スポンサーリンク

上記の広告は、30日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2014年12月02日

ちょっとだけ数字で見るV・VAREN長崎

シーズンが終わったので、各種の数字で軽めに成績を改めて振り返ると・・
今年が12勝16分14敗。45得点42失点。勝点52の14位。
昨年が19勝9分14敗。48得点40失点。勝点66の6位。

 今季は昨年と比較して、勝利数の減少分がそのまま引分の増加分となっており、
誰もが感じたとおり勝ちきれない試合がそのまま明暗を分けた形になった。
意外に感じるかもしれないが、敗戦数は昨年と変わっておらず、沢山負けたという評価は当てはまらない。

 では、ホームとアウェイでの数字を比較してみてはどうか?
昨年のホーム成績は11勝4分6敗。23点16失点(1試合平均獲得勝点1.76)
アウェイ成績は8勝5分8敗。25点24失点(1試合平均獲得勝点1.38)
見て判る通り、昨年の長崎はアウェイの失点数が多く勝率は決して高くない。
つまりアウェイをしぶとく凌いでホームで勝点を稼いで躍進していた訳だ。

 一方、今年のホーム成績は5勝10分6敗。15点18失点(平均獲得勝点1.19)
アウェイ成績は7勝6分8敗。30点24失点。(1試合平均獲得勝点1.28)
今年の長崎はアウェイに強いという人もいたが、数字上はあてはまりそうにない。
ただ、ホームで勝ち試合を落として引分が増えている傾向がハッキリと出ている。
個人的な憶測ではあるが、昨年ホームで強かったことで今年はより警戒されたこと、
他チームも長崎への移動について経験を積んだ事などがあるのではないかと思う。

 他のデータに目を移すて2013年と2014年を比較したのが下図。太字が上昇した数値。


 注 被シュート数一位はシュート打たれた数がリーグで一番少ないということ。
得失点では特にホームで苦しい数字ではあるが、シュート数は増加し、
被シュート数は昨年以上に減っており、攻守の内容の部分は昨年より向上している事が裏付けられる。
また、反則数自体は昨年が728で今年が760と一見増えているが、
反則ポイントでは昨年が97なのに対して、今年は54と約半減。不用意な反則や悪質なプレイは減っている。

 で、続いての数字が各月の1試合平均獲得勝点の推移。

3月が1.7、4月が1.5、5月が0.5、6月が1.25、7月が0.5、8月が1.4、9月が1.6、10月が1、11月も1。

 5月と7月の勝点数がせめて1台であれば・・プレーオフ圏内は可能だったろう。
5月に苦戦したキッカケは磐田戦で負傷した洸一君がそのまま5月は殆ど試合に出ていない事だと思う。
当時の長崎でFW登録で得点を挙げているのは小松君(1得点)と洸一君(5得点)の2名だけ。
この状況で得点源である洸一君が欠場したことが競り負けを多く生んでしまった。

 ちなみにこの時のシュート決定率(得点数÷シュート数)は0.067。3月が0.17、4月が0.13という事を考えると
シュート数も多く決定力が15~20%台の洸一君欠場が予想以上に響いたことが判ると思う。
また、7月は黒木君、三原君、石神君が揃って怪我という状態で今度はボランチの構成で非常に苦戦し、
FW陣の不調もあってシュート決定率も0.03という状態に陥った。

 5・7月が示す通り、主力級が長めの故障が出た際の穴埋めという部分がやはり苦しかった。
1~2試合なら起用の組み合わせでカバーは出来たのだろうが・・。
この辺はクラブの強化予算の面が関わるのでクラブ全体の弱点というところか。

このあたりを考えながら来年へ向けて層という部分にも注目して補強を見守るのも面白いかも??

・・あぁ、こんな数字ばかりの記事は書いてもウケ悪いのになぁ・・(笑)。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 21:18Comments(0)V・V長崎