2008年10月20日

全社終了

長崎の全社が終った。



負けたのは悔しい。ムカつく。
頭では「負け抜けが正解」と判ってても割り切れるもんじゃない。
それは選手も同じだろう。



大きな怪我人もなく、これ以上の消耗も避けられた点では1ファンとして安心した。
ただ、守備の要である久留の黄色2枚退場は痛い。痛恨レベルだ。
それだけは物凄く残念だ。



今回最強に残念だったのは



フロントの全社への方針を現場にしっかり納得させた上で、その方針を逸脱しそうになったらブレーキを掛けられる体制の欠如」だ。



今回の長崎は2回戦~3回戦での敗退を当初から想定している。メンバー数と面子を見れば明らかだ。出番の少なかった選手中心にGK含めて14名。負傷者等で減ったのではない。体調を崩した者が直前に出ると、別の選手が急遽呼ばれたように、最初から14名と決めていた。フィールドプレーヤー12名で大会を制しにいく馬鹿チームなんてない。



つまり、長崎は当初から、この大会を「サブの実戦機会」と捉えて、予算面でも最小限で済むよう最低随員数で挑むと決まっていたという事だ。
個人的にもこの大会は「集中合宿的」な位置づけだったし・・。そういった方針はこれまでよりシッカリ出来ていて素晴らしいと思う。



それは選手にも伝えられていたと思う。
しかし、選手と言うのは、試合に出れば何だかんだ言いながら結構頑張ってしまう生き物だ。特に福田のように長く出場の無かった選手は1試合でも長く勝ちたいと頑張ったろう。どんな練習より実戦が最良の成長手段だし。

その時、フロントには、選手の意欲を削がないようにやらせながらも、チーム方針に従わせ、納得させるサジ加減が要求される。



それ、出来てたのか?



今大会は東川監督に非はない。よくやってくれたと思う。
でも、14名だけの選手で大会に挑み、リードされた時間帯で1人しかいないFW・・それも長身の大型選手を後半開始すぐに引っ込めてておいて、「最後まで走れ!」とか「歩くな!」とか怒鳴られて選手は納得するか?「なる程!」っと思うか?



フロントの打ち出した方向性が現場に浸透しきってない証拠だったんじゃないのかな?

久留の退場はその不一致の代償だったんじゃないのか?



もっと言うなら市民クラブチームと名乗るなら大会の目標を表明すべきだった。
「最低でもベスト8」とか、「控えに実戦経験を積ませる大会」とか・・
目標の表明があって、始めて達成した時、未達成な時の検証に役に立つ。
フロント内だけでその目標を共有してる内は市民クラブチームではない。



試合後に入ってきた電話の向うでは
「もう負け抜けした方が良いですよ。動けてませんもん。」
「怪我とか退場とか心配やっけん。」
っと言っていた人が悔しさに声を震わせていた。



選手や監督も同じだと思う。彼らにとって負けるのはこれ以上無い屈辱だから。
だからこそ、フロントがキッチリ彼らを納得させなければいけなかった。
そこが残念だ。残念極まる。



とにかく、



胸を張って帰崎しよう。

充分だ。

誰もお前らを弱いなんて思ってない。



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Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 13:34 │Comments(2)V・V長崎

この記事へのコメント

まったく同感
Posted by トト at 2008年10月20日 17:43

市民チームとは長崎は思って無いと私は思ってます。だんだん、わかってきました。
Posted by イシ at 2008年10月20日 21:50
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