2010年04月05日
2010JFL4節 長崎vs町田のこと
例によって試合内容とかについては期間限定をどうぞ。
さて、昨年は「成功率100%の雨乞いの儀式」として商品化を進める事も考えるべきだと思った程、雨に祟られたV・VAREN長崎の公式戦だが、今年はよく晴れる。
きっと、事務局内で雨男と呼ばれていた人の顔が最近は晴れやかだからだろう。
病は気から、天気は表情からだ、きっと。
バックスタンドへ到着すると、座り込んで食事を取っている一団がいるので
「リーマンショックの余波で住む家に事欠く人たちだろうか??」と思ったら
僕のお友達でした。
ボランティアリーダーのKINさんに「大人しゅうしとかんば」と入念に釘を刺される。
ササキさんと幕を張りながら「新しい競技場は幕が常設されれば良い」とか「いっそ壁に横断幕を書かせて欲しい」と会話する。
しっかり幕をセッティング。
まぁね、試合はやろうとする事やって負けた。やろうとする事をしっかり最後までやったから怒りや失望はない。
だが・・一つだけ。
失点した瞬間に倒れこむ選手がいた。それだけはもう繰り返さないで欲しい。
気持ちは判る。必死に耐えて耐えて、精神も肉体も磨耗させながら抑えてきたのに、一瞬の揺らぎを突かれ失点したんだから。
でも、倒れこむのは試合後でも出来る事だ。試合中に出来る事を優先して欲しい。
応援者としてぶっちゃけて言えば、応援なんてピッチの中に簡単に伝わるもんじゃない。選手は「力になった」と言ってくれるし、まったくのゼロではないが・・どんなに素晴らしい応援をやっても得点にはならないし、失点も減らせない。
選手やスタッフのプレイや判断一つで得点や失点は増える。でも、応援で得点や失点が増える事は滅多にない。1、2年に1試合あるかないか?だ。
応援なんてその程度だ。選手には逆立ちしたって影響力じゃ及ばない。
応援なんて選手に90分の試合中、あと1歩、あと半歩多く足を踏み出させる事が出来るかどうかのレベルだ。でもその1歩、半歩が得点につながるかもしれない。失点を防げるかもしれない。だからその1歩、半歩を信じて応援している。
何万、何十万歩の1歩、半歩に俺は90分を賭けている。
だが、倒れこめば・・その半歩、1歩の数百倍をチャラにしてしまう。
ジェフリザ戦、ロスタイムにあれだけの人間がゴール前に詰めた。
MIO戦、同点ゴール直後、周囲が喜ぶのをヨソに有光亮太はボールをセンターへセットした。今日、最後までチームは1点を狙いに行った。
それを忘れないで欲しい。
試合後に横断幕の片付けをしていると、この日出場機会の無かった選手達がボールを蹴っていた。武男、久留・・彼らは失点シーンを、倒れこむ選手を見てどう考えたろう。
救いは倒れた選手を励ます近藤の存在や、立ち上がった選手が走り出した事。
そこに希望を見たい。
さて、この試合で加藤は100試合出場を達成した。
このクラブでは現役で武男、久留、近藤に継ぐ4人目の快挙だ。その祝いのマスゲームにバックスタンドで沢山の人が参加してくれた。ありがとうございました。
こんなに愛される加藤は幸せ者だ。
超巨大横断幕 Mi vidaについて個人的におもうこと
今の長崎の応援を見てておもうこと
2013 J2第15節 長崎vs.京都 のこと
応援の分裂・場所についてのULTRAの言葉
応援のYOSAKOI化