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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2010年04月15日

113回目が楽しみだ

久留貴昭はチーム歴代3位の出場記録を持つ代表的な選手の1人だ。

これまでずっと試合に出ていた久留だけど、今年は苦戦している。入団以来、怪我以外でこれだけ久留が出ない事は初めてだ。



藤井と加藤はかなり高いクォリティを見せていて、現時点で彼らを外す・交代する理由は見当たらない。いや、現時点の彼らの出来では外すなんて考えられない。加藤は無論、藤井も最早、長崎にとって欠かせぬ選手だ。

今年の長崎はCBに頑健さや玉際の強さ・高さを求めており、必然的にCB陣で最も身長の低い久留はサブどころかメンバー入りの機会すら減っている。
中々試合に出られないもどかしさを感じていると思う。



 だが、これは久留が超えるべき壁なんだと思うし、これまでも何度も越えてきた壁なんだろう。決して体の大きくない久留は、CBとして今までも何度も同じ経験をしてきた筈だ。そして、それをいつも越えてきたから今の久留はいるんだと思う。

スポーツにおいて体の大きさは“絶対”ではないが、優位である事は間違いない。例えば、南が久留とまったく同じプレイと個性を発揮すれば誰だって久留より南を起用する。今更、体格がどうこうとなんて言う話じゃないし、今までも久留は自分より体格が上の選手の持たない武器を持つ事で彼らとの競争に勝ってきてたんだろう。



07年、沖縄でロックに完敗した次の日の練習場で、岩本さんは選手達だけでミーティングをさせた。諫早のサッカー場で車座になって選手が座り込んで小一時間ほど話し込む。それを黙ってずっと見ていた。話が終ってそれぞれが引き上げていく。
久留がツカツカと寄ってきて
「今日はありがとうございました。また応援お願いします」

08年、柿泊まりで北九州に負けて地力2位が消滅した時・・片づけをやっている時に久留と目があった。「残り全部勝とうぜ」そう声をかけると
「はい、がんばります!やりますよ」と答えた。



負けた試合や苦しい時ほど久留は真正面から俺達と向かい合ってくれる。
だから、きっと今、久留は武器を模索して磨いているんだと思ってる。2008年に伝の台頭でPOSを奪われた加藤が、それでも腐らずしっかり準備をして・・今があるように、久留もそういう時期なんだと思う。



久留のV・VAREN長崎通算113試合目の出場を、久留がどんな武器を手にしてプレイしているか・・楽しみに待ちたい。

大丈夫、たーは美桜ちゃんのHEROなのだから。
HEROは遅れてくるのが「たしなみ」というものだ。



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Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 19:07Comments(0)V・V長崎