2011年11月12日

採点について解説してみるのだ

KLMでは採点システムを採用しているのだが・・

よく採点基準が判らないという人も多いので・・ちょっと書いてみる。

KLMの選手採点方式はイタリア式。
9~10なんて通常有り得ない。これは名選手引退に送られるご祝儀評価だ。
8.5はそのリーグで数年に1度出るか出ないか。凡人には不可能。サッカー人生絶頂の瞬間。
8は事実上の上限だ。敵も味方も脱帽という完全に1人で全てを制圧した数字。
7.5はどれだけ頑張っても批判のしようがないレベルだ。通常考えられる頂点だ。

ここまでの数字は通常1名にしか与えられない。それ位にとてつもない数字。
つまり・・これより上の数字は数年に1度出るか出ないか。

7は大抵の試合では最高点でそうそう出ない。ノーミスの挙句、更に凄い活躍をした者に送られる。
6.5がMVPレベルだ。守備ならノーミス。攻撃なら多くのチャンスや得点が必須。
基準が「6」
5.5は問題ないレベルだがミスがあった。もしくはミスが無くても目立たない。
5はミスが多く見られたり、チャンスを再三逃した場合のかなり厳しい数字。
4.5はハッきりいって落第だ。 4以下はもう規格違いの大失態だ。

これで判断をしている。
つまり、ほぼやるべき実力を出せた場合は「6」となる。

さて、ここで問題がある。

試合に出た選手2人が同じレベルのプレイをしたとする。
片方が年棒10億で代表のエース。片方が年棒150万の16歳。
同じレベルのプレイだから採点は同じになるはずだが・・
個人能力や周囲の期待を考えると・・。

世界最強クラブと試合した場合にノーミスで得た「6」と
圧倒的に実力の劣る相手と試合して得た「6」の評価は同じか?

つまり、採点はその時、その時の判断基準がある。

もともと採点と言うのは野球のように打率や防御率の出ないフットボールだからこそ生まれたものだ。
得点の為に相手DFを釣る動きをした選手や、ボールを良い位置で奪った選手は記録に残されない。

そういった選手を目立つPOSの選手と均一に評価するための採点だ。
そこを理解してほしいし、一つの判断基準に過ぎない事も理解してくれると助かる。

プロフェッショナルは見られてナンボ、評価されてナンボ。

それでもV・VAREN長崎の試合では自分でも甘いんだけどね。


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Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 17:49 │Comments(0)その他フットボール

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