2008年02月20日
言葉
「お客様は神様です」とか「お客様は王様です」とかの言葉があるが、
これはサービス業に従事する人間のお客に対する心構えを説いた言葉であって客の立場を表す言葉ではない。
それに神様とか言っても「疫病神」もいれば、「貧乏神」もいれば「死神」だっている訳で神話でそういった神様が追い払われてり、おいやられたりするように神様が絶対って訳じゃない。客の側が「自分は神様だ」とか「俺は王様」だとか思ってはトンデモない思い違いなんである。っというか客側がそう思うのは物凄く傲慢で偉そうな思考だ。客が思ってはいけないレベルの言葉とすら思う。
ただ、「それ位の気持ちで客に接しなさいよ」というサービス業側の言葉を客側が真に受けて神様ぶるのは謙遜やお世辞を真に受ける位オメデタイ話だ。
「Players First」という言葉がある。「まず選手ありき」って言う意味のこの言葉は指導者の基本姿勢を示す言葉だ。常に選手の事を第1に考える姿勢を表したものであって、選手自身が「まずは俺たち選手」と言うべき言葉でも思うべき事でもない。
「For the Pitch」という言葉がある。「(ピッチ上で展開される)現場の為に」って意味のこの言葉はクラブスタッフの基本姿勢を表す言葉であって、「ピッチ上さえ良ければ良い」という言葉ではない。
日本において、ラグビーの自己犠牲の精神を最も美しく表現した標語とされ、団体スポーツ、団体行動の規範的な言葉である「One for All , All for One」。(一人はみんなの為に、皆は一人の為に)。元ネタはアレクサンダー・デュマの三銃士の台詞なんだけど、自己犠牲=自己利益だという相互関係を見事に表している。
サポーターは自分らを「神様」とか「応援してやってる」とか思うのは間違いだし、選手はまずは「自分らが色んな事で最優先されるのが当然」と思ってはいけないし、チームは「ピッチ内の事だけ見てれば良い」なんて思ってはいけない。
これからも、その辺を気をつけていきたいものだ。
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