2014年05月06日

2014 J2第12節 長崎vs.水戸のこと

4月26日のJ2第9節「長崎vs.熊本」以来、
11日間で4試合という超強行日程だった黄金週間も
この日の水戸戦でホームゲームはようやく一区切り。

この日はクラブ定例会見で2013年の決算報告などもあったのだが、
その件はまた別日にトピックを立てるのでスルー。
あとキャナーダから帰ってきた人の話もまた別の時に・・。

まずは「長崎vs.水戸」の試合について。
結果から書くと試合はドローで試合内容でも非常に難しいものだった。
水戸はリトリートしてブロックを作って守り、前線の高さや強さを活かすカウンターチーム。
それをこの試合でも徹底してきた。
更に水戸は、前節に首位のベルマーレをあと一歩まで追い込みながら敗れた悔しさを
この試合にぶつけるような気迫を前面に出し、攻守切替や球際の粘りもかなり強い。
これに押される格好となった長崎はセカンドを拾いきれずに苦戦し27分に失点。
その後、徐々に押し返して行くものの、練習などで取り組んできた1タッチでの展開が
あまり見られず水戸のブロックを崩せない。

後半、早めの交代などで先にアクションを起こした長崎が攻め込むシーンが増えるものの、
水戸のブロックは堅固で、これを崩しても水戸の守護神である本間が立ち塞がる展開。
ハードワークの代償で60分過ぎから足が止まりだす水戸は、
DFを4バックから3バックに代えて守りきっての逃げ切りを図る。
これを攻め続けた長崎が73分に速い展開から同点に追いつくが、
その後は共に追加点無く試合終了。試合は勝点1を分け合う展開となった。

今年の長崎は安定して良いサッカーを展開する実力を発揮している。
また今日もカウンターチーム相手に0-1とリードされながらも、
一切ひるまずに高木監督は次々と攻撃の札を切ってアクションを起こし続けた。
試合終盤、密集地帯で奥埜君や黒田君も体を張ってチャンスを作ろうとしていた。
この攻撃的な部分も含めて、チームは確実に昨年から高いレベルのものに取り組んでおり、
それが出来る力を身につけつつある。
だが、レベルが高いからこそ、時に難しさが出る事もあり、
調子というか球際やセカンドの面で時にムラを感じる事がある。
このあたりが今季の最大の課題になるのかもしれない。

水戸は前節、首位の湘南をあと一歩まで追い込みながら敗れた。
長崎は前節、選手個々の能力ではJ2ブッチギリの磐田を内容で圧倒しながら敗れた。
この試合にそれぞれ気持ちをぶつけた部分はあった筈だ。
試合後のどちらのチームが前の試合の経験値を発揮できたか・・。

次の京都戦では、水戸戦で蓄えた経験値をどう発揮するか期待したい。


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Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 21:07 │Comments(0)V・V長崎

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