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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2009年01月20日

新体制に思ふ

本来なら毎年発表が当然なのだが、これまで1度も具体的な数値で発表されてこなかったV・VAREN長崎のJ昇格の為のJFL設定目標が発表された。



勝点72以上。



何日か前のブログで書いた昇格最低条件より4試合分勝点が多い。
この条件は、俺が4位以内の最低条件なのに対して、事務局側が優勝を睨んでいるという事だろうと思う。優勝を目標に掲げるなら妥当な数字だ。



新体制に対しては、近いウチにサイトの期間限定で書く予定だが、少しだけ書いておく。



現状の補強は4名。いずれもJリーガーだ。

永らく補強を待望されていたCBには能力だけならJ1クラスの南が入った。
これまでのCBの条件は「経験値豊かなCB」だったが、05年から5年目に入り、選手も歳を重ねる。若手が中堅になるには充分な時間であり、この補強はほぼ希望通りと言える。

右のサイドハーフには神崎。左に山城。
非常にセンスの良い神崎、山城は大塚、竹とレベルの高い競争という意味でも期待出来ると思う。個人の力も高くサイドハーフは確実に1~2ランク上がったと思う。FWの熊谷は毎年、千葉フロントから期待をかけられていた選手で、アリ、洋ともタイプの違う選手で攻撃の幅を広げるだろう。



さて、残りは基本的に大学生や練習生だ。思わぬ掘り出し物と言える選手もいるだろうが、上記4選手程の力があるのは1~2人いれば良い方だろう。将来への育成も目的だろう。

さて、では考えよう。



太田恵介→熊谷智哉
山形恭平→山城純也
小田幸司→神崎大輔
堀川純一→南祐三



最後の堀純は08年の働きに限って言えば苦しいけど・・



どうかね?大幅なプラスと思う?戦力で考えると・・吉本淳、園田清次・・も退団してる。
昨年1年かけて見つけきれなかったトップ下のセカンドチョイスにも不安はある。



個人的に東川さんは中盤ダイヤモンドの4-1-3-2より、ボックスの4-2-2-2を志向してると思うけど、それなら余計ボランチの補強は大事。武男が怪我したらボランチは?渉がボランチなら左サイドバックは手薄になる。コンバートも考えてるかもだけど、竹のように成功したコンバートの一方で上手く行かなかったコンバートもある事を考えると楽観は出来ない。

九州リーグのTOP5チームの選手レベルの平均を10とすれば、去年の長崎のレベルは13~14だと思う。現時点のレベルは少し上がって14~16が妥当かね?参考までに去年何度か見たJFLのNW北九州のレベルは15~16だと思っている。JFL全体では14~15程度が平均かね?

今季の補強は、とても良い補強だと思うし、チーム力は確実に上がった。
本来なら悠々と合格点の取れる補強だ。



でも、



優勝を狙うにはまだ足りない

今季の補強の動向や顔ぶれを見た上で言うならば、今季のチーム方針は「継続」だと思う。戦い方も、方針も変わらないだろう。



なら、守備は安定する。昨年の堅守の残留に加えて南加入は大きい。サイドの攻略も進むだろう。しかし、去年のままなら攻撃は昨年と同じ個人に頼む部分が大きくなりかねない。堅守の裏腹で得点が奪えなければ「勝ちきれない」試合が増える可能性も高い。



セットプレイのパターンを構築して使いまわす昨シーズンの栃木のように、得点・攻撃のパターンを確立してもらいたい。



新体制は発表されたけど、まだまだフロントも現場もやる事だらけ。
みんなで気合入れていきましょや。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 22:25Comments(0)V・V長崎