2011JFL後期1節 長崎vs金沢のこと

藤原 裕久(KLM)

2011年07月04日 21:25

試合内容は期間限定をどうぞ。
週末は佐世保でJFLの後期第1節、金沢戦だった。地味に金沢にはなぜか勝ててない。だけど何故かちっとも金沢が強いという印象も無い。何とも不思議な感じだ。



この日は、色々と用事があったので長崎市を8:30に出立。10:00前に競技場入り。
用件を済ませてからプレマッチである2011 Jリーグ サザンクロスリーグDの「V・VAREN長崎U-13vs大分トリニータ宇佐U-13」を観戦。その練習風景。

おっ!

2005・6年バージョンのユニフォームじゃん。
素晴らしい!!この白アウェイとか見るだけでテンション上がる!!!




V・VARENのアカデミー(Jからのお達しで下部組織はアカデミーと呼ばないとならんのです)の子は本当に将来が楽しみな子が多い。育成を預かる前田監督は実に大変だろうが、V・VAREN長崎の希望の灯りを大きくしていって欲しいものだ。

ちなみに試合はV・VARENU-13の圧勝。得点をとりまくった富永君が目立ったが、個人的には6番の大久保君のセンスの良さがとても印象に残った。両チーム通じてゲーム中に”タメ”を作れる存在だったと思う。



 


さて、メインイベントの試合だ。詳しい内容は期間限定に書いたので端折る。



ただ、V・VAREN長崎の良さを、強さを出せずに試合は終わった。あのワクワクするようなパスワークも、胸躍らせるスピードも出せず90分が過ぎた。最後まで皆が必死に勝ちにいったのも痛いほど判ったが、勝てなかった。





そして、試合以外の環境について触れないわけにはいかない。
この日は湿度こそ高いが風があり暑さは感じなかった。雨でピッチもぬかるんでいる訳ではなかった。だが。ピッチ中央にいくつも穴があき、ハーフタイムに運営が足でピッチを踏み固めるというピッチ状態だった。

県総、柿泊が国体へ向けた改修で使用できない為に今年は佐世保、島原の競技場への負担が大きい。島原は平成町、遊学、百花台などJFLは開催出来ないが芝のピッチが複数あるが、佐世保は原則ここだけだ。当然、佐世保の施設はスポーツ行政の犠牲となりピッチ状態は劣悪極まるものとなる。

こういうピッチで試合をする事はJではありえない。だが、長崎ではある!ある以上はこういうピッチである事も踏まえて戦っていかねばならない。理不尽であっても、それが長崎の現実だ。・・そしてそれを変えていく為に、みんなで一緒に考え、行動して行きたい。

試合後、メインに行くと選手サイン会が行われていた。
敗戦後にサイン会に出席する選手はつらいかもしれない。本来は試合に出場しない選手達で試合前に行うべきだとも思う。だが、あの敗戦を目の当たりにしながら、サインをもらっている人たちが嬉しそうに笑っていた。

それに救われる思いだった。

試合で提供できなかった喜びをカバーする・・それも大事な運営だ。是非、継続してほしいし、毎回必ずやっていくようになって欲しい。



また2週間後、俺達のホームゲームが待っている。


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