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2015年05月30日

V-V長崎 5月定例会見~VREDA CUP~

 24日の試合前に行われたクラブ定例会見は「VREADA CUP」の記者会見だった。
長崎県サッカー協会、大田広域市サッカー協会、上海市足球協会が協力して行う同大会。クラブ創設10周年としてアジア戦略や国際化を掲げるV・VAREN長崎にとっては戦略の一環でもある。アジア戦略、国際化プランについては、3月頃に発行されたV-VAREN長崎後援会会報誌にも少し書かせてもらったので手元にある方は読んでもらいたい。今後の展開が非常に楽しみな戦略だ。

大会実現には、クラブの国際戦略アドバイザーで元中国代表 呂 氏が大きく寄与したという。呂氏はJSL時代に日本でもプレーしており、現役引退後も日本で東京ガスのコーチを行ってきた人物で、日本も含めた東アジア事情に非常に詳しい。当然、日本語も堪能で2月にお会いした時は、紹介されなければ会話から中国人と気づかないほどだった。

大会概要は以下の通り。

日時:2015年8月15日(土)、16日(日)
場所:長崎県立総合運動公園陸上競技場、補助競技場(少年コート4面)
主催:「VREDA CUP」実行委員会
    大会  会長 小嶺忠敏(一般社団法人 長崎県サッカー協会 会長)
大会 副会長 沈雷(上海市足球協会 秘書長)
大会 副会長 ファン ウィギュン(社団法人大田広域市サッカー協会専務理事)
大会 委員長 小川勇二(一般社団法人 長崎県サッカー協会 専務理事)
大会副委員長 服部順一(株式会社V・ファーレン長崎 取締役/GM)
共済:上海市足球協会、社団法人大田広域市サッカー協会、一般社団法人 長崎県サッカー協会
主管:株式会社V・ファーレン長崎、一般社団法人V.V.NAGASAKIスポーツクラブ

参加チーム:日本(長崎)4チーム、中国(上海)2チーム、韓国(大田)2チーム
参加資格:小学校5年生、小学校6年生の早生まれ
大会形式:①予選リーグ=4チーム×2グループ、 ②順位決定トーナメント
大会趣旨:日本・中国・韓国の3都市においてサッカーをつうじ青少年の健全育成と国際交流活動を推進し、強い絆を深めることを目的とする。

 日本(長崎)からの参加4チームは現時点で、V-VAREN長崎U-12、長崎県トレセンA、B、諫早市トレセンチームを予定。中国は単独クラブの参加か選抜チームかも含めて検討中とのことで、韓国は単独クラブ2チームの参加を予定しているという。また、大会は持ち回り制で、今後は中国、韓国でも開催していく。前日の食事会や協議も非常に良い雰囲気での開催だったそうで、大会の8人制サッカーの導入に中・韓も非常に好意的だったと聞く。サッカー以外の交流も予定されており、歓迎レセプション、市内観光、指導者の情報交換といった交流プログラムなども予定されている。

 8月15日と言えば、爆竹渦巻く長崎精霊流しの日だ。非常にアジア的なあの精霊流しを見て中国や韓国の子供たちがどう思うか・・とても興味深い。楽しみにしたい。



  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 19:20Comments(0)その他フットボール

2015年04月18日

せちがらい話

 世の中には明るい所と暗い所が必ずあり、それは特にお金の関わる世界では顕著だ。

例えばこの記事に出てくる未資格代理人。

 海外への移籍をさせると言いながら、実際の仕事ぶりはヒドイもので、早くから能力不足は明らかだった。
当然、関わった選手達に忠告するする関係者らも大勢いたが、
試合に出場できず移籍を考えている最中の選手には、そういう言葉は耳に入りにくい。
そして、選手自身が決断してしまえば、止めることが難しいことも多い。
こういったことは表に出ないので、応援している選手の移籍に反発するサポーターも出たりする。
悪質な代理人のために、プロフェッショナルな代理人も迷惑を被る

 FIFAの代理人制度の変更は、記事中に
「無資格者が起こすトラブルも多く、FIFAは責任を負いかねると判断して制度廃止に踏み切った」
とあるとおり・・問題の根幹を解消するものではない。
代理人制度の玉石混合が更に進んで、代理人選択の難度が上がるのに・・、選手の自己責任は増す。
言葉は悪いが、FIFAが負えなくなった責任が選手に来ただけで、何の解決にもなっていないのだ。

 結局は代理人、選手、関係者・・全ての人の信頼関係と言うことに尽きる。
プロと言う特殊な世界だからこそ、最終的には信頼なのだ。

 これからも移籍にともなうトラブルは必ず起っていくことだろう。
その時最も責任を負うのは選手であり、家族であり、関係者であり、
彼を応援するサポーターであり・・何よりサッカー界全体なのだ。
そのことをしっかりと理解して、それぞれが気をつけていくしか今は無い。

 実に世知辛い世の中だ。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 21:00Comments(0)日記・コラム・つぶやきその他フットボール

2014年12月30日

佐藤由紀彦と言う名の一振りの刀

 年が変る前に書いておきたいなと思ったので・・

 発売中のJ2マガジン1月で佐藤由紀彦君のインタビューを書かせてもらった。
Twitterで書いた通り、”プロアスリート佐藤由紀彦の引退”については、
僕よりももっと深く書けるライターがいると思うので、
J2マガジンでは僕にしか書けない・・”長崎での佐藤由紀彦の引退”として話を聞かせてもらった。
2時間弱、マンツーマンで聞いておきたかった事を聞く事が出来て本当に良い仕事をさせてもらったと思う。
なので、彼の想いであるとか、辿ってきた道についてはJ2マガジンを読んで貰うとして、
こちらでは僕が見て感じていた長崎での佐藤由紀彦君について・・。

 「由紀彦君のイメージは?」と誰かに問われれば、僕は間を置かず「日本刀」と答えるだろう。
しなやかで、強く、無骨で・・それでいて美しい輝きを放つ白刃が彼だった。
「東京のベッカム」「ハマのプリンス」そんな華美な装飾が施された鞘に納まっていても、
刃そのものはいつもギラギラと輝き続けていた。

 清商、清水、山形、FC東京、横浜Fマリノス、柏、仙台・・そして長崎。
チームや環境が変わるたびに彼は己を磨き研ぎ続けた。
それぞれのチームや街、時代に合わせて、自分が大好きなサッカーでより高みに行く為に、
己と言う刀を、より研ぎ澄まし、刃の反り一つにこだわり、悩み、打ち直し、
一つの正解に辿り着いては、次を求め、そこに辿り着いては、また次へ・・。
刃の厚さ、柄の長さ、刀の抜き方、動かし方・・
他人から見れば「ここまで?!」と思うような細部まで徹底的に追求し続ける。

 プロというものに強いこだわりはあったし、Jリーグへも強い想いもあったろう。
だが、それ以上にサッカーというモノへの気持ちが強すぎたからこそ、
JFLだろうが、昇格断念だろうが・・
自分という刀を高める事に没頭して乗り越えることが出来てのではなかったか?
同時にサッカーへの気持ちが強かったからこそ彼は苦しんだ事も多かったろう。
名誉や金のためなら、ベガルタ仙台を退団したあと、スパっと身を引いて、
解説者や評論家にでもなれば良かったし、指導者の道ももっと早くスタートを切れたろう。
でも、彼はそれを出来ず・・ひたすらサッカーへむき合い続けた。
恐らく、本人は(そんな求道者じゃないよ、俺)と笑うだろう。
彼にとっては好きな事を諦めきれず続けてきただけなのだろうから・・。

 20年以上に渡って研ぎ続けた刀身は、
もうこれ以上ない程に薄く、細くなってしまったに違いない。
そして、今までのように研ぎ続けるには難しいほどになり・・。
そして、ついに彼は刀を置いた。

 長崎には一振りの刀があった。
その刀ははかないほどに薄いがしなやかで、折れそうな程に細いが鋭く強い。
磨き上げられた刀身はとても美しいが、決して消えない歴戦の磨耗の跡がある。
そして、だからこそ、とてつもなく美しく、その輝きは沢山の人を魅了した。
今、その刀は長崎フットボールと言う大地に深く深く突き刺さっている。
それがまた抜かれる時はいつか?どこか?
長崎で王道を歩んだ、かつてプリンスと呼ばれた男・・
君は次はどこで、どんな風にボールを蹴りますか?


  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 10:30Comments(0)日記・コラム・つぶやきその他フットボール

2014年12月28日

九州内における長崎サッカーの位置は?

 フットボールへの情熱や理解が高く、
歴史がある土地をサッカー王国だとかサッカー熱が高いとか表現する。
長崎でフットボールファンをやっているとたまに「長崎はサッカー熱が高い」と言われる事がある。
確かに島商や国見高校が高校サッカーで前人未到レベルの偉業を成した歴史があり、
同時に国見以外でも吉田麻也君、梅崎司君などそうそうたる選手を輩出しており、
なるほど、大した街だと納得する。
でも、同時に思うのが本当にそう言い切ってしまって良いのかと言う事だ。

 J1、J2、J3、JFL、地域リーグ、県リーグ・・
日本における社会人サッカーのカテゴリを見てみると
例えば、東京はJ1ではFC東京、J2には東京V、J3には町田、JFLには横河武蔵野、
関東1部リーグにはFC KOREA、東京23、エリースFC東京、日立ビルシステムと
J1から地域リーグまで全ての試合を観戦する事が出来る。
静岡はJ1に清水、J2に磐田、J3に藤枝、JFLにHONDAとアスルクラロ沼津、
地域リーグに藤枝市役所、矢崎バレンテとこちらも全カテゴリを観戦出来る。

 その辺を踏まえて長崎はどのあたりに位置しているのか?
せめて九州内だけでも位置を割り出してみようと思う。
プロであるJ1、J2、J3。社会人のJFL、地域リーグに加えて
九州大学リーグと九州プリンスリースを対象にしてみた。

福岡県
J2:2(アビスパ福岡、ギラヴァンツ北九州)
九州リーグ:2(九州三菱自動車、七隈トンビーズ)*2014シーズンで計算
大学1部:6(福大、九産大、九州共立、福岡教育大、九州国際大、日本経済大)
大学2部:3(西南大、九州大、久留米大)
プリンス九州:4(築陽、アビスパU-18、九州国際大附属、東海大五)
*東福岡高校がプリンスの上位リーグであるプレミアリーグWESTに在籍。

鹿児島県
JFL:1(鹿児島ユナイテッド)
九州リーグ:1(鹿児島ユナイテッドセカンド)
大学1部:1(鹿屋体育大)
大学2部:1(鹿児島大学)
プリンス九州:3(鹿児島城西、神村学園、鹿実)

熊本県
J2:1(ロアッソ熊本)
大学1部:1(東海大熊本)
大学2部:2(熊本学園大、熊本大学)
プリンス九州:1(大津高校)

大分県
J2:1(大分トリニータ)
九州リーグ:2(中津、新日鐵大分)
大学1部:1(日本文理大)
大学2部:1(大分大)
*大分トリニータU-18がプリンスの上位リーグであるプレミアリーグWESTに在籍。

宮崎県
JFL:1(ホンダロック)
九州リーグ:1(MSU)
大学1部:1(宮崎産業大)
大学2部:2(宮崎大、九州保健福祉
プリンス九州:2(日章学園、鵬翔高)

沖縄県
J3:1(FC琉球)
九州リーグ:2(FC那覇、海邦銀行)
大学1部:1(沖縄国際大)
大学2部:2(琉球大、名桜大)

佐賀県
J1:1(サガン鳥栖)
九州リーグ:1(佐賀LIXIL)
大学1部:1(佐賀大)

長崎県
J2:1(V・ファーレン長崎)
九州リーグ:1(三菱重工長崎)
大学2部:1(長崎大学)

長崎、かなりヤバイ。

これでは有望な子供達が他県へ流出するのも無理は無い。
勿論、国見をはじめとした素晴らしい高校サッカーの実績はあるが、
九州内において高校年代から社会人までを見た時には、
長崎県全体の総合と言う点では・・九州で最も貧弱と言っても過言ではない。
逆にこういった状況下で他県のJ下部組織が欲しがる選手を輩出している
長崎の指導者や関係者の手腕に感心してしまう。
以前から県内のサッカー関係者が
「子供達が他県に出て行く状況が悔しい」
「長崎のサッカーを押し上げて子供達が地元でサッカー出来るようにならないと」
と言っていた言葉が身にしみる。
是非、こういった状況でも手腕を発揮している県内関係者達の労に報いる環境を造りたいものだ。


  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 17:00Comments(2)その他フットボール

2014年08月11日

諸々のサッカー界の動き

しばらくあれやこれや忙しくしている間に色々あったのまとめてちょっと書いてみる。

まず高総体サッカー。
長崎代表の海星高校は見事にベスト8まで進出した。
正直ここまでの活躍を予想していなかったので驚きだった。
エースの平野君はナガサキアシストから海星に進んだ子で
小柄ながら速さがあり、県内大会でも優秀選手などに何度も選ばれている。
特に昨年の国体少年では一気に全国の注目を集める活躍を見せて名を挙げた。
それ以外にも突破力のある森岡君やバランスの良い寺井君など良い選手が揃っている。
選手権県予選でどんな活躍を見せてくれるか期待が集まる。

続いてはゴシアカップで原田武男監督率いるJリーグアンダー14選抜の優勝だ。
定例会見で優勝報告があった時、会見後に原田監督が開会式の様子を携帯の動画で見せてくれたのだけど・・、
ワールドカップや五輪の決勝で使われるようなスタジアムが満員で本当に鳥肌レベルの光景だった。
決勝戦では国歌斉唱なども行われたと言う。
さらに優勝チームは市内を車でパレードするというチャンピオンズリーグ優勝チームのような特権が与えられる。
Jリーグアンダー14の選手も2名ばかり欧州ビッククラブのスカウトから話しかけたりしたそうだ。

原田監督は天皇杯優勝や五輪代表候補などの実績を誇り、クラブ設立時に加入した元Jリーガーだ。
2010年に現役を引退した後、三菱重工で1年プレイし、現在も登録を重工に残したまま指導者の道を歩んでいる。
今年はトップチームのコーチをやりながらS級ライセンスを受講中。
このクラブのレジェンドがそのクラブから指導者ライセンス取りに行くのは素晴らしい事だと思う。
このクラブを経由してたくさんの指導者が生まれることもサッカーで長崎を盛り上げる大きな力になる。
原田監督のゴシアカップ優勝はそういう意味でもとてもうれしいことだ。

そして総理大臣杯。
大学サッカー界のビッグタイトルだ。
V・VAREN長崎の強化指定選手である武内君が所属する福岡大学が参加している。
が・・今日、流通経済大学に敗れた。実に悔しい。
ちなみにこのカードは昨年の準決勝の再現で、
その時は流通経済大が制してそのまま大会を優勝している。
更にいうなら福大はJの強化指定が武内君入れて5人おり・・どちらもオバケだ。
鹿屋体育大学も専修大学に敗れたので九州勢は全て敗退してしまった。
 
 

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 22:44Comments(0)その他フットボール高校・ユース

2014年07月15日

ワールドカップ的世界1の選手を考えてみた

 過ぎたるは及ばざるが如し・・と言う。
中学時代のバレンタインデーに(チョコを貰い易いように)と単独行動をとっていたら
クラス全員が貰った義理チョコさえ貰えなかったり、
高校時代に女子高の前を通るときは妙に姿勢を良くして、
さも何か計算しているフリをしながら激しく視線を気にしていた結果、単なる不審者のように見られたりと
何をやるにつけても入れ込み過ぎる僕にとって胸に刻みつけたい言葉だ。

 思えばV・VARENの応援でも
JFL昇格が不可能となったシーズンの最終戦で「来季への開幕戦」という横断幕を出そうと思った際に
もっと先へ→「優勝おめでとう」→更に先へ!→「Jリーグ昇格おめでとう」→もっと高く・・
と意識を前のめりにした挙句「クラブ創設2億年、おめでとう」と横断幕に書こうとしたり、

 V・VARENがJFL昇格を達成した時にクラブへの感謝を示そうと考えた挙句、
いや、先人を敬って→「ありがとう、有明・国見」→もっと遡って→「ありがとう、アーチボルド(日本にフットボールを伝えたとされる人)」→更に遡って→「ありがとう、英国の名もなき村人(フットボール発祥起源)」→もっと高く・・
と遡り過ぎた挙句、「ありがとう、アダム!」まで行きつき、友人たちに「しっかりしろ!」と叱咤され・・

 そんな風に激しく行き過ぎたり、戻り過ぎたりするので
今回のワールドカップも敗因やら課題を考えていると何も手につかなくなってしまう。
これはいけない。もっと気楽な事を考えようと言う事で
「ワールドカップでの最高の選手はどんな選手だろう?」と考えた。
とりあえず、判りやすい指標としては個人記録を片っ端から塗り替えてみてはどうか?

以下が歴代の最高記録保持者と記録
出場回数:5回 カルバハル(メキシコ)・マテウス(ドイツ)
通算試合出場数:25試合 マテウス(ドイツ)
通算フル出場数:23 マルディーニ(イタリア)
通算出場時間:2217分 マルディーニ(イタリア)
最年少出場:17歳と41日 ノーマン・ホワイトサイド(北アイルランド)
最年長出場:43歳と3日 モンドラゴン(コロンビア)
通算最多得点:16点 クローゼ(ドイツ)
1大会最多得点:13点 フォンテーヌ(フランス)
1試合最多得点:5点 サレンコ(ロシア)
最年少得点:17歳と239日 ペレ(ブラジル)
最年長得点:42歳と39日 ロジェ・ミラ(カメルーン)
最短得点:開始11秒 シュキュル(トルコ)

これを全部塗り替えればワールドカップ的に世界最高の選手となるだろう。

まず出場回数5回を超えるには6回出場すれば良い。だが、問題が最年少出場と最年長出場だ。
17歳で初出場して最年少記録を更新した場合、6回目のワールドカップの時は41歳。最年長に及ばない。
解決方法としてはワールドカップに7回出場するしかない。
7回もワールドカップに出れば出場試合数をクリアすのは難しくあるまい。

という訳で、まずは時間に関する記録を全て塗り替える。
17歳でワールドカップに初出場し得点を決める(最年少出場記・最年少得点録更新)、
以後7大会全てでフル出場し、2大会ほど決勝トーナメントにも出る。
当然45歳まで代表の絶対的エースとしてフル出場し続け、45歳で得点を決める。
(通算出場・通算試合出場、通算フル出場、通算出場時間、最年長出場、最年長得点記録更新。)
7回も出ているのだから通算最多得点はクリアできるだろう。(通算最多得点記録更新)

ここで大きな難関が3つ残った。
1大会最多得点と1試合最多得点と最短得点だ。
まず、7回中どれかの大会で彼は1試合6得点を挙げないと1試合最多得点を更新出来ない。
そんなチャンスはそうそうないので、その大会で何とか1大会最多得点も超えたい。
毎回、決勝トーナメントに行けるとは限らないので、予選グループ敗退の場合は
予選3試合で6点、4点、4点のペースで点を取らないといけない。
これは厳しい。オウンゴールが得点に認められれば自殺点を決めまくって可能だろうが・・・。
ここは世界最高の選手である彼の得点力に期待するしかあるまい。

こうして最後に残ったのが開始11秒での最短得点記録だ。
だが、ここでフト気づいた。記録が全てではない・・記憶も大事だ。
やはり、最後の記録更新は記憶に残るゴールで〆めてほしい。
そこでワールドカップで特に記憶に残りつつ、他の記録達成の妨げにならないプレーを思い返した。
・マラドーナの神の手
・マラドーナの5人抜き
・フランスワールドカップで見せたベルカンプの背後からのロングフィードを足元でピタリと止めた変態トラップ
・・よし、これを入れ込もう。個人的に好きなバルデラマのインサイドキックも入れたい。

目指すプレイはこうだ。
背後からのロングフィードをピタリと足元に収め、そのままドリブル開始。
途中でバルデラマを彷彿とさせるインサイドキックを出して、それをそのまま自ら受ける高速移動。
更にドリブルで6人抜いた後に自分でボールをフワリと浮かせて神の手でゴール。
これを10秒以内にやる。

実際の光景としては、キックオフと同時に敵に背を向け、味方ゴール近くまで全力疾走。
同時に相手の選手は狙いすましたドンピシャのパス・・
時間の都合上早いほうが望ましいのでシュート性のパスを供給。
これをボールに背を向けたまま超絶トラップで受けた彼は前を向くと同時にインサイドキック!
自分で出したパスを追い抜いてパスを受けると、そのまま再びドリブル。
6人の敵を交わしてフワリとボールを上げ・・神の手でゴール!
これが最年長記録のゴールならもう誰にも文句は言わせない。

問題は、どれだけ急いでもトラップした時点で3秒は立っており、残りは7秒。
サッカーのピッチは105mで、100mの世界記録は現在9秒58であることか・・。
100mを最低でも7秒から6秒で走れる45歳・・あぁ、なんと世界の遠い事か。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 17:00Comments(0)その他フットボール

2014年07月02日

専用スタジアム署名活動について

 水曜日に「(仮)茂里町スタジアムプロジェクト」の会見が行われた。
個人的には、これまでフットボールスタジアムに関する活動に3度も関わっており、
メディアとなった今でも、当時の立場や責任上、ノーコメントという訳にはいかないので少し・・。

 これまで長崎で起きた大きなスタジアムに関する活動は3度あり、
1度目は2006年に「長崎県にサッカー専用スタジアムを」というものであった。
これは、サポーター有志による活動であったが、周囲の色んな状況があったことと、
組織体制に問題があり最終的には2008年に長崎県議会に署名を提出し陳情して終わった。

 2度目は当時JFLのV・VARENがJリーグに昇格する為に必要な
長崎市かきどまり競技場の改修を求めたもので、陸協・ラグビー協会などと一緒に行った。
かなり良い感触までいったのだが、クラブ側の対応に甘さがあり、結果的に改修は行われずに終わった。

 3度目は2012年にV・VARENが茂里町に専用スタジアムを・・というもの始めた活動であったが
J昇格や県総の完成というビッグイベントの中でクラブ内での活動優先順位が下がり活動は下火となった。

 そして、今回の活動である。
今回の活動は「場所が茂里町」であることや理念を始め、3回目の活動の延長線上にあるものだ。
だが、今回活動を行うのは
(一般)長崎県サッカー協会・長崎市サッカー協会・長崎県ラグビーフットボール協会、
長崎市ラグビーフットボール協会、長崎商工会議所などで構成される
「(仮)茂里町スタジアム」プロジェクト実行委員会で、委員長は長崎県体育協会理事が務める。

 実行委員会がプランとして掲げるのはスタジアムは天然芝、フットボール専用、屋根付き、収容は2万人。
場所は「長崎市茂里町浄水場跡地」。建設費用の半分はtotoの助成金を利用し、残りを民間と行政が負担。
スタジアムを街作りの一環として考えており、10万人を目標に署名を集めて長崎市に提出する。
関係者によると長崎市議会の中にも賛同者が多くいると言う。

 非常に夢もあり、個人的にも絶対に取り組んで行くべき活動だと思う。
ただ、現状であるのは上に記した情報が全てであり、現実性、即効性は未知数な部分が多い。

 例えば、茂里町の浄水場は1基を残して閉鎖されているが、残る一基はあと9年使用される予定だ。
更に最近の報道で明らかになった通り、長崎市は近い将来の浄水場不足が問題となっている背景もある。
建設費が80億と試算されているが、浄水場付近は河川脇であり地盤工事を加えると90億以上はかかる。
ガンバ大阪などが財界中心にスタジアム建設の協賛金を集めているが苦戦しているのも現状だ。
また、ラグビーワールドカップの誘致は今月末に行政の方針が決る訳で、本活動で柱にするには難しい面もある。
それ以外にも、スタジアムの運営組織や芝の管理・養生期間、球技の住み分け・・など難問は多い。
具体的なことはまだ固まっていないと言える。

 なので1~2年どころか10年という長いサイクルの活動となる事を理解しなければならない。
その10年以上を少しでも短縮していこうという「スタート」の活動が今回の活動なのだ。
議会にも前向きな声が多いと言うのは本当に心強いし、
スポーツ界だけでなく商工会が積極的な理解と行動を示してくれている点は活動の大きな力だ。
茂里町にフットボールスタジアムを作る・・その長い活動の一歩目が今回の署名であり、
その署名が「茂里町浄水場の使用期間短縮」へつながる事もあるのかもしれない。

 夢に踊らされているだけでは夢は現実には出来ない。
夢のある話だからこそ、地味であろうとしっかりと活動を継続して現実に近づけていかないといけない。
この活動の鍵を握るのは、
燃え上がるような一過性の盛り上がりではなく、地に足を付けた芯となる物であり、
スタジアム建設が、一過性ではなく日常になった時にこの街に専用スタジアムが生まれるのだと思う。


  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 20:00Comments(0)その他フットボール

2014年06月23日

2014 長崎県選手権 1回戦 長崎総合科学大vs.海星高校

 日曜日は朝から県高校リーグ地域リーグを観に行くつもりだったが寝坊し昼から島原へ向かう。
遊学では13:00からV・VARENのTMとして長大戦。
遊学はテニスの大会もあっており駐車場が満杯。V・VARENのTM場所としてはキャパシティが厳しい。
長大とのTMはメンバーの確認と流れや空気をチェックして、そのままフットボールセンターへ向かう。

長崎県選手権1回戦「長崎総合科学大学vs.海星高校」。
長崎総合科学大学は数年前から長崎総大附サッカー部卒業生の
有力な受け皿となっており強化が進んでいる。
今回、久々に県選手権に大学代表として出場だ。

 共に4バック同士の対決。
長崎総合科学大学はトップに長身の知念君を起用し、
その知念君が11分にヘディングを決めて先制。
このシーンもそうだが、長崎総合科学大は左に入った酒井君からの攻撃が中心。
一方で右サイドは海星の森岡君や平野君に裏を取られる事が多く、
試合は共に左サイドからの攻め合いとなる。

後半、75分にその左サイドから平野君が突破してクロス。これを柳川君が決めて同点。
しかし、直後に長崎総合科学大の西坂君が強引に左サイドを突破しようとした所を止めようとして
反則を犯してしまい一人退場。海星は10人での戦いを余儀なくされる。
そして、海星の左サイドが前がかりになった裏を長崎総合科学の酒井君が突き、
最後は東君へパス。これを東君が落ち着いて決め再び2-1。
試合はそのまま長崎総合科学大が勝利し、三菱重工との決勝戦へ駒を進めた。

 三菱重工は左サイドの田上(V・VAREN長崎広報)-竹村(同強化)から
前線の井福(同ホームタウン)へつながる驚異のV・ファーレンラインが最大の武器の一つ。
左対左の攻防を楽しみにしたい。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 18:57Comments(0)その他フットボール

2014年06月17日

第25回長崎県選手権

 2005年にV・VAREN長崎が誕生した頃に
一番周囲の人に「どんな大会なの?」と聞かれた記憶があるのがこの大会だ。
サッカー界の人たちには常識なのだけど、
新しく見始めた人はよく判らない人も多いのであらためてちょっと書いてみる。

 長崎県選手権は原則として長崎の全てのサッカーチームで争う長崎王者決定戦である。
同時に天皇杯の長崎県予選も兼ねている。大会の形式はトーナメントであるが、出場枠は時々変わる事もある。
例えば、V・VAREN長崎が初めて参加した2005年の長崎県選手権は、
県内サッカーチーム中で最も高いカテゴリであったKYUリーグに所属する三菱重工長崎SCとV・VAREN長崎。
県内の大学予選を勝ち抜いた大学代表1チーム。県内の社会人チーム予選を勝ち抜いた1チーム。
更にこの年はチーム数の調整もあり高総体ベスト4以上に入った2種(高校)4チームの8チームで行われたトーナメントだった。

 数年前にはKYUリーグの三菱重工、大学代表、社会人代表、高総体王者の4チームと
決勝戦から登場するスーパーシードのV・VAREN長崎という図式となり、
V・ファーレンがJリーグに昇格を決める2013年までこの制度だった。
V・VARENとしてはスーパーシードで決勝から出場して重工に敗れたこともあり、
大層申し訳ない思いをした事もあった制度でもあった。
昨年からはKYUリーグの重工、大学代表、社会人代表、高総体王者の
4チームによるトーナメントで行われている。

 今年の社会人代表は島原SCでMD長崎などの強豪を破っての代表権獲得だったが、
に三菱重工との1回戦で2-8で敗れている。
大学代表は長崎総合科学大学。
基本、大学代表は長大が常に本命でこれに長大医学部などが時々という図式だったので新興勢力だ。
総合科学大は数年前から長崎総科大附サッカー部の部員が進学しており、
長崎総科大附が選手権に初出場した時のGK田中君などが在籍している。

 高校代表は明日の木曜に決定戦が行われる。
例年ならば高総体王者の海星高校で決まりなのだが、今年はV・VAREN長崎U-18との決定戦が行われる。
これまで長崎県にはU-18のクラブチームが一つもなく、全てのU-18チームは高総体に参加していたが、
県内初のクラブチームであるV・VAREN長崎U-18は登録の都合上、高総体に出場出来ない。
この為に高校代表vs.クラブチーム代表の形で実現となった。
勝った方が2種代表として長崎総合科学大と県選手権を戦う事になる。

そして、更にその勝った方が三菱重工と戦い、優勝チームは県総で宮崎県代表と戦うのだ。
ちなみに・・天皇杯で長崎のチームは3回戦までしか突破したことがない。
J2として登場するV・VAREN長崎、県王者として登場する長崎代表。
どちらにも天皇杯3回戦の先を狙ってほしいものだ。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 20:13Comments(0)その他フットボール

2014年06月16日

週末のサッカー関連

 土曜のV・VAREN長崎vs.モンテディオ山形後後に帰宅し、
ワールドカップの「コロンビアvs.ギリシャ」を観戦する。
チャンスを確実に決めるコロンビアが3-0で快勝。
予想以上にギリシャはサマリスが良かったけれどやっぱり攻撃は物足りないなと感じる。
その後、仮眠して・・ウルグアイやイタリアを見ようとしたものの眠気に負けて録画で断念。
イタリアvs.イングランドとか良いカードをうたた寝しながら見たくなくて・・。

んで、満を持しての日本vs.コートジボアール。
ワールドカップのような大会でピンポイントにコンディションを整えるのは難しいけれど、
特に後半の日本は厳しかったな・・。
ただ、現在の日本は守備より攻撃のチームなので1失点はあると思っていたので、
2点目を取れなかった事が残念。
あと、コートジボアールのドログバ登場シーンはが印象的だ。
スタンドのサポーターも、ピッチの他の選手も「何とかなる」的なムードがあった。
国の英雄というものは空気すら変える。内戦を止めるレベルはこういう事か・・。
初戦を落として厳しくなった日本だが、次の試合を注目して待ちたい。

 日本戦が終わったあとは島原のフットボールセンターへ向かう。


長崎県選手権1回戦「三菱重工長崎(九州リーグ)vs.島原クラブ」。
立ち上がり、島原クラブはよく動き、互角の攻防だったがセットプレイで先制した重工が快勝。
選手個々の力差があることもあって、パスを回して重工がゲームを支配。
島原クラブは後半に退場者を出した事も痛かった。
これで重工は決勝進出決定。高校代表と大学代表の長崎総合科学大学勝者と県王者をかけて戦う。
ちなみにフットボールセンターでは大久保嘉人特別展が絶賛公開中。
ユニフォームやら何やら・・展示してあるものはマジレアレベル。是非どうぞ。


 帰宅後は録画していた全日本少年サッカーの決勝戦をチェック。
スネイルはレインボー、キックスを破って、決勝の黒髪戦を3-1で勝利。
何気に手帳を調べてみたらスネイルの試合を観たのは
一昨年のU-12のJrサッカー以来だった。
この時の主力の一人だった針尾君がV・VARENのU-15にその後進んだので覚えている。

 こうしてフットボール三昧な日曜だったのだが、
目の前で見たのは県選手権だけで、何となく物足りない。
何より、ワールドカップのせいで試合を観たのが昨日か今日かわかり難いことこの上ない。
こんな生活があと一ヶ月か・・。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 20:43Comments(0)その他フットボール

2014年02月06日

がまだす2014

さて、今年も「島原 がまだすリーグ 2014」が始まっている。

◇2月5日(水) 平成町
△ギラヴァンツ(J2) 2-2 レノファ山口(JFL)△

◇2月9日(日) 平成町
島原市選抜U-12 雲仙市選抜U-12 11:00

福岡大学 長崎県社会人選抜 13:00


◇2月11日(火)平成町
島原市選抜U-13 vs. 雲仙市選抜U-13 10:45

益城ルネサンス熊本FC vs. 長崎県社会人女子選抜 10:50

モンテディオ山形(J2) vs. 鹿児島ユナイテッド(JFL) 13:00


◇2月16日(日)平成町
島原市選抜Uー14 vs. 南島原市選抜U-14 10:45

アビスパ福岡(J2) vs. ヴェルスパ大分(JFL) 15:00



今年は施設確保とトレーニングスケジュールの都合で、
V・VARENがどうしても参加出来ないのは残念だが
大学勢、社会人勢、JFL勢など個性的なチームが今年も揃った。
特に鹿児島ユナイテッドなどはKYUリーグのFC鹿児島、ヴォルカの合併チームであり
興味を持ってる人は多いのではなかろうか?

そう言えば、ヴォルカとFCKが合併し鹿児島ユナイテッドとしてJFLに行った事で
KYUから一気に鹿児島勢が・・と思っていたら受け皿的なチームは片方は残るらしいとの事だ。

ちなみに、がまだすリーグはキャンプ誘致の一貫として始まったが、
今後は何らかの改革とかが必要になってくると思う。

確か、お隣の熊本あたりも一時期、キャンプ地として売り出そうとしたが、
思ったより設備的に恵まれていない(それでも長崎より数倍上)事と
地元にJ2チームであるロアッソが誕生したのでキャンプ地としては自然消滅していった。

うろ覚えで申し訳ないのだが、今回のキャンプ地で地元にJリーグクラブがあるのに
他県のJリーグクラブのキャンプを誘致したのは長崎県と静岡県だけだった筈だ。
静岡には日本平だとかヤマハなどJ1が開催可能なスタジアムの他に
Jステップなど代表チームの合宿設備などもある。

島原のサッカー熱を活かす形で上手くV・VARENと連携出来れば素晴らしい。
そんな事を考える。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 17:00Comments(0)その他フットボール

2013年12月09日

もしも今年のJ1から2ステージ制だったら

確か12月17日の理事会でまた決定すると言う話だが・・
2015年から導入が一旦は決りながら諸所の事情でニッチもサッチも行かなくなったJ1の2ステージ制。

V・VARENだってJリーグ。無縁ではいられない。
そこで、今年のJ1で現行で想定されている2シーズン制がどうなるかを検証してみた。
基本、アナログ極まりない手集計なので間違いなど気付いた点があれば指摘してほしい。

今年のJ1の年間順位は以下。



で前期順位を上位3チーム書いてみると
1位:広島 勝点36
2位:大宮 勝点36
3位:Fマリノス 勝点34

そして後期の上位3チームを書いてみると・・
1位:新潟 勝点35
2位:川崎 勝点32
3位:鳥栖 勝点32

2シーズン制のレギュレーションに基づくと、



前期1位と年間最高勝点チームが重なる。
その場合は、現在の発表によるとその別途検討すると言う。
前期3位が繰り上がるのか?その場合は後期3位との立場が不公平にならないか?
その場合、後期1位の新潟が3位チームと当たるべきではないのか???
その辺を考慮して作ってみたのが、コレである。



中々にカオスな感じだ。
前期5位、後期5位と年間通して健闘したC大阪、前期6位、後期4位の鹿島もノーリンク。

更に2シーズン制でよく反対派が極端な例として挙げた
「前期好調でプレーオフ参加権を得たチームが後期全敗とかして降格の場合はどうすんだ?」
であるが、正直、そんな極端なチームは無いだろうと思っていたが・・

前期:大宮 2位(勝点36)、後期:大宮17位(勝点9)。

危うくいました。

本当にどうするんだ?2ステージ制。

17日の理事会での決定を注視したい。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 19:07Comments(2)その他フットボール

2013年10月19日

全社だよ!!!

 今日から島原で全社が開催される。
全社と言えば、V・VAREN長崎は2006年に制覇している思い出深い大会だ。
ちょっと2006年を思い出してみる。
全社開催前に九州リーグを優勝し、JFL登竜門である地域決勝大会出場権を確保していた
V・VAREN長崎にとって全社はそれほど重要視されていなかった・・クラブとしては。
だが、チーム内は違った。

 当時の監督は現専務の岩本文昭氏だが、
この時すでに采配は強化コーチの小林伸二さん(現徳島監督)が振るっていた。
当時の小嶺社長の命によって、地域決勝大会へ向けてほぼ全ての実権が小林コーチに委ねられ、
全社も補強選手・主力クラスは全社に参加せずに長崎で練習だった。
その為に全社入りしたメンバーは残ったメンバー中心の11人プラス数人。
しかし、彼らは全社で勝利を重ねる。
当時、練習場で全社の結果速報を横断幕にして張り出すと、
練習中の選手から拍手が起こり、「行きてぇ~」という声が聞かれたものだった。
そして、試合を重ねる毎に怪我人が続始め・・急遽、長崎か選手が派遣される。
こうして決勝戦では多くの主力も合流し・・長崎は見事に優勝を飾った。
とても美しい記憶だ。なのでこの頃を知っているファンにとって思いで深いタイトルである。

 それから7年・・。
当時、V・VARENのエースだった田上渉と守備の要だった加藤寿一は
「重工」のユニフォームで明日からの全社に挑む。
地元枠で出場する時津SCと共に長崎勢の活躍に期待したいところだ。
重工と初戦で当たる「ジョイフル本田つくばFC」は
現川崎フロンターレ監督の風間さんが関わったチームで筑波大OB中心の強豪だ。
全社予選で一昨年の王者である「東京23」を破っている。
また、「時津SC」の相手である「浦安SC」については、
発売中のJ2マガジンVol.4のV・ファーレンのページで”選手に聞いてみた”のコーナーを読んでほしい。
ある選手がライバルと評する選手がわかる筈だ(笑)。

 それ以外では前V・VAREN監督の佐野達氏率いる「サウルコス福井」、
J3候補の「グルージャ盛岡」、「レノファ山口」、
合併間近の「ヴォルカ」と「FCK」なども注目だ。
「デッツォーラ」島根にはV・VARENのOBである隅田航が、
「新日鐵大分」にもV・VARENのOBである今泉和己がいる。
あと日曜のV・VARENの対戦相手で、国体準優勝の「FC岐阜」のセカンドも来ている。
長崎は岐阜だらけだ(笑)

 明日から5日間・・どんな展開が待っているかワクワクする。
ついでに、全社に来る人は、島原市営近くの”白石”で唐揚げを食べて欲しい。
本当は南島原のお店で食べて欲しいが・・。
また、多比良港近くの”さぬき茶屋”はV・VARENのOBである小田幸司君がいる。
天むすは美味い!
まぁ、長崎市まで足を運ぶなら・・はち蔵だけどね。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 09:00Comments(0)その他フットボール

2013年09月17日

ブラサカ!神戸戦の前にあったこと

 日曜の9:00に起きてV-ist絡みで倉庫に寄ったりしながら12:00にスタジアム着。
メディア受付をしようとしたらまだ開いてないので、そのまま第3ゲートへ移動してブラインドサッカーの取材。
主催の本間さんやチョンマゲ隊の隊長ツンさんに話を聞いたり、写真を撮影しながら観戦。

感想は・・「ブラインドサッカーすげぇ!!!!!」に集約される。
多分、参加した100名以上の人全員が同じ事を感じたと思う。

ボールの中にある鈴の音、
ゴール裏にいるコーラーと呼ばれる人の指示の声、
DFにいく時に無用な接触を避ける為に発する「ヴォイ」の声。
このたった3つで彼らは頭の中にフィールドと自分、ボール、相手の位置をイメージして、プレイする。



音と声という限られた情報が頼りの彼らは、音と声を信じてプレイするしかない。
だから、誤魔化しのプレイや嘘の声はなく、物凄く正直にボールを蹴る。
そして、タッチラインが存在しない競技なので、試合が途切れる事が少なく彼らは集中力を高めてプレイする。



ブラインドサッカーはルールが通常のサッカーと違う部分もある為にJFAの統括下にない。
その為に彼らは代表選手であってもヤタガラスのエンブレムを胸に抱く事が出来ない。
でも、彼らのやっている事は間違いなくサッカーの一つの形で、紛う事無きサッカーだ。
V・ファーレンが大々的に協力という訳には行かなかったがフィールドを開放するという素晴らしい対応をしてくれた。
天然芝でボールを蹴れる事を彼らは本当に喜んでいて見てる方も嬉しい。






彼らとの体験サッカーで老若男女問わず笑っている。
「地域もチームも男女も障害のある無しも関係なく、ボールを蹴ってれば皆おんなじ。
 それが出来たこのイベントは大成功だと思います。」とツンさんは言った。
「今日ここで種を撒いた。それが長崎で広がっていってくれればと思います。
 みんなが笑ってサッカーをやる事。まずはそこからです。」と本間さんは言った。



最後に参加したブラインドサッカーの選手たち一人一人が挨拶をした。
一様に笑顔で一様に前向きで、皆が今日がスタートでここから色んな事を始めたいという気持ちが溢れていた。
注目を浴びる前の時代、女子サッカーの選手たちは代表戦の前にいつも思っていた事があると言う。
「今日の試合を勝つ事。そして、女子サッカーの為に負けられないと言う事」
きっと、今のブラインドサッカーに携わる人たちは、今同じような事を思いながら活動を続けているのだろう。



VOI!と言いながら前へ、前へ。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 15:15Comments(0)その他フットボール

2013年09月10日

ブラインドサッカーin9/14、9/15

9月15日の神戸との試合にこういうイベントも一緒にあります。

09.14 Voy! Blind Soccer Anthem Project in 長崎
09.15 ブラインドサッカー体験教室(長崎・諫早)

ブラインドサッカーとは視覚障害者5人制サッカーのこと。

ピッチはフットサルコートとほぼ同じ。前後半25分の50分で行われる。
1チームは5人で、GKのみが晴眼者(視覚に障害がない人)。
コーラーと呼ばれるガイド役がフィールドの外におり、
GKは相手の状況を声で伝え、コーラーは相手ゴールまでの角度や距離、タイミングを音で伝える。
また、ボールには鈴が入っており、この音を頼りに選手はプレイする。
ピッチのサイドにはボードを設置し、タッチラインを割る事が少ないので試合が簡単に途切れないのも特徴だ。
また、DFの時に無用な接触プレイを避ける為に「ボイ!(スペイン語で”行くぞ”)」と声をかける。



これがブラインドサッカー。
これで見えてない状態!信じられん!!

15日の県総ではこれの体験&親善試合が!!
しかも、画像で2点目を決めているブラインドサッカー日本代表キャプテン 落合啓士選手来崎!

ブラインドサッカーは音が頼りなので彼らのプレイ中は静かにするのがマナー。
でも、得点シーンやプレイが切れた時は声援や歓声はOK!

是非、もう一つのサッカーを長崎の皆にも味わって欲しい。

15日のイベントは12:30開場で13:00から体験会!
その後に親善試合!!

このイベントではスタンドの開放がない為に第3ゲートから入場。ピッチレベルで観戦!

14日のイベントでは吉田麻也・香川真司・中村憲剛・柿谷曜一朗・扇原貴宏・山口螢選手らの
提供したグッズが長崎県美術館でチャリティーバザー。

お客さん、柿谷ですぜ!!!

さぁ、是非参加!支援!観戦!応援!

こりゃぁ、15日は何が何でも県総へ行かないと!

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 21:23Comments(0)その他フットボール

2013年09月05日

ベストメンバー規定

Jリーグには「最強メンバーで挑め」という趣旨の元、先発メンバー11名の内6人以上は
その試合の前5試合中で1試合は先発に出てなきゃNGというベストメンバー規定がある。

規定に照らしてみると、週末のヴェルディ戦でV・VARENは
金山、岡本、山口、高杉、岩間、井上、金久保、古部、洸一、奥埜、志有人、前田、趙
の13名の中から必ず6名は出場させなければならない。

当然、この規定については異論・反論も強いのだが、
リーグスポンサーや観客への配慮。totoの事を考えると一概に悪とばかりは言えない。
熱心なファンは選手ではなくチームを応援しているので”ベストメンバー規定は不用”となるが、
選手を追っかけていたり、初めて見に来たファンにとって試合がサブ主体であるというのは・・。

長崎で行われたJ2第30節の横浜FC戦では横浜FC戦が3人の交代枠を使い切って
三浦知良選手が出ない事が確定した時にスタンドから落胆の声があがった。
3月のガンバ戦前には「代表の合宿とかぶって遠藤選手が来れないと嫌だ」とか言う人は大勢いた。

フットボールクラブをレストランに例えるとメインディッシュは試合だ。
だが、このメインディッシュの出来は毎回保証されない。
片方が良い試合をしようとしても、相手が0−0の引き分け狙いを徹底すれば良い試合にはなり難い。
そういった中身がギャンブルなメインディッシュを補うために
イベントなどのサイドディッシュの充実で興行のクオリティを保つのだけどね。

ベストメンバー規定はピッチ上の論理から言えば悪法だ。だが、経営上から言えば
ベストメンバー規定はメインディッシュの質をある程度保つ必要性から生まれた規定と言って良い。
選手が行きていくための報酬も経営によって稼ぎ出されているのだから。
なのでベストメンバー規定についてはピッチ以外の点からも考えないと議論は噛み合わない。

ベストメンバー規定の諸悪の根源は過密日程だ。日程を見直すべきと言う人もいるが、
一定の試合数がなければクラブの収益は落ち込む。
試合数減=収入減の事実が存在する事を忘れてはならない。

サッカークラブはサッカーをしてお金を稼いでいるのではない。
クラブはサッカーの試合を販売する事で収益をあげているのだ。
良いサッカーをすればお客は来てくれる?それはチーム(現場)に出来る事であって、
クラブがやるべき事は、悪いサッカーであっても集客できるものを提供する事だ。

ベストメンバー規定もクラブ・JFA・Jなどの収益構造の問題点から考えないと議論の答えは出ないと思う。
そして、チームを愛する人が増えて観戦する側も成熟していく事でしか現状では解決しないだろうな。

個人的にはベストメンバー規定は嫌いなのだけど、そんな自分でも
(宇佐美と森本は長崎での試合前にJに復帰してれば良かったのに・・)などと夢想してしまったりする。

クラブ経営ってむつかしいね。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 18:08Comments(2)その他フットボール

2013年08月23日

2013九州国体サッカー 成年男子 長崎vs.福岡のこと

先週の8月17日・・J2第29節のアビスパ戦の前日、
取材を兼ねて国体成年男子サッカー九州ブロック大会を観戦する。

会場は福岡大学。カードは長崎県成年男子vs.福岡県成年男子。
国体は登録が監督を含めて僅か16名。その為に監督は選手兼任をするケースが殆どだ。
成年男子の監督はV・ファーレンOBの竹村栄哉。
他にも熊谷智哉、加藤寿一、田上渉らOBに加え小森田、木藤ら元Jリーガーを擁している。

この2年ほどは来年の長崎国体へ向けて強化を続けており、
一昨年は九州国体を突破、昨年は重工として上位に進出と上手く結果を出してきた。
だが、追う側から追われる側となった今年はKYUでも苦戦している。

対戦相手の福岡大は次期Jリーガーをズラリと揃える全国屈指の強豪校だ。
メンバーと設備(専用練習場)など、クラブとしてみれば九州ではビッグクラブの域に入る。
しかも圧倒的に運動量で上回る大学生は厄介この上ない。
総大臣杯とのの兼ね合いで2軍中心のメンバーだが、それでも錚々たる顔ぶれが並んでいいる。

立ち上がりから運動量と攻守の切り替えの早さで攻め込む福岡。
長崎は立ち上がりに2失点する。前後半70分の国体でこの点差はデカイ。
ハーフタイムに竹村監督はベンチで声を荒らげた。
「これで終わって良いのか? 何回言ってきた事だよ、何回やって来た事だよ。
今までやってきた事が出来てないよ。やれるだろ!自分らでやらなきゃだろ!」
後半、福岡の運動量が落ちたこともあって長崎は反撃を開始した。
ボールがつながる。チャンスも作る。でもあと一歩得点が入らない。






最近の重工の試合を観ている人は判るだろうが、調子の上がらない重工にあって
竹村はよく声を出し体を張ってチャンスを作る。確実に主力の一人だ。
だが、最後まで竹村はピッチに立たなかった。自分が選んだ選手に試合を託し続けた。



同じく長崎ベンチでもう一人ピッチに立たなかったのが重工の安部選手だった。
ミスター重工と呼ばれる彼は昨年、国体代表から漏れた。
今年それが選ばれたのは精神的支柱としての期待が大きかったのではと思う。



試合の終盤に福大は背番号10を投入した。監督を兼任するV・ファーレンOBの福嶋洋だった。
時間はアディショナルタイム。時間稼ぎも兼ねた交代で洋はしっかり勝ちにきた。
自らシュートを1本放ち、長崎を最後まで仕留めにきた。



0−2で試合が終わり長崎の選手たちが打ちひしがれていた。
試合後に洋に話を聞くと長崎の選手名を見た時に「やばい」と思ったそうだ。
「走り勝ちました。そこだけは若い学生が絶対有利だから。」

ピッチに目を移すと撤収作業の中で一人ベンチに座っている竹さん、
そして黙々とピッチの周りをランニングする安倍さん。
2人は何を考えているだろう?

皆、俺が長崎やV・ファーレンやフットボールを追いかけて出会った物。
30名に満たない観客が観戦した試合にもそれぞれのドラマがある。
ついつい忘れそうになるものを色々と思い出させてくれる。

そして、翌日に俺は博多の森で有光の凱旋を目の当たりにし、
懐かしい友人達に久々に再会したりする。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 18:23Comments(0)その他フットボール

2013年08月07日

北部九州高総体サッカー

先日から行われていた九州北部インターハイで
長崎県代表の海星高校は1回戦で東京都代表の国学院久我山に4-1で惜しくも敗れた。

国学院久我山はU-18代表候補で主将の渡辺君やらが所属しており
立ち上がりから海星はプレスやサイド攻撃イキの良い戦いを見せたのだが、届く事が出来なかった。
それでも今年の海星の最大の武器であるスピードがある程度通じたのは大きいと思う。
選手権へ向けての糧となったのではないか?
とは言え、やはり県勢の活躍は期待したいところだ。

ちなみに決勝は市船と流経大柏。
千葉県代表同士の対決で市船が優勝した。
ベスト4も全て関東勢。

九州勢は
日章学園(宮崎)、那覇西(沖縄)、東福岡(福岡)が初戦敗退。
大津(熊本)、大分西(大分)、佐賀商(佐賀)が2回戦敗退。
鹿児島城西(鹿児島)、九州国際大附(福岡)が3回戦敗退。

九州人の特性として地元が敗れると何故か勝手に九州内を味方設定して応援する癖があるが・・
この結果が何とも悔しい。

是非、選手権でリベンジを期待しスッキリしたいものだ。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 23:21Comments(0)その他フットボール

2013年07月19日

2013.7.14 KYU 重工vs.海邦銀行のこと

日曜にJ2第24節の長崎vs.ザスパ戦があったのだけど、
同じ日の昼に長崎ではもう一つ試合があっていた。
KYUリーグ「三菱重工長崎vs.海邦銀行」。これを朝から観にいったのでちと感想を。

基本の感想は・・”暑い”だ。
JFLまではV・VARENもナイトゲームなんて殆ど無かったし、
当時まだULTRAだった自分は
炎天下の中で90分、バスドラ叩いたり、唄ったりしていてそれが当然だと思っていたが

とんでもねぇ、そりゃ異常だ!

下部リーグ暮らしが長いと常識が麻痺してしまう事がよく判る。・・そんな暑さ。
しかも、会場の遊学は日陰も殆どない過酷な環境で観戦する方も大変なのだ。
そんな暑さの為に重工DFの要でありV・VARENのOB加藤寿一は熱中症の為に前半に退いたり・・
確実に暑さはゲームに影響を与えている。

そんな暑さの中行われた試合は3-4で重工が敗戦し5位となった。
現在の重工はV・VARENのOBや木藤、小森田など元Jリーガーを擁している。
戦力で言えば優勝争いに絡むべきチームだ。
実際に昨年は3位で、今年は更に躍進が期待されている。
それだけに現状は苦しい。昨年までの重工は「追う側」のチームで、
今年は強者として「追われる側」になった厳しさは確実にあると思う。
それでもまだ力を出し切れていないのも間違いない。



運動量で海邦に負けていた事、
何が何でも勝つという意識が統一されていなかった事など感じはしたが・・
1番の問題はチームで1番動いていたのも、体を張っていたのも、声を出していたのも
竹村栄哉であると言うことかなっと思った。
国体成年男子の監督でもあるので竹さんも「自分が見本を示さないと」と思うのだろうけど
選手兼任の竹さんが目立つという事は専任の選手たちは?という事だ。



重工を主体とした長崎国体代表成年男子はベスト4を目標に掲げている。
国体ベスト4レベルは基本的にJFLチーム主体だったりする。
つまり、重工はJFLレベルのチームに勝たないといけないと言う事だ。
しかも、国体は登録選手が16名までで試合は連戦。
重工が現在KYUに登録している選手数は30名。連戦は2日連続の集中開催。
試合が行われたのは7月14日。
九州国体は8月。本国体は9月・・時間が沢山ある訳じゃない。



国体は50年に1度程度の物。
Jを目指すチームも多くが元は国体強化を利用したという所が多い。
重工が近年、活発な強化が出来ているのも国体が大きく影響している。
逆に言えば50年に1度のチャンスの筈だ。
重工が50年に1度のチャンスを迎える今こそ重工が更に1ランクアップする好機なのだろうと思う。
ちなみに対戦相手の海邦銀行も沖縄国体の時に作られたチームで以後30年以上の歴史を誇っている。



そんな事を考えながら試合を見ていた日曜の昼・・。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 19:48Comments(1)その他フットボール

2013年05月31日

2013長崎県高総体サッカー

 さて、いよいよ明日から小浜温泉ジャカランダフェスタ・・もとい、
第65回長崎県高総体サッカー競技が始まる。なので今日は高総体について書いてみる。

やはり中心となるのは新人戦王者の長崎総科大附(正式な略称だそうな)。
次いで新人戦準Vの南山、以後、海星、諌商、国見あたりが軸だろうか・・。

長崎総科大附だが、地力はやはり1番高いと思う。
今年は最上級生である3年生が例年より少なめではあるが、D
Fの松本君やらFW安藤君やらMF坂井君やら層は揃っているし、1~2年生にも面白い選手が多い。
渉イチオシの子もいるしね(笑)
あの相手がウンザリする程の走るスタイルを崩さなければ・・決定力以外では本命だろうなっと。

個人的には南山には注目をしている。
ハマればかなり強い。1年からレギュラーを張ってきた本田琢人君にとっては最終学年だし、
大久保君やら小川君やら攻撃陣に力のある選手が多い。多分、攻撃力だけなら県内ナンバーワンだろう。

これを追うのが海星、日大、諌早商業、国見・・それから島商に新人戦ベスト4の長崎北あたり。

組み合わせを見ると、長崎総科大附のブロックがキツそうだ。
順当ならば2回戦で島商とイキナリ当たるし、3回戦では瓊浦あたりと対戦。
準々決勝あたりも順当ならば日大と気の抜けないブロックだ。この連戦は結構厳しいかなと思う。
逆にこのブロックを勝ち上がって長崎総科大附が高総体を制した場合・・
2012年の新人戦優勝以来、県内タイトル独占が続く訳で、
長崎総科大附が県内サッカーの盟主と言わざるえなくなる。

また、とても楽しみなのがV・VARENのOB達が監督を務めるチームだ。
堀川監督率いる国見は2010年の選手権予選優勝以来、県内タイトルを獲得出来ていない。
覇権奪回へかなり気合をいれてきているだろう。順当ならば準々決勝で南山とぶつかる。
また、久留監督率いる創成館はかつての単なる弱小から徐々に力をつけてきている。
初戦が古豪の平戸であり、ハードルは高いが初戦突破を期待したい。

しかし・・出場選手を見ているとあらためて他県への人材流出が気にかかる。
ドリームにいた中井君は大分トリニータへ行き、
レインボーに居た石田君、諸岡君、福田君は
それぞれ東福岡、広島ユース、トリニータへ進んでいる。
他にもJFAアカデミーに行った子もいたりで・・。

それでもなお、良いサッカーを期待して高総体を見たいものだ。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 19:26Comments(3)その他フットボール