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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2013年09月17日

ブラサカ!神戸戦の前にあったこと

 日曜の9:00に起きてV-ist絡みで倉庫に寄ったりしながら12:00にスタジアム着。
メディア受付をしようとしたらまだ開いてないので、そのまま第3ゲートへ移動してブラインドサッカーの取材。
主催の本間さんやチョンマゲ隊の隊長ツンさんに話を聞いたり、写真を撮影しながら観戦。

感想は・・「ブラインドサッカーすげぇ!!!!!」に集約される。
多分、参加した100名以上の人全員が同じ事を感じたと思う。

ボールの中にある鈴の音、
ゴール裏にいるコーラーと呼ばれる人の指示の声、
DFにいく時に無用な接触を避ける為に発する「ヴォイ」の声。
このたった3つで彼らは頭の中にフィールドと自分、ボール、相手の位置をイメージして、プレイする。



音と声という限られた情報が頼りの彼らは、音と声を信じてプレイするしかない。
だから、誤魔化しのプレイや嘘の声はなく、物凄く正直にボールを蹴る。
そして、タッチラインが存在しない競技なので、試合が途切れる事が少なく彼らは集中力を高めてプレイする。



ブラインドサッカーはルールが通常のサッカーと違う部分もある為にJFAの統括下にない。
その為に彼らは代表選手であってもヤタガラスのエンブレムを胸に抱く事が出来ない。
でも、彼らのやっている事は間違いなくサッカーの一つの形で、紛う事無きサッカーだ。
V・ファーレンが大々的に協力という訳には行かなかったがフィールドを開放するという素晴らしい対応をしてくれた。
天然芝でボールを蹴れる事を彼らは本当に喜んでいて見てる方も嬉しい。






彼らとの体験サッカーで老若男女問わず笑っている。
「地域もチームも男女も障害のある無しも関係なく、ボールを蹴ってれば皆おんなじ。
 それが出来たこのイベントは大成功だと思います。」とツンさんは言った。
「今日ここで種を撒いた。それが長崎で広がっていってくれればと思います。
 みんなが笑ってサッカーをやる事。まずはそこからです。」と本間さんは言った。



最後に参加したブラインドサッカーの選手たち一人一人が挨拶をした。
一様に笑顔で一様に前向きで、皆が今日がスタートでここから色んな事を始めたいという気持ちが溢れていた。
注目を浴びる前の時代、女子サッカーの選手たちは代表戦の前にいつも思っていた事があると言う。
「今日の試合を勝つ事。そして、女子サッカーの為に負けられないと言う事」
きっと、今のブラインドサッカーに携わる人たちは、今同じような事を思いながら活動を続けているのだろう。



VOI!と言いながら前へ、前へ。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 15:15Comments(0)その他フットボール