2014年09月15日
異常は日常~2014 J2第31節 長崎vs.磐田のこと~
通常、一部の例外を除き、リーグ戦の順位表は強化費順に並んでいる。
その中で、本来ジュビロ磐田の戦力はJ2では圧倒的である。強化費においても同様だ。
磐田OBがJ2開幕前にTVで語った
「勝ち点100とか行くのが当然くらいのスタンスじゃなきゃ」
と言う言葉は関係者の偽らざる本音だったろう。
現状の3位というのは、本来異常事態と言っても過言ではない。
一方、長崎の強化費は下から●番目という程度で、昨年の成績はトンデモない偉業であり、
今年も上位相手に主導権を握って戦うなど、身につけている実力は高く・・
強化の効率性や合理性は特筆すべきものである。こちらも本来は異常事態と言って過言ではないレベルなのだ。
その2チームの対戦が日曜に今季最多の12,000人を前に行われた。
共に4日前に天皇杯4回戦を戦っているが、
磐田が9月6日に磐田→岡山、9月10日に磐田→大阪の移動であったのに対し
長崎は9月6日に長崎→札幌、9月10日に長崎→千葉と負担が大きく、
磐田戦前1週間の練習はほとんどがリカバリーに費やされた。
試合2日前の練習でも天皇杯に出場したメンバーはジョグ中心のみという状態だ。
だが、実際に試合が始まると長崎のゲームが展開される。
長崎は、ここ2試合やや動きの良くなかった岡本君を下げ、左SBに野田君、左のワイドに石神君を起用。
更にDFラインを高くして、アグレッシブに3-4-2-1になって日が浅い磐田の3バックを突いていく。
また、ロングボールが頭上を超える状態が続く中で三原君が落ち着いて対処、
守備だけでなくボールをダイナミックに展開し終始ペースを握る。
前半終了間際に、CKから石神君の職人的な高精度キックを佐藤洸一君が決めて先制。
前半の長崎は高木監督の言葉通り「パーフェクト」なゲームだった。
後半、磐田は山崎君を投入して4バックへ布陣を移行。球際を激しくして反撃を狙う。
馴れた4バックとなった磐田は個人技で勝負するスタイルでゴリゴリ押して・・
67分、前半は消えていた磐田の松井君がフリーでパスを受けて山崎君へ送り山崎君が決めて同点。
山崎君の速さや仕掛けの鋭さにかき回されて出来た隙を逃さない松井君の一瞬の閃きにやられた感じだ。
この後は高木監督が交代策を活かしながら、前線にクサビを入れてシャドーが飛び出す形で
磐田ゴールに迫るが・・得点ならず同点で試合終了となった。
共に勝ち点1を分け合った形となったが、
シャムスカ監督が、3バック導入の失敗を匂わせるコメントを残し、
長崎の選手が異口同音に「勝点3を取れなかった試合」と振り返ってように
どちらが押していたかはハッキリとした試合であった。
そして、強化費や環境、戦力差を考えた時にこれがいかに凄い事実であるか・・。
長崎はこの日引き分けて順位は15位のままとなった。残り試合は11だ。
あくまで一般論だが、上位チームに追いつくために必要な試合数は勝ち点差数と同じだと言われる。
例えば勝ち点6差の上位に追いつくには、6試合かかるという具合だ。
無論、直接対決があったり、上位チームが負け続けたり、こちらが奇跡の連勝を起こすケースもあるので
あくまでも一般論ではあるが・・。
それで計算すると、長崎が残り11試合で追いつけるのは勝ち点46の6位大分となる。
単純な数字上ではプレーオフ圏内に入るのはかなり厳しい。
だが、チームは誰もが「とにかく目の前の試合を勝っていくだけ」と言う。
まだまだリーグは混戦が続くだろうし、サッカーは本当に何が起こるかわからない。
何より、数字上なら圧勝の磐田を長崎は追い込んでみせた。
去年だって1年目でプレーオフに進出してみせた。
異常事態はサッカーの世界は日常茶飯事だ。
長崎のサッカーがある日常は、まだ11試合もある。何が起きても不思議じゃない。
その中で、本来ジュビロ磐田の戦力はJ2では圧倒的である。強化費においても同様だ。
磐田OBがJ2開幕前にTVで語った
「勝ち点100とか行くのが当然くらいのスタンスじゃなきゃ」
と言う言葉は関係者の偽らざる本音だったろう。
現状の3位というのは、本来異常事態と言っても過言ではない。
一方、長崎の強化費は下から●番目という程度で、昨年の成績はトンデモない偉業であり、
今年も上位相手に主導権を握って戦うなど、身につけている実力は高く・・
強化の効率性や合理性は特筆すべきものである。こちらも本来は異常事態と言って過言ではないレベルなのだ。
その2チームの対戦が日曜に今季最多の12,000人を前に行われた。
共に4日前に天皇杯4回戦を戦っているが、
磐田が9月6日に磐田→岡山、9月10日に磐田→大阪の移動であったのに対し
長崎は9月6日に長崎→札幌、9月10日に長崎→千葉と負担が大きく、
磐田戦前1週間の練習はほとんどがリカバリーに費やされた。
試合2日前の練習でも天皇杯に出場したメンバーはジョグ中心のみという状態だ。
だが、実際に試合が始まると長崎のゲームが展開される。
長崎は、ここ2試合やや動きの良くなかった岡本君を下げ、左SBに野田君、左のワイドに石神君を起用。
更にDFラインを高くして、アグレッシブに3-4-2-1になって日が浅い磐田の3バックを突いていく。
また、ロングボールが頭上を超える状態が続く中で三原君が落ち着いて対処、
守備だけでなくボールをダイナミックに展開し終始ペースを握る。
前半終了間際に、CKから石神君の職人的な高精度キックを佐藤洸一君が決めて先制。
前半の長崎は高木監督の言葉通り「パーフェクト」なゲームだった。
後半、磐田は山崎君を投入して4バックへ布陣を移行。球際を激しくして反撃を狙う。
馴れた4バックとなった磐田は個人技で勝負するスタイルでゴリゴリ押して・・
67分、前半は消えていた磐田の松井君がフリーでパスを受けて山崎君へ送り山崎君が決めて同点。
山崎君の速さや仕掛けの鋭さにかき回されて出来た隙を逃さない松井君の一瞬の閃きにやられた感じだ。
この後は高木監督が交代策を活かしながら、前線にクサビを入れてシャドーが飛び出す形で
磐田ゴールに迫るが・・得点ならず同点で試合終了となった。
共に勝ち点1を分け合った形となったが、
シャムスカ監督が、3バック導入の失敗を匂わせるコメントを残し、
長崎の選手が異口同音に「勝点3を取れなかった試合」と振り返ってように
どちらが押していたかはハッキリとした試合であった。
そして、強化費や環境、戦力差を考えた時にこれがいかに凄い事実であるか・・。
長崎はこの日引き分けて順位は15位のままとなった。残り試合は11だ。
あくまで一般論だが、上位チームに追いつくために必要な試合数は勝ち点差数と同じだと言われる。
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