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Posted by のらんば長崎運営事務局  at 

2009年06月14日

マスコミさんへ伝えたい事

今日の「ソニー仙台戦」の報道関連の仕事はもう終わってると思うのでネタばらしを・・。



今日は「勝った場合だけ」大久保監督に語ってもらおうと思っていた。
理由は「大久保新体制になって以来、俺達に限らず長崎人は誰一人、大久保さんから公の場で生の決意を聞かせてもらってない」からだ。
ホームの観客の前で直接語って欲しいと思ったからだ。



んで・・結果は引き分け。
その瞬間にフト、明日のマスコミの取り上げ方が浮かんだ。



先週の北九州戦、長崎は敗れたが、手詰まり感の強い敗戦ではなく、軸が感じ取れたし、何よりクラブが変ろうとしている空気が強く出ていた。
負けた悔しさや敗戦の痛手はあるが、あの時に北九州に居た長崎人は同時に「何かが変ろうとしている事」「長崎が息を吹き返しつつある事」を感じた筈だ。



ところが、翌日の報道は「痛い黒星」「昇格遠のく」的な報道が多かった。それは少なからず、北九州に居たサポーターにとって違和感を感じさせた。
確かに負けたのも、痛いのも、道が苦しくなったのも事実だ。報道としては正しい。
でもね、それはV・VAREN長崎の目標「地域密着とサッカー文化の振興」実現の為の方法としての「Jリーグ昇格」の話。



言うなれば計画達成具合の話で、変ろうとするチームの姿は目標に対しては進化したと言えるのではないかと・・。でも、その辺を取り上げた報道は極端に少なかった。
両方を取り上げるべきではなかったと。結果に左右され過ぎではないかと思った。



だからソニー仙台戦に引き分けた時に「痛い引き分け」「勝ちきれない」という結果だけで語られるんじゃないかと思った。



この日、島原での試合と言う事で田上豊さん、植木総司さん等のずっとクラブを見て来た人間からすれば嬉しい顔が沢山あった。

ゴール裏という観戦に不向きな場所にいる俺らの後には島商の子、国見の子、総付の子が来て一緒に応援をした。必死に声を出してくれた。
GKの近藤は昨年まで国見高校でGKコーチをしていたからだろう・・近藤コールをやる時に国見の子が最前列で手を振って叫んでいた。
現在、国見のコーチをやっている小田幸司も居た。



1年でのJ昇格を口にしながら低迷する順位の中で3000を越える観客が詰め掛けた。東川さんは給ちゃんと一緒に運営を手伝っていた。



・・それら全然語られず、「大久保嘉人が来たよ」だけで終るんじゃないかと思った。



ピッチの中で戦うクラブ、ピッチ外で戦うサポーター。マスメディアはその中間にいる。その中間にいる彼らがピッチの中だけの報道をするのはクラブがJ昇格の為に地域密着を捨てるような物で本末転倒だ。

何故、V・VAREN長崎を取材するのか考えて欲しいと思った。



だから・・今日の試合後、竹村にトラメガを渡して、これからの試合に向けての気持ちを語ってもらった・・半ムチャ振りで。
本当は大久保監督と思ったがゴール裏には来なかったし、武男さんもいなかったのでキャプテンマークを巻いた竹さんに振った。



少し汚い方法だが・・応援している人間は「引き分けの痛み」より、「変れる希望」が大きい事を見せ付けたかった。
竹さんの言葉を聞いているサポーターの顔が暗く沈んでいたか?怒っていたか?元気を無くしていたか?見て判断して感じて欲しいと思った。



勿論、マスコミの大半はきちんと取材し、独自の視点は持っていると思う。
でも、彼らがピッチを撮る時に背中を向けている場所にいる人間がどんな気持ちでいるか伝えたいと思った。
自分でも「ベタな画をやってるなぁ・・」と思ったが、それでも歩み寄りたいと思った。



簡単に伝わりはしないだろう。でも、歩み寄りは続けて行きたい。

  

Posted by 藤原 裕久(KLM)  at 23:13Comments(2)応援とか