スポンサーリンク

上記の広告は、30日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2014年04月23日

J2第8節 長崎vs.愛媛のこと

黄金週間の影響で原稿の締め切りが前倒しなった影響で
木曜からは「ナガサカ!」の締め切り、金曜は市立図書館のイベント準備、土曜はイベント当日、
日曜は試合、月曜はJ2マガジンとマッチデイプログラムの締め切りという有様だった。

前々回の続きも書きたいのだが「どうせ誰も待ってないだろうし・・」と、
着ては貰えぬセーターを寒さ堪えて編んでます的な気持ちにならず・・
「その内に書きます」としか言えないのだが、
壮大な構想の元でスタートしながら10週で打ち切られらる漫画のラストシーンのように
「いつかまた!」で終わらぬように頑張ります。

 っという訳で週末の愛媛戦。
まず、話の前提なのだけど、愛媛は決定力に問題があるだけで決して弱い相手ではない。
丁寧に素早くボールをつなぐし、プレスもしっかりしている。
総合的な力差で長崎が押し気味ではあったが、
前半の攻め合い、プレスの掛け合いなどはそれが良く出ていたと思う。
長崎とすれば押し気味の前半に得点出来ないのは勿体なかった。

 この日の愛媛はコンディションの問題から交代策はほぼ表原君をいつ投入するか?に尽きた。
愛媛はコイントスで勝ちピッチをわざわざ変更して、
前半に長崎の応援を背にしている事から、後半が勝負と考えていたんじゃないかと思う。
そして、長崎の攻撃を凌いで堪えて表原君を投入し、彼のドリブルを起点に74分に得点。
時間帯含めてほぼ完璧だ。石丸監督は心の中で手を叩いたに違いない。

 だが、これを石神君のFKが打ち砕いた。
石神君は経験値や能力は無論、性格面でも周囲に影響を与えるタイプで、
個人的には去年までの有光君の役割を引き継ぐ選手だと思っている。
その彼の得点はチームに活気を呼んだだけでなく、
今後の相手は変な位置でFKを与えるような反則を恐れるようになりFK以外の攻撃も活性化させる。

 これで勢いに乗った長崎は山田君が相手のパスをカットして最後に東君が決めて逆転。
ちなみに山田君は交代の時にガッツポーズをして喜び、他の選手と抱き合って喜んでいる。
試合後に聞いたら、実は石神君の交代を自分と思って喜んで、
その後サブメンバーの皆に慰められていたら、自分の出番が来たという状況だったらしい。
選手同士の絆が判るシーンだ。このあたりの一体感も逆転を呼んだ理由だろう。

 だが、一番圧巻だったのは高木監督の采配で投入した選手が結果を出しただけでなく、
ここまでフル出場の無かった東君をあえて交代させず・・逆転弾を呼び込んだ事だ。
展開を予想していたのかと思うほどの冴えで、ただただ驚かされた。
選手を代える勇気、代えない勇気・・どちらも簡単に出来る事ではない。

 この試合は普通のチームなら負けていた。そしてこれまでの長崎なら同点で終わっていたと思う。
それを今の長崎は逆転出来る。本当に地力があるのだろう。
0-1でリードされて残り5分でも今後はこの試合をイメージして戦う事が出来る。
これは今後のリーグ戦で大きなアドバンテージだ。
この試合で長崎はまた色んな物を手に入れたと思う。

 それを噛み締めながら帰宅。
こんな日の翌日は実にやる気を持って仕事が出来る。そんな週末。
  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 01:00Comments(0)V・V長崎