イチゴ農家の宮崎さん

藤原 裕久(KLM)

2014年04月01日 19:40

 今年のホームゲームで、長崎の著名人がV・ファーレンにエールを送る
「応援VTR」が流れているのを見た人も多いだろう。

 さだまさしさんを初めとするビッグネームが次々と映し出される有様は、
長崎オールスタームービーと言えるもので、会場のどよめきを誘っている。
また、県内の企業なども登場しているのだが・・
その中でイチゴ農家の宮崎さんが登場しているのに気付いた方もいると思う。
この宮崎さんだが・・実はただの宮崎さんではない!
V・VAREN長崎のサポーターにとって見れば彼こそが
「宮崎さんの中の宮崎さん・・Mr.MIYAZAKI of Mr.MIYAZAKI」とでも言うべき宮崎さんなのだ。

 彼の名は宮崎真吾。
(これだけ宮崎さんと呼んで佐々木さんだったら詐欺なので当たり前だが・・。)

 V・VAREN長崎の前身となった有明SCで活躍し、
V・VAREN長崎でも初代キャプテンを務め、背番号10を背負った宮崎さんなのだ。
今のV・VAREN長崎の背番号10でキャプテンと言えば佐藤由紀彦君だが、
彼の前に背番号10とキャプテンを兼務したのが彼だ。
彼は、V・VARENの前身である有明SCが県リーグから地域リーグへ昇格する為の大会
「九州各県決勝大会」の準決勝でゴールを決め、九州リーグ昇格の立役者だったりする。

ちなみに彼のチャントはディエゴ・マラドーナのチャントを流用していた物だったのだが、
この歌を歌うと必ず負けるというので封印されてしまった悲劇のチャントでもある。
2005シーズンでV・VAREN長崎を離れた宮崎さんは、
2006シーズンの開幕戦ではボランティアとして参加してバトンを後進に引継ぎ、
その後はV・VAREN長崎の前身チームの一つでもあった国見FCで
数多くのV・VARENのOB達と県リーグでプレイした。

このように何かと伝説の多い宮崎真吾さん。
是非、イチゴを食べる時、応援VTRを見る時などに思い出して貰えると素敵だと思う。

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