2013年01月30日

2013年の陣容について・・①

先日、クラブから背番号発表と同時に
慌ててつけたような文面で契約更改について未発表だった選手の事が発表された。
これでようやく、2013チームの陣容に大手を振って触れる事が出来る。

今日はその辺を少し書く事にしよう。

今季の補強人事に関しては高木監督の意向が強く働いている。強化権限を持つGMも既に決っている。
1月30日現在未発表なので書かないが・・このGMの人選にも高木さんの影響がある。
つまり、今年のチームは高木色の補強なのだ。
なので補強の中身を理解するには、まず指導者高木琢也について書かねばだろう。

高木さんの監督キャリアは誰もが知る通り、2006年の横浜FCだ。
この年の横浜FCは昇格を目標としたのだが、
色々あって開幕戦終了後に監督を解任し、高木さんが急遽監督となる事となった。
エースだった城が主将を降りると言い出したり、
ファンが応援をボイコットしたりする大変な中で、
高木さんは見事J2を優勝しJ1昇格を達成。一躍名を高める。

この2006年シーズンの布陣は4-2-2-2がベースでチーム全体の高い守備意識が最大の武器だった。
770分連続無失点のJ記録を打ちたて、ハマナチオと呼ばれたりしている。
一方攻撃は城とアレモンという個の高い2人頼みな面があり、この2人が全得点の半分を叩き出した。

しかし、このハマナチオは2007年にJ1で砕かれる。
城とアレモンがチームを去り、補強の失敗に加えて怪我人も続出。
守備が粉砕され、高木さんも解任されてしまった。ちなみにこの時の布陣も4-2-2-2。

2008年はヴェルディのコーチを務め監督業はお休み。

2009年に監督退任を受け再び急遽監督となってヴェルディを率いた。
布陣は4-2-2-2でFW大黒の活躍はあったものの、
守備の要であった土屋を怪我で失うと失速し・・最後は天皇杯でJFLのロックに破れ解任となった。

2010年にロアッソの監督になると
4-2-2-2の布陣で失点を大幅に減らし、ロアッソをJ2で7位まで押し上げている。

2011年は押しながら点を奪えない試合が多かった前年を反省し攻撃の構築に入ろうとするのだが・・
攻撃力不足を補えず11位でシーズン終了。
しかし布陣が4-1-3-2となり中盤から前を厚くして攻めようとしているのが伺えた。

そして2012年3-4-2-1の布陣でポゼッションサッカーを志向するのだが、
予算不足からフィジコを解雇していたロアッソでは怪我人が続出。
更に最終ラインの顔ぶれが中々固定されなかった事もあって、攻守共に力を出し切れずに終わった。

その他、高木さんの特徴としては
スカウティングなどチェックが細かい。
勝負を重視する。
守備ブロックを作って守り、奪ったら前にボールを運び最後に決めきれる選手が決めるスタイルが多い。
・・などがある。

んでは、次回はそんな高木さんの特徴を踏まえて補強を見ていこう。


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Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 20:00 │Comments(0)V・V長崎

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