2009年09月26日
誇りの証
明日は佐世保で北九州と試合だ。
ぶっちゃけて言うと北九州と言うチーム、サポーター、街を非常に興味深く見ている。
特に2007年彼らが迎えたJFL昇格直前となる地域決勝と、昇格なんて遥か遠い夢だったような時代との対比やら、今現在との対比やら・・純粋にフットボールフリークの1人として色々考える事の出来る要素に満ちている。
彼らは今、”J昇格”という・・恐らく北九州のフットボールにとって、恐らく同規模のインパクトは十数年過ぎないと体感出来ないようなドラマのクライマックスを身近に感じ、長崎戦をそのドラマの展開に欠かせない要素として捉え・・高いモチベーションと高揚感、そして喜びを感じているだろう。
とても哀しい事に、今の長崎にはその喜びも高揚感もない。
今の長崎にあるのは”誇り”しかない。
何の”誇り”か?
”俺達は誰にも負けない。俺達は強い!” だ。
昔、石橋隆生という選手がいた。2007年に1年だけ加入した選手だ。
公式戦出場も片手で足りる数だった。今は静岡FCにいる。
隆生は北九州の出身だ。大学を卒業した時、NW北九州入団も考えたと言う。
しかし、彼は長崎入りを決断した。彼は長崎に賭けた。
この年、色んな事があって長崎は3位に終わり、北九州が優勝した。
何も知らない人が結果だけ見れば隆生の賭けは失敗だったんだろうと思う。
でも、隆生は長崎がリーグで苦戦している頃・・決断を悔やまなかった。
自分で決めた道を後悔したくないと前向きな努力を忘れなかった。
本当の”負け”と言うのは心が折れる事だと思う。
隆生は外から見れば失敗と見えた決断の中で・・心は折れなかった。
自分の選んだクラブを、自分の選んだ道を、自分を・・悔やまなかった。
それが”誇り”なんだと思う。
怖いのは負ける事?
昇格が無くなかった俺達に何故、敗北が怖い?
怖いのは心が折れる事。
どうせ昇格がないから、勝っても意味がない、相手は昇格するチーム負けても仕方ない・・。
明日、”誇り”を見せて欲しい。
相手が北九州だとか、J昇格がどうだとかじゃなく、
”俺達は強い!俺達は負けない!”
その誇りを見たい。
お前達の、そして俺達が選んだ道が間違っていない証を見せてくれ。
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