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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2011年03月28日

3月27日の地震義援試合「V・V長崎vs重工」

3月27日は東日本震災の義援チャリティマッチ「V・VAREN長崎vs三菱重工長崎」だった。



この日は会場でV・ファーレン長崎支援会として東日本震災の義援物資募集活動を行う。



とは言え、支援会島原支部の森垣さんが準備の大半は整えてくれている。
受付作業を開始する前から物資を持ってきてくれる人もいた。物資受付場所はV・V長崎のグッズ販売所と選手が募金を呼びかける場所の間と好条件で、選手も物資募集の呼びかけをしてくれた。更に長崎支部会から長崎市の職員として義援物資受付活動に関わっていた、はまさんもいるので非常に手際良く募集活動は進む。



人が大勢来る前にULTRAの「一塗り大作戦」に参加しにいくと、何故か縄跳びの2重飛びをやる事になり30年ぶりくらいに飛ぶ。坂井君は震災の政府対応に懐疑的になっており、
「新しい政治のニューリーダーが必要なのではないですか?あなたは改憲論者ですか?発電所に入って作業した東電社員には国民栄誉賞を与えて良いのでは?」
などと深い話をしていた。

そうして・・試合が始まる。



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やはり久々の観客の前だからか選手の動きは固く、大人しめではあったし、連動した動きも局所的だったが、中々まとまっていたと思う。意思統一も出来ていた。幾つか気になる点はあるが「結構やるぞ、こりゃ・・」と思った。

しかし、開幕を1週間後に控えた重工も良い感じで中々ハリきって動くので大人しめなV・VARENも簡単にはやらせてもらわなかった。ちなみに重工では加藤も先発。
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それでも地力で勝るV・VAREN長崎がしっかり点を取って前半終了。



気になったのは幾ら応援自粛のお達しとは言え、とてもスタジアムが静かだった事だ。被災地への配慮はあるが、眉間に皺寄せて真面目一辺倒より、多少のエンターテイメントはあっても良い。確かに食事がなければ生きていけない。服がなければ寒さに耐えられない。薬がなければ病に苦しむ。非常事態では特にそうだ。



だが、非常事態の次の段階で人の心を潤すのは・・風呂の心地よさであったり、笑いであったり、娯楽だ。被災地に行った救援物資を運んだトラック運転手がたまたま持っていた少年ジャンプの最新号を、現地の子供たちがボロボロになるまで回し読みしているという話を聞いたり、風呂に入って「久しぶりにサッパリしました」と言う被災者の顔を見ると・・エンターテイメントはもう自粛する時期を終えていると思う。

西日本から気持ちを届けるのなら、多くの人を集める為なら出来るだけフットボールはもっと楽しさを発信して良い・・ピッチ内外問わず。



そんな事を考えていると・・試合前に応募したチャリティーオークションで近藤の練習ジャージをゲットしたのでテンション上がる。ひゃっほい♪



後半に入ると竹も武男も登場。



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何とも不思議な感じだったりした。

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試合は結局6-0で終了。



個人的には持留のトラップの綺麗さ、純也の器用さ、アリの上手さが目を引いた。アリはやはり一個抜けているなぁと。由紀彦も泥臭さを前面に出していて頼もしいなと思った。



試合後、オークションでゲットした練習ジャージを近藤から受け取る。
「寝巻きに使ってください」と言われたが大事に保管だ。2011年所属唯一の長崎県出身選手のメモリアルグッズだ。



その後、義援物資を分類する。
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同時期に関東ではJチームのサポーター達がJFAのビルの一角を提供してもらって物資を集積し、手配したトラックなどで被災地へ物資搬入を行っている。しかし、長崎は被災地からは余りに遠く、数多くのメディアが存在する訳でもないので物資集積の情報拡散を行ってもらえる訳でも無い。人の数にも差がある。

実際に「関東と違って長崎ではそういう活動は難しい」とかの声も準備中に何度か聞いた。それでも自治体の物資募集に協力する形で行う事で、距離や人数、そして情報量などの格差を少しでも縮めて、より積極的な協力が出来る。

ちなみに某Jチームのサポーターが集めた義援物資が30箱だったとか言う報道を見た。この日、長崎では251名(俺個人がカウンター使っての手集計のカウントなんで正確な数字じゃないっすよ。更に言うならトリニータがV・V長崎とチャリティマッチした時も500程度だった)の観客で、30箱を超える物資が集まった。
やり方次第で何とかなるもんだと思った。
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勿論、それは義援物資を持ってきてくれた人たちの気持ちが熱いと言う事が前提だ。
その意味で、今回は非常に助けられた。

協力してくれた方、ありがとうございました!



片づけをしていると武男やら竹やらが車で通る時にチラっと話す。加藤もちょうど帰ろうとしていたので話す。3人共に久々にフットボールした顔をしていた。



その後はさぬき茶屋へ飯を食べに行く。
Senji君と正座痺れ対処法の確認を行ったり、出ていきなり泥臭いゴールを決めた水永翔馬は何か持っているかもしれないと話したり、今年の風邪の喉のイガイガ感が続くさまは異常だとかの話をする。会計の時にV・VAREN長崎のOB小田幸二が来たのでチラっと国体の話をする。武男達が出場していた事を話すと驚いていた。



その後帰宅。
そう言えば・・この日、ある事務局スタッフに「色、白くなりましたね」と言われた。
確かに・・開幕が遅れて焼ける間もない。早くフットボールを見れる日常に戻りたい。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 21:10Comments(1)V・V長崎