2009年06月22日
世界の書評から ~流浪編~
久々にサッカー関連の書評でも・・
っても最近は紹介したいような本を買ってないので3冊だけ。
「オールナイトサッカー」
1年ほど前に出た「サッカー番長」の続編。
辛口と言われる解説者「杉山茂樹」氏の責任編集本第2弾。
内容はインタビューやら戦術やらマスコミやら雑多。紙面は一般では書きにくい批判やらが多め。日本サッカー界、ひいては今の目の前のサッカーの何が問題なのかピンとこない人にはヒントが散りばめられてて良さげ。
サッカー番長に比べて内容がバラエティに飛んでるので全作のような中だるみ感は少なく結構スラスラ読める。ただ、数字やデータによる裏付けより情念で作り上げられてる本なので好き嫌いは別れそう。
「サッカーマルチ大辞典」
これは2002年頃に出た古い奴で古本屋で安く買った一冊。
内容はその名の通りのサッカー関連の辞典。まぁ、何か書くときのネタ本だったり、パラパラと斜め読み程度で読むのが普通の使い方。雑学系が好きな人はどうぞ。
「サッカー批評」
色んな人が「今号は良いよ」っという一冊。
今回はJのクラブトップの取材、インタビューを変な脚色無しに並べ、J、クラブ、地方のそれぞれの現状をあぶり出す特集が秀逸。移籍金撤廃の問題点もしっかり取り上げているし、クラブチームとは、地域密着とはを考えさせてくれる。
是非、読んで欲しい。
つか、今時、批評も読まずにJやらサポーター、クラブ語る奴の方が少ないけどね。
特にレギュラーコーナーの「ゴール裏センチメンタル合唱団」と「母国130年の歴史から紐解く<私的・フットボール温故知新>」のは今の長崎のサポーターやらマスコミの問題に通じる絶好の記事。
オールナイトサッカー、サッカー批評、どちらも現在のマスコミに対して強い危機感を持っているのが見て取れる。
Jが出来てサポーターは明らかに成長した。選手達のレベルもあがった。実はマスコミだけが置いていかれているのかもしれない・・っと考えそうになった。
最近、本を馬鹿買いしていないので来月中に馬鹿買いをしようと思う。
これ読んどけってサッカー関連本とかあったら、ぜひコメントで紹介してほしい。