2008年08月09日
問われる
大分戦は地味に東川さんが問われる試合になると思う。
これまでの長崎の状況を考えると格段に恵まれた「昼練習」「2部練習」「芝」の環境で2月からチームを率いているにも係わらず、(止む得ない事情もあるが)未だに目指す戦い方を実践できた試合がまったく存在していない。
正確には目指す戦い方を実践できた試合はあった。
しかし、それは相手との力の差が大きく離れ、尚且つ相手の足が止まってきた時間帯に限り、90分を通して・・いや、45分通して実践された事もない。
今季ベストゲームを言われる9節のロック戦も、本来の目指す戦い方と言うよりハートの熱さと泥臭さで掴んだ勝利だ。
内容に不満があっても勝ち続ける事が出来るのなら構わない。
しかし、実際にそんな勝利は長く続きはしない。
長崎はここまで15試合を戦い、3試合で勝ち点を落としている。
上位4チームに限れば 1勝1敗2分(PK戦を引き分けで計算)。負け越し。
3位のかりゆしとは2回戦って1敗1分。
ホームで引き分けだった大分とは今回アウェイで戦う。
前回ホームで勝利したロックとは中立地で戦う。
地域決勝では予選で3試合全て勝てないと石垣島へ確実には行けない。
第5節のかりゆし戦ではチームの弱点を突かれドロー。
第6節の鹿児島戦ではチームの形を見せれず判定に助けられ1-0勝利。
第7節の大分戦でも依然として形を作れず、決定機も外しドロー。
第14節のかりゆし戦では選手・ピッチ・のコンディションを見誤り奇策の末に自滅。
前節の鹿児島戦に及んでもチームの形作れず消化不良の勝利。
目指すサッカーのイメージが選手によって少しずつズレていると思う。共通のイメージを未だに植えつけきれていない。ならば植えつけるイメージは理想よりひたすらシンプルで良いと思う。具体的なパターンを2~3提示する程度で構わない。
手間隙かけた下ごしらえより、シンプルで充分だ。
更にスタメン・交代メンバーの固定によって閉塞感が漂っている。
ハッキリ言えば、練習で好調を見せながら出場機会を得られない選手の中には気持ちが切れ掛かりそうになっている者もいる。力がない、足りないなら納得もするだろうが、そうでないなら・・。
育成畑の長い指導者は往々にして年代の若い選手を起用したがる傾向が強い。
その選手がその期待にある程度応えれば、益々拍車がかかる。
長崎がじっくり腰を落ち着けて、先を見据えられる状況なら理解する。
しかし、今季の長崎は1年でのJFL昇格という結果だけを是が非でも達成しないとならない年だ。俺個人の理想は違うが、今年の長崎が求めるのは
「明日のフルコースより、今日のパン1枚」だ。
明日のフルコースの準備は、今日のパン1枚を確保した後でなければ意味はない。
フルコースの準備より、今必要なのはパン1枚を得るための単純な方法。
大分戦は起用、采配にも注目したい。
CBは試合勘に不安はあるがコンディションの良い加藤なのか、コンディションに不安はあるが、力のある伝なのか?
サイドバックが抑えられた、怪我人が出た場合のケア、フォローは考えているのか?
元気にマンマークがついた場合は?
ボランチの動きが落ちた時は、誰が、どうフォローするのか?
恭平や、園田、小田といった攻撃で流れを変えれる選手の使い方は?
サイドからどう相手を崩すのか?スピードで勝負するのか?大分DFを釣りだして勝負するのか?遠目から狙うのか?
何故その選手がスタメンで、その選手はサブで、あの選手はメンバー入りもしてないのかっと言う事に、全てでなくても、ある程度納得がいく内容と結果を見せてもらいたい。
長崎には、それが出来るだけの力があるから。
それを確信して今夜から大分へ向かう。
やったろうぜ
2008年08月09日
8月9日
1945年8月9日、俺の住んでいる街にファットマンと呼ばれる原子爆弾が落ちた。 投下前
mixiの日記には詳しく書いたが、学生だった俺の伯父は被爆し、地獄のような苦しみの中で、これ以上切ない別れ方はないっという死に方をした。お袋も被爆者だ。
お袋の人生と家庭は原爆で一度、完膚無きまでに壊された。
その話は子供の頃から何度も何度も聞いてきた。
原爆投下絡みの話は家でも学校でも何度も聞き、見てきた。
基本的に暑いのは嫌いだが、昔から8月9日が暑いと気持ちが落ち着く。
基本的に涼しい部屋の中で仕事をするが、時々、外へ出てムワッとした暑さを感じると、63年前の原爆投下後の空気というか感覚を何兆分の1でも追体験出来る気がするから。
頭だけでなく、ほんの少しでも体で体感しておきたい。
この日だけは暑い日が良い。