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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2014年03月31日

2014 J2第5節 ヴェルディvs.長崎のこと

J2第5節のヴェルディ戦は、日曜に飛行機で羽田まで飛んだのだが、
キックオフが17時な上、奥さんの転勤と子供の転向で
少々疲れていたので少しゆっくり寝たいと言う私的理由で例年より遅い昼出発の便にした。
それでも試合1時間以上前には到着する予定だった。

ところが羽田へ向かう飛行機が遅延し、東京でも電車が遅延しまくり。
飛田給に着いたのは試合開始15分前。最近読んだ後藤建生さんの本に
「通いなれたスタジアムならキックオフ5分前に到着するのが通っぽい」
と書いてあったのを思い出し、(大丈夫、通のたしなみだ)と自分に言い聞かせる。
その後藤さんが取材に来ていたのは奇運だったけど・・。

 試合はほとんどの時間で長崎がヴェルディを圧倒した。
前半は無得点に終わったが、立ち上がりから長崎がボールを支配し、後半は一方的な展開となった。
1点目は野田のファーサイドへのCKに黒木君があわせたもの。
山口君の動きに相手が釣られ、洸一君も上手く相手選手を抑えて黒木君にフリーで打たせた。
2点目はショートカウンターから奥埜君が思い切って放ったミドル。
3点目は東君の突破がペナルティエリア内で倒されて得たPKを洸一君が決めたもの。
4点目は集中が切れたヴェルディの裏を突いて出し抜けた洸一君が落ち着いて得点。
ヴェルディの高木、常盤君の個人技組み合わせで1点を返されたものの、最後は小松君が決めて5-1。
ちなみに5得点中、3点がヴェルディの左サイドから余裕を持って入れたボールで奪った得点。

 あと試合を通じて三原君、黒木君のボランチが素晴らしかった。
攻守、連動などかなりの域に入ろうとしているのでないか??今後も楽しみだ。
ヴェルディは綺麗につなごうとしていたが怖さが無い。
順位でも上の長崎の方が遥かに泥臭さを感じさせていた。
また、交代で出た姜君が不安定だったり交代策でも裏目に出る事が多かった。

この試合で、長崎は勝点3を得ただけでなく、無得点だったFW陣・・洸一君、小松君が得点を挙げて、
長期離脱から戻った石神君を出場させて・・と(ここまでやれたら良いな)と思う事も多くが実践出来た。
そういう意味でこの日の試合はとても大きいと思う。

 試合後は飛行機出発時間の都合で高木監督の会見だけに出てすぐに空港へ。
だが、昼食を食べ損ねた分も何か食べようとしたら・・空港は全売店が閉店。
しかも帰りの飛行機も45分の遅延。
朝から何も食べていないので止む無く、自販機の「じっくりコトコト煮込んだスープ」を3本まとめ飲み。
飢えをスープで満たしているとヨーロッパとかの遭難者のようだ。
こうして空港難民を経験した僕は北九州空港に日付が変わる頃に着いた。

 例年であれば、ここから博多駅へ移動して博多駅で野宿して6時半のJRで長崎駅へ行き、
そのまま仕事へ向かうのだが・・今年はレンタカーを手配して駅乗り捨てで返却した。
気づけば、長崎―羽田の飛行機代と北九州-長崎間の移動費が変わらない有様となっていた。

是非、東京都知事には突風で遅延して大騒ぎにならない災害に強い交通インフラの整備を、
地方には善良な納税者が安価に移動を楽しめる交通網の整備をお願いしたい。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 19:07Comments(0)V・V長崎

2014年03月25日

超巨大横断幕 Mi vidaについて個人的におもうこと

 多分、最初に超巨大横断幕の話が出たのは・・
僕がまだULTRAに居た2008年とか2009年だったと思う。
「デカイから重くなってパラシュート生地じゃなきゃ持たない」
「業者に頼めば数百万単位で金がかかる」
とか、はち蔵で話した記憶がある。でも、当時は、(いつか作りたい)くらいの気持ちだった。

 この超巨大横断幕の話が本格的に動き出したのは、僕がULTRAを辞めて1年ほど過ぎた頃。
「ヒロ、オラショよりでかい幕ばいよいよ作るけん」と雄さんが言ったのを覚えている。
2012年には具体的な大きさやデザインの話も聞いた。
正直・・当時は本当に完成するかは何とも言えなかった。難しいとすら思った。
もしかすると、当の雄さん達ですら100%出来上がるとは思ってなかったんじゃないかと思う。

 今の賑わいからは想像もつかないだろうが、
2012年の途中までULTRAとか応援は本当に良い目にあう事がなく、辛い環境だった。
人の懸命さを理解出来ない人間達に
「お前らがいるからJにいけない、盛り上がらない。人が来ない」と陰口も叩かれた。
僕がULTRAを卒団するのはその状況を何とかしようと言う思いだったが、
それはULTRAから見れば仲間が一人欠ける事も意味した。
だから、特に2011年、2012年の途中までは本当に大変だった。
実際に、ホームゲームの前夜に余りに状況が非情で過酷で救いが無くて泣いていた人を知っている。
それも・・一人や二人ではなく・・。

 そんな中での超巨大横断幕製作開始。
そんな状況だったから何か前向きな事をやらなきゃ耐え切れなかったのかもしれない。
「数年がかりで作るさ」「無理に完成させんちゃ良かさ」・・
この言葉は単なる冗談でなく、本当にそうなっても構わないという言葉だったんだろう。

 2012年から製作に入ったMi vidaは、
休みのたびに集まってチクチクと塗ったり、幕を広げたりしながら細々と作られた。
実は、俺のこだわりに付き合ってULTRAが解散を検討した2012年末は
全制作費を雄さん、聖子さん、Senji君、美由紀さんらが負担した上でお蔵入りしようとした事もある。
ちなみに2006年製作でMi vidaの前までULTRAで一番大きい幕のオラショは材料費のみで20~30万。
その数倍のMi vidaの制作費は推して知るべし。

 2013年の3月にテスト披露した時は協力者の人数も少なく、
とても開幕戦で広げられる状態でない事が判明した。
2014年のMi vida作業は風を幕の中から逃がす”風穴”作りが主だった。
ULTRAの幕の作業場所である琴海の体育館は今年、中々ゆっくり使用出来ず作業は急ピッチで行われた。
でも、去年から少しずつ集まって協力する人も増えた。
Senji君がよく「結構、いっぱい手伝いにきてくれるんで、だいぶ楽なんですよ」と言っていた。
聖子さんは「色んな人の来てくれるとさね、それがうれしか」と笑っていた。

 2005年にULTRAが作られて、2006年、2007年は本当に楽しいばかりだった。
冒険の日々って奴で、一緒に何かをやる人も沢山いた。
 今のULTRAを仕切っている雄さんやSenji君みたいなのが
10人以上いるような状態と思えば賑わいが判ると思う。
ULTRAの中心メンバーだけで20人くらいはいた。
(かわりに周囲にいる協力者が少なかったけど(笑))

 それから時間が経って一人減り、二人減り・・自分の新しい道を見つけて進む者いたし、
何も言わずに自然消滅のように離れた者もいた。後ろ足で砂をかける様な人もいた。
僕がULTRAに居た頃から今もいるメンバーはもう5人ほどか?

 ユーダイが初めて応援に来た頃にSenji君が「若いのが来たんですよ」と言い
僕が「若手は長続きせんからなー」と返すと、「いや、この子はしっかりしてるんですよ」と
物凄く嬉しそうに言っていたのは2011年だ。
今年のMi vida製作作業の横で必死にトランペットを練習していたタケルも1年前は居なかった。

 ジェフ戦でMi vidaが広がったのを見た時に色んな物がフラッシュバックした。
仲間が抜けて行く度に哀しそうにしていた顔や、
ホームゲームの前日に「試合に行きたくない」と泣いていた人の顔、
俺が我を通そうとした時に、「ULTRAも解散して一緒に付き合いますよ」
と言ってくれた時の彼の顔、
今でも僕やAYUMIに「いつでもゴール裏に帰ってきて良かとぞ」と言って笑う顔、

 我が人生の意味を持つMi vida。
その名の通り、Mi vidaは雄さんが代表を引きついでからのULTRAの歴史・・人生そのものだと思う。

 本来のMi Vidaには文字付きでデザインが入る。
でもインク代だけで数十万はかかるという事で、まだ何も書かれていない。
「一年ごとに一文字を入れていきましょうか?」
「でも、それで1年目に”長”とか入れて放っておいたら意味の判らんぞ」
その会話は数年前の「数年がかりで完成させれば良か」と言ったのと余り変わらない。
彼らの・・我が人生は多分もうちょっと続くのだろう。
そして、デザインが付いた時のMi vidaが披露された時・・今度、僕は何を思い出すんだろう?

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 18:00Comments(0)応援とか

2014年03月24日

2014 J2第4節 長崎vs.ジェフのこと

非常に天気が良い中で行われたジェフ千葉戦。
これまでも散々ブログで書いているが、
長崎で完全週休二日制普及率は平成22年度統計で30%(全国平均41%)。
当然の事ならがこれは土曜の集客へダイレクトに影響する。
とは言え、3,757人ではJ1を目指すクラブ、街としてはやはり寂しい数字だ。
チームが好成績を収めるから人が集まるのではなく、
チームが好成績を収める為に人が集まり盛り上がるようにしていきたい。

さて、試合だが・・非常に気になったのがコイントスのシーン。
コイントスで勝ったジェフはワザワザ、エンドを変えて長崎の応援を背にした。
通常、エンドをワザワザ変えるのは風が強いのでそれを利用する為であったり、
太陽光が差し込む影響であったりしたのだが・・この日はそれほどだったとは思わない。

なので、長崎のベンチはワイドの神崎君あたりが非常に近く、監督からの指示が届きやすくなっていた。
この日の長崎はワイドが果敢に前に上がって積極的に攻めた。、
千葉は神崎君と対面するサイドが非常に強力なのだが、監督からの指示が近い影響は少なくなかったと思う。

最初はエンドを変えたのがジェフと気づかずに、
(ワイドに指示しやすいように長崎はエンドをあえて変えたのか?!)
と思ったが、前半のキックオフが長崎だったのでエンドを選択したのはジェフという事だ。
一体、なぜジェフはエンドを変えたのか???
試合後の会見で質問してみたが答えは得られなかった?実に不思議だ。

このように立ち上がりから圧倒的に攻めまくった長崎は前半で2-0とリード。
前半はほぼハーフコートゲームで試合を進めた。
1トップ、2シャドーの3人に加えて、両ワイドが積極的に攻めあがり、
味方を追い越す動きやタイミングも実に素晴らしかった。
個の力が高いジェフが前半終了間際に1点を返し、
更に兵働・谷澤投入された事で一転して後半は守備の試合展開へ。
厳しい時間が続いたが集中を切らさずに試合は終了。
勝ち点を7とし、順位を1ケタに戻すことに成功した。
これで3月の5試合で勝率は5割以上が確定で、強豪、曲者との対戦が続く序盤を乗り切りつつあると思う。

さて、前回、アウェイの松本戦で雄さんに
「あま~い、雄さんスパゲッチーが食べたい」と頼んでいたので
試合後ははち蔵に行き、あま~い、雄さんスパゲッチーを堪能する。

やはり、勝利の味は甘くてとろけそうなものだ。
そう思いながら翌日締め切りの原稿が3本残っていた事を思い出し・・せち辛い現実に戻る。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 16:58Comments(1)V・V長崎

2014年03月17日

2014 J2第3節 アウェイ 松本戦のこと

 土曜は諫早のクッチーナへ定年を迎えられる瀬頭さんの慰労も兼ねた諸々の会にお呼ばれする。
しかし、残念な事に松本へ向かう為に泣く泣く途中退席。
あぁ・・並んでいるイタリアン達が・・(笑)。

 その後、長崎市へ戻りはち蔵へ集まり松本へ車で出発。
長崎から松本へのアクセスは良好でないので、はち蔵号に乗っけて貰えて本当に助かる。
更に運転しますよと申し出ても雄二さんが「んー、よか。ヒロもこがん時はゆっくり寝とけ」
と小春日和のような暖かい言葉が・・あぁ、菩薩に見える。雄二菩薩だ。
後光の代わりに金髪が輝いている。スーパーサイヤ人のようだ。
なので延々と13時間近く走りながらも大半をグッスリ休ませてもらう。

 ホームゲームはとても楽しく、燃えるし、色んな事が出来るが、
アウェイには集客を心配しない(笑)とか、気安さとか、ホームとは別の楽しさがある。
Jリーグに昇格するずっと前から、皆でアウェイにワイワイ言いながら行くのが本当に楽しみだった。
夜中に皆で集まり、試合の事やどうでも良い事を話しながら、
勝っても負けても皆であーだこーだ言いながら帰って仕事にむかう。
そんなアウェイの心地よさが今年も始まるのだな。

 そうやって着いた松本は日差しがあるので幾分マシだが、やはり寒い。
山の景色はブラックモンブランのパッケージそのものだ。
何よりアルウィンはこの時期は風が強く、中々の悪条件だ。
試合結果はドロー。内容は6:4で長崎な展開。
松本はやはりホームの気負いがあったのか長崎の裏を狙って早く長いボールできた。
ただ球際が今一つ遅いので、長崎がセカンドを拾って、しっかりつなぎ攻める展開。
後半に若干、松本が改善してきたが長崎ペースで試合は終わった。
初出場となった黒木君もよくフィットしていたと思う。

 あと、試合中にメインの方からお金が降ったのは驚いた。
売店か何か判らないが、強風に煽られて舞ったようだ。
ピッチにはいかなかったがお金が人ごみの中を舞う光景なんて映画でしか知らないので
「これは、何かの作戦か?トリックか?」と思ったりした。

 さて、今回の松本戦ではメディアとして入って・・
舞台裏から見る松本山雅とスタンドから見る松本山雅の違いなど
非常に興味深く色々と考える事が出来た。
良い所も含めてやはりクラブ運営って大変なのだと再認識。
あと、長崎から松本へ移籍した岩間君は試合後に少しだけ、昔の仲間と話をしていたりした。

 試合後の取材時間や、翌日の仕事の都合があるので帰りは、はち蔵号を離れ、
タクシーで松本空港へ行き、福岡空港経由で長崎着。
楽なのは良いけれど、行きに比べてワイワイ感が無い。
贅沢な事だけど・・行きが楽しいとそう思ってしまうものだ。
とりあえず、週末のジェフ戦に勝ったら、
雄さんに特製の「あま~いスパゲッチー(パスタと言ってはいけない)」を作ってくれと依頼したので、
週末は甘い勝利の味を堪能したいものだ・・と思う次第。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 18:58Comments(0)V・V長崎

2014年03月15日

スタジアムの自治・・

 既に散々っぱら語られた通り、浦和レッズのサポーターらしき人が、
人種差別的な横断幕を掲げたとされ、チームがJリーグ史上初の無観客試合の処分を受けた。
あわせてクラブは横断幕、ゲーフラなどを当面全て禁止すると言う。

 処分が妥当かは判断が別れる所だが・・事務作業的に書くと
Jリーグが定めるクラブへの処分には9段階あり、
①除名、②リーグ降格、③翌年の大会参加権利没収、④勝点没収、⑤没収試合として敗戦扱い、
⑥ホームゲームの無観客試合、⑦中立地でのホームゲーム開催、⑧制裁金、⑨警告・・。

 ①はもはや死刑宣告であり、やられれば基本、クラブは潰れるしかない。現状では②が最も重い。
有名な所では数年前にユベントスが八百長でセリエB降格したのを覚えている人も多いだろう。
③はリーグ戦で適用されてしまうと殆ど①に近いので実際はナビスコなどのカップ戦用処分だ。
その中で、⑤~⑧は金銭面などだけ見れば処分の重さがまばらなので、
実際は当該クラブの置かれた状況によって適用される。

 今回の処分は⑥。これで受ける実質的なダメージは。
A:興行収入0となり、経費はかかる。更に準備していたイベントや損失補てんがあれば更にダメージは大きくなる。
B:ブランドイメージの失墜。アイドルのスキャンダル以上に深刻な場合がある。
営業が「子供達の為に、社会貢献で・・」と必死にスポンサーを説得している最中に、これはキツイ。
アイドルならスキャンダルを利用したり、路線変更出来るが、クラブはそうはいかない。

 非常に重い処分だ。ムード的にもキツイ。
現在のJリーグは徹底的に「安全で快適なスタジアム」を志向しており、
その流れがますます加速する時に軽率だったと言わざるをえない。
とは言え、処分された側には側の言い分や、事情はあり、余りアレコレ言う気にはならない。
ただ、こういう事はどこのクラブでも起りうる事で、考えておく必要はあると思う。

 掲げた当事者の問題は、もう個人個人の問題としか言えない。
まさかクラブがサポーターに道徳の授業をする訳にもいかないし・・。
なので、それを放置してしまう事になった周囲についてよく考えたい。

 既にULTRAを退いて4年、現在はすっかりメディアの端くれではあるが、
未だにクラブ関連の依頼事は来るし、スタジアムを歩いていると
「●●で××が起っています、大丈夫なんでしょうか?」と色んな人が連絡をくれたりする。
元来、スタジアムと言うのはそういう風に蜘蛛の巣のように張り巡らされた連絡網があり、
自分の居ない、知らない所で起った事でも重要そうな件は耳に入ってくるようになっていた。
耳に入った事に問題があれば各個に対応したりして、ある程度は自治が出来ていた。

 かつてのスタジアム内にあったそういう自治的な空気が機能しなくなっているのかもしれない。
自治が機能しなければ法治・・つまり全てにルールで縛りをかけなければいけない。
そんな全てがルールだらけ環境が大好きって人は余りいないと思う。
ならば、自分達で自分達を律していかないといけない。
ルールギリギリで遊んでるように見える人ほど、ルールを常に意識しているものだ。
今回の本当に不幸なレアケースだったと思いたいし、皆でレアケースにしないといけない。
結局、スタジアムをどうするのかは自分ら次第なのだから。

 あと、ゲーフラと横断幕無期限中止は残念だが、サポーターと言うのは開き直りが早いので
「決った以上は仕方ない」と割り切って声援と拍手でしばらくは凌ぎ続けるだろう。
無論、それだけで長くやるのはキツイだろうが、サポーターと言うのは実にしぶとい。

ちなみに・・「差別主義者お断り」と書いた横断幕を出した場合は差別ととられるのだろうか?
他にも「「世の中に絶対はない!」と言うのは絶対にないのか?」とか
「3度目の正直と、2度ある事は3度あるはどちらが正しいのか?」など
などと実に堂々巡りな事を考える。

とりあえず、松本に今から行きます。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 17:52Comments(0)V・V長崎

2014年03月10日

2014 J2第2節 長崎vs.湘南戦のこと

 開幕戦ではちょうど体調を崩し、その後の1週間は結局、療養に費やされ、
大きめな原稿の締め切りが2つ重なった事もあり個人的に準備不足で迎えた湘南戦。
キックオフ2時間前にようやく抱えていた原稿を出稿し、
8月31日の夕方に夏休みの宿題を終えた小学生のように、やや心が晴れる。
あー、心がかるいー。

 フト、メディアルームの横を見ると、シーズンシート保持者対象の
サンキューバックヤードツアー」があっていたのだが・・
これは中々に面白そうだった。参加者にも好評だったようだ。
クラブスタッフの内藤さんは芝に関しては専門家なので詳しい説明が聞けるし、
V・VARENのOBでもある加藤君の案内振りも中々に見えた(笑)
滅多に見られない位置から見学出来るので機会があったら参加してみてはどうだろう?

 試合前にちょこっとだけゴール裏へ行き皆と談笑する。
昨年から準備し続けている巨大横断幕”mi Vida”はこの日も風が強い為に掲示は中止。
これは安全にも関わるので妥当な判断だ。
種子島宇宙センターのロケット発射並みに細心の注意が必要なのだ。
とは言え、3月、4月は風が強い事を考えるとまだまだ披露は先になるかもしれない。
このいつ出るか?いつ出るか?という感じも含めて楽しみたいものだ。
水島新二先生の漫画「野球狂の誌」のドリームボールみたいな存在になる日もくるかもしれない。

 さて、試合。
この日の長崎と湘南の間には色んな所でちょっとずつ差があった。
それは決定力であったり、球際だったり。そのちょっと差が集まって0-3の差となった。
そういった意味では確かに完敗と言えるかもしれない。
でも、後半に選手投入で流れを変えて長崎の時間帯を作ったし、
沢山のちょっと差はあと少しで互角、逆転に持ち込めるものだったと思う。
そういった意味では僅かの差とも言えると思う。
でも、その僅かな差が大きい。それを克服したら長崎は本当にJ1だろう。

 あと、この日の集客は5,000人を切った。開幕戦も6,000人ちょっと。
昨年は2,000人の集客もあった事を考えると今年はしっかりJ2仕様だと思う。
だが、それでもやはり物足りないと感じる人が多いと思う。

リーグ昇格初年度と言うのは”昇格バブル”という支援、応援の輪が大きく広がる現象が起る。
この昇格バブルと言うのは2年目以降縮小し、支援や応援の輪はクラブの地力に左右されるようになるものだ。
今まで県内に存在しなかったイベントが・・2週に1回ある日常になるのだから必ず来る壁だ。
クラブはプロクラブになる為に新しい物を取り入れて変わっていこうとしている。
短絡的な目でなく、本当に目指す物が何か考えながら見て支えていきたいものだ。

さて、週末は松本山雅である。
本当に3月か?言いたくなる寒さの中で、北信越がどうなっているか考えると・・チト怖い。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 20:42Comments(0)V・V長崎

2014年03月08日

遅ればせながらOB戦の話題を・・

 今日は3月2日に行われたOB戦の話題。
V・VARENのOB戦と言うのは実は3回目である。
1回目は2010年だった。
当時、20名近い選手が退団となったのであるが、急遽、平日に長崎市のかきどまり運動広場で
選手達が自主的に退団ラストゲームを開催する事となり、皆で集まって協力し、笑ったり、泣いたりした。
2回目は2011年だったと思うが、島原で有明時代を含めてのOB戦をやった。
メンバーはV・ファーレンのルーツとも言えるメンバーで、素晴らしいイベントだった。

そして、今回のOB戦。
元々は有光君と松橋君の引退セレモニーの話だった。
最初に相談を受けたのは昨年の12月だったと思う。
ただ、色んな事情があったのとサプライズやりたくて水面下で進めていた。
ところが、後援会会報誌のインタビューで年末に有光君に会った時、
「セレモニーとかやらないですよ(笑)」と先手を打たれた。
察しの良い彼の事だから、俺が何かやるのを読んで釘を刺したんだと思う(笑)。

有光君は非常に義理堅い。
自分だけセレモニーをやられるのを嫌う。だから、次に考えた手がOB戦だった。
とは言え、クラブも選手会も12月、1月は体制の切り替え時期で本当に忙しい。
そんな中でも開幕前にOB戦の話題が持ち上がり・・
色々とアイデアを出しながら、更に何か協力できないかとOB戦の協賛を申し出た。

Project Team V-istはクラブの広報物制作を請け負っている。
JFL時代にクラブが予算の関係でポケットスケジュールやマッチデイプログラム作成が出来ない状況を
何とかしようと有志で立ち上げて、クラブに金銭的負担を負わせないで広報物を作ってきた。
クラブからの依頼を受けて旧シーズンユニフォームの販売・管理を手掛けてクラブに収益をもたらした事もあった。
一部報酬を受け取る事もあったがそれらは全てプールして一切使っていない。

今回、それから協賛費用を一気に出した。
真夏にフラフラになりながら売店事業を行い、
夜中まで在庫の棚卸をやってきた完全ボランティアのメンバーと
V-istの活動を理解して協力してくれた人の結晶として良い使い方だと信じている。

OB戦に来た選手たちがみんな色白になっていた(笑)
税所とアリが1対1の時、2人とも笑っている。
川崎元気が久々にミドルシュートを見せる。
岩本昌樹が相変わらずゴニョゴニョドリブルするし、
大塚君はラスト少し足がもつれていた。
久留君は昔よりちょっとだけ守備が優しくなってるし、
首藤君も飛鳥君も昔より早く足が止まっていた。

もう全てが僕らにとっては夢のような時間で宝箱だった。

当日の朝に「全然動いてないからヤバイっすよ(笑)」と言っていた有光君がゴールを決めて
松橋君が実に松橋君らしいゴールを決める。

何より、彼らがもう1度、V・ファーレン長崎のユニフォームを来て、
Jリーグがこれから行われるピッチで、Jリーグを見に来たサポーターの前でプレイする。

この日は個人的に体調が悪く余り表に出なかったのだが、
試合後に会った何人かのOBにお礼を言われた。お礼を言うのはこっちなのに・・。

クラブと選手の関係は決して簡単じゃない。
綺麗なばかりじゃないし、単純なものでもない。
クラブを離れても良い関係を持つ者もいれば、疎遠になる者もいる。
それでも、こうやってサッカーで繋がっていれば、また始まるものもある。

作るのを諦めなければ、何度壊れても続ける事が出来る。

きっとそうやって作られたものを絆と言うのだろう。

とりあえず、プール分を吐き出しちゃったので、いつかまたあるOB戦に備えて貯めないとな。
お金との絆も作っていきたいものだ・・。
諭吉さんは目を離すとすぐにフラフラ出ていっちゃうからね。
俺の財布に居た諭吉さんや与謝野さんはOB戦をやる為に帰ってきてくれないかね??  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 18:38Comments(1)V・V長崎

2014年03月04日

2014 開幕戦のこと

怒涛のようなスケジュールの中で、前日に体調を壊すという中で迎えた開幕戦。
何度迎えても開幕戦の雰囲気と言うのは良いもので、
天気が寒く、雨が降りそうな事など色々あるがワクワク感は止まらない。

とは言っても体調が悪い上に、日曜締切の原稿が3本あり、
それを書く為に結構メディアルームに篭っていたので、久々な顔にも余り挨拶も出来ず過ごす。
食欲も余りないのでスタジアムでも殆ど飲食をしなかったのであるが、
カレーのレッドペッパーさんではスライスチーズにヴィヴィ君の絵を描くトッピングが登場していて好評だった。
器用にヴィヴィ君が描かれており、相当に練習を積んできたに違いない。
この勢いで毎年何かにヴィヴィ君を書くサービスを追加していけば、
20年後くらいに米粒にヴィヴィ君が書いているという職人芸な事になってたりするかもしれない。

試合前にはOB戦があったのだが、その件は後日に書きます。

試合は固さの中でも最低限求められる事はクリアしていてチームの強さを感じられた。
先制点の東君、2点目の野田君と新加入選手が得点した事は喜ばしい。
特に野田君の得点シーンは山口君が相手のボールをカットし、前田君がパスを出したものだが、
奪う、展開、反応と3人が役割を果たしただけでなく、
守備でも攻撃でも味方の動きを一手先読みして挙げた得点だけでにある意味で理想的な形だったと思う。
ちなみに野田君のゴールでV・ファーレンがJで挙げた得点は50得点目。
開幕戦で良い区切りとなった。今期中に確実にリーグ100得点目を目指してほしい。

あと、野田君についてはよく「とても好人物と聞きますが本当ですか?」と尋ねられるが
リアルに礼儀正しい。言葉使いも丁寧だ。自動車保険のコールセンターなどで働いても表彰されるほどだろう。
僕と同じカレー好きとの事なので、僕の高校時代の異名「カレーの王子様」の称号を是非譲りたい。
まぁ、長崎の選手で横暴な選手はいないのでみんな好青年なのだけど。

開幕戦を終えての感想だけど、チーム力は確実に上がったし、昨年以上に攻撃的で強いと感じている。
まだまだ伸びしろも感じさせるし、ここまで強化した高木監督の手腕はやはり凄い。
ただ、相手がどう強化されているかはまだ判らないし、これからどう伸びるのかも判らない。
長崎は確実に強くなったが、それでも簡単に勝てないのがスポーツでありサッカーだ。
だからこそ面白い訳で、安心して託せる指揮官と期待出来る選手たちがいる事に幸せを感じる。
この日の集客は6,000人弱。もっともっと沢山の人が幸せを感じられるようにしていきたい。

とりあえず、totoBIGのパソコンはもっと頑張って当たるような予想をして僕を幸せにしてほしい・・・
3個以外はカスリもしない外れtotoBIGを握りしめながら僕はそんな事を考える。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 21:18Comments(0)V・V長崎