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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2014年07月23日

長崎市戸石に建設中のV・V長崎専用練習場の話題(上)

 7月のクラブ定例会見で長崎市の戸石地区に「戸石グラウンド(仮称)を整備中」との発表が行われた。
練習場問題に苦しんできたクラブにとって初の専用練習場で非常に喜ばしいことなのだが、
諫早市の多良見にも練習場を整備予定であり、両施設の関連性やら状況が判らないという声を聞く。
なので、その辺を少し書いてみようと思う。

 まず、今回の戸石グラウンド発表前の状態を整理すると、
1:練習場が足りない。特に長崎国体前の9月からは日々の練習場にも事欠く状態。
2:諫早市が多良見に天然芝1面、人口芝1面の練習場を整備予定だが、建設は長崎国体終了後。

と大きな問題点はこの2つ。

 1に関しては「島原に遊学と百花台とフットボールセンターなど沢山ある」
という意見もあるだろうが、定例会見でクラブスタッフが語った通り、
シーズン中にハードな練習を終えた選手に長距離運転をさせる危険性やコンディション調整の難しさがある。
また、長崎の練習場問題は他クラブや選手にも知られており、加入や補強のデメリットにもなっている。
何より1の最も怖い点は、今年の9月、10月と・・現在の練習場が殆ど使用不可となる点だ。
長崎県内ほぼ全ての施設が国体の為にフル稼働となる。
少し前まで「この時期は隣の佐賀県で練習しなければならない・・」という話も本気で挙がっていた。

 2については着工が国体後。完成は2016年の3月であり国体期間の練習場不足解消にはならない。
しかも天然芝のグラウンドは芝生の質を保つために養生期間が必要で1面だけではプロの練習には足りない。
人口芝の場合は天然芝に比べて身体への負担があり、特にシーズン中は補助的な使用時以外は避けたい。
多良見の練習場が整備されれば諸問題が充分に解決する訳ではないのだ。

 現状の練習環境と多良見に建設予定の練習場整備タイムスケジュールと状態を簡単な図にするとこう。


がまだ未建設、が現状のまま、が使用不可、黄色が建設中。
これでも長崎県、諫早市などの行政や各施設管理団体、他スポーツ団体、他チームが
V・VAREN長崎の練習や公式戦へ最大限に協力・尽力してくれている賜物で、
これ以上を求めるのは本当に申し訳ない・・限界に近い状態であることは理解してほしい。

また、2に関しても行政の予算や施策は全て関係各所と調整して作られた計画があり、
Ⅴ・VAREN側の都合で前倒ししたり、変えたりすることは難しい。
何より多良見に建設予定の練習場も細かい部分まで完全に確定している訳でなく未知の部分も多い。

現状のV・VAREN長崎の練習環境は、多くの関係先が出来うる中で最大の協力をしてもらってもまだ厳しく、
そんな非常に厳しい状態を打開するべくクラブとして打てる手を全て打った結果が戸石グラウンドなのだ。
戸石地区にある十八銀行所有のグラウンドに練習場を整備して練習場問題を少しでも好転させる為のもので、
同時に、上記1・2の問題を殆ど唯一解決出来る方法でもある。




(明日の下へつづく)
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 18:00Comments(0)V・V長崎