2011年03月14日
九州チャレンジャーズリーグ復活希望
今回の東日本大震災は他人事じゃない。
巻き込まれた友人や顔見知りが現実にいるというだけの話じゃない。
V・ファーレン長崎という俺たちの街のクラブにとっても大変な時なんだ。
今日、JFLは3月の公式戦を全戦中断と決めた。これはあくまで緊急での情報収集に必要な期間の中断であって、4月からリーグは再開出来るという訳じゃない。
Jではとりあえず4月下旬までのリーグ中断を検討しているという。
余震はまだ続く。それも阪神大震災クラスの余震だと言う。
5月からリーグが開催出来れば奇跡的・・今年のJFLは後期のみ、最悪リーグ自体中断となっても不思議でない程の災害が今起こっている・・。
リーグ戦が後期のみの開催で1年分の広告費を得る事がビジネスとしてあるか?後期のみの開催の場合、シーズンパスは半額分払い戻さないとかもしれない。何より・・開幕戦を成功させて4、5月に営業で攻勢をかけて・・という希望がこの震災で打ち砕かれた。
これはV・ファーレン長崎に限らず多くのチームに共通する悩みの筈だ。
日本はつながっている。東日本で起きている惨事は確実に西日本に影を落とす。
今回の震災は本当にクラブ存亡にかかわる大変な一大事なのだ。
だからこそ、一刻も早い復旧が待たれている。
だが、俺たちが住んでいる九州は被災地からあまりに遠く、協力出来る事は限られている。節電しても効果は薄い。衣料も食品も必要な所がどこかちゃんと把握しなければゴミになってしまう。今の所出来る事は・・募金しかない。
でも、九州のサッカーチームだから出来る事があると思う。
俺たち、九州だから出来る事があると思う。
九州のJ、JFLチームは公式戦に向けてスタジアムは確保している。チームも持っている。
ならば・・九州チャレンジャーズリーグを復活させれば良い。
V・ファーレン長崎、アビスパ福岡、サガン鳥栖、ギラヴァンツ北九州、ロアッソ熊本、大分トリニータ、ホンダロック・・リーグ戦再開の目処が立たないチームが、それぞれ確保したスタジアムでホームアンドアウェイを行えば良い。
(ロックに関しては社業の関係もあるので参加はロックの判断に任せたい。ホンダロックは企業としての協力の仕方があるかもしれないから)
(FC琉球も双方の遠征費用の問題から別の方法を・・)
入場料は1コイン500円でも良い。そして入場収益から一部を義援金とすれば良い。
全額義援金にするにはどのクラブにも負担が大きすぎる。大きすぎるボランティアは負担にしかならない。だから1部が義援金。
現在、V・ファーレンは開幕戦で発売する筈だった新シーズン公式グッズを事務局で販売している。事務局に来てグッズを買うのは常連者だ。それでは売り上げのパイは伸びない。クラブのグッズは試合会場で1番売れる!
東日本の地震から東日本が立ち直っても、地震の余波で九州のクラブが潰れれば地震に負けたような気がする。そんなのは御免だ!
東日本では今、フットボールを行うどころではない。
九州は被災地にあまりに遠く今すぐに協力出来る事は少ない。
だが、九州だから出来る協力があるし、
フットボールが行える九州だからこそ、フットボールクラブだからこそ出来る事がある。
こんな時にフットボールの試合の話とか!と憤る人もいるかもしれない。
でも、俺はフットボールには人を元気付ける力があると思うし、東日本で起きた影が西日本に影を落とすように・・西日本の元気が東日本で小さな灯りになるかもしれないと思う。
何より、V・ファーレン長崎はフットボールクラブで、そのフットボールで「長崎を元気にしたい」と言ってきた。俺もその理想を信じてる。ならば九州のフットボールクラブで九州を元気にして、西日本を元気にして、日本を元気にしよう。
ぜひ、九州各チームにチャレンジャーズリーグ開催を検討してほしい。