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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2014年09月29日

~痛み分け~ 2014年 J2第34節 大分vs.長崎のこと

 2連勝3戦負けなしできた長崎と6位の大分。
バトルオブ九州ということ以上に、単純に順位争いとしても大事な試合。
っという事で、日曜は讃岐戦と同様にULTRAのバスに同乗して大分へ向かう。
日見の倉庫で幕の積み込みを手伝い、今回の集合場所である小長井へ。
小長井へ向かう車中では美桜ちゃんと
「夜の学校のトイレは怖い」、「女性は情の生き物である」などの会話をする。
小長井は「あれが巨人の星だ!」と言いたくなるような満天の星空だった。

 バスは3:00頃に出発。少しでも安く済ませるために高速を使わずに行く。
最後尾座席には超巨大横断幕「mi vida」を積んでいるのだが、
これがアルプスの少女ハイジみたいなフワフワ感で、
出発数時間前まで呆れるほど酒を飲んでいたyoshi君がそこで仮眠をとる。
余りのフワフワなハイジベッド具合に、そこで寝ているyoshi君を皆でペーターと呼ぶことにした。
しかし、ペーターは口を開けば「もう、酒は止める・・」、「もう呑めん」しか言わない。

ハイジに出てくるペーターはそんな台詞は言わない。
アルムの森たちに謝ってほしい。


そんなペーターにガッカリしながらも大分に着。

 大分戦の前半は、立ち上がりこそ長崎出身の為田君に突破を許しヒヤリとしたが、一方的な長崎ペース。
長崎の攻→守の切替の速さは凄まじい。
讃岐戦では讃岐がボールを奪った後に攻め手を見つけられず、
DFラインでボールを回すしかないシーンが目立ったが、
この日、攻撃に良いタレントを抱える大分でも同様のシーンが見られる。

攻撃面では左からの石神君のクロス、右からの古部君の突破で再三チャンスを作り、
シュート精度が高ければ前半だけで2~3点奪って完勝していたと思われる。

それでも41分に古部君からのファーサイドのボールを佐藤洸一君が決めて長崎が先制。
この時点では3連勝は固いと思われる内容だった。

 だが、後半の大分は球際とセカンドボールへの寄せが激しくなり挽回。
56分に為田君が右サイドから出したボールをダニエルがダイレクトに合わせて同点。
このシーンに限らず後半のダニエルは攻守でちょっと止められなくなってきて、
三原君の奮闘がなければもっと厳しい展開となっていたと思う。

 長崎は69分に井波君と深井君を同時に投入。
試合後の会見でここについて質問した所、
1人ずつ入れるより2人同時の方が大きく変化がつけられるという意図で、
この1人より2人という考え方は、自分の中でシンプルだけど目から鱗の発想で感心した。
後半も時間経過と共に流れを取り戻したが、結局スコアは動かずドロー。
どちらも押し切りたい所で押し切れず、欲しかった勝点2を失い、
一方で終盤に向けて少しずつでも積み上げたい勝点をしっかり得た。
痛み分けという表現が共に合うだろう。
この痛みを本当の痛みにしないのはどちらか・・それは残り8試合で決まるんだと思う。

 さて、井波君の初先発について会見で高木監督は言及したのだが、
何故かザックリ端折られているようなので井波君のファンに向けて要旨だけ書いておく。
高木監督は、井波君が公式戦が初めてだったと思うと前置きした上で、
要求通りのことはしてくれたと思うことや、これから同じポジションの選手へプレッシャーを与えて、
チーム内が活性化出来るように頑張ってほしい旨の感想を述べていた。

 試合後は僕の取材終わりを待っていてくれた皆と合流し、スーパー銭湯→食事の流れ。
大半の人は大戸屋でアッサリ和食だったのだが、
寶來君所の長男、トシキだけは一人で寿司屋に行っていた。
小学生がカウンターに一人座って堂々と寿司を食べている姿は何とも貫禄があり感心した。
その後は、ノンビリと長崎へ戻り、小長井で解散。
ウルトラのバス掃除と横断幕片付けを手伝い家路へ。
バス掃除の時に、行きは酒の飲みすぎで死んでいたyoshi君に「酒はもう飲まん?」と聞いたら
「いや、もう呑みたか。オイの人生はこれの繰り返しさ・・」と答えた。

だから・・ペーターはそんな言葉は言わない!ってんだろうが!

まぁ、とにもかくにも・・土曜は岡山戦だ。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 17:52Comments(0)V・V長崎

2014年09月24日

~経験値は武器~ 2014 J2第33節 讃岐vs.長崎のこと

 今回の讃岐戦では久々にウルトラのバスに同乗させてもらい香川へ行く。
V・VAREN長崎の試合で香川に行くのはJFLの時以来だ。
月曜の2:00頃、多良見に集合し四国に入ったのは10時頃。
そのまま香川県のソウルフード「うどん」を食べてスタジアムへ。

 試合は予想された通り、難しいものだった。
シーズン途中までの讃岐と違い、現在の讃岐は確実に勝ち点を稼げるチームだ。
特に8月の末くらいからはFW木島君一人を前線に残して10人で守る事を徹底し、
試合中も北野監督が細かく修正と対応を繰り返すという超堅実スタイルのチームとなっている。
この割り切りは対戦相手にとっては非常に怖い。

 また、讃岐はこれまでの4-1-4-1の布陣ではなく、4-4-1-1できた。
前節に長崎と同じ3-4-2-1の松本を相手に後半からこの布陣に変えて善戦したためと思われる。

 前半から讃岐の守備ブロックは分厚く0-0のまま試合が進む。
この日の主審は接触プレイを流す傾向があるために、
讃岐が不得意とするセットプレイのチャンスも余り得られない。
しかし、讃岐の攻撃も長崎の守備がしっかり抑えてチャンスを作らせない。

 この状況を打破するためか讃岐は後半からボランチに入っていた西野を前目に上げて布陣を変更。
それでもスコアが動かずにいた中で、長崎は小松君、スティッペ君を相次いで投入し、
86分に深井君を投入して前線の枚数を増やし攻めに出る。
その直後に小松君の突破からゴール前中央へ折り返したボールを深井君が決めて長崎が先制。
先日、J2マガジンで深井君の取材をしていたのもあって、記者席で思わず拳を握る一撃に心が震える。
深井君曰く「前半からシュートをふかししているシーンが多かったので、抑えて打とうと思っていた」
という通り、抑えの効いた良いシュートだった。
また、この得点は深井君も素晴らしいのだが、
善戦で高さだけでなく突破やシュートで讃岐のDFを揺さぶっていた小松君も良かった。
小松君、スティッペ君が良い動きでチャンスを広げて、深井君が決めた・・そんな得点だったと思う。

 さて、これで長崎は4月以来となる連勝で順位を13位に上げ、上位との勝ち点差も縮めた。
リーグ終盤戦は精神的にも肉体的にも非常に厳しくなるので、経験値などが大きくモノを言う。
植草君、石神君、深井君らがチームを引っ張りだした状況は、チームの調子が上向きと言えるだろう。
経験があると言うのは足が速い、スタミナがある、クロスが上手い・・などと同じで
選手の大事な能力であり、個性であり、武器なのだ。
選手の個性がこれからきっと見られることだと思う。

 とは言え、残りの試合にJ1復帰を決めた首位の湘南や大分、岡山など上位との対決を残している。
讃岐を例にとるまでもなく、ここからはどのチームも死にもの狂いだ。
あと9試合・・見届けていきたい。
そんな事を考えながら長崎には3:00頃に到着し皆で
「やっぱ、ちゃんぽん食べたいね」
などと我々のソウルフードの話をしながら解散し4:00頃に帰宅。
週末は、九州ダービーだ。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 20:53Comments(0)V・V長崎

2014年09月20日

~プロの守備~2014 J2第32節 長崎vs.横浜FCのこと

 週休2日制実施率が全国でも下から5指に入る我が長崎県にとって
平日の公式戦と言えば「何て命知らずな!」「勇者だ!」と言われかねないほど集客的に鬼門である。
更に、事あるごとに「長崎は今日も雨だった」と歌われるものの、
実際の降雨量や降雨日は全国的にも実はそんなに高くない長崎県は雨というのも集客上の鬼門である。
そんな中で行われる金曜開催の横浜FC戦は、本来は右を見ても左を見ても鬼門だらけで
「渡る世間は鬼ばかり」とでも言いたくなる前門の虎、後門の狼と言って良いゲーム。
・・だった・・のだが、結果的に4,000人弱の集客。これはもう立派なものだ。
何だかんだ言いながら、街にJリーグクラブがあることが浸透してきているんだな・・と感じる。

 そんな中で行われた試合は非常に難しい中で勝点3を掴み取るものだった。
14戦無敗中の横浜FCは何とも掴み所のないやり難い相手だ。
元々、選手のレベルはJ1を目指して補強されただけあって高い。
特に松下年宏、寺田伸一、松下裕樹あたりは個で状況を打開できる力を持っている。
立ち上がりこそ裏の狙い合いで大味な展開が続くが、
その中でもセカンドボールを拾いながら、受け身に回らず戦ったことで、
長崎が徐々に押し込み、時間経過と共に前からの積極的なプレッシャーでペースを掴んだ。
それでも決定的なチャンスを決める事が出来なかったことで0-0で前半は終了。

 後半も同様の展開ながら63分に三原がエリア内で倒されPKを獲得。
これをリーグ戦で連続得点中の佐藤洸一が決めて今シーズン10得点目を達成。
84分のCKでゴール前のポジション取りでPKを取られるがこれをGK植草君が見事ストップ。
植草君が止めたボールを佐藤洸一君が体を張ってクリアして得点を許さず・・
試合はそのまま1-0で長崎が勝利し雨のゲームをモノにした。

 雨、連戦の疲労、ジャッジのブレなどある中で厳しいながらも多雨なゲームをモノにしたのは大きい。
植草君、石神君など経験ある選手の存在も実に頼もしく感じた。
特に圧巻だったのが前線からピッチの至る所で展開されるハイプレスで、
攻守切替の早さ、互いの連携、球際のハードさ・・リーグでも随一のレベルにあると思う。
攻撃以上に守備は理論や練習の習熟度が出やすい。いかにチーム力が高まっているか伺える。
個人的には前線からの攻撃的な守備は「それだけでご飯3杯は食べられる」ほど魅力的だ。
お金が取れるプロの守備だと思う。

一方、敗れた横浜FCだが、試合後に山口監督が
「チームの誰も特別に記録を意識してはいなかった」と語っていた。
その口調が憮然としていたのは、無敗記録と言うよりも長崎にまた敗れたことではないだろうか?
2006年に高木監督が横浜FCで打ち立てた15戦無敗の記録は、
今年、長崎に敗れたあとから始まり・・あと1でタイ記録と迫りながら、長崎に敗れて終わった。
記録というものは本当に難しく・・因果なのだなと思う。

 この日のスタジアムは肌寒かった。ついこないだまで、あれだけ暑かったのに。
季節はもう秋で・・今シーズンの残りは10試合。
900分を終えた時、僕らはどんな記憶を胸に刻んでいるのだろう??  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 14:45Comments(0)V・V長崎

2014年09月15日

異常は日常~2014 J2第31節 長崎vs.磐田のこと~

 通常、一部の例外を除き、リーグ戦の順位表は強化費順に並んでいる。
その中で、本来ジュビロ磐田の戦力はJ2では圧倒的である。強化費においても同様だ。
磐田OBがJ2開幕前にTVで語った
「勝ち点100とか行くのが当然くらいのスタンスじゃなきゃ」
と言う言葉は関係者の偽らざる本音だったろう。
現状の3位というのは、本来異常事態と言っても過言ではない。

 一方、長崎の強化費は下から●番目という程度で、昨年の成績はトンデモない偉業であり、
今年も上位相手に主導権を握って戦うなど、身につけている実力は高く・・
強化の効率性や合理性は特筆すべきものである。こちらも本来は異常事態と言って過言ではないレベルなのだ。

 その2チームの対戦が日曜に今季最多の12,000人を前に行われた。
共に4日前に天皇杯4回戦を戦っているが、
磐田が9月6日に磐田→岡山、9月10日に磐田→大阪の移動であったのに対し
長崎は9月6日に長崎→札幌、9月10日に長崎→千葉と負担が大きく、
磐田戦前1週間の練習はほとんどがリカバリーに費やされた。
試合2日前の練習でも天皇杯に出場したメンバーはジョグ中心のみという状態だ。

 だが、実際に試合が始まると長崎のゲームが展開される。
長崎は、ここ2試合やや動きの良くなかった岡本君を下げ、左SBに野田君、左のワイドに石神君を起用。
更にDFラインを高くして、アグレッシブに3-4-2-1になって日が浅い磐田の3バックを突いていく。
また、ロングボールが頭上を超える状態が続く中で三原君が落ち着いて対処、
守備だけでなくボールをダイナミックに展開し終始ペースを握る。
前半終了間際に、CKから石神君の職人的な高精度キックを佐藤洸一君が決めて先制。
前半の長崎は高木監督の言葉通り「パーフェクト」なゲームだった。

 後半、磐田は山崎君を投入して4バックへ布陣を移行。球際を激しくして反撃を狙う。
馴れた4バックとなった磐田は個人技で勝負するスタイルでゴリゴリ押して・・
67分、前半は消えていた磐田の松井君がフリーでパスを受けて山崎君へ送り山崎君が決めて同点。
山崎君の速さや仕掛けの鋭さにかき回されて出来た隙を逃さない松井君の一瞬の閃きにやられた感じだ。
この後は高木監督が交代策を活かしながら、前線にクサビを入れてシャドーが飛び出す形で
磐田ゴールに迫るが・・得点ならず同点で試合終了となった。

 共に勝ち点1を分け合った形となったが、
シャムスカ監督が、3バック導入の失敗を匂わせるコメントを残し、
長崎の選手が異口同音に「勝点3を取れなかった試合」と振り返ってように
どちらが押していたかはハッキリとした試合であった。
そして、強化費や環境、戦力差を考えた時にこれがいかに凄い事実であるか・・。

 長崎はこの日引き分けて順位は15位のままとなった。残り試合は11だ。
あくまで一般論だが、上位チームに追いつくために必要な試合数は勝ち点差数と同じだと言われる。
例えば勝ち点6差の上位に追いつくには、6試合かかるという具合だ。
無論、直接対決があったり、上位チームが負け続けたり、こちらが奇跡の連勝を起こすケースもあるので
あくまでも一般論ではあるが・・。

 それで計算すると、長崎が残り11試合で追いつけるのは勝ち点46の6位大分となる。
単純な数字上ではプレーオフ圏内に入るのはかなり厳しい。
だが、チームは誰もが「とにかく目の前の試合を勝っていくだけ」と言う。
まだまだリーグは混戦が続くだろうし、サッカーは本当に何が起こるかわからない。
何より、数字上なら圧勝の磐田を長崎は追い込んでみせた。
去年だって1年目でプレーオフに進出してみせた。
異常事態はサッカーの世界は日常茶飯事だ。
長崎のサッカーがある日常は、まだ11試合もある。何が起きても不思議じゃない。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 20:07Comments(0)V・V長崎

2014年09月12日

月間J2マガジン10月号

9月12日発売のJ2マガジン10月号は
普段のV・ファーレン長崎コーナーに加えて深井正樹君のストーリー、
クラブ経営を考えるの中でのレポート記事、名勝負の真実・・など
通常以上にV・ファーレン長崎関連が掲載です。是非、どうぞ。

非常にやりがいのある原稿で、充実感を感じながら書けた依頼で、
同時にタイトなスケジュールの中で対応してくれたクラブ、関係者、
丁寧に説明してくれた編集者にひたすら感謝な感じの日々。

特に深井君はコメント取りなどを通して彼の人となりを知るにつれ、
俄然興味が湧いていた選手なので力が入り・・
彼の実績、古巣ジェフや支えてくれた人、V・ファーレン、サッカーへの想いなど
彼を知る一人でも多くの人に読んでもらいたいなと。

ちなみに深井君はJrユース年代の頃はドリブラー育成に定評がある甲西トラベッソ、
ユース年代では個の主体性を重視する山梨県の韮崎高、
大学ではOBの岩本文昭V・VAREN長崎専務曰く「日本一走る」駒澤大学でプレイしており
どれもが今の彼のプレイスタイルに生かされていると感じる。
育成という観点で見ても興味深い選手だと思う。

また、クラブ経営を考えるの中でもレポート記事は、
ヴィヴィくんについて、誕生の頃のことなど昔の資料などを引っ張りだし完成。
この記事は結論ありき、方向性ありきではなく、
資料から抽出したことや、普段から思っていること、考えていることを仮書きしていたら・・
案外テーマに沿った内容でラストまで書けてしまった感じの原稿。
本来は、テーマ設定→プランニング→ライティングの流れなのだけど・・
まず書いてみるかとノープランで始めてみたら・・という感じ。


よかったらどぞ。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 18:59Comments(0)V・V長崎

2014年09月10日

ジュビロ戦で「あぴっ」第2号が出ます

 先月の中旬からあり難いことに書き物の依頼が相次ぎ、気付けブログも1週間以上放置状態。
あらためて気付いてみればリーグ戦も終盤戦にはいって、季節も秋っぽくなってきた。
そんな中で開催される週末のジュビロ磐田戦は、集客面でも今季の戦いぶりという面でも重要なゲーム。
そんな中、7月20日の松本山雅戦で発行した
「V・VAREN長崎&諫早 ガイド冊子”あぴっ!”」の第2号が、http://klm.noramba.net/e264060.html
ジュビロ磐田戦(9月14日 18:00 キックオフ 長崎県総合運動公園陸上競技場)で配布します。

「あぴっ!は諫早市との協働事業であり、製作から「This is ISAHAYA」にこだわったガイド本。
V・VARENに関する事、諫早に関する事を取り上げており、
諫早に冠することは地域イベント、地図、グルメや土産などを徹底地元目線で掲載。
V・VARENに関する事は月間レビューと今後の試合予定、あとはクラブマスコットやサポーターなど・・
この冊子には企画段階から関わらせてもらっており、ライティングではV・VAREN長崎に関する部分を担当中。



 「あぴっ!」では毎号、中心となるテーマを設定しており、今号のテーマは”だいち”。
今号は諫早市農林水産部などに取材・協力をしてもらい諫早の”だいち”にまつわるエトセトラを掲載中。
配布はジュビロ磐田戦の会場で!それ以後は掲載店や諫早市役所、図書館、ターミナルなど諫早の各所に
設置されているので是非、どうぞ。
今号から諫早市民FMとも連携してます。

 個人的にはこういう冊子を長崎市や島原市、大村市、佐世保市などでも製作して
毎月どこかの市で発行できるようにしたいと検討中。
興味がある方は連絡下さい。企画とネタと書くことなら山ほどあります(笑)
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 22:00Comments(0)V・V長崎

2014年09月02日

宮田伴之取締役退任によせて

 先日の富山戦を最後にⅤ・VAREN長崎で、
足掛け4年、代表取締役社長を務められた宮田伴之氏が退社された。
内田社長への引継ぎを終えての退社であり、一先ずはお疲れ様でしたと声をかけたい。

 宮田前社長はチーム発足当時からクラブのボランティアをはじめ支援活動をされており、
特に社長を務められた2010年末からの4年間というのはクラブにとって最大の激動期だった。
僕も2010年でULTRAを卒団し、V・ファーレン長崎支援会の活動を本格化させた時期だったので
V・VARENを巡って色んな経験を一緒にさせていただいた。
生の感情をぶつけあった事もあるし、安堵して笑いあった事も数知れない。
東日本大震災、当時の後援会会長でクラブ最大の理解者の一人であった故松藤悟氏の逝去、
Jリーグ昇格断念、クラブライセンス、JFL優勝、J2昇格、佐野監督解任・・
全てがほんの少し前のことのようであり、ずっと昔の事のようであり・・。
今年も車に同乗させていただいて一緒にロアッソ熊本戦に行ったり、
つい先日も一緒に飲む機会に恵まれて昔話をしたりした。

 宮田前社長は前任の小嶺忠敏元社長のような強烈なカリスマとエネルギーで引っ張るリーダーではなかった。
宮田前社長を知る大半の人が言うように調整型のリーダーと言えるだろう。
でも、僕が知る宮田前社長は調整型と言うより、調停型のリーダーだった。
決して果断ではないし、行動力に溢れ、卓越したアイデアや経営センスに恵まれているタイプではなかったが、
とにかく忍耐強く・・とても正直な人だった。
「どんなに頭にきても1晩寝れば忘れる(笑)」
と本人がよく言っていたように、この忍耐力と誠実さでクラブの内外をつなぎとめていたように思う。
一方で、忍耐や正直さはもどかしさと感じられる事もあったが、そこに救われたことも多かったのだろう。

 思えば、クラブが出来て10年目・・色々変わった。
クラブのKINGだった原田武男はU-18の監督として現在S級ライセンスを受講している。
同じく長崎の心臓と呼ばれた田上渉は広報部所属で、
ずっと昔に「こんな情の厚いクラブが日本に一つくらいあっても良いじゃないですか」と
言った竹村栄哉と練習場に立っている。
岩本長崎と言われた岩本文昭は専務としてクラブに残り、
僕はULTRA-支援会を経てライターとしてクラブに関わっているし、
雄さんはULTRAの代表になり、Senji君はバスドラを叩き、
幼稚園だった美桜ちゃんは中学生になった。
一方で、スタッフも選手もサポーターも顔ぶれが変わり、新しい出会いもある。
居なくなった人、変わってしまった人、変わらない人、変わらない顔、新しい顔。
僕らはあと何度変化を経験するのだろう??

 宮田前社長は既に新しい職場で働いている。
ウチの近所らしいので、近い内にご飯でも食べながら、また昔話したいものだ。

宮田さん、お疲れ様でした。大変お世話になりました。今後とも仲良くやりましょう(笑)
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 21:44Comments(0)V・V長崎日記・コラム・つぶやき