2011年06月06日
2011JFL第14節 長崎vs町田のこと
試合内容は例によって期間限定をどうぞ。
日曜は雨だが試合前から上がり始める。この日は高総体で、集客・運営ボランティアは厳しい。スタッフも頑張っているが、組織・集団として機能しておらず。日曜の試合告知チラシを作成し関係者に配布してくれと送ったのが木曜。クラブスタッフ複数が同じ集客依頼で別々に連絡してくる有様。運営担当者の1人が替わったのに、ボランティアへ説明もなく・・。
スタッフ自ら「試合告知をもっと早くしないと」と言いながら、告知は水曜か木曜が当然。そしてこれらの事に対してどれだけ皆が苦言を呈しても、意見しても変わらないという諦めに近い空気が内外問わず蔓延してしまっている・・。何とかならないか一緒に考えたい。
話題は試合に移る。
期間限定にも書いた通り・・長崎と町田の戦術浸透度の差がそのまま出た。
長崎の方が攻撃的だが、2チームのコンセプトは似ている。そして、こういったチームは浸透仕切れていない時が一番モロい。つなぐ意識がシュート意識を殺し、同じ攻めばかりを繰り返す。昨日の町田はまさにそれ。予算の縛りがあるとは言え、自分で選手を揃え2年目に入る佐野さんと、数ヶ月のポポビッチ。差は出るわな。以下、ざっと2チームの差を・・
・共にサイドは広く位置取りを志向するも、町田は常に長崎より広く位置取りしようとし過ぎて、自分たちでサイドギリギリに寄り過ぎてプレーエリアが無くなる。
・サイド突破後に相手を崩そうとする余り、横パス応酬でシュートチャンスを逃がす町田に対して、DFラインでボールを回してチャンスの途端にサイドや中盤から一気に前を狙う長崎。
・DFラインが整備されている上に、SBが両方攻めあがる前提のお陰でCBが2バック状態でオフサイドのタイミングを合わせやすい長崎が町田を何度もオフサイドにかける。
・サイドに意識が行く余り、岩間へのケアが少なくバンバン決定的なパスを通される町田。
あと、昔の町田はペナルティエリアに侵入するドリブルに怖さがあったがそれが消えてた。
少し町田を擁護するなら、あのフットボールを継続すれば強くなると思う。アレだけやられてもポポビッチは戦い方を代えなかった。指揮官がそれ位ブレないと継続は力になる。ただ・・リーグ終盤まで我慢を覚悟しなきゃだけどね。今年昇格目指すのなら厳しいだろうなぁ。
一方の長崎は現在考えられるベストパフォーマンスを見せた。
特に有光と山城は替えが効かない。
近藤-藤井-山城-有光
この縦ラインこそが今の長崎の背骨であり、これに由紀彦、岩間、杉山らが上手く絡んでいる。これに絡む選手がもっと増えてくると強くなる。
あと、この日、山内祐一がピッチに復帰。
前日、センジ君と釣りしながら「翔馬100試合やからシーツにおめでとうとか書いたら良いですよ。あと、山内も復帰でしょうから山内も一緒に」と言った手前、最後に出てきて安堵。
山内はシーズン前に強化部が「10点台の得点は想定している」と評するほど期待されている。5点目のシーンはクロス受けた山内が粘った所を神崎が美味しく持っていったもので山内が呼び込んだと言える。ちなみに、神崎は前の印刷戦で同じように体を張ってゴールだったのを最後にアリに美味しく持っていかれている。次は誰が持っていくだろう?
こんな感じで試合内容については文句のつけようがない物だった。
それだけに冒頭に書いた運営の問題点を改善していけば素晴らしいものになると思う。
ただ・・それには”意識改革”が必要だ。
この日、島原で試合をする以上、普賢岳災害へ黙祷なり行われるべきだった。それがホームへの愛着であり、思い入れであり配慮だったと思う。黙祷したからと言って、観客動員が増える訳でも何でもない。だが、そういった心がけを示し続けて継続していかない限り、観客動員は増えないし、地域密着も出来ない。
そして、試合後のサイン会はファン待望の物で、支援会でも再三要求し、今回、支援会島原支部の森垣さんの尽力でやっと採用された企画。まだまだ実施の仕方に問題はあるが、これも継続していってもらいたい。
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