的なサッカーの開催場所がこれって事が
イカに長崎市のスポーツを取り巻く環境が貧弱か判ると想う。
ちなみに練習はミニゲームやったり、良い感じでやっておりました。
セレクションで入った選手もかなり馴染んできたようだ。
ちなみに6日はOFFだそうな。