長崎に来て・・

藤原 裕久(KLM)

2011年12月06日 17:38

フットボールクラブにとって毎年選手が入れ替わるのは当然だ。
毎年、冬の始めに選手は去り、年が明けると新しい選手がやってくる。それは永遠に続く。

毎年、選手の退団が発表されると考える。
「この選手は長崎に来て良かったと思えるだろうか?」
「この選手の人生に長崎はプラスを与えられたろうか?」

過去の去っていった選手の中には長崎時代を
「思い出したくもない」
と言う者もいる。そんな言葉を聞くとやっぱり辛い。
特に辛いのが・・その選手に対して「いや!長崎はよくやった!」と思えない事が過去余りに多いことだ。

去年・・大量退団した選手達の前で話をする機会があった。
その時に俺はアレコレ言えなかった。言えたのは
「お疲れさま・・ありがとう・・・・・ごめんなさい。」

自分の力の足りなさが本当に辛かった。

今年幸いなのは、最終戦前に発表があった事。
1週間の間、心を整理する時間がある。
最終戦でちゃんと礼や別れを言える。
それはとても救われる事だ。ケジメをつける事が出来る。

言いたいことは12月14日に直接、クラブと話をする予定なのでここでは書かない。

クラブの真を問いたい。

今はただ最終戦で彼らに最高の気持ちを届けたい。

彼らが選手時代を振り返った時に少しでも
「長崎へ来て良かった」と思えるように・・。

関連記事