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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2013年10月17日

なぜ、練習場が見つからないのか?前編

V・VARENにとって練習場の確保は本当に頭が痛い問題である。
J1クラブライセンス取得記者会見でも宮田社長が語っていた
「明日の練習場すら決らない状態」と言うのは大袈裟でも何でもない。
実際に翌日の練習場が確定するのは前日の夕方という事も珍しくない状況だ。

J1マガジンVol.01号で「課題」として練習環境の整備について書いたのが6月。
それから4ヶ月・・9月は夏芝→冬芝の張替え時期で状況は悪化。

現在の主な練習場は遊学(島原)、平成町(島原)、柿泊(長崎市)、松山(長崎市)放虎原(大村)。
この内、天然芝の競技場の9月は夏芝→冬芝の張替え時期で使用不可の事が多かった。
で、松山などの人口芝を使うのだが・・人口芝での練習が続くと捻挫などの故障者が増える。
「人口芝は土の4面分の(育成上の)価値がある」とは元日本代表である加藤久氏の言葉だが、
天然芝は人口芝の4倍以上の価値ではないか・・とは芝生に詳しい人の言葉だ。

さて、上記に県総と県総補助が無いのを不思議に感じた人もいるだろう。
陸上競技場の方は芝の管理の為であり、補助競技場の方は状態がよろしくない為に使用が難しい。芝の管理者が違うのだろうか??と思って尋ねてみたら・・管理者は同じだと言う。
原因の1つは水。天然芝に散水は必須なのだが・・1日に必要な水量を確保すると、陸上競技場か補助かどちらか一方に絞ってまくしかないらしい。結果、補助は状態管理が・・。

ちなみにこの散水の為の水源確保は実は芝のある競技場にとって生命線との事。
島原に島原市営、平成町、遊学と芝生の競技場が多いのは島原の水源が大きく関係している。
県総は本明川の支流の一つの上に作っているそうだが・・公園をカバー出来る程の水量ではないのだろう。

こうしてギリギリまでV・ファーレンは練習場を求めて彷徨う。

こんな中で移動の時間や負担を計算して練習メニューを組み立てるスタッフ。
こんな状況でトレーニングをこなす選手。

今の順位は驚異的なものだとあらためて思う。

このように長崎のスポーツ施設は苦しい。
来年に国体開催を控えて施設整備を進めた筈だが・・何故、こんなに苦しいのか?
理由は・・実は過去にある。

その辺は明日にでも・・。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 17:00Comments(1)V・V長崎