2009年01月25日
世界の書評から 番外編
今回の世界の書評からは番外編。
理由は簡単で俺はこの本の作成に関わった側で、記事を書いた側だから。
ですので、後書きのような物と思ってくれればっと思うので・・。
っという訳で今回取り上げるのは「vi:」
確か、1番最初に話を貰ったのは九州リーグ終ってから。
俺の方から出した条件は一つだけで
「編集には関わりたくない、単純にライターならやります」。
まぁ、その後の話し合いで
「九州リーグを書いて欲しい」
「長崎とサッカーとV・ファーレンのデータを出して欲しい」
「書店で販売するので余りコア寄りにならないように」
程度の注意事項や説明を受けながら最初の原稿は3週くらいで完成させたものの「批判が多すぎる(笑)」「チーム全体と同時に選手にもスポットを」と助言され修正。
って言うか、この頃は提出するデータが多すぎて、原稿の方には中々集中出来んでした。
やっとデータが出せたので原稿に集中して全面書き直し。地域決勝の最中も高知やら石垣島でハンモックに揺られながら原稿書き。
九州リーグの原稿は大枠はともかく中身はコア向けから一般の人、初めてV・VARENに接する人向けに3割程度修正、変更を受けつつ完成。
その後、更に選手の全データの依頼。
ちなみに、選手のデータで俺が把握出来てないデータは「2005年の九州社会人」だけ。それ以外は全てキッチリ記録してる。俺の手帳には大半の試合・・特に07年からの試合は全てフォーメーションまで記録されてる。全部、目で見て、周囲に確認してるので、「たまにミスのある公式記録」より正確です。これは絶対の自信。
そのデータを基にしてるので単純な計算間違いでもない限り、最も正確な記録集だと思う。
そのデータが終ったかなっと思ったら、年表の依頼。
あの年表、去年ナガサキスタンダードの年末号外「IWAMOTO NAGASAKI EDITION」を持ってる人なら判るだろうけど、あの年表のリサイクル。
山頭さんの
「あのままで終るには勿体無いので、本来の出版的には例外的だけど使いたい!」と高く評価した上でのお誘いを受けて、一部の人にしか判らない部分は除いて掲載する事で引き受ける。
俺の苦労はこの程度だけど、viの編集スタッフはスポンサーを集め、販路を確保し、レイアウトをデザインし、様々な調整を行い、山頭さんと仲野さんは何十万枚に及ぶ写真のチェックをやったり、あがってきた原稿の編集をやったり、連絡をやったり、インタビューやら写真撮りに行ったり、あらゆるライターと連絡を重ねたり、文章の推敲と校正をやったり、チームと話し合いしたり・・・。
発行1ヶ月前には「逃げたい」とこぼし、出来上がる頃も「もう編集なんてしたくない」と半分マジで笑って言ってた山頭さんが「vi:」の発売イベントでは「今度はJリーグ昇格本を作りたい」って言っちまうんだから・・それだけの手応えがこの本にはあるって事っすな。
どぞ、読んでみて下さいな。
そして、編集さん、お疲れ様でした。
最近読んだ本をツラツラっと
週間サッカーマガジン月間化に思う
J2マガジンのこと
世界の書評から ~ウインドブレーカーって必殺技みたいな名前~
世界の書評から ~はじめの一歩は世界へいい加減歩みだせ編~
昇格本第2段、買いますよ。3冊ほど。
Viは読み用と保存用に2冊買ったから、J昇格の後1冊は、自分の火葬時のお棺入れ用に。
J昇格の時はもっと部厚くなると楽しいですね。^^