7・8月のことをアッサリと語る
とりあえず久々に再開したブログ。
ザザザ~っとだけど7,8月のV・VARENの試合を振り返ってみる。
6月は苦しい試合が多かったが、7月、8月はしっかりと立て直してきたと思う。大きな転機となったのは、ザスパ戦からハッキリと打ち出したスタイルの修正。単に昔のやり方に戻すのではなく、原点である「走ること」や「球際」などの部分を再確認して、シンプルに役割を統一したことで選手個々の役割が更に明確になった。そして、この修正が軌道に乗るまでの期間をを支えたのが守備力だ。お陰で接戦を落とさない戦いが7月は特に出ている。8月も、コンディションや故障との戦いも増え、ベストメンバーを組めないゲームが続き、相手に主導権を握られる試合も増えたが、しっかりと乗り切った。
そして、先週の天皇杯1回戦で所属全選手が出場。
この試合は、力差があり、各選手がどういうテーマで試合に臨むかを注目した。「(ペース配分とか考えないで)やれる所までやろうという感じで、最初から全開で行きました」という北川、「トーナメントの初戦は本当に難しいので、そこを気をつけながら、周囲の選手の状態をチェックしてフォローしながら・・」という深井、4得点をあげてリーグ戦の1得点と合わせて8月は5得点となった洸一、ピンポイントでクロスを合わせた石神、安定感がズバぬけていた神崎、今後はボランチ中心の起用も濃厚な栄直などは、良い仕事をしたと思う。
一方の重工は、左SBとして攻撃を作る熊谷が、2ヶ月前の骨折から復帰したばかりな上に、病み上がりで動きが重かったこと、攻撃の核の1人である井福が1週間前の九州国体で腰を痛めていたことなどがあり、力を出し切れずに終わった。得点源であるFW植木もボールに絡めなかったのは悔しかったろう。その中では、サイドの江濱、ボランチの假屋は気を吐いたが・・。
個人的にはミスター重工・・いや、ミスター長崎社会人サッカーとでも言うべき安部真一が登場したのは嬉しかった。それも本職であるボランチ・・。ハイライトの一つだったと思う。
残るリーグ戦は12試合。6位以内を争う混戦は最後まで続くだろう。V・VARENは上位チームと比べると戦力が高いとは決していえない。だからこそ、チーム力がより重要になるし、しっかりと食い下がりながら、勝負所で総力戦に移れるタイミングを図っていきたい。そのタイミングの見極めが、プレーオフ圏内か、そうでないかの境目となるだろう。
ちなみに、補強については9月12日発売のJ2マガジンに少し書いたので、ここで書くと色々大人の事情的に困るので書かない。ビジネスだ、あざとい宣伝だと言われても、ここでは書かないのだ。明日をも知れぬ身のフリーライターにとって、サバイバル術なのだ。往年の人気時代劇「隠密同心」の心得の条的に言えば、
この仕事、来月もあると思わず
(我が命我が物と思わず)
原稿の中身、あくまで未公開にて、己にブログにも秘し、締め切りいかにても果たすべし
(武門の儀、あくまで陰にて、己の器量伏し、ご下命いかにても果すべし)
別に死して屍拾う者なしではないが、これくらいに厳しいのだ。
あと、どうでも良い話だが、僕が亡くなる時には、案内には、毛筆で「死して屍拾うもの無し!」もしくは、秘孔を突かれてもいないのに「俺はもう死んでいる!」と書く予定である。家族はトンだ迷惑だろうが、一生のお願いだと頼むつもりだ・・という本当に読む人のことを考えない、どうでも良い話題で今日は終わる。このような変化を加えることもフリーライターのサバイバルには必要なのだ。
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