2010年10月09日
検証記事
さて、ネットで見れないので長崎新聞を読んでない人には残念なのだが、今日の長崎新聞にV・VAREN長崎のJ昇格断念に関する検証記事が掲載されている。
事実内容や経過は9月26日のJFL後期第9節のホーム「ブラウブリッツ秋田戦」で配布したスタジアムフリーペーパー「ViSta03号」に掲載したものから目新しい物はなかったが新聞社らしく、各団体への掘り下げ方が少し進んでいた。昇格断念から時間が経ってからの掲載だが、こういった裏付けを取っていた事、誌面を確保する事の関係なのだろう。
こういった記事を掲載する事は長崎新聞の素晴らしい仕事だと思うし、ローカルメディアの真骨頂だ。
こういう記事は本当に書くのが難しい。
小さな表現一つ、語句一つでまったくニュアンスが変わり誤解やトラブルを招きかねない。その為にどうしても無難な表現でまとめざる得なくなる。記事の中でもその辺に細心の注意を払っている様子が伺えた。
そんな難しい中で上手くまとめていたと思う。
押える所をしっかり押えてとても良い記事だった。
そして、こういったテーマを何かあった時だけでなく随時取り上げるメディアが必要なのだと強く感じる。少なくとも昨年、かきどまり改修に関する動きがあった際に準備会に1社、その後の署名会議への取材申請もフリーライター1名(却下されてしまったが・・)と言うのがメディアの関心の現状だし、昇格断念発表後最初の9月19日の島原でのFC琉球戦にやってきたメディアの数の少なさが現実なのだから。
そして、その根幹にはクラブの未成熟さがある。
こういった部分、すべてひっくるめて今日の長崎新聞の記事を噛みしめていきたい。でも、いつかこの時期の長崎新聞の1面を「JFL優勝」とかの記事で埋めたいものだ。
いい加減、長崎新聞も景気の良い記事を書きたいだろう。
俺も読みたい。