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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2012年02月29日

恐怖新聞なるものがJFLを・・

その日は、ごく普通の月の明るい夜でした・・
・・・
・・・




「新聞だって?長崎新聞の号外か?九州文化がバレーで優勝したのか?」

そんな事を思って新聞を見てみると・・



「きょ・・恐怖新聞!!
なっ、なんだこれは!!未来の事が書いてある!!」

翌日、皆に恐怖新聞について聞いてみた。






なっ、なんだってー!
1日読むごとに寿命が100日縮むだってー!
なんて暴利な!ボッタクリだ!大変だ!これは何とかせねば!!

次の日の夜・・



くそっ!なんてしつこいんだ。
朝日新聞の勧誘なみだ。
「しつこいよー。ウチは長崎新聞だからー!」と言ったのに・・



うわっ!マジびびった!何だよこれ。やり過ぎだろ。
弁償してよ。俺が怒られるじゃんか!
クソ・・この暴力新聞め!消費者センターに電話するぞ。
長崎新聞の投書欄に投稿してやる!」

・・その新聞に載ってた記事はこんなだった・・。




良い記事だから許す!  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 18:02Comments(5)V・V長崎

2012年02月25日

ちょっとプレイを気がけて見れば・・

先日のキリンチャレンジカップ「日本ーアイスランド」戦で
アイスランド代表・ソルステインソンが前転スローインで長居スタジアムを湧かしていた。

前転スローインは、現在、中国スーパーリーグでコーチを務める小野剛氏が
筑波大時代に使用して1980年代に結構ブームとなったスローインだ。
確か小野氏曰く、通常のスローインに比べて140%飛距離が出るのだと言う。
その頃の高校サッカーでも結構頻繁に目にした。

そんな前転スローインはV・VAREN長崎の試合でも披露された事がある。
2005年の4月10日のKYUリーグ第2節「V・VAREN長崎vsニューウェーブ北九州」
で当時、背番号16をつけた右SB「石本孝規」が
何度か前転スローインを披露し観衆をどよめかせた。

遠くのアイスランド・・長居より・・
ちょっと気がければV・VARENで見られたプレイ。
今、長崎で平然と行われいるプレイもそんなプレイかもしれない。
相手を背負った状態から背中を上手く使って相手を抜く有光の動き・・
走りこんだスピードを殺さないようにパスに反応する杉山のプレイ・・
大きなサイドチェンジのボールをピタリと足元で止める持留のトラップ・・

ちょっと気がけてみていきたいものだ。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 21:10Comments(0)V・V長崎

2012年02月21日

TM「長崎vs鳥栖」と幕補修

土曜は寒空の下、昼過ぎからがまだすリーグ「長崎vs鳥栖」を見に行く。
鬼のような寒さにうち震えながら試合。



両方ともにチームの骨幹が固まってきている。
特に今年からJ1を戦う鳥栖はペースが早めで現在はちょうどコンディションが落ちている状態。
後半に入っても大きく選手を替えなかった事から徹頭徹尾調整していた事が伺える。
長崎は鳥栖ほどではないが、確実に状態は仕上がりつつある。
前半と後半で選手を多く入れ替えたが、後半は特に鳥栖の動きが落ちた事もあってボールもつながりよく攻めた。
ただし、長崎が志向する戦い方で言えば前半の方が機能しており、
そういう意味ではこの日の前半のメンバーがスタメン候補と言えるのだろう。



 試合は後半のGKを代えた直後に連携のミスから失点し0-1で敗れた。
個でも、狙った形を作る事でも鳥栖の方が1ランク上だったと思うが、
長崎が確実に上昇傾向なのが見れてよかった。
あと・・後半の雪の中の試合を見て「選手権みたい」とか思った。






その後、余りの寒さに「暖かいうどんを食べに行こう」となり、V・VARENのOBである小田幸司の「さぬき茶屋」に福島家、桃木家と行く。やはりココは量も味も良い。幸司に「今年は国体は?」と聞くと「もう駄目ですよ、太っちゃってヤバイすよ」と笑っていたが、去年も「国体は出ませんよ」と言っていながら結局出てたので今年も期待したい。

そして、翌日は朝から琴海へULTRAが幕補修をやっていると言うので遊びがてら顔を出しに行く。体育館に毛布を敷いて座っていると震災被災者の気持ちが少しわかる。実に大変だ。



幕補修はULTRA、ULTRA外関係なく15人ほど集まった。豚汁やらお好み焼きやらを作って食べたりしながら順調に補修は完了。夕方には片づき解散した。

開幕まであと3週間・・。そんな週末。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 17:39Comments(0)V・V長崎

2012年02月16日

自分や団体をPRしたい人募集

これの準備に現在修羅場中。

去年はコレとコレを作った。広告費も自分らで集めて




コレの現物はクラブへ90%無償譲渡。




コッチは細々と手売りで頑張り。



収益は全て次のグッズへ回り懐に納めた者”0”人。

現在の修羅場状態は去年以上。

ここだけの話・・2つ作る予定。

片方は過去V・VARENは2回しか作った事が無い。色んな人に「何でないのかなと思う」といわれる。
片方は定番。秘かに広告が多いと、J昇格記念本とか作ってしまう予定。

団体以外に個人の小口協賛も募っていたりする。
問い合わせはV-istまでメール(info@v-ist.net)。

ちなみにv-istはちゃんとプロが作成した覚書をクラブと正式に交わして色んな取り決めをした上で活動している。海賊版なぞというオチはないので安心してね。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 23:23Comments(0)V・V長崎

2012年02月16日

諫早でも支援の和を広げてみよう

支援会ブログに記載の通り、支援会を2月21日に諫早で急遽開催する!
と言っても、支援会は09年からの1年間は多良見の事務局で開催していたので里帰りとも言える。

W会の時も長崎市からの参加者が6割以上だった為に新生支援会も長崎市中心となった。
それでも島原では森垣さんが孤軍奮闘し、佐世保でも岩佐君達が頑張ってくれている。
しかし、県総が改修に入った事で公式戦開催が無くなった諫早市での活動は疎かとなってしまった。

しかし、諫早は県総完成後は中核タウンとなるし、
クラブも「ホームは諫早市と長崎市を中心とした長崎県全域」定義している。
また、現在公式戦がない諫早とクラブが結びつきをどう強めるかは
J昇格後に公式戦開催の可能性が無くなる他の街へのテストケースにもなる。

そう考えていた所・・
前回の支援会に参加した武男・竹村・加藤らが支援会諫早開催に尽力してくれる事となった。
今回、全面協力してくれる諫早市サッカー協会とクラブへ感謝しながら支援の和を広げて行きたいものだ。

V・ファーレン長崎支援会in諫早
2月21日(火)19:30~2時間程度
会場は諫早福祉会館を予定。


V・ファーレン長崎に関するあらゆる事を協議します。

入場無料。途中入場・退場自由。
どなたでも自由に参加できます。
ただし、他のメンバーの迷惑になる、その可能性のある方については退席して頂く事があります。

当日は長崎市からも支援会メンバーが参加予定です。
勝負のシーズンに「一」つになりましょう!
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 00:07Comments(0)V・V長崎

2012年02月12日

2012.2.11 TM「長崎vs富山」in宮崎キャンプ

週末は宮崎キャンプ「長崎vs富山」を観に行く。
福島家・ももきさん・亜由美美咲ちゃんと車で金曜夜から宮崎へ向かう。

ツアーコンダクターは美由紀さん。車内でアレコレくっちゃべり午前10時頃に宮崎入り。チーズ饅頭の名店という所に行くと完売だったので別の2箇所で購入し、宮崎神宮へ向かう。




恋愛成就!健康祈願!家内安全!交通安全!J昇格!俺最高!
それぞれが飛躍を誓い、TM場所の偽情報や誤報に悩まされつつ会場着。

グラウンド脇には1m程度の余裕があるだけで、あとはフェンス。トランペットを見つめる黒人少年状態で観戦。



試合は怪我人を除き全選手出場。既にPOSが固定化している選手もいれば流動的な選手もいる。選手の組み合わせも試し中。ちなみに富山は去年と変わらず3-2-2-3。コンディションが落ちている状態だが、1本目はよくボールをつないで長崎を押しまくっていた。






試合は前半、中井の急所を突いたパスでサイドに展開し、岡村が切れ込んでPKを獲得。長崎が先制。後半は富山の動きが落ちた事、長崎がメンバーを入れ替えた事で攻めあう形に。CKから決められ失点。その後、翔馬が中央で溜めて相手を引きつけ、右サイドを走りこんできた杉山にパスし、杉山が決めて2-1で試合終了。前に感じた通り、攻撃は一定の域には達している。決定力は試合を重ねる事で徐々に上がっていくだろう。守備はまだかかりそうだが、メンバー争い含めて始まったばかりなので、当面は見守り系だ。

個人的には、松岡は状態が良いみたいで動きにキレがあるなぁとか、中井は波あるけれど、相変わらず一発のセンスあるなぁとか、河端のコーチング等取り組む姿勢が良いなぁとか、岡村は粘りあって好調だと感じた。






その後、綾町で土産を買い長崎へ。日付が変わる前に長崎へ到着し解散した。ちなみに土産はチーズ饅頭と、翔馬もお勧めの戸村本店の焼肉のタレ




さて、今日はもうじきブラジルへ暮らしの拠点を移す恵理の壮行会なので、もうすぐ出かける事とする。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 13:39Comments(0)V・V長崎

2012年02月10日

Ustream見た木村元彦トークライブ

Ustreamで見た沖縄のカフェカンプノウでの木村元彦トークライブを見た。

カンプノウの池間さんとは友達でfacebookに「やるよ」ってあったので頭からずっと見た。

木村元彦氏の著作で前に世界の書評から紹介した社長・溝畑宏の天国と地獄でも判る通り、この人は取材を重ねてドンと出す。そのドンが取材に裏打ちされていて非常に感心させられる人だ。

その氏の最新作が我那覇ドーピング冤罪事件を追った「戦うは本意ならねど」。
近日中に世界の書評からで紹介するが、これまた良書だ。ある日スポーツ誌の誤報が発端でドーピングの濡れ衣を着せられ、JとJFAによって偽りの罪で貶められ追い込まれ・・それに立ち向かった人々についての一冊だ。

この大事件についてのトークライブ。こりゃ見ねばと思った。

非常に価値の高いトークライブで木村氏は結構惜しげもなく本の中身を話していく。
これが本当に判りやすい。何が問題で何が起こっているかよく判る。
「我那覇はJリーグと闘ったのではない。Jリーグを救ったのである」という氏の言葉は重かった。同時に「沖縄は彼を誇って良い」と言う言葉に素直に共感した。

そして、もう一個俺が衝撃を受けたのは・・トークライブでの質疑応答の中身だ。
質問がJ、JFA、チーム、クラブ、ジャーナリズムについてばかりだった。
「我那覇選手は名誉毀損でJFAを訴えないんですか?」とか「Jリーグは謝罪すべきだ」とかの感傷的な質問や勧善懲悪的な質問は誰もしない。

大人の世界とは色々複雑な絡みがあって勧善懲悪ではない。カンプノウで出ていた質問には大人のフットボール談議があった。あの瞬間、あのJALホテル裏のちょいうす暗い通りのカフェにフットボールの匂いがしたような気がして・・嫉妬した。

大人の世界は情緒だけでは動かない。
木村氏はただただ事実を追い、我那覇がJリーグを救ったという事実に辿り着いた。読んだ者、トークライブに居た者は何故それが起こったか?何故止められなかったか?あの事件が起こってその後どうなったのか?という事実を質問していた。そんな事実の積み重ねだから大人のおっさん達は情緒を強く感じる。

こういう大人のおっさんの小難しいサッカー談議がネタに走らず21:00から開始される。
長崎にそれがあるか・・。

とりあえず五月のJFLか夏の九州国体かどっちかの時に、山本小鉄みたいな頭したおじさんに会いに行こうかと思った。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 00:58Comments(0)その他フットボール

2012年02月07日

2012がまだすリーグ TM長崎vs北九州

っと言う訳で昨日の続き。
日曜のがまだすリーグ「長崎vs北九州」。

試合前V・VAREN長崎の簡単なメンバー表が配布されたのだが、知らない人も居て苦情もあったそうで・・。この日、島原でキャンプ中の北九州がホーム扱いで重工やV・VARENと戦った事からも判る通り、。がまだすリーグはV・VAREN主催でも管轄ではないV・VARENとしても出来ない事がある事はは理解して欲しいなと思う。無論、やり方は色々あったと思うけどね。

さて、北九州戦。
北九州は朝からの重工戦と変わらず、長崎は去年の方向性と変わらない。
共に戦い方のベースがある。しかし、結果は0-5。
確かにミスが多かったのは確かだが、全体的に見ると決定力の部分で差はあったが総じてゲーム全体では随分と安心してみていられた。今の時期は攻撃の形を作るまでは行けるが決定機を決めるまでは行ってない段階で、既にその段階に入りつつあるのが今の北九州という事だろう。












この時期の結果は無論の事試合内容ですら余り気にはしない。
どんなフットボールをやろうとしているか、その明示がチーム内に出来ているかが大事だから。

個人的には松岡の気合の入り方が良いなと思った。松橋は何気ないプレイをチャンスにまで変える速さはやはり圧倒的だ。もしこれで決定力があれば無双だろう。前田・古部はまだも連携や起用で大きく変わるだろう。松尾はイキが良い。獲得した時に「アリの後継者候補」だと感じたがその思いをますます強くした。
この日は怪我人を除く24人全員が出場した。当分、こんな感じが続くのだろう。

がまだす後、長崎市のはち蔵へ行きランタンの出店に参加。ちなみに美咲ちゃんは寒さの為に体が動かなくなり・・何より寒さの前に心が折れたそうで、出店手伝いは断念との事だった。はち蔵の焼牡蠣は鬼の如く好評で今年も幕を閉じた。来た時よりも美しくがモットーの我々は撤収作業も美しく、手早く、片付け日付が変わる頃に解散。

来週末は宮崎キャンプだ。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 20:00Comments(0)V・V長崎

2012年02月06日

2012がまだす「北九州vs重工」

昨日は朝からがまだすリーグ「北九州vs三菱重工」の「長崎vs北九州」を観に島原へ向かう。
向かっている途中から空が暗く雨も降っていたので覚悟していたが・・案の定、冷蔵庫だ。

森垣さん、桃木さん、亜由美達と一緒に観戦。

まずは「北九州vs重工」。
北九州は昨シーズンJ2で躍進しただけあって去年のがまだすとは別モノだった。
重工は完全にまだ途上の調整の段階。両方共にサイドをワイドに使ってくるんだけれど、大きく違ったのは
北九州が攻撃の起点が高めで、そこから真ん中-サイド、もしくは真ん中-サイド-真ん中と横の揺さぶりを使うのに対して、重工はサイドに開く起点が低めでサイドに一旦開いたらそのまま前に向かうばかりでサイドチェンジも少なかった事。









試合は綺麗に揺さぶり、崩した北九州が得点を重ねた。
ただ終盤に2点を返した重工の2点目は途中出場の武男の一発で急所を突くロングフィードから西尾幸太郎があわせての得点は狙いと良い、動きと良いとても素晴らしかった。

あと、森垣さんの暖かい茶のサービスがとても嬉しかった。
この寒さならおでんとか出店すれば大もうけだったろう。

その後、V・VARENの試合開始まで1時間ほどあるので、白石の唐揚げを手配・購入。
食しながら試合を待っていると、ナベさん美咲ちゃんらもやってきて合流。
更に周囲を知り合いだらけにして観戦。

さぁ、V・VARENがアップを始めた!これからだ!
前日、ロアッソとのTMを観戦した人によると良い内容だったらしい。
期待に胸も膨らもうというものだ。
既に朝から3時間座りっぱなしで寒さに体が悲鳴を上げている。
先日、練習見学をした際に色んな選手に
「得点したら俺の所へ走って来い!俺は待ち続けるぞ!」っと声をかけている。

さぁ!俺のハートに火を点けろ!
っという所で今日のブログは終わる。
V・VARENのファンにとってはカチンとくるだろうが、物には順番があるのだ。
なので「長崎vs北九州」の模様は明日。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 16:12Comments(0)V・V長崎

2012年02月05日

世界の書評から ~ミナミの帝王は中毒性が高い編~

俺が読んだフットボール関連本を紹介する「世界の書評から」シリーズ。
もう第何弾か判らないので適当にサブタイトルをつけている。
サブタイトルに意味はないので気にしないでくれ。

まず最初の1冊が



「地域スポーツクラブのマネジメント」
地域スポーツクラブ運営の為の制度を解説した本。
クラブ哲学や経営哲学などより全編ほぼ制度の解説になっている。
NPO法人とは?とか知的財産権とか法人税とか・・。
各制度については原則しか紹介していないので入門書的な感じか?
ただし、各制度の説明の並びが今一つ整合性がなく話が結構飛び飛びになる。
いっそ制度の専門的な事は割り切ってハウツー本的に仕上げれば良かったのではないか?
よっぽど興味ある人じゃないと厳しいかなと思う。


続いての一冊は



「ソシオ制度を学ぶ」
会員が会費を支払い、その会費でクラブを運営し、一つのクラブ経営の理想系と言われるソシオ制度を解説し、日本向けに出来ないかを考察した本。
ソシオ制度はバルサが最も有名だが、同時に本当に機能しているのもバルサだけだったっりする。それはバルサというクラブが設立段階からソシオ制度での運営を想定して作られ、同時にバルセロナという地域がバルサを徹底支援する政治的・歴史的な理由があったからで、ソシオ制度はバルサだから出来たという面が強い。

それを日本出来ないかを考察しているが結局は方向性を明示するだけで終わっている。「やっぱ無理だわ」という感じで、作者も同じように感じたのだろうなと思う。なのでクラブ経営やらクラブマネジメントやら一通り理解て読まないと中途半端な知識では「ソシオ制度を長崎に!」とか半端な理解で叫ぶ人が出そうでちょっと嫌だなぁ。

この本、上の「地域スポーツクラブのマネジメント」と同じ著者が書いた本。この本でも公益法人だとか非営利団体とかの制度的用語が多く、「地域スポーツクラブのマネジメント」と内容がかぶる事も多い。2冊買う必要はないと思う。ただし、スポーツクラブの持つ公益と営利が混在する矛盾点を指摘しているこっちの方がお勧め。


最後は毎度お馴染み・・



「サッカー批評」
数号前の記事で原発と日本サッカーを取り上げた「Jヴィレッジの存在意義」や現在のJFAの有力者田嶋幸三氏に色んな矛盾店や問題点を付いたミカミカンタ氏のインタビュー、海江田哲朗氏が代表でありながらJFAの支援を受けられないブラインドサッカーやハンディキャップサッカーを追った一連のシリーズなどジャーナリズムを前面に出し高い評価を得たのだが・・お上の反発も大きかったらしく、前号に続いて特集のカラーページは戦術系。やや残念だ。
インタビューがあるので読み物としては読みやすいが、何となく物足りない。

それよりセンターモノクロページの川崎や岡山のクラブの運営に対する記事の方が良かった。川崎は営業に、岡山は社長が優れていて、読んでいて納得する事が多い。

あとは私的フットボール・温故知新のコーナーが良い。
毎号、イングランドのフットボールの現在の話題と過去を対比させて語るのだが・・今号は現在のイングランドがFIFAやUEFAと対峙している情勢と1950年代の英国フットボールの小英国主義(日本でいう鎖国主義)の話題。実にこれが良い。かつての小英国主義の為に失った物を嘆きながら、今もまだFIFAやUEFAと対峙を続けるイングランドの覚悟にどこか共感を覚えたりする。
あぁ、こんな風に日本や長崎のフットボールを語る時代が早く来てほしいものだ。



こんな3冊。シーズンオフの時間がある時に興味があればどうぞ。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 10:00Comments(0)書籍・雑誌

2012年02月03日

ミスターJFLがいなくなるJFL

先月、JFLに所属するHonda FCのFW新田純也の引退が発表された。
JFLMVPやベスト11の複数受賞、
これまで146得点を挙げ昨シーズンにはJFL出場300試合達成という偉業も成し遂げた。
特に2008年はリーグMVP、得点王、ベスト11のJFL個人三冠を達成しミスターJFLとまで言われた選手だ。

別に彼やHondaに強い思い入れがある訳でもないが
JFLの一時代を築いた彼の引退は何とも奇妙な感慨がある。

08年に2トップを組んだ鈴木弘大が引退し、
未来のエース候補と目されていた村松大輔が湘南へ移籍した。
その後も早坂が鳥栖へ移籍したり、他のPOSでも次々と選手が去り、
ここ数年負担が増す中でベテランとして活躍し続けた。
ちょうど世代交代の時期だったHondaの中で、
それでも何となく新田がいるのは当たり前だと思うようになっていた。

Hondaは時代の変わり目なのだなと思う。

色んなチームにエースはいる。
武男がミスターV・VARENと呼ばれたように
チーム名でミスター○○と呼ばれている選手もいるだろう。

だが、リーグの名前を背負う選手は滅多にいない。
俺たちの周囲ではかつてヴォルカ鹿児島に在籍した西眞一氏がミスターKYUリーグと呼ばれた位だ。
そのリーグにずっと携わり、その中で突出した者に送られる名・・。

ミスターJFL

そんな異名の選手はまた当分出ないだろう。

今後は社業に専念するという彼がいつかまたHondaのピッチで
どのような形でも見られたらなと思う。

チームは違っても最大限の敬意を払って見送りたい。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 21:13Comments(0)その他フットボール