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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2014年11月17日

2014年J2第41節『長崎vs.京都』のこと

 土曜日は今シーズンホーム最終戦。更に佐藤由紀彦君の引退セレモニーも行われる特別な日。
由紀彦君に関しては未だにシーズンが残っているので、シーズン終了後にあらためて書きたい。

 対戦相手の京都は昨年から4度戦い無得点未勝利の難敵。
5月の対戦時もチャンスを作りながら後半に大黒君ら強烈な個の能力にやられ0-2で敗れている。
ホーム最終戦、相手は京都、故障者・・状況を踏まえて高木監督が選んだのは3-1-4-2の布陣。
試合後の高木監督の言葉を借りれば、「個vs.組織」を強く意識したものだった。

 試合の大きなテーマは3つ。
①京都の起点となる工藤のポジションを後に下げること。
②エース大黒に得意な形を作らせないようブロックを作り挟み込む。
③奪ったボールを前線へ素早く展開して2トップの攻撃につなげる。


 ①に関しては工藤が低く・・苦しい位置でのプレイが増えたのは試合で見た通りだし、
②についても大黒君がPKでのシュート1本のみという事からも機能したことが判ると思う。
ちなみに5月の対戦時、大黒君は4本のシュートを放っているし、
1試合平均10本のシュートを打つ京都がこの日は半分の5本であった事も付け加えておく。
③に関しては、2トップの軸として計算されたヨンジェ君の出られないのは残念だった。
それでも、洸一君、小松君の2トップは悪くない動きを見せてチャンスを作ったのだが・・。

 この日の長崎を少しいつもと違うと感じた人は多かったと思う。
球際の粘りはそのままだが、前からのハイプレスでガンガンと言うよりも、
中盤ではボールがずっと空中という状態が目についたはずだ。
だが、それは京都を長崎がハメていた証拠のようなもので、
それしか京都が長崎を崩す方法が見つからなかった為だ。
ただ・・そのロングボールに大黒君が抜群のポジショニングを見せてPKを奪われてしまった。
大ブーイングの長崎ゴール裏目掛けて冷静に決める精神力も含めて・・大黒君の凄まじさというしかない。

 前半12分の失点は痛かった。中々得点出来なければ京都に焦りも生まれたろうが・・。
後半に長崎は布陣を3-4-2-1にして、更に終盤には髙杉君を上げて再び2トップにしたがそのまま終了。
戦術的な部分では充分に機能して攻勢だっただけに、何度かあった決定機を決めたかったところだ。

 アウェイでの最終節に来れない多くのファンは由紀彦君を見たかったと思うが、結局試合出場はなかった。
この辺、同じチームで戦ったサッカー人として配慮したい気持ちはベンチにも強くあった事だろう。
でも、プロとして勝敗には最後までこだわらないといけない。
戦力と判断したから由紀彦君はベンチに入った訳で、同じように由紀彦君登場で、
スタジアムが盛り上がる事なども含めた数多くの策から最善手と判断して打つのもプロの仕事だ。
由紀彦君が出場しなかったのはある意味で、
彼がまだ「功労者」ではなく「現役のプロ」として扱われている証拠で個人的には納得出来た。

 恐らく、水曜からの練習で由紀彦君はまたベンチ入りやスタメンを狙って必死に戦っていくのだろう。
それがみんなが尊敬する佐藤由紀彦だし、
そんなプロの判断が出来るのは今のV・VAREN長崎というチームなのだから。

 さぁ、週末は最終節だ!


  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 19:37Comments(0)V・V長崎