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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2011年12月20日

俺がULTRAだった頃

俺がウルトラだった頃、見返りなんて一切求めなかった。
優遇されている、癒着しているなんてデマを広める輩もいたがそんな真似は一度もしなかった。

だからこそ、クラブに対してこれだけ文句言って、実際に衝突した事があっても、今の立ち位置にいる事が出来ている。

ウルトラだった頃、何度も得点シーンを見てきた。でも選手が得点して俺らの方にアピールしたのは7年間で10回ちょい位。それも半分以上が2005年や2006年に集中している。

J昇格断念の時に事情を全て知っているだけにハラワタが煮えくりかえっていた。
それでも、これ位で応援辞めたりしない、一緒に立ち上がろうぜと言う意味を込めてシーツにスプレーで「大丈夫!」と書いた。色んな感情を押し殺して応援しようという気持ちだった。それを見たある関係者が「大丈夫じゃないんだよ!甘いよ」とはき捨てたと後で聞いた。

決定機を外した選手の名前を呼んで応援し続けたが試合に負けた。
その選手が凄い形相だった。皆で「あいつは得点出来なかった悔しさを感じてるんだろう。」と話した。その選手が俺らに向かって「かかって来い!かかって来い!」とキレていたのを他の選手がなだめていたと後で聞いた。俺らはなぜ彼がキレるのか判らなかった。

あとで他の人から聞いた。
ウルトラから離れた所で見ていた人が決定機を外した選手をかなり厳しく野次ったと。その選手はそれをウルトラが言ったと勘違いしたらしいと。それでも最終節まで俺らは彼のコールで手を抜かなかった。

ウルトラは青とオレンジのパラソルを持っている。その数は100本。
ウルトラは誰かに援助してもらっている訳じゃないので全部自分らで金は手出しして買った。たしか・・7~8万だったと思う。応援道具としてのパラソルだ。日本ではマリノスがやっている。チームカラーのビーチパラソルをクルクル回すのはアルゼンチンではメジャーなやり方。

これなら声出すより、飛び跳ねるより参加しやすいと思った。
それでも強制はしたくないから「日よけ代わりに使ってもらっても構いません。でも時々で良いから応援で一緒に回してください」と言ってから周囲に渡した。でも半分以上の人は回さない。それどころかまだ配っていないパラソルを無断で持って行き、返すときも黙って置いていく。投げて返す人もいた。ヒドイ時にはメインの人に「パラソルを持ってきてくれ」と言われた。壊れて返されたのもあった。

昔、諫早でマリノスと試合をした後・・色んな人に
「マリノスは沢山応援する人がいた。あんなならんば!人数が少なか。あいじゃ駄目」と言うような事を言われた。その人は一度もバックスタンドはおろか声を出して応援した事もない人だった。
「じゃぁ一緒にやりましょうよ。バックスタンドに来てくださいよ」と言うと
「それは僕の役割じゃないから」と言われた。

俺がウルトラやってた頃はこんな話ばっかりだ。
俺がウルトラだった頃は、それでも別にこんな事を話す気もしなかった。自分の事だから・・黙って飲み込んでいた。俺は去年でULTRAを辞め、今は支援会やらV-istやらやっている。
それでも、相変わらず「えっ??」って事を言われる。

今年、開幕戦でマスゲームをやりたいと提案した。
今はいない関係者に「何度かやってるし、飽きました」と言われた。マスゲームよりチームのタオルマフラーを買って掲げる応援をしろと言われた。過去に何度かそれは呼びかけたが長崎では根付いていない奴だ。それはチームが率先して取り組まないと駄目じゃないですか?と言ったら、そういうのはサポーターの仕事だ。さも協力が当然という顔で言われた。

今年、佐世保でマスゲームをやるのでスタンドの子供に呼びかけたら青とオレンジのジャージを着た子供達に「一人ですれば」「やりたくありませーん」と言われた。ブチ切れようかとも思ったがゲームを壊したくなかったのでグっと飲み込み・・隣に座ってそんな子供に注意もしないコーチに「協力お願いしますね」とだけ言った。

きっとULTRAもまだそんな話だらけの中にいるんだろう。  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 23:55Comments(6)応援とか