2013 J2第15節 長崎vs.京都 のこと

藤原 裕久(KLM)

2013年05月20日 19:10

 週末は今年唯一の長崎市開催な京都戦。
観客は4,000人弱で予想以上の数字だった。
この日の長崎市は、試合前にはあがったが早朝から猛烈な雨で、長崎市内のほぼ全部の中学校が運動会。
雨と中学校運動会という強烈なワンツーパンチ。
更に会場である柿泊は、メイン以外は芝生席で、屋根は「選手」「メディア」「VIP」席で全て占められ、
S席ですら屋根無しのベンチ(鳥のフン有)という状況。
オマケに何度か霧が立ち込め、昨年のJFL公式戦濃霧中止の記憶が過ぎるという有様。
もはや、ワンツーパンチどころか、漫画「はじめの一歩」のデンプシーロールを喰らうようなもので、
「まっくのうち!まっくのうち!」と声援が聞こえても不思議ではない。

 そんな状態で4000弱入るあたりに今の勢いを感じる。
晴れていて、運動会が無ければ・・。
5月頭に支援会で来場者アンケートを行い、現在集計中なのだが、
V・ファーレンのファンの居住地層はJFL時代と大差なく、
長崎市の割合が郡を抜いているので、その辺も影響していると思われる。
(集計結果はまもなく公表予定)。

 この試合では、フリーペーパー「ナガサカ!」の第2号を発行した。
今回は「おかえり!田上渉」号なのでOB記事の割合が多め。
今のファンには少し物足りなかっただろうけど、V・ファーレンの歴史を理解してほしい。
今の選手も必ずOBになるのだから。ナガサカは配布1時間弱で700部全配布終了。
サンクスでした。次回は6/29アビスパ戦で出します。

 さて、試合。
確かに京都は余り特徴を出せなかった。
失点したFKのシーン以外に決定的なシーンを与えずに長崎の方が決定な流れは作っていた。
警戒すべき京都の山瀬、安藤も目立たせず、良い形で三平、横谷にボールを渡さなかった。
だが、最後まで京都のDFを切り崩せなかった。
特に京都のCBバヤリッツアは翔馬1対1では徹底して押さえ込んだ。
それでも色んなパターンで対抗した翔馬はさすがだったけどね。

 個人的にはバヤリッツアが翔馬のマークに着くのを利用して、
翔馬がサイドに流れ、京都のCBの中央にスペースを作り、そこに小笠原が走りこむ・・
でも京都は田森や工藤がスペースを埋めてやらせない・・的な仕掛けあいが非常に楽しかった。

 また、京都がゴール前のボックス内に密集して守る姿に
「やっぱり、今の長崎は強いんだな」と思った。

とは言え、今年の京都は「良いゲームの時は勝てない。悪いながらも負けない」的な試合が多いので、
全体的に京都が1枚上なのだなっと。
あとはやっぱりアリだ。ただ、アリについてはやっぱり得点してこそいっぱい書きたい。
アリ=得点なのだから。

 試合後、記者室で原稿を書いて外へ出ると皆が待ってくれていて「リンガー食べいきましょう」。
リンガーとサーティーワンに寄る。

俺は先週、髪を切ったのだが、センジ君も髪を切っていた。
俺とセンジ君は雰囲気が似ているので、普段からしょっちゅう間違われる。
センジ君のお母さんどころか、センジ君の嫁、美由紀さんまでが間違ったりする。
先日、元三菱重工の林田鷹志と飲んだ際も「最初は区別がつかなかった」と言っていた。
それが髪を同時に切るなんて・・最早、鏡ではないか?
ミラーゲームだ。ギャップを作らないといけない!
しかもセンジ君は今度ヒゲを剃るという。ますますミラーゲームだ。
鏡の中のマリオネットだ。
是非、ギャップをつける為に眉毛も剃り落として欲しい。

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