2014年11月18日

第92回全国高校サッカー選手権長崎県大会のこと

 V・VARENの話題に追われて中々最近は書くことの少なくなっていた高校サッカーの話題を。

まずは、県大会全体の流れから・・。
ここ数年の長崎県は県内トップレベルの子たちが次々と県外のJや有力校に流出しており、
地盤低下が懸念されていたのだが、長崎国体の強化世代にあたるため、
現在の県内高校サッカーのレベルは非常に高い。
新人戦覇者の長崎総科大附は九州新人大会で準優勝しており、
高総体覇者の海星高校はインターハイでベスト8。久々に全国レベルの話題が多かった。

その中での選手権予選・・大会前は
長崎総科大附と海星高校を軸に、プリンス2部に所属し国体の主力勢を多数擁する長崎日大、
名門の島商、諫商、国見、攻撃力の南山、
そして県地域リーグ所属ながら実力的には県内10指に入る新鋭の創成館が続くという図式。
そして、実際にベスト8に進んだのは、
長崎総科大附、海星、日大、鎮西、島商、南山、諫商、国見で、決勝進出は長崎総科大附と海星。

 長崎総科大附は、3回戦で新鋭の強豪である創成館と激突し2-1で振り切って勝利。
創成館は2年生エースの城臺君が最終学年となる来年がとても楽しみだ。来年の注目だろう。
その創成館を破った長崎総科大附は続けて国見高校と対戦。
国見高校の堀川監督、小嶺栄二コーチはV・VAREN長崎OBであり、
長崎総科大附の小嶺総監督の教え子だ。
試合は長崎総科大附が先制して、国見が追いつき、
延長戦で更に長崎総科大附がリードするも国見が更に追いつくという展開の末、
PK戦で長崎総科学附が勝利。
国見は堀川-小嶺栄二コンビの許で丁寧なスタイルを身につけており今後に期待が持てる。
準決勝の長崎総科大附-日大は4-0と予想外の長崎総科大附が大勝。
個人的に日大が優勝するのではと踏んでいたのだが、
2点目を奪われた時にガクッときて崩れてしまったらしい。
若いチームである事が裏目に出たようだ。
ただ、県内の関係者が口を揃えて「来年の日大は強い!」と言う選手が
1~2年生に揃っている。来年が本番か?

 一方の海星は3回戦で大村工業を5-0と圧勝。続く名門島商との対戦でも3-0。
準決勝でも鎮西を1-0で破って無失点で決勝戦に進出。
こちらのブロックで注目だったのは鎮西で、
今年は新人戦を初戦敗退、高総体でも2回戦敗退だったのだが今大会では準々決勝で南山を破る健闘。
鎮西の山口先生も「このメンバーで頑張ってるでしょ」と笑っていたが、
戦力的には長崎総科大附、日大、海星に落ちるものの、
ベンチワークの修正力が高く選手を上手く活かしているチームだ。
松尾亮汰君など力のある選手がまだ1年生で、こちらも来年以降が勝負時だろう。

 そうして迎えた決勝戦。
これがまた久々に見応えのある良いゲームになった・・ところで続きは明日。

第92回全国高校サッカー選手権長崎県大会のこと




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Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 18:49 │Comments(0)高校・ユース

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