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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2011年09月09日

9/7の競技場問題について思ふこと

9月7日、長崎新聞に長崎市の競技場関連の記事が掲載された。
内容は「柿泊がJ基準改修断念。使用予定のV・VAREN昇格に暗雲」という物。昇格計画では来年J2昇格決定、J開幕の2013年3月からJ基準の県総使用可の6月迄を柿泊で開催、その後は県総と併用と言う物。暗雲とは3月~6月をどうする?という事だ。記事内容は事実だが昇格出来ないではない。関係はあるが対策が無い訳ではない。



この記事へのクラブ公式見解は原則ない。クラブ発表でも、コメントを求められた訳でもない。業務に支障が出ない限り対応しないのが普通だ。記事全てに対して対応していれば、ゴシップネタの度に会見を開かなきゃならない。ちなみにこの記事自体は長崎新聞の独自取材による素晴らしい仕事だ!!。GoodJob!!だ。



支援会で何度か説明があったが、長崎がJに昇格するのに順位など18条件があるそうだ。現時点で長崎は10をクリアし残り条件は8。競技場はその1つに過ぎない。そして、その競技場に対してクラブは対案を持っており、勝算を持っているようである。逆にクラブが最難関とし特効薬が存在しない条件が平均観客動員3000人だ。



競技場はJ基準が2013年開幕に3ヶ月遅れで手配出来る。空白期間の対案も想定していると言う。でも平均観客動員3000とJFL4位以内は劇的な対案がない。このクラブはかつてのズサンな運営で沢山の観客を失った。集客3000の方が巨大なハードルだと思う。競技場問題だけで昇格出来ないかのような反応はちょっとアレだ。



Jの昇格基準が二転三転している事に憤っている人も多い。
確かに身勝手な話だが、基準に問題ない時に昇格失敗したのは俺達だ。俺達は負けて岐阜も北九州も俺達より優位な条件の時に昇格したのだ。だって彼らは勝ったのだから。それが勝負だ。F1で予選最下位の選手が本戦最後尾からのスタートを「不平等だ」と言うF1チームにはF1を走るレベルにはない。



今回、クラブに一つ言う事があるとすれば、対案含めての説明を選手・スタッフ内で共有しておいて欲しいと言う事。一部にでも伝ってなければ不信を招く。



9/7は第13回支援会だった。支援会では直接クラブと協議がある。この日は島原・諫早・佐世保からも5人が参加した。クラブも「公式見解ではない」と断った上で大まかな説明をした。参加者は気軽になったようだった。ちなみに非公式見解なのだから「内容をネットで公開しろ」と言われても発言責任が出てくるので無理だ。俺も「8日の9時からはち蔵にいる。何でも答える」とtwitterに書いたら来たのは1人。その人は帰り道「安心しました」と言って帰っていった。



かつて寺山修司は「書を捨てよ、町へ出よう」と書いた。
今なら「ネットを捨てよ、外へ出よう」と書くかもしれない。



クラブは公式見解は無いと言う。俺にも説明義務はない。ネットの前でクリック1つで欲しい情報が必ず手に入るサービスなんて誰も運営してない。クラブは仲間であって、アレコレ世話を焼いてくれる優しい母親ではないし、俺は公僕ではない。
俺らはネット世界の住人ではない。リアルの中で生きている。



「書を捨てよ、町へ出よう」

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 19:30Comments(0)V・V長崎