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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2015年05月30日

V-V長崎 5月定例会見~VREDA CUP~

 24日の試合前に行われたクラブ定例会見は「VREADA CUP」の記者会見だった。
長崎県サッカー協会、大田広域市サッカー協会、上海市足球協会が協力して行う同大会。クラブ創設10周年としてアジア戦略や国際化を掲げるV・VAREN長崎にとっては戦略の一環でもある。アジア戦略、国際化プランについては、3月頃に発行されたV-VAREN長崎後援会会報誌にも少し書かせてもらったので手元にある方は読んでもらいたい。今後の展開が非常に楽しみな戦略だ。

大会実現には、クラブの国際戦略アドバイザーで元中国代表 呂 氏が大きく寄与したという。呂氏はJSL時代に日本でもプレーしており、現役引退後も日本で東京ガスのコーチを行ってきた人物で、日本も含めた東アジア事情に非常に詳しい。当然、日本語も堪能で2月にお会いした時は、紹介されなければ会話から中国人と気づかないほどだった。

大会概要は以下の通り。

日時:2015年8月15日(土)、16日(日)
場所:長崎県立総合運動公園陸上競技場、補助競技場(少年コート4面)
主催:「VREDA CUP」実行委員会
    大会  会長 小嶺忠敏(一般社団法人 長崎県サッカー協会 会長)
大会 副会長 沈雷(上海市足球協会 秘書長)
大会 副会長 ファン ウィギュン(社団法人大田広域市サッカー協会専務理事)
大会 委員長 小川勇二(一般社団法人 長崎県サッカー協会 専務理事)
大会副委員長 服部順一(株式会社V・ファーレン長崎 取締役/GM)
共済:上海市足球協会、社団法人大田広域市サッカー協会、一般社団法人 長崎県サッカー協会
主管:株式会社V・ファーレン長崎、一般社団法人V.V.NAGASAKIスポーツクラブ

参加チーム:日本(長崎)4チーム、中国(上海)2チーム、韓国(大田)2チーム
参加資格:小学校5年生、小学校6年生の早生まれ
大会形式:①予選リーグ=4チーム×2グループ、 ②順位決定トーナメント
大会趣旨:日本・中国・韓国の3都市においてサッカーをつうじ青少年の健全育成と国際交流活動を推進し、強い絆を深めることを目的とする。

 日本(長崎)からの参加4チームは現時点で、V-VAREN長崎U-12、長崎県トレセンA、B、諫早市トレセンチームを予定。中国は単独クラブの参加か選抜チームかも含めて検討中とのことで、韓国は単独クラブ2チームの参加を予定しているという。また、大会は持ち回り制で、今後は中国、韓国でも開催していく。前日の食事会や協議も非常に良い雰囲気での開催だったそうで、大会の8人制サッカーの導入に中・韓も非常に好意的だったと聞く。サッカー以外の交流も予定されており、歓迎レセプション、市内観光、指導者の情報交換といった交流プログラムなども予定されている。

 8月15日と言えば、爆竹渦巻く長崎精霊流しの日だ。非常にアジア的なあの精霊流しを見て中国や韓国の子供たちがどう思うか・・とても興味深い。楽しみにしたい。



  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 19:20Comments(0)V・V長崎その他フットボール

2015年05月25日

2015年 J2第15節 長崎vs.愛媛のこと ~逆転の底力~

 日曜は長崎のあちこで運動会が行われた。ちなみに明治時代、運動会は「競闘遊戯会」とも呼ばれていたそうた。『きょうとうゆうぎかい』・・少年漫画に出てきそうな名前だ。暗黒拳の使い手が出てきても不思議ではない気がする。面白いのでこの記事では運動会を競闘遊戯会と呼称しよう。

 日曜は雨が降ると言われていたが、結局降ることもなく競闘遊戯会は通常開催。その為にお客さんが少な目なのは残念だがやむを得まい。競闘遊戯会がある日の試合はいつもこんなもんだ。この日はクラブが現状報告などを行う定例会見で『VREDA CUP』についての発表があったのだが、これについては後日書くことにする。

 この日の時点で長崎は6位。愛媛は9位。両チーム共に3-4-2-1。



 連勝を狙うチーム同士の対戦で先制したのは愛媛。左サイドの三原が素早い突破からクロスを上げ、FW西田がピンポイントで飛び込み電光石火のゴールを奪う。「前半を0-0で凌ぎ、後半にできるであろうスペースを突いて1点を奪い勝ちたかった(木山監督)」という愛媛が開始5分でリード。この先制点で生まれた余裕か、攻守の切り替えを早くして守る愛媛に対し、長崎は攻撃が左サイドに隔たり崩しきることができない。そこで37分に岸田に代えて三鬼を投入。より三鬼の投入で右サイドの攻撃に奥行きが生まれ、長崎の攻撃は左右のバランスが取れるようになり縦パスが通るシーンも増える。

 後半、より高い位置から攻める長崎は60分に梶川がゴールを決め同点。続く61分には、髙杉の縦へのフィードからの競り合いをモノにしたヨンジェが、ゴール前へ抜け出し逆転。「早過ぎた(木山監督)」、「早かった(高木監督)」と両監督が試合後に振り返るこの2点目が事実上勝負を決定付けた。この後、ワイドの選手を同時に交代し「高さが無いために幅を使った(木山監督)」愛媛だが、運動量が落ちたこともあって長崎の攻勢にさらされ、ATに栄直からダメ押しゴールを決められ3-1で終了。

 「前節の価値を上げる内容(高木監督)」という言葉がこの試合を端的にあらわしていると思う。4月以来勝てていないホームゲーム、早い時間帯での失点・・そういった部分を跳ね返しトレーニングで取り組んできたことを出せたことは大きく評価したい。上位陣の多くが苦戦した中、長崎はこの勝利で順位を一つ上げた。もちろん先を語るには早過ぎる時期だ。だが、これからの混戦を戦い抜くために必要なものは、しっかりと磨かれている・・そう感じさせたゲームだった。

 そんな事を考えながら帰る。競闘遊戯会に行っていた友人達に今度会ったら、暗黒拳の使い手がいなかったか聞いてみよう・・と思っていたら・・月曜〆切りの原稿があったことを思い出し、夏休み最終日の子供みたいに大慌てでとりかかる。ノンビリ優雅に帰宅していた自分に暗黒拳でも叩き込みたい気分で、朝焼けを眺める羽目になったことは大変遺憾だ。


  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 19:12Comments(0)V・V長崎

2015年05月18日

2015年 J2第14節 C大阪vs.長崎のこと ~名前負けしないようにしよう~

 日曜は朝からLCCでC大阪戦へ向かう。安さとスケジュールを優先したので神戸着だ。さすが神戸だ。大都会だ。コンクリートジャンゴォーだ。心なしか行き交う人々もハイセンスで知的に見える。目の前にいる子供すら利発そうだ・・と思ったら、「おかーさん、プリンば買うてて言いよるたい」
九州人でした。


 神戸空港でモーニングセットを食べ、(あー、前にここに来た時も同じものを食ったなー)と気付く。人の嗜好は何年たっても変わらないものだ。電車を三宮ー大阪ー天王寺ー鶴ヶ丘と乗り換えて競技場着。想像以上に暑い。


 立ち上がりは固さの見える長崎をC大阪が個人技でガンガンに攻める。分かってはいたことだけど、やはりC大阪の選手たちの力は相当に高い。決してチームとして連動性が高い訳でも、プレスが良い訳でもないのに、個で戦えてしまう。それが強みであると同時に弱みだ。最終的にこの差が勝敗を大きく分けるのだが・・。

 32分に武内のCKから黒木がヘディングを決めて長崎に先制。黒木に付いていた扇原のマークはズレやすく、1本目のCKの時もこれは狙っていた形だ。先制点をあげたことで長崎の固さが取れ、良い流れのまま前半を終了。

 C大阪はハーフタイムにFW玉田を投入。玉田が前でボールを持てることでC大阪の攻撃が徐々に活性化するが、長崎の守備は落ち着いており簡単に付け入らせない。しかし、61分にフォルランがFKを狙い済まして叩き込み同点に。以後は暑さの影響もあって、ミスが出ながらも高いにペースを頻繁に奪い合う展開が続く。

 長崎はC大阪のDFとMFの間を突いてせめるべく栄直をシャドーに投入。更に終盤に高橋を投入し高さも生かして攻める。そして最後の最後に試合を決めたのは両チームで最も身長の低い梶川。ATにゴール前に飛び出し決勝ヘディングゴール。これで長崎が2-1で勝利した。試合前の緻密なスカウティングに基づいた戦略と、しっかりと遂行して力を見せた選手の両方が噛み合った良い勝利だったと思う。

 飛行機の都合があり、試合終了一時間後に競技場を出て神戸空港へ向かう。行きは九州人を神戸人と思ってしまったので、帰りは落ち着くことを心がける。ポートライナーから窓を見たら神戸の夜景はとても綺麗だなと思った。でも(長崎の方が綺麗だな)と思いながら・・長崎着。

そんな日曜日。


  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 19:34Comments(0)V・V長崎

2015年05月14日

5月頭の長崎vs.岡山・水戸・徳島戦をまとめて ~やっつけ記事とは言わないで~

 5月は連休の関係で出版物は、締め切りが1週間ほど前倒しになり、試合はガンガンに集中する。4月下旬からは僕も見事に締め切りに追われまくりで・・5月もすっかり中旬。思い出したように・・って思い出したんだけど・・ブログを書こう。と言っても、V・VARENの公式戦は3試合あってるわ、九州レジェンズの取材には行ったわ、V・VAREN長崎U-18やU-15のリーグ戦も進むわ、友人とバーべQはやったわ、髪は切りにいくわ・・まぁ、別に僕のプライベートに興味なぞないだろうから、V・VARENの3試合をサーッと振り返る。


【5/3 J2第11節 vs.岡山戦(ホーム)】
 連戦の中で長崎は前の試合から8名を入れ替え、岡山は6名で入れ替え。この日の試合はU-22日本代表の手倉森監督、韓国代表のシュティーリケ監督が観戦。


 前半は長崎がシンプルに素早く裏を狙ってペースを掴む。プレスも連動しておりつけいる隙を与えない。16分にミヌのパスから東が決めて長崎が先制。後半52分にもヨンジェがミドルを決めて2-0。この日のヨンジェは1人で5本もシュートを放っており(毎試合、韓国代表監督を招待してはどうだろう?)と思う積極性だった。

 しかし、57分に角度をつけて返すべきバックパスが、ほとんど角度ないまま植草に戻り、植草もシンプルにクリアしなかったために・・岡山の片山に決められ失点。バックパスとその処理・・2つもミスが重なったのだから必然の失点だ。67分に相手が退場者を1人出して優位に立った長崎だが・・ATに岡山の岩政に意地の一発を決められてドローに終わった。物凄く端折って言うと・・最後に岩政の意地に追いつかれた試合だった。内容的には逃げ切れるゲームだったが、この辺が若さということだろう。この経験を強さに取り入れて行きたい


【5/6 J2第12節 vs.水戸戦(アウェー)】
 GK大久保、FWスティッペをはじめ、前の試合から6人を入れ替えた長崎と前線3人を入れ替えた水戸。


 開始5分で石神のFKから佐藤がヘディングを決めて先制。GKから逃げるボールは石神が得意とするコースで、これにタイミングを熟知している佐藤が綺麗にあわせた想定通りの一発だ。31分にセットプレイから水戸に追いつかれたものの、35分に右サイドで相手DFが空振りをしたボールを東がゴール前へ送り、スティッペが決めて2-1。スティッペは前半終了間際にもゴールを決めて3-1。

 スティッペは足元でのキックの技術は非常に高い。練習でコンディションの良さを見せていたのだが・・見事に期待に応えた。心なしか通訳の小野さんも安堵しているように感じた(笑)。試合は追加点こそなかったものの、ソツなく戦い試合終了。4月11日以来の勝利をあげた。


【5/9 J2第13節 vs.徳島(ホーム)】
 前半の長崎は、徳島の1アンカー両脇のスペースへ梶川や佐藤が入り込み見事にハメた。


先制点はまさにその形で、梶川が徳島の斉藤の横へ入り込み、スペースを使って攻めたもの。
だが、徳島の小林監督は非常に老獪で、前半途中から2列目のエステバンを斉藤の近くまで下げて、バランスを回復。これで徳島にボールが回りだす。更に後半に前線へクサビのパスを入れることができる木村を投入して58分に同点に追いつくと、終盤には2トップにするなど・・徹底的に長崎へ揺さぶりをかけてきた。

 高木監督も対策を打ち出すのだが、こうなると守りをベースに「勝点1でOK、相手が崩れれば勝点3を狙うスタンス」で順位も下の徳島が逃げきりやすい。個人的には上手く撤退戦をやられたような試合だった。


 と・・Jリーグハイライト並にザザッと3試合を振り返ってみた。
鬼のような連戦で大変な中、悔しさは残るがノルマはクリアできたと思う。
何より一番の収穫は、梶川が「凄く危機感がある」と言うほど層が厚くなり、選手が変わってもチーム力が落ちないことだ。サブと呼ぶのがはばかられるほど、誰が次のスタメンかが判らないレベルだ。もう俺が彼女(アイツ)で、彼女(アイツ)が俺で・・みたいな。そんな5月。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 21:04Comments(0)V・V長崎

2015年05月02日

岐阜戦の試合後に飲み食いした話

 4月29日に行われた岐阜戦の試合後は岐阜駅の裏で旧友に会った。彼はご馳走してくれると言う。V・VARENのサポーターなら、諫早にあるトラック屋さんの看板で知っているであろう・・かの石田三成は関ヶ原の合戦で敗れ、処刑されようという日の朝、役人が柿を渡すと「徳川の柿は食わぬ」と断ったという。僕も同じ心境で「ただ、とくとくと首をとれ」と答えた。それでも、彼は食を薦めてくる。

 かの明智光秀は徳川家康の接待役をつとめたが、織田信長を怒らせてしまい、このトラブルが本能寺の変への引き金になったとも言われている・・。これ以上断れば、悲劇はまた繰り返されるかもしれない。織田信長の犠牲を無駄にしないためにも、心を鬼にして血の涙を流してでもご馳走されるべきか・・

「是非も無し」
僕はそう小さく呟いた。

 この店の食事がまた、僕を篭絡せんと美味な逸品を取り揃えてくる。ビールが進む卑怯さだ。卑劣にも香辛料の効いた唐揚げが更にビールを呼び、狡猾なナムルがビールを引き寄せる。昔、やり合った時の話をし、ドーハの話をし、街の話をし、チームの話をし・・。帰りの飛行機の時間があるので1時間半程度で別れる。また、いつか・・だ。

 帰りの飛行機は途中から中々に揺れる。我が九州は大雨らしい。
「絶対に近くにラピュタがあるに違いない」
「もうすぐ雲の下からムスカ大佐が乗った飛行船が出てくるぞ・・」と思った。

それから長崎に戻り、翌日は仕事。
さすがに眠いが、心の中のドーラが
「40秒で支度しな」
「グズは嫌いだよ」
と言うので頑張って勤務へ向かう。

やっぱ、サッカーは本当に面白い。人生を豊かにしてくれる!・・遠征費がかかるので財布は豊かにならないけれど・・。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 01:11Comments(0)日記・コラム・つぶやき