2014年04月03日
最近読んだ本をツラツラっと
本を読むのがとても好きだ。
昔ほど時間が無いので、サッカー本を読む機会はだいぶ減ったけれど、
今でも2ヶ月に1~2回はamazonでサッカー本だけを1~2万円分ほどまとめ買いする癖がある。
発売時期関係なく、最近読んだ本の事でも久々にちょっと書いてみようかなと・・。
「それでも「美談」になる高校サッカーの非常識」
(株式会社 カンゼン) 加部究
高校サッカーにおける理不尽な体罰を含む指導の実態や背景、そこから脱却するヒントなどを取り上げた一冊。
高校サッカーという一種”スペシャルな存在”の負の面を書いた本は珍しく、体罰問題もあって注目を集めた本。
ちょうど、高校サッカーの取材をしている最中だったので興味深く読ませていただいた。
何度か友人と「あれはどこの高校の事だろう」などと話題に上がったのでみんな感心を持ったのだろうと思う。
多分この本に書かれた事はどの学校でも起りうる事なんだろう。
文章が非情に読みやすく余り本を読まない人にもお勧め。
「日本サッカースカウティング127選手」
(東邦出版) ミケル・エチェリ/小宮良之
スペインで育成、強化手腕に定評があるミケル・エチャリ氏と小宮良之さんの共著。
ミケル氏に小宮氏が状況や解説を行い、ミケル氏がスペイン語によるスカウティングをして、
小宮氏がそれを再編して構成という役割分担と思われる。本当に日本代表やJリーガーをスカウティングしている。
V・VARENも2013年の開幕戦「ファジアーノ岡山戦」が収録されており、幸野君がスカウティングされている。
余りに具体的にスカウティングされていて、他の目的に応用はきかないっぽいが実に読みやすかった。
毎年、シーズン総集編的に出して欲しいなと思うタイプの本だ。
「Jリーグの戦術はガラパゴスか最先端か」
(東邦出版) 西部謙司
戦術分析に定評のある西部さんが古今東西のJリーグチームの戦い方・・
Nボックスやらミーシャ広島などを分析している一冊。
この本も「日本サッカースカウティング127選手」と同様に余りに具体的過ぎて
他の目的には応用がきかないっぽいのだが、西部さんの解説が非情に判りやすく、
読んでいて「あー・・なるほど」と思うことが多い一冊。
ちなみに家にある西部さんの本を数えてみたら・・6冊持っていた。
別に意識はして買ってた訳じゃないけれど・・物凄い愛読者みたい(笑)。
ちなみにサイモン・クーパーさんは3冊、湯浅健二さんは4冊、小宮良之さんは5冊。最多は後藤健生さんの8冊。
「アナキスト サッカーマニュアル」
(現代企画室)ガブリエル・クーン
サッカーを歴史含めて社会学的に論じた一冊。
「第2章 サッカーに関するラジカルな議論 サッカーと政治」、
「第3章 プロサッカーへのラジカルな介入 抗議の場としてのサッカー」
などといった各章のタイトルで内容は判ってもらえるかと思う。
サッカー界における差別の問題や権力や政治、暴力の問題まで扱っている。
論文とかを読むのが嫌いな人でなければ・・という一冊だけど非情に固い内容なので好事家向け。
これが空前の大ヒットとかすると、それはそれでちょっと怖い世の中だと思う。
これを長崎の女性サポーターが読んでたりするとかなりシュールだ。
ただ、この本の中ではウルトラスと言われる種類のサポーターについてかなり深く考察されており、
サポーター論的なものが好きな人は一度読んでみてはいかがだろう?
「ゴールキーパー専門講座」
(東邦出版) 松永成立/北健一郎
題名の通りGKについての専門書。元日本代表GKでもある松永さんが解説したもの。
一般的な技術書に抑えられているベーシックな部分を踏襲しながら、
松永さんの経験に裏打ちされた解説がありGKについて考える事が出来る。
フィールドプレーヤーに比べ、ついついポジショニングなどの詳しい部分を知らないまま
反応やキックといった面に注目してしまいがちだけど、
これを読むと改めて、GKが理詰めのポジションなのだなと思う。
GKを志している人以外も読んでみると意外にハマるんじゃないだろうか?
オマケ・・「買ってはいけない パート8」(金曜日)
サッカー本でも何でもない。当たり前だ・・だって本屋が誤配してきたのだから。
そう言えば前もサッカー本を買ったらある書店が
フィギュアスケーターのプルシェンコの写真集を誤って配送してきて大変困った事があったのだが
・・2度目の誤配だ。
要は、~の商品はこんな所に問題があるから簡単に買っちゃ駄目ですよ的なコラムをまとめたものなのだが・・
”買ってはいけない”と言われても、買ったつもりはないので「いや、買ってはいない・・」と小さく呟くしかなかった。
昔ほど時間が無いので、サッカー本を読む機会はだいぶ減ったけれど、
今でも2ヶ月に1~2回はamazonでサッカー本だけを1~2万円分ほどまとめ買いする癖がある。
発売時期関係なく、最近読んだ本の事でも久々にちょっと書いてみようかなと・・。
「それでも「美談」になる高校サッカーの非常識」
(株式会社 カンゼン) 加部究
高校サッカーにおける理不尽な体罰を含む指導の実態や背景、そこから脱却するヒントなどを取り上げた一冊。
高校サッカーという一種”スペシャルな存在”の負の面を書いた本は珍しく、体罰問題もあって注目を集めた本。
ちょうど、高校サッカーの取材をしている最中だったので興味深く読ませていただいた。
何度か友人と「あれはどこの高校の事だろう」などと話題に上がったのでみんな感心を持ったのだろうと思う。
多分この本に書かれた事はどの学校でも起りうる事なんだろう。
文章が非情に読みやすく余り本を読まない人にもお勧め。
「日本サッカースカウティング127選手」
(東邦出版) ミケル・エチェリ/小宮良之
スペインで育成、強化手腕に定評があるミケル・エチャリ氏と小宮良之さんの共著。
ミケル氏に小宮氏が状況や解説を行い、ミケル氏がスペイン語によるスカウティングをして、
小宮氏がそれを再編して構成という役割分担と思われる。本当に日本代表やJリーガーをスカウティングしている。
V・VARENも2013年の開幕戦「ファジアーノ岡山戦」が収録されており、幸野君がスカウティングされている。
余りに具体的にスカウティングされていて、他の目的に応用はきかないっぽいが実に読みやすかった。
毎年、シーズン総集編的に出して欲しいなと思うタイプの本だ。
「Jリーグの戦術はガラパゴスか最先端か」
(東邦出版) 西部謙司
戦術分析に定評のある西部さんが古今東西のJリーグチームの戦い方・・
Nボックスやらミーシャ広島などを分析している一冊。
この本も「日本サッカースカウティング127選手」と同様に余りに具体的過ぎて
他の目的には応用がきかないっぽいのだが、西部さんの解説が非情に判りやすく、
読んでいて「あー・・なるほど」と思うことが多い一冊。
ちなみに家にある西部さんの本を数えてみたら・・6冊持っていた。
別に意識はして買ってた訳じゃないけれど・・物凄い愛読者みたい(笑)。
ちなみにサイモン・クーパーさんは3冊、湯浅健二さんは4冊、小宮良之さんは5冊。最多は後藤健生さんの8冊。
「アナキスト サッカーマニュアル」
(現代企画室)ガブリエル・クーン
サッカーを歴史含めて社会学的に論じた一冊。
「第2章 サッカーに関するラジカルな議論 サッカーと政治」、
「第3章 プロサッカーへのラジカルな介入 抗議の場としてのサッカー」
などといった各章のタイトルで内容は判ってもらえるかと思う。
サッカー界における差別の問題や権力や政治、暴力の問題まで扱っている。
論文とかを読むのが嫌いな人でなければ・・という一冊だけど非情に固い内容なので好事家向け。
これが空前の大ヒットとかすると、それはそれでちょっと怖い世の中だと思う。
これを長崎の女性サポーターが読んでたりするとかなりシュールだ。
ただ、この本の中ではウルトラスと言われる種類のサポーターについてかなり深く考察されており、
サポーター論的なものが好きな人は一度読んでみてはいかがだろう?
「ゴールキーパー専門講座」
(東邦出版) 松永成立/北健一郎
題名の通りGKについての専門書。元日本代表GKでもある松永さんが解説したもの。
一般的な技術書に抑えられているベーシックな部分を踏襲しながら、
松永さんの経験に裏打ちされた解説がありGKについて考える事が出来る。
フィールドプレーヤーに比べ、ついついポジショニングなどの詳しい部分を知らないまま
反応やキックといった面に注目してしまいがちだけど、
これを読むと改めて、GKが理詰めのポジションなのだなと思う。
GKを志している人以外も読んでみると意外にハマるんじゃないだろうか?
オマケ・・「買ってはいけない パート8」(金曜日)
サッカー本でも何でもない。当たり前だ・・だって本屋が誤配してきたのだから。
そう言えば前もサッカー本を買ったらある書店が
フィギュアスケーターのプルシェンコの写真集を誤って配送してきて大変困った事があったのだが
・・2度目の誤配だ。
要は、~の商品はこんな所に問題があるから簡単に買っちゃ駄目ですよ的なコラムをまとめたものなのだが・・
”買ってはいけない”と言われても、買ったつもりはないので「いや、買ってはいない・・」と小さく呟くしかなかった。
書き物のお仕事紹介
週間サッカーマガジン月間化に思う
J2マガジンのこと
世界の書評から ~ウインドブレーカーって必殺技みたいな名前~
世界の書評から ~はじめの一歩は世界へいい加減歩みだせ編~
世界の書評から ~順調に墓穴を掘っている編~
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この記事へのコメント
私もサッカー本読むのは好きです。なかなか読む暇がありませんが、1日24時間では足りませんね。
Posted by 自由 at 2014年04月04日 21:34