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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2009年12月21日

俺達が09年昇格出来なかった理由④

さて、そろころ今年の総括を〆る。



今年の長崎は「今まで何とか通用したアマチュア手法の限界」を露呈したと思う。
何故、シーズン前から体制改革を模索していたのか??
それは誰もがそれまでの体制に問題があると感じていたからだ。



改革は急激に進めれば色んな物を壊しかねない。
だから長崎は出来る範囲の最高のスピードで改革を行った。
しかし、そのスピードでは今年の昇格に間に合わなかったという事だ。



何故、昨年の段階で手腕に疑問のあった指揮官を続投させたのか?
何故、リーグがランクアップしたのにコーチ陣の拡充はなかったのか?
何故、監督解任に備えて次の候補の準備が出来ていなかったのか?
 (07年も監督解任→岩本氏緊急就任があっているのに何故対応しないのか?)
何故、強化部は指揮官のコンバートに異論を挟まなかったのか?
そもそも指揮官と強化部でチーム作りの意思統一は出来ていたのか?
何故、指揮官の「采配に口出しして欲しくない」という要望が通るのか?
 (強化部の役割は口を出す事である)
何故、スタジアム問題は確認の上に確認を行わなかったのか?



ザっとあげただけでこれだけの何故が浮かぶ。



それはそのまま、フロントへの疑問点、不信点、問題点を表す。
この疑問点を誰が責任もって答えきれるのか?

今、V・ファーレンという物に求められているのは責任の明確化だと思う。
責任者を特定して責任を負わせるための明確化ではない。プロフェッショナルとして自分の仕事に強い自負を持たせる為の明確化だ。責任のない所には権限も威厳も力も生まれない。危機感が生まれないのだから・・。

活躍出来なければ選手はクビとなる。
勝てなければ監督もクビとなる。
だが、選手選考、監督選定に大きな影響を持つのはフロントである。



現在のV・ファーレンの体制は過去からは考えられない程、風通しが良くなってきている。例えば広報部設立の要望が広報課設置につながったし、署名スケジュール提案も即実行となった。今までも比べ物にならない実行力だ。



だが、それは過去の体制と比べただけで、通常のJクラブと比べるとまだまだ厳しい。個人的な感想だが、今のままのスピードでは来期の昇格にも改革が間に合うか怪しい。更にスピードアップをみんなでしていかないといけない。



今、長崎には佐野達氏が監督として就任した。
強化部は、どんな経緯で、どんな方針で、佐野氏のどの辺を評価して、獲得したのかしっかり説明出来るだろうか?
佐野氏のサッカー観を理解しているだろうか?
草津での佐野氏をどう評価するか?
草津サテライト時代をどう評価するか?



また、あえて言うが、
佐野氏が開幕10連敗して全試合0-20とかで負けた場合や佐野氏に何かあって退任した時の後任は考えているのだろうか?
また岩本氏を担ぎ出して終る気ではないだろうか?



今年のチームは何が問題だったとクラブ自身は認識しているだろうか?
地域密着って具体的に何か?
サッカー文化って具体的に何か?
V・ファーレンが県の象徴となる意味は具体的に何か?



これらをクラブは返答出来るだろうか?



これらを返答出来るクラブになる時、V・ファーレンはJにいるだろう。



どれだけ優秀な選手を揃えても・・それを使いこなすのはクラブの手腕だ。
今年の長崎の11位は妥当な順位
長崎の体制は現時点でそれだけの力しかないという事だろう。



それでも希望はある。
改革が始まり、止まっていない事だ。
改革が始まった・・今年が長崎の本当のスタートかもしれない。
この改革をもっと大きく、そして加速させねば昇格はない。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 22:00Comments(0)V・V長崎