スポンサーリンク

上記の広告は、30日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2013年08月31日

明日はガンバ戦

明日はアウェイのガンバ戦である。
ガンバはずっとJ2で首位を走っており・・つか、
メンツ的にJ2にいるのが意味不明なクラブである。
J2ではとにかく三浦知良が得点を取ると翌日のスポーツ新聞一面を全て制するのが通例だが、
今年はガンバが敗れるとやはりスポーツ新聞を制するほど勝っている・・。

そんなガンバと長崎の前回の対戦は
別にハードワークもしないし、ラインも押し上げてないけれど、
圧倒的に個で上回るガンバに長崎がミスしてトントントーンと失点。
その後、ガンバの攻めは停滞し、水永を投入した長崎が後半反撃し1-3で終えた・・そんな試合。

それから約半年。当時と状況は大きく異なる。
長崎は現在3位で堂々の強豪チーム入りをし、自信も得た。
ガンバ戦でのスタメンは3分の1が入れ替わった。
ガンバはリーグ得点王だったレアンドロや攻撃で力を見せていた家長が既にいないが
天才少年呼ばれた宇佐美が加わり、途中加入のロチャも得点を重ねており些かも力は落ちていない。

個人能力で言うと圧倒的にガンバが上で、これはもう簡単に埋められるレベルではない。
こういう場合は、もう皆がしっかり連動して走って攻守で常に数的優位に立つしかない。
1対1で勝負すれば個人技でやられてしまのだから・・。

展開的に両サイドが押し込まれて5バック気味になる事も増えるだろうが、
ボランチの井上、岩間は2人共に後に下がり過ぎないようにしてほしい。
彼らが押し込まれれば、もう一方的に攻められるのが避けられなくなる。
是非、こらえて常に片方は守→攻の切替を早くして押し上げていってほしい。

9月はアウェイのガンバ、ホームでヴィッセル、アウェイで札幌と京都と
J1経験もある上位チームと連戦であたる。
9月で長崎が踏ん張れればJ1プレーオフ圏内の6位はかなり現実味を帯びる。
9月の出来が今季の成績に大きな影響を与えるので、
初っ端のガンバ戦でどんな戦いぶりをみせてくれるか楽しみにしたい。

っという訳でガンバ戦へ向う為の仮眠に入るとする。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 22:35Comments(0)V・V長崎

2013年08月29日

もうちょいで天皇杯が始まる

さて、土曜日は天皇杯の1回戦が長崎である。
カードは「三菱重工長崎vs.HOYO」。
元々、家のご近所で練習をしているチームと言う事で顔見知りも多いのだが、
今年は「ナガサカ!」で国体や重工を取り上げている事もあって
頻繁に練習見学や取材に行っているので、特に気がけている。

昨日も練習後に竹さんや渉とも話したのだが、非常に良い空気だなっと思った。
対戦相手は大分のHOYO。渉の元所属チームでJFLのチームだ。
国体、リーグで苦戦している重工だが、力は高いと思っている。
JFLのHOYOを破る事が出来ればそれを証明出来るので頑張って欲しい。
HOYOに勝てば2回戦が竹さんの元所属チームの大分トリニータ。
大分県からすれば重工をとっとと片付けて大分ダービーをやりたいだろうが
渉も邪魔する気満々だ。期待したい。

そして、来週の日曜、天皇杯2回戦でV・VARENはヴェルディと対戦する。
地域リーグ時代、JFL時代は常にJリーグクラブに挑む事を楽しみにしていたので
J2となった今年は「よーし!今年は挑まれる側だ!ドーンと来たまえ!チミィ」と
思っていたら・・同じリーグの対戦相手で特別感がなかったでゴザル・・な感じだ。
まぁ、ヴェルディもそう思うだろうけどね。

ちなみにV・VARENは過去天皇杯で現在の2回戦(旧3回戦)以上勝ち進んだ事がない。
更に言うならば、V・VARENが公式戦で初めてJリーグクラブと対戦したのも天皇杯だ。
カードは「湘南ベルマーレvs.V・VAREN長崎」。2007年の10月7日。
この時のメンバーで今もV・VARENでプレイしているのは有光亮太一人。
スコアは0-3。
当時の監督は現専務の岩本さんで当時、横浜FCの監督の職を離れたばかりの高木監督に
ベルマーレ戦へのアドバイスを仰いでいたりする。

あれから、6年。それぞれ色んな道に進んで、決して短くない時間なのだなと思う。

前回の味の素スタジアムでのヴェルディとのリーグ戦は行くつもりだったが、
色々とあって行くのを辞めたのだが・・今回は行く予定だ。

とは言え、まずは週末のガンバ戦が大事だが・・。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 18:00Comments(0)V・V長崎

2013年08月26日

2013J2第31節 鳥取vs.長崎のこと

日曜の朝4:00に集まって鳥取へ。まずは水木しげるロードへ向かう。
ゲゲゲの鬼太郎大全集を所持し思い入れのを持つ身として感慨深い。
「目玉の親父は鬼太郎の片目でしょ?」と言われたのでレクチャーしたりする。



その後はキン肉マンでウルフマン(アニメではリキシマン)がスプリングマンと戦い壮絶に散った場所、鳥取砂丘へ。
砂山を登りユーダイ、雄さんが相次いで砂山を駆け下りる。
(大人の僕はそんな事はしないよ、フフフン♪)と思っているとSenji君が「藤原さーん、オチって知ってますー?」
まだ、この身がULTRAだった頃に周囲に無茶をさせる時に、好んで使った手法だ。
それをSenji君が俺に使ってくるとは・・下克上だ。舐められてはいけない。
結果、駆け下りるのだが砂に足が埋まりスピードが出ない。ウルフマン。あなたの戦略は正しかった。



一方のSenji君はチビッ子達を連れて自分は歩いて降りてきていた。その手があったかー!
その後、また砂丘を歩いてバスへ戻るが・・熱いわ、きついわで・・。



北斗の拳に出てくる、食料と水を求めて放浪する民衆みたいになる。
モヒカン頭がボウガンを打ってきて「ヒャッハー!」と登場しそうだ。
おーれとの愛を守る為ー、おーまえは旅立ちー♪




こうしてキックオフ1時間半くらい前にとりぎんバードスタジアム着。
ここは2010年に色々あった場所だ。チームも苦戦し、とても悔しい思いをした。
また、どこぞの人が、俺がここでピッチに向かってバスドラのバチを投げ込み、
それをチーム関係者が拾って隠蔽したという大嘘をバラまいた場所でもある。
何より、大量に現れた蛾が空から降ってくる状態で「ナウシカの腐海みたいだ」と噂しあったりした。
しかし、今回は非常に涼しく、快適で専用スタジアムの良さを存分に味わえたりした。
何だ、良いスタジアムじゃないか。

さて、試合は長崎が危なげなく勝利した。
鳥取は攻めが長いボール一辺倒で、大半が久保目掛けてと分かりやすく、集中さえしてれば怖さはなかった。
後半になると差は顕著に出て、特に先制点後はそれがハッキリ出た。
長崎は前線でポイントとなれる選手として志有人・奥埜と2人いる事が大きい。
運動量、スペースを使って攻める意識、前に出る姿勢・・全てで鳥取を凌駕する。

鳥取は守備意識が低い訳ではないのだけど、
長崎の選手を追い込んでから、自分らがどうボールを奪うかが不明確だった。
鳥取は監督解任の余波もあって、まだまだ苦しいだろうなっと思う。

この試合で再び3位に浮上した長崎だが、これはもう補強が見事に成功したと言う外ない。
奥埜・岡本は既に主力と化しており、小松も既に2得点。鄭、西森も計算出来る存在になっている。
彼らの加入で元から居た選手もコンディションを整えたり、危機感を持ったりで良い方向に意識が向いている。
9月は上位との正念場の対決が続くが何か巻き起こしてくれそうな気がする。

その後は長崎へ向かい、朝に着。
今回もバスを手配した雄さんや聖子さんやSenji君らは皆を送り出した後で残ってバスの中の清掃を行う。
雄さんとダイスケ君に至っては運転も担当する。
決して「俺らがやりました!」と口に出さない人達なので、つい忘れてしまうが、
そのお陰で自分らは試合を見て、仕事に迎えている。心の底から有難い。



高木監督はアウェイの試合後の記者会見で「遠くまで来てくれたサポーター」に謝意を示すが、
その「遠くまできてくれたサポーター」を支えている一角が彼らである事は心に深く刻んでおきたい。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 19:12Comments(0)V・V長崎

2013年08月23日

2013九州国体サッカー 成年男子 長崎vs.福岡のこと

先週の8月17日・・J2第29節のアビスパ戦の前日、
取材を兼ねて国体成年男子サッカー九州ブロック大会を観戦する。

会場は福岡大学。カードは長崎県成年男子vs.福岡県成年男子。
国体は登録が監督を含めて僅か16名。その為に監督は選手兼任をするケースが殆どだ。
成年男子の監督はV・ファーレンOBの竹村栄哉。
他にも熊谷智哉、加藤寿一、田上渉らOBに加え小森田、木藤ら元Jリーガーを擁している。

この2年ほどは来年の長崎国体へ向けて強化を続けており、
一昨年は九州国体を突破、昨年は重工として上位に進出と上手く結果を出してきた。
だが、追う側から追われる側となった今年はKYUでも苦戦している。

対戦相手の福岡大は次期Jリーガーをズラリと揃える全国屈指の強豪校だ。
メンバーと設備(専用練習場)など、クラブとしてみれば九州ではビッグクラブの域に入る。
しかも圧倒的に運動量で上回る大学生は厄介この上ない。
総大臣杯とのの兼ね合いで2軍中心のメンバーだが、それでも錚々たる顔ぶれが並んでいいる。

立ち上がりから運動量と攻守の切り替えの早さで攻め込む福岡。
長崎は立ち上がりに2失点する。前後半70分の国体でこの点差はデカイ。
ハーフタイムに竹村監督はベンチで声を荒らげた。
「これで終わって良いのか? 何回言ってきた事だよ、何回やって来た事だよ。
今までやってきた事が出来てないよ。やれるだろ!自分らでやらなきゃだろ!」
後半、福岡の運動量が落ちたこともあって長崎は反撃を開始した。
ボールがつながる。チャンスも作る。でもあと一歩得点が入らない。






最近の重工の試合を観ている人は判るだろうが、調子の上がらない重工にあって
竹村はよく声を出し体を張ってチャンスを作る。確実に主力の一人だ。
だが、最後まで竹村はピッチに立たなかった。自分が選んだ選手に試合を託し続けた。



同じく長崎ベンチでもう一人ピッチに立たなかったのが重工の安部選手だった。
ミスター重工と呼ばれる彼は昨年、国体代表から漏れた。
今年それが選ばれたのは精神的支柱としての期待が大きかったのではと思う。



試合の終盤に福大は背番号10を投入した。監督を兼任するV・ファーレンOBの福嶋洋だった。
時間はアディショナルタイム。時間稼ぎも兼ねた交代で洋はしっかり勝ちにきた。
自らシュートを1本放ち、長崎を最後まで仕留めにきた。



0−2で試合が終わり長崎の選手たちが打ちひしがれていた。
試合後に洋に話を聞くと長崎の選手名を見た時に「やばい」と思ったそうだ。
「走り勝ちました。そこだけは若い学生が絶対有利だから。」

ピッチに目を移すと撤収作業の中で一人ベンチに座っている竹さん、
そして黙々とピッチの周りをランニングする安倍さん。
2人は何を考えているだろう?

皆、俺が長崎やV・ファーレンやフットボールを追いかけて出会った物。
30名に満たない観客が観戦した試合にもそれぞれのドラマがある。
ついつい忘れそうになるものを色々と思い出させてくれる。

そして、翌日に俺は博多の森で有光の凱旋を目の当たりにし、
懐かしい友人達に久々に再会したりする。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 18:23Comments(0)その他フットボール

2013年08月22日

2013年 J2第30節 長崎vs.横浜FCのこと

 今季唯一のウィークデーのホームゲーム。
再三書いてきた通り、完全週休2日実施率全国平均を10%以上も下回るという
日本最強レベルの平日勤務県である我が長崎県。
ホームであるにも関わらず、ある意味で日曜にアウェイに行くより大変だったりする。
そんな中での18:00キックオフ。この日のJ2ゲームは他は全て19:00開始。

本当にホームか?・・などと恨み言も言いたくなってしまう。

 実際、仕事を切り上げたり、大急ぎで会場に来た人も多く、
19:00開始であれば実は観客は1~2割上がったんじゃないだろうか?

そんな中でこの日も鬼の如く暑いままで試合開始。

前半から洸一、幸野、奥埜の連携は流動的によく動けておりチャンスを作るのだが、
どうにも3人が連携する起点がゴールから遠い。
全体的にちょっとラインが下がっていて、それに伴って3人も低い位置でプレイしており、
それが影響していたようだ。

後半はラインも上がり目になり、チーム全体が縦に攻める事を意識した事で
3人の連携もゴールに近い位置になりチャンスを作った。
先制点は前田からのパスをダイレクトで洸一が打った見事なゴール。
2点目は奥埜がプレッシャーをかけたボールを鄭が奪ってパス。
小松がそのまま相手DFの裏飛び出してシュートの形。
2点目は特にそれぞれの特徴とチームの狙いが噛み合ったゴールだと思う。

一方で横浜FCが調子が良くない理由が何となく判る。
色んな意味でチグハグな感じだなと思った。

あと、何と言ってもKING カズである。
3人目の交代枠がカズでないと判った時のスタンドの「あ~っ」と言う反応は・・(笑)

さて、この日の試合後はメディアのお仕事が通常より多かったのもあって、
いつもより会場を後にするのが遅れたので帰って速攻寝る。

翌日も仕事だ。ウィークデーはやっぱり辛い。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 19:18Comments(2)V・V長崎

2013年08月20日

2013 J2第29節 アビスパvs.長崎のこと

 お盆の間に家族サービスに全力を尽くしまくったのが、そのまま休みを利用し、週末は福岡入りした。土曜は国体成年男子サッカーの九州ブロック大会が目的。そのまま福岡に泊まりアビスパ戦の観戦予定。この国体の方は明日以降の別記事で記載するので・・今日はアビスパ戦を書く。

 この日の長崎は久々の志有人をトップに置いたゼロトップシステム。
立ち上がりから長崎はかなりアグレッシブで立ち上がりに洸一がツボを逃さぬ先制点。
とは言え、ここ数試合の長崎は先制後に追いつかれる事が多いので安心は出来なかったのだが・・
だが、この日の長崎は違った。福岡と両サイドの打ち合いを繰り広げる。
正直、個の力ではアビスパが上なのに真っ向に打ち合う。
ミスによって2失点した後も引かない。

 終盤には2バックにしてまで徹底して攻める。
最後にはアビスパのサイド攻撃をついに押し込む事にまで成功した。
そして、有光が投入された時・・スタジアムの空気は爆発した。泣いてるサポーターまでいた。

 結局、長崎は福岡に1-2で敗れ2連敗で5戦未勝利となった。
だが、「敗戦して得る物がある試合」と言うものがあるならば・・この日のような試合だと思う。
久々に最後まで感嘆する程に走り、呆れるほど攻撃的に前へ出た。
チャレンジする事を怖がらないタフなゲームだったと思う。

 試合後はULTRAのバスツアーに合流し風呂に入って長崎へ向う。
ちなみにこの試合では懐かしい顔にも会った。
特に06年頃にULTRA小学生だった丈が久々に来ており、彼女まで連れてきてやがった(笑)。
そりゃ、俺も年取る訳だ・・。そんな事を考えた日曜日。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 00:27Comments(2)V・V長崎

2013年08月11日

集客の話題 その②

前回の「集客の話題 その①」の続き。

ガンバ戦での減少率を踏まえて改めて順位を出してみる。

1位:ガンバ(12,948人) 2位:松本(10,406人) 3位:神戸(9,852人) 
4位:千葉(9,776人) 5位:札幌(8,581人) 6位:岡山(8,069人)
7位:京都(7,560人) 8位:山形(6,466人) 9位:熊本(5,664人)
10位:東京V(5,602人) 11位:横浜FC(5,538人) 12位:福岡(5,081人) 
13位:栃木(4,878人) 14位:水戸(4,164人) 15位:長崎(4,032人)  
16位:鳥取(4,002人) 17位:徳島(3,801人) 17位:岐阜(3,761人)
18位:富山(3,694人) 18位:愛媛(3,539人) 21位:群馬(3,542人) 
22位:北九州(2,718人)   

中々に壮絶な数字が出てきた。
長崎の順位も15位まで一気に落ちてしまった。

ちなみに今年のV・VARENの集客目標は1試合あたり6,000人。
昨年のV・VARENの営業収益における入場料収入の割合は10%に満たない。
逆に広告収入の占める割合は35%だ。
そして、今年のV・VARENの営業収入における入場料収入の割合は22%程度を想定している。
広告収入の割合は31%。

元来、地域クラブは公益性(地域密着)と収益性(ビジネス)の2つの顔を持つ。
公益性を疎かにするクラブには本来、未来も価値もない。
公益性が認められるから行政の優遇や補助が受けられる。
だが、収益性を疎かにするクラブは存続すら出来ない。
この2つはクラブのあり方の基本なのだが、

どうしてもクラブは支援の手が大きい方を向きがちだ。
入場料収入の割合・・つまり集客が増える事はクラブの目線を観客=サポーターへ向ける事につながる。
集客の問題はビジネスだけでなく、クラブのあり方に関わる問題なのだ。

駐車場問題は確かにある。
ならば現在、公園内にありながら使用されていない駐車場の開放を訴えるのも手だ。

無論、クラブは運営の大改善を行わねばならない。
スタジアム内の運営はお世辞にもプロの興行とはまだ言えない。
少なくとも観客が不快に感じる事は大至急改善していくべきだし
良い部分はもっと広めていかなければならない。

皆で取り組み続けなければならない。
この辺に興味がある人は是非、支援会に来て欲しいし、自分で何かを始めるもの構わない。

夢を実現するのは大変だけど、夢を壊さない、無くさないのも大変だ。
楽に夢を見続けられる時代ではないのだから・・。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 18:00Comments(2)V・V長崎

2013年08月10日

集客の話題 その①

集客の話題でもちこっと書いてみる。

現在のJ2の平均観客動員数は6,485人。V・ファーレンは5,041人。
これだけ見ればかなり苦戦している。だが、J2各クラブの平均観客動員は以下の通り、

1位:ガンバ(12,948人) 2位:神戸(10,792人) 3位:松本(10,406人)
4位:千葉(10,220人) 5位:札幌(9,285人) 6位:岡山(8,798人)
7位:京都(7,560人) 8位:山形(7,294人) 9位:東京V(6,538人)
10位:熊本(6,142人) 11位:福岡(5,756人) 12位:横浜FC(5,538人)
13位:長崎(5,041人) 14位:栃木(4,878人) 15位:水戸(4,615人)
16位:富山(4,405人) 17位:岐阜(4,374人) 18位:愛媛(4,028人)
19位:鳥取(4,002人) 20位:徳島(3,801人) 21位:北九州(3,039人)   
22位:群馬(3,542人) 

全22チーム中平均観客動員数を越えているのは9チーム。
その9チーム中、J1経験チームが7チームを占めており、
実際はG大阪や神戸などが数字を引き上げているだけなのが判ると思う。

さて、今年のJ2に「ガンバ特需」なる言葉がある事を知っているだろうか?
現役日本代表を擁しネームバリューが飛びぬけたガンバ大阪とのホームゲームで
通常の2~3倍の収益がクラブにもたらされている状態を指す言葉だ。
実際にその影響は凄まじく、平均5,000人の長崎の観客が18,000人に伸び、
売店などの売上も通常の数倍に膨れ上がった。
では、このボーナスとも言えるガンバ特需の影響を排除して考えてみよう。

下記の数字はガンバ戦以外の試合での集客平均だ。

神戸(10,792人→9,852人) -940
千葉(10,220人→9,776人) -444
札幌(9,285人→8,581人)  -704
岡山(8,798人→8,069人)  -729
山形(7,294人→6,466人)  -828
東京V(6,538人→5,602人) -981
熊本(6,142人→5,664人)  -478
福岡(5,756人→5,081人)  -675
長崎(5,041人→4,032人)  -1009
水戸(4,615人→4,164人)  -451
富山(4,405人→3,694人) -711
岐阜(4,374人→3,761人) -613
愛媛(4,028人→3,539人) -489
北九州(3,039人→2,718人)-321

既にガンバと対戦した全てのチームで平均観客数が500~1000人低下している。
長崎は最多の減少率だ。

(つづく)  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 18:54Comments(0)V・V長崎

2013年08月07日

北部九州高総体サッカー

先日から行われていた九州北部インターハイで
長崎県代表の海星高校は1回戦で東京都代表の国学院久我山に4-1で惜しくも敗れた。

国学院久我山はU-18代表候補で主将の渡辺君やらが所属しており
立ち上がりから海星はプレスやサイド攻撃イキの良い戦いを見せたのだが、届く事が出来なかった。
それでも今年の海星の最大の武器であるスピードがある程度通じたのは大きいと思う。
選手権へ向けての糧となったのではないか?
とは言え、やはり県勢の活躍は期待したいところだ。

ちなみに決勝は市船と流経大柏。
千葉県代表同士の対決で市船が優勝した。
ベスト4も全て関東勢。

九州勢は
日章学園(宮崎)、那覇西(沖縄)、東福岡(福岡)が初戦敗退。
大津(熊本)、大分西(大分)、佐賀商(佐賀)が2回戦敗退。
鹿児島城西(鹿児島)、九州国際大附(福岡)が3回戦敗退。

九州人の特性として地元が敗れると何故か勝手に九州内を味方設定して応援する癖があるが・・
この結果が何とも悔しい。

是非、選手権でリベンジを期待しスッキリしたいものだ。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 23:21Comments(0)その他フットボール

2013年08月05日

2013 J2 第27節 長崎vs.愛媛のこと

日曜の愛媛戦・・心の底から失望する事があったので、試合内容の事以外は書かない。

愛媛は攻撃の核である石井が欠場。
長崎はボランチの井上、CB右の趙が累積で出場停止。

愛媛の布陣は3-4-2-1といつも通りだったのに対して長崎は岩間の1ボランチで3-1-5-1とも言うべき形。
井上の欠場だとか、ここ最近、今ひとつピリッとしていなかった攻撃に変化をつける意味で
奥埜の攻撃センスを活かすといった事が絡んでの選択。
また、前回の対戦で3-4-2-1同士のミラーゲームだった事もあるので、ここでも変化をつけてきた。

この布陣だが・・攻撃の時にそれなりに機能した時間帯もあった。
奥埜は視野が広くパスセンスがあるので前のゴールに近い位置でボールを持てるとかなり戦える。
だが、前に上がり過ぎて布陣が間延びして、
攻撃が停滞したり守備に脆さがあったりもするのでもう少し時間が必要だろう。
だが、オプションの一つとしては確保しておきたい形だ。

愛媛はボールをつないでくるのだけどまだまだ途上な感じで、
特にアタッキングサードに入ってからのパスはコース、スピード共に甘く
前でボールを持てる加藤や河原がいるのだけれどつながらない。
加藤のゴールも山口のミスをかっさらう形で個人技の要素が大きいものだった。

試合は長崎が基本的にペースは握っていたが1-1のドローで終わった。
どんなチームにも必ずこういう時期は訪れる。
こっからはチームの引き出しの数・・戦い方の数が問われてくる。
引き出しは練習以外では培われないので練習でやっている事がそのまま出てくるだろう。

この試合で小松、奥埜が先発し、西森が途中出場した事からも判る通り、
シーズン途中加入の彼らには”即戦力”としての働きが求められる。
彼らは選手層を厚くする為に来たのではない。
彼らがどれだけ早くフィットし、どれだけ早く機能出来るかが今後は大きな鍵になる。
今後の彼らの活躍と同時に、彼らの加入に寄ってベンチに座っているメンバーの反撃も期待したいものだ。

試合以外の事は失望以外ないので書かない。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 20:28Comments(2)V・V長崎

2013年08月03日

V・V長崎U-15の日本クラブユース出場について

先日、V・VARENのU-15が日本クラブユースの出場を決めたニュースを知ってる人もいるだろう。

クラブも初の全国大会出場!とアナウンスしているのだが、
サッカー界の関係者意外ではピンとこない人が多いようだ。

現在、クラブはこのU-15の大会遠征費用の協力金を募っているのだが、
残念な事にこの大会に出場する事がいかに凄いかとかの説明をしてないので、
皆も協力金の必要性を感じにくいらしい・・。

なので、簡単に説明を・・。

プロの場合はJリーグの公式戦、天皇杯などが原則として最高の大会であり、
権威のあるタイトルだろう。(あくまで国内に限定した話)

で高校生年代では誰もが高総体や冬の選手権を思い浮かべるだろう。
ところが、高総体も選手権も”高校サッカー部”限定の大会でJリーグのU-18などのクラブチームは参加出来ない。
これは管轄する競技団体が違うからで何で?と言われても”そういうものだよ”と言わざるを得ない。
クラブチームは「日本クラブユースU-18」が重要な大会だったりする。
更に原則的にJリーグのU-18チームで争われる大会としてJリーグユース選手権がある。

同じく中学年代では原則は全中が最高権威のタイトルとなっているが、これも中学校サッカー部限定の大会だったりする。当然、クラブチームのU-15は出場出来ない。
クラブU-15にとっての重要な大会が今回V・VARENが出場を決めた
「日本クラブユース U-15 アディダスカップ」なのだ。

日本クラブユースU-15は全国9地区で予選を行い、
今回九州大会で見事にV・VARENのU-15が突破して出場を決めたんである。
これはV・VARENのU-15が九州で屈指のクラブチームとなった事を証明するスンゴイ事。
全国から32チームしか出られない全国大会に出場するんである。

ちなみにU-15年代では全中とこのクラブユース、そして後述する高円宮U-15の3つが最高権威の大会である。
これらの大会で戦える事はそのまま全国レベルである事の証明でもある。

ついにV・VARENがそこに来たのだなぁ・・と。

さて、全中とクラブユース・・せっかく同じ年代なのにバラバラなのは勿体無いね・・と思った人もいるだろう。
当然誰でも考える事で、U-18でもU-15年代でも部活もクラブも関係なく戦う大会も準備されている。
それが高円宮杯という奴で基本、これが頂点中の頂点だったりする。

この高円宮杯の長崎県予選を兼ねた宅島杯は今月の末から開始される。
ここをV・VAREN長崎U-15が制したら、長崎のトップチームに名実共に躍り出る事になる。

頑張ってほしいものだ。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 21:36Comments(4)V・V長崎